騒がしい夜の端で
貴女は僕を静かに殺した
何かを祈るようなしぐさで
何度も何度も夢を閉じて
僕は貴女を愛していた
それが真実かどうかも
捉えられないまま
それなら、と
体温を想 ...
雨の降るのを感じるのは
傘を空へと押し広げる時
張り詰めた半球の帳
音響く球の内部から
滴の垂れる筋を
左手の小指で追う
乾いた小さな炸裂音と
風に乗る湿った臭い
濡れる風景の対比 ...
原始脳である赤の球体はモノクロームの格子柄の上にあって
意識化された恋人の象徴であった
多くは扱いを知らないで弄ばれて腐っていく球体
もはやグレイを帯び翻弄され暗闇に追いやられる
しか ...
一人の少女が
病室のベッドで
微笑みながら絵を描く
ちっぽけな命の花の
枯れる時が
すぐそこに迫っていることを感じながらも
カラフルな色鉛筆で
ひたすら絵を描 ...
宵闇に
月待ちきれず
三月の
舞い散る花びら
白き木蓮
明日などないと
二人
一瞬を愛したね
震えながら
二人
一生分を抱き合った
僕より少し年上だけど
僕より幼いあなたの笑顔
一生分の一瞬に
心奪われ ...
ゆっくりと過ぎてゆく
想い出が
憎らしく 哀しい
この濁った空のように
光を遮る雲のように
痛みだけが残ったわけじゃなく
辛さだけがあるわけでもない
ひとしずくのワ ...
平日の午前
雨の日のファミレス
食器の音
まばらな客
障らない音楽
外のひかり
外は雨だ
灰いろの風だ
うんこしたくなるような
落ち着きに満たされ ...
休日の昼過ぎ
先月から通い始めた
自動車学校へゆくと
校内のすべての車は停車して
教習コースの道に並ぶ
紺ブレザーの教官たちが
にこやかにキャッチボールをしていた
長 ...
言葉にすれば
背徳だとか禁忌だとか
人類有史以前から
ありふれた、それ。
長風呂していると
ぽとり、と汗が落ちました
それは昨日の
私のささやかな悪事
手にした ...
桃太郎の養父母、
川上の兄弟達に気付かぬふりした。
女が「れ」の字になって倒れている
無事、卒業できました。
あなたの放った言葉で
憑き物が、落ちたようです。
又、目からうろこです。
コンタクトレンズかもしれませんが。
しかしどうにも
なにか大事なものまで落とし ...
来るな!
一歩前に出るな!
おまえがそうやって一歩前に踏み出すことで
そのおかげで俺の方は後ろへ一歩
ほらまたそうやって
じりじり前に出るものだから
おつに飛び出たおまえの腹と
俺の ...
あまりに心地よい
春の日差し
もったいない
私
穏やかな空気をフリージングバッグにつめた
冷凍室にいれた
翌日
雨が降った
肌寒かった
私
冷凍室をのぞいてみた
くしゃくしゃにな ...
三月にリセットかけて天気予報シーズン最後の雪が降ります
電車内つよく窓を打ち時折光る座席のひとよ気づけ第一話に
ずぶ濡れで風邪をひかない春が来て着のみ着のまま傘も差さずに
水たまり段 ...
朝日が昇る頃
キリンに乗って恵比寿から札幌へ
途中でトラに出会ったので
千鳥に乗って深夜に帰宅
乾いたよ喉
可愛いその涙
流すよ
ビールビール
ルビー
びーだま
キラキ ...
日が沈んだ
この{ルビ郷=さと}では太陽はビルではなく
山々の間に沈むのだ
当然ながら日没から夜までは早く
一人星を探せど時既に遅し
見渡せど君は今はいない
この時間に仕事はない
...
着ぐるみの中にはいます縮まったぼくの明日と遠ざかる日々
さくらさく通学路から第一話歩みはじめていたはずですが
水たまりにピンクの傘でラクガキを。あそびゴコロが大事なんです
...
違う道を選んでいたらどうなったか
二通り再現してみるドラマが
昔 とても流行ったことがある
あの時、あんなことをいわなかったら
あの時、あの人に会わなかったら
あの時、電話を ...
蜜蜜蜜
黄金
黄金
蜜蜜蜜蜜蜜
池
黄金
池?
黄金?
崖!!
崖崖崖
女王様っ
……森
熱
熱
蔓
熱
雫
花花花
蜜蜜蜜
蜜! ...
