君のいない季節が
くる
休日
窓際
ソファにてあお向け
火をつけるキャスター
二度とマルボロは吸わない
なくなった恋を思う
長かったのかもわからない
ただ
鮮やかだった
君を片付けられない ...
黒頭巾ちゃんは、電車で2駅の場所にあるケーキ屋へ、クリスマスケーキを注文するためにお出かけしました。
もちろん、普段の黒頭巾ちゃんは緑の頭巾を被っていますので、黒頭巾だと見破られるようなことはあ ...
真っ黒いその人の手のフラスコから零れる得体の知れないものを
毒であってものみこみたい
唄うように喉の奥をひらいて受け入れたい
凶暴な意味に焼き殺されたい
美しくなりたい美しくなりたくな ...
幾つかのまことを受け入れて
小さく分かれてゆく夜の
蒼を生む声
語らない声
水の階段
つくりかけの舟
川のはざまの
つくりかけの街
砂の上の螺旋
描き ...
ディスプレイさよなら告げる絵文字二つそっとぼやけてリフレインする
携帯を握って震えを待っている眠りについても消えない夜空
さよならは暗闇に浮かび流れ星あなたにきっと受け止められたら ...
らいめいもそぞろにして
雨が走ろうとしている
つけっぱなしだった 冬が
おやすみの汽車へ
にもつは半々
手からしゅるる
えいえいえおお
らぶはそれ以上
ゆれゆれトロッコ
...
またこの季節がやってきた
ぽかぽかの陽気に誘われて
眠気眼で布団から這い上がりベランダへ
春眠暁を覚えずって誰が考えたんだろ?全くその通りだ
少しだけ冷たくて、雨の匂いをはらん ...
わたしの頭にもやがかかってゆく
わたしの目に霞がかかってゆく
何も考えられず何も見えず
わたしはまはだかで歩こうとする
草がからみつき肌を切り裂くのもかまわずに
風になぶられる髪がど ...
一。
かいりが服を抱えて出て行くのを、あたしは黙って、見ている。「それはもともとあたしのお気に入りの服なのよ!。」かいりの鼻先で、そう言ってやりたい気もするけれ ...
売春禁止法について
もうすぐ喜寿にも手の届くわたしなのだが、青春時代の性の悩みにときおり思いをめぐらす。お殿様でも家来でも、貴婦人でも蓮っ葉乙女でも、せいの悩みは同じである、ある高貴な職についてい ...
人んちの猫を
眺めるのはいいな
溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな
孤独という状態を
...
昼下がり
のほほんと
うたた寝をしていた
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
どこか
近くで声がする
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
もしかして
頭の中
左のほうで
ひっきりなしに鳴いている
お ...
わたしはきみに遅れつづけて、きみは
みずからを
超え出ていく、刻々と
わたしは
きみを連れて行かなければならない、きみが
時間を生みだすがままに
して、わたしの
図式は引かれる、 ...
時間をちぎってちぎって記憶している
雨が降ってなにもない午後
暗い空を窓辺で見つめる
一定な時間ばかりは、区切れなくて
ずっと長回しの映画のように途切れないまま記憶されてく
...
この湿潤
灰の空
都市を映した 鏡
限りなく くすむ 灰に
端座し 御本尊に集める
透き通る 純情
そして 己の影が壁に投射できるほど
白光の変容が実感できるまで
祈る 唱 ...
夜になると一段増えるという噂の学校の階段へ仲間内で調べに行ったが、昼間に数えたときと同じ段数で「おもしろくないな」と思いながら帰ったが、来たときよりも人数が1人増えていることには誰も気づいていなかった ...
氷が張る音がしました
睡蓮がその下でそっと開きます
月灯り 星屑 風 そして、僕を
その上に映し載せれば
まるでひとつの世界のよう
輪郭がぼやけて滲んで
それは氷が其れで在ろうとする
...
あの春から随分経って
ボクは未だ皆と会うけれど
キミの声だけ思い出せなくて
それなのに何故か
笑った顔とか泣いた顔とか
小さな仕草とか
そんな事は思い出せるんだ
もうボク達は終わって ...
ひとつひとつのご縁を大切にすること
だけども、どうも実際のご縁においては、そう思うようにはいかない
自分がこうだ!と思うように大切にすることが
相手を大切にすることになっていかないというこ ...
時間の音がする
何かと思ったら
雨漏りだった
いつのまに
雨が降ったんだろう
いつから僕は
泣いてたんだろう
雨の旧道を走り去る
一台の車の
静けさのように
彼女は診察を受けにいった
ひさしぶりで居心地がわるかった
昼食べてるとき、わーってなった
おかあさんも先生と話をした
電話の相手はだれ?
