長さが
ちょうどいいので
いつもその道を歩いた
長さは長さ以上に
距離ではなく時間だったから
帰る家もなつかしい
廊下の床がゆるんで音が鳴るのは
散歩と人の長さが
同じ距離に ...
繋いでいたはずなのに
いつの間にか
いなくなっていた
誰かと影踏み遊び
また日が暮れて
皆はどこかへ帰ってゆくのに
僕だけ帰る場所がないよ
灯る家の明かりは
温かくて僕だけに冷 ...
脳みそがオナカスイタとマクドまで連れてく朝食30分後
ランチメニュー前に「シャワーノジカンダ」と蛇口を全開にする胃袋
オヤスミノジカンガキタヨと脳みそが店仕舞いする午後4時2分
...
朝露の反射が前頭葉を貫いた
古い文字盤が12時間前から
崩れ落ちてリビングの雪になる月曜日
イエスタデイズ・ペーパーのまだ疲れていない端で
世話焼きな精霊どもが次々と指を損ねる
...
濡れた髪が身体に触れないように
これ以上汚されないように
自らの体液だけで身体を洗う
誰とも交わらない性交をする
一度汚れてしまえば
構わずにいられるのだろうか
同じ匂いがするこの海で ...
再現できない放物線
なんども見つめていた
予感をこわすに足りる
大義名分なんて
この身にまだあるのかい
おまえのことさがしてた
過去形?
おれっち ...
ほどけてしまいそうな
女の子のからだから
春をとり出してならべる
つみぶかい瞳が
まだそこにおよいでいる
名前の知らない五月の旗
活字から顔をあげて
だれをみる
外をみた
窓 ...
(おとなたちは
刃物は人に向けてはいけないと
人のころしかたは上手におしえてくれたのに
大切なひとのいかしかたは
おしえてくれなかった、)
こまくの上で今一度 ...
朝露と見紛うばかり山の藤
赤い傘広げ日を待つハナミズキ
さびしやと俯いて咲く八重桜
この世には
古式ゆかしい
甘酸っぱい
そんな秘密があるようだ
夜を眠らずに
真摯の闇に歩けば
それはきっとわかる
自然と知れるもの
わたしは切ない恋をした
うすピンクのパンジ ...
ええ
主人のことは愛していましたよ
もちろん子供たちのことも
なぜこのような事になったかなんて
説明できないわ
(直接的な方法ほど
恨みが深いなんていいますが)
私が包丁を選んだ ...
何をしても
ぼくの未熟さは消せない
むずかしいね、はずかしいね って言いながら
ぼくたちは日々をくりかえすのです
あのこのことを好きな理由は
いつの間にかなくなっていた
だ ...
街にほどかれて
悲しみがほころんで
ふらついていた
悲しまない
悲しむまい
どこかで僕らは
計られ
見守られ
さやかな風が運ぶ
なにを見た ...
デジタルは
繰り返すものの調べ
デジタルは
コピーされた微笑
デジタルは
言い聞かせられる快楽
人から
事象から
自然から
手帳は未来を記 ...
泡立てられたクリームはベッドで寝かしつけられた子供の夢そのもの
冷ややかな時の流れ身を任す私たちに、
つかの間にしては充分過ぎるほどの温もりを与えてくれるだろう。
そうして、客の大半は棺桶まで眠 ...
かげろふやガソリン一滴惜しむ日々
花散るや小猫は野辺に腐りつつ
病む祖母のひとみ濁れり藤の花
わが胸は花花花とうづきけり
秘めごとは肉の匂ひや落椿
佳き人のお尻は白し夢の ...
あのこの
スカートの
プリーツを
風が
ほどいていく
その
光景を
いつまでも
忘れられない
あのころの
ぼくたちは
輝いていて
まるで
かみさまに
...
とろけるように融けていく
心
「ありのままでいいんだよ」
君の言葉が
私の耳朶に響き
遠く五月の空まで
轟いていく
せーの、の掛け声で ふたり は飛び出していけなかった
一斉に駆け出した白いシャツたちは何処へ行った?
追いかけようか
いや、やめよう
ああでもやっぱり、いこうか
登りかけの坂の向う ...
『詩の言葉と、僕が知る限りの詩と言葉の境界について』
「わたくしという現象は・・・ そのとおりの心象スケッチです 巨大に明るい時間の集積のなかで・・・ 発見するかもしれません」(宮沢賢治 ...
(メールで)
きっと起きてるよね
きっとどうかしてたんだ
おかしくなってただけなんだ
だから冗談だよ
本当にジョークだよ
水飛沫が飛び、
小屋から突き出た銃口が火を吹く。
猟師は手ぶらで家路に着く。水鳥はゆっくりと
水面の夕日を濁す、夕方。
線路を走る列車が、陸橋をがたがた揺らし
ボルトが緩みつつある。壊れつつ ...