出発を告げる笛の音 闇を裂く 背中押されるままに乗り込む
さようなら 吐息の窓に書いた文字 消えるころにはすべてが終わる
逆向きの電車に乗れば初夏(はつなつ)の第一話まで帰れるはずだ ...
今年はじめての風邪をひいて
布団の中でまるまっていたいのに
僕は先生なんて呼ばれたりしているので
待っている子供たちのために教室へ行く
ところで
そこの教室の窓はとても大きい
僕が ...
女は裸で待っていた
男からの電話を
女は裸で待っていた
男の「絶対」に
女は慣らされようと
そのさきっぽに
なにかある気がして
女は乳首を勃てていた
...
あなたの指につながって
赤い細いその糸を切りましょう
悲しまなくていいのよ
そう
あなたにはもう誰もいないから
糸が切れたら消えて行くわ
あなたには追いつけない所に
そう
だから悲しま ...
桜咲く
恋のいろはを知らぬ子ら おずおずキスする様を見守り
桜咲く
乙女の証破られし女の恨み籠る血吸いて
桜咲く
見果てぬ地にていくさする恋人待つ身いつか変じて
桜咲く
学び ...
近頃、世の中すっきりしないことばかり
それなのに火に油を注ぐように、また一つすっきりしないものが現れた
「糖質ゼロ」
どこがすっきりしてるんだ? 俺はちっともすっきりしない 釈然としない
糖質 ...
可も無く不可も無く
右も無く左も無い
優も無く劣も無く
上も無く下も無い
望んだ物に評価など付けられない
この俺たちが目指す吹き溜まりは
ある意味
個としての希望で
...
窓ぎわに置いてある
ビー玉がたくさん入ったグラス
月の光を受け止めて
ワタシの濁った目の中に
七色の光を運んでくる。
キラキラ キラキラ
グラスを動かすと
違うキラキラ ...
線が、みえました
線が、みえていました
「ここからはいらないでね」
そう
いつでも
めにみえないかなしみ、というやつは
そこら
ここらに
ころがっています
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メトロポリスに、独りきり
智鶴
自由詩
0
08/3/19 22:24
春サメタ散歩コウス
木屋 亞万
自由詩
2*
08/3/19 21:58
赤の球体
西日 茜
自由詩
2*
08/3/19 21:32
少女の願い
赤澤るろる
自由詩
0
08/3/19 21:23
〜 宵闇月下 〜
彌月
短歌
0
08/3/19 20:50
〜 瞬愛 〜
〃
自由詩
1*
08/3/19 20:44
〜回想〜
〃
自由詩
1
08/3/19 20:43
雨の日のファミレス
吉岡ペペロ
自由詩
6
08/3/19 20:36
春の自動車学校
服部 剛
自由詩
4*
08/3/19 19:02
バスルームの毒
亜樹
自由詩
1
08/3/19 18:53
育む
餅月兎
自由詩
4*
08/3/19 18:41
殺人
ヨルノテガム
自由詩
1
08/3/19 18:01
TOUJI
美味
自由詩
2
08/3/19 17:24
侵犯
六九郎
自由詩
1*
08/3/19 17:23
春の空気
ここ
自由詩
6
08/3/19 16:25
【短歌祭参加作品】あめふりのひに
月見里司
短歌
2
08/3/19 13:56
喉かわいそうだね脳みそ
tibet
自由詩
1*
08/3/19 13:49
この夜が明けるまで
KEIKO
自由詩
3
08/3/19 13:38
「短歌祭参加作品」 卒業あるばむ
アイバ シュ...
短歌
4
08/3/19 13:21
if もしも
伊那 果
自由詩
1
08/3/19 12:59
蜂
よしおかさく...
自由詩
3*
08/3/19 12:43
【短歌祭参加作品】最終電車
伊那 果
短歌
3
08/3/19 12:39
「空を見たいと思うとき」
ベンジャミン
自由詩
8*
08/3/19 12:33
よく映る目を
吉岡ペペロ
自由詩
1
08/3/19 10:07
赤い糸にはさよならを。
プル式
自由詩
2*
08/3/19 8:09
桜咲く
紅林
短歌
1*
08/3/19 6:59
ZERO
新守山ダダマ
自由詩
4
08/3/19 3:49
So what?
maynar...
自由詩
1
08/3/19 3:49
七色ビー玉
赤澤るろる
自由詩
0
08/3/19 3:03
とおい、なつの
エスカルラー...
自由詩
14*
08/3/19 2:33
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
6.79sec.