先生は応援してくれると言った
...
ガラス割るホームラン打ち「すみません!」泣く坊主君見てピンクの花咲く
夢に見た少女にも一度会いたいと願う心に青い花咲く
無能呼ばわりは気にせず勤むべし やがてその手に黄金(こがね) ...
{画像=080326234813.jpg}
際限のない
繰り言の後、
深い眠りの中で、
暗い深淵を覗き込む
一匹の老猿。
その額に光る玉は
甘く、黒く、
涙の透明さに
後悔の苦さをな ...
はにかむ四角い箱を見つめて僕は妄想する
世界中に素敵な音楽を乗せた電波が飛んでいって
派手なあの子の耳の後ろを掠め飛んで
不精なおじさんのおなかの線をなぞって
可愛い 十字路の ...
寂しくて 寂しくて寒くて
待ち続ける私から 白いため息がひとつ
「いくら待っても来ないのはわかっているのに」
言い訳ならいくらでもできるし
体裁ならいくらでも繕えるし
悲 ...
もう6年も前の事ですが、仕事で縁あってニュージーランドに行きました。
そこでとても印象深かった話です。
ー羊の話など中略ー
ニュージーランドは大きく北島と南島に別れていま ...
隠さなくてはいけない部分まで
「さらけ出さなくてはいけない」
そんな強迫観念に囚われている
行為、
とそうその情みたいな哀れみみたいな
そんなやつがこうやってあわさって
夜な夜な繰り返して ...
故郷の中学校に
古墳があった
体育館に
おばけが出ると噂があった
体育館の中央に
バスケットボールが置かれた
バスケットボールは動かなかった
先輩たちが
見に来るんじゃな ...
管制官、飛びます、どうぞ。---------------そう残し春のブルーと着床をした
「あー、ごめん。2008年マイドラマ第一話で君、もう死んでるから」
寂しげな水 ...
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む
そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる
ひとの弱 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛を片付ける
瑠音
携帯写真+...
4
08/3/27 17:29
黒頭巾ちゃんとクリスマスケーキ
チアーヌ
散文(批評...
3*
08/3/27 16:39
無知蒙昧
因子
自由詩
5*
08/3/27 15:50
終わりにあらず
木立 悟
自由詩
2
08/3/27 14:29
グッドバイ
春日
短歌
2*
08/3/27 14:08
カミング
唐草フウ
自由詩
7*
08/3/27 14:01
巡り来る陽気
テルテル坊主
自由詩
0
08/3/27 13:59
とらわれの春
石瀬琳々
自由詩
10*
08/3/27 13:41
「 かいり。 」
PULL.
散文(批評...
3*
08/3/27 12:37
売春禁止法について
海野小十郎
散文(批評...
0*
08/3/27 12:32
T字路
佐々木妖精
自由詩
28*
08/3/27 12:14
健康的
ここ
自由詩
4
08/3/27 11:38
_
こもん
自由詩
5
08/3/27 11:23
前後七秒間
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/3/27 9:35
唱題する
アハウ
自由詩
3*
08/3/27 8:56
ポケットサイズの世界 (2)
桜 葉一
自由詩
1
08/3/27 2:28
絶望
AKiHiC...
自由詩
3
08/3/27 2:15
声
海渡
自由詩
0
08/3/27 2:14
生老病死の川
七尾きよし
自由詩
1*
08/3/27 1:22
時間の音[草稿]
小川 葉
自由詩
2*
08/3/27 1:07
ヒーロー
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/3/27 0:55
花咲く時
紅林
短歌
2*
08/3/27 0:13
老 猿
beebee
自由詩
3*
08/3/26 23:47
思い出トランジスタ
箱犬
自由詩
2
08/3/26 23:37
トレモロ気味に笑え
〃
自由詩
0
08/3/26 23:26
ところ変われば
Honest...
散文(批評...
2*
08/3/26 23:14
成人幼女
ANA
自由詩
2
08/3/26 23:10
古事記
小川 葉
自由詩
1*
08/3/26 23:10
春のブルーと着床
石畑由紀子
短歌
6*
08/3/26 22:49
騙されるひと
恋月 ぴの
自由詩
23*
08/3/26 22:20
4970
4971
4972
4973
4974
4975
4976
4977
4978
4979
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
加筆訂正:
春のクロール
/
佐野権太
[08/3/27 9:24]
少し修正
5.63sec.