流れる風
世の中は晴れ渡り
渡り鳥が舞い降りる
なんだか楽しい
落語は最後に語りを落とす。
何を血迷っているのかKさん。
どんな事をしても
今日の日は過ぎてゆく
体にオイルを差 ...
凍りつく寸前の
ずしり
それは
深い深いみずうみの
4℃
絶対温度で横たわる
好きです、って
告げたら最後
深みで眠れ
ことばよ
声よ
東京のさかなは
全然ダメです
死後
七日目ですかって
そんなことを思ってしまう
電車から眺めると
無数の家だ
孤独
の意味を私は思う
ヘッド・フォンで武装して
右側をガ ...
赤紫の記憶は消せないみたい
でも時は流れていて
曇り空が晴れて今日神聖な今日晴れていて
囲いから出たなら
監視が怒るのは無理もない
望みを絶つ言葉を塗りかえる言葉
...
太陽がブスブスと燃え尽きて
街がポツポツと独白を始める
厚化粧した流行が
人工の闇を闊歩する
巻き起こる風にそよぐビル群
氷だらけのジュース
灯りのない部屋に切り取られた小さな窓
ひとつ ...
・
眼を閉じるとそこは
金木犀の香る秋のベンチで
横には
もう何度も思い出しているから
びりびりの紙のようになってしまった
いつかの君が
黙って座って煙草をすっている
周囲がいやに ...
耳の奥で同じ音階を繰り返す午前二時に僕は落ちる星を見る
のを石の深く深くで彼女も感じ取る咲く花の一つとしてない荒野
一面の黒や白は幸福の象徴何故ならつまらぬ思考を黙らせるか ...
山のふもとで犬と暮らしている男はある朝
冷えた鉄を額に押し付けた
男は日の出と共に起き、歯を磨き、顔を洗った
薪ストーブの上でうどんを煮込み味噌で調味し食べた
丁寧に茶を淹れ、少し冷ま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
むずかしい散歩道
小川 葉
自由詩
11
08/5/1 23:35
独りぼっち
AKiHiC...
自由詩
2
08/5/1 23:21
体内時計
紅林
短歌
3
08/5/1 23:11
徐行運転を続ける旧型のブルーバードの不安を煽るような排気ガス ...
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
08/5/1 22:39
波打ち際で
かのこ
自由詩
1
08/5/1 22:34
愛のために
吉岡ペペロ
自由詩
4
08/5/1 22:24
メーデー
アオゾラ誤爆
自由詩
25
08/5/1 22:09
たいせつだったひと、
春日
自由詩
0
08/5/1 21:04
5月の花
亜樹
俳句
0
08/5/1 21:03
秘密
よしおかさく...
自由詩
3*
08/5/1 21:01
あかさたな限界
RT
自由詩
4
08/5/1 20:58
水色ジェネレーション
ゆうと
自由詩
4*
08/5/1 20:54
悲しみがほころんで
吉岡ペペロ
自由詩
8
08/5/1 19:42
CHOICE THE WORLD
〃
自由詩
2
08/5/1 19:36
そして、クリームの中で血が滲む
プテラノドン
自由詩
3
08/5/1 18:53
行く春
三州生桑
俳句
6
08/5/1 18:48
光の子
ゆうと
自由詩
1*
08/5/1 18:16
氷解
渡辺亘
自由詩
3
08/5/1 17:41
天へ行く
musi
自由詩
0
08/5/1 16:04
「詩と言葉に関する覚え書き」 その1
ベンジャミン
散文(批評...
2*
08/5/1 14:58
過ちは
REMING...
自由詩
2
08/5/1 14:45
陸橋、棄てられた車
プテラノドン
自由詩
1
08/5/1 12:31
ホリディーチケット
ペポパンプ
自由詩
6*
08/5/1 12:19
4℃
uminek...
自由詩
8*
08/5/1 10:01
東京ヘッド・フォン
〃
自由詩
16*
08/5/1 9:22
今日晴れていて
山崎 風雅
自由詩
7
08/5/1 6:40
退廃日報
餅月兎
自由詩
6
08/5/1 4:51
君を思い出している
吉田ぐんじょ...
自由詩
25
08/5/1 3:34
星
鎖骨
自由詩
1*
08/5/1 2:30
静かな生活
udegeu...
自由詩
2+*
08/5/1 2:13
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
加筆訂正:
4℃
/
umineko
[08/5/1 23:19]
ちょっとだけ 080501
退廃日報
/
餅月兎
[08/5/1 19:28]
加筆しました。
6.85sec.