きょうは、いい天気だったんかあ、
おまえ、うかんどった、
空にずっと、
おまえ、うかんどった、
あたし、空なんかに登場してへん、
並木道は遠い空に凝立し
刻刻と外縁する静寂の列柱
冬枯れの枝に蕾のきざし
風光るまなざし
光繁る青葉
うつむいて秋晴れ
めぐるのは時ではない
螺旋する火の罪が現象する深い森の霧へ ...
一万年と二千年前からは愛していないけれど
「真夜中のカーボーイ」になって
マッハ10で君をルパンしにいけたら
大変なものを奪いに行けたら
海老で釣った鯛で
気を引く必要もないのかも知れない
...
バッカスについて
ある日展覧会で奇妙な絵を見た。バッカスと題する絵である。中年過ぎの上半身だけ裸の小太りの男の絵。ダンディとか洒落とかいうところは少しもない。そして思ったこれこそバッカスだと。 ...
まぶしくて
見えない
あの光のむこうに
何がある?
あの光へ
闇を抜け出て
光をめざして
いちいち感情を出されると疲れる。
と、誰かが言った。
それでもいいじゃないか。
感情が人をその人たらしめる唯一。
疲れる要素がやっぱりあとから楽しいのじゃないのか。
いったい、何 ...
さて 困った
まぶたとケンカをしちまった
ヤツめ スネて開かなくなった
もう知らないっ
吐き捨てて それっきり
ウンともスンとも言わなくなった
さて 困った
もうすぐ朝になっちま ...
闇に紛れてゆらり現れ。
夜だけ這い出る砂浜に見えぬ風紋。
太い蛇身にアンバランスな白い細首、
音も立てずに進む。
誰が姿を見たというか。
その身を見れば命はないというに。
赤いであろう ...
おもいだあせ
ねむれなくてションベンちびったチビ助の頃を
古く腐った廊下の置く置く キッで出来た扉の置くの置く
開いた口塞がらないよ 小さな硝子の窓を開ければ 隣の土の壁 垂直に絶叫する
便器 ...
古本屋に僕が売られていく
僕は父さんの続編だった
父さんは名作で
何度も増刷されたけれど
今では内容が古くなってしまった
何刷目かの父さんと同じ
古本屋の書棚に僕は収められる
初版の時よ ...
恋をした
夏がようやく
過ぎ去って
少し冷え込む
秋の日々
「これでいいさ」と
言い聞かせ
「でも本当は」
言うまいと
「過ぎたことだ」と
目を閉じる
そんな私は
一人きり
...
おだやかに今日も晴れて
廊下を しん と
わたしたちの影がのびていきます
手首を引かれて あなたは
すこし
つまさきで歩いていました
わたしはあなたよりもずいぶん せいが高いから
お ...
集められる限りの写真を集めて、アルバムにすればいい
一人部屋でページをめくり
かつてあった日々の思い出を愛せ
それらの日々をノートに刻み込め
言葉にできないことはみんな行間に遊ばせたまま
言 ...
ねえ 聞いてよ
とても素敵な 夢を見たの
上手くは まだ言えない けれど
あの ただひたすら続く 心地よい 感触
ああ ね あたしは 一人の 人間で
それでも 良く ...
窓を 開けて
雨雲が 遅れた子供の 手を引いて
流れて 行くよ
短い 指で 数えた 夢は
濡らされて 確かな物など なくなった
外は 声枯らしの 風が 吹いている
...
虹には色がないことを
魚は知っていた
魚眼に映る半円の
越えてはならない橋を越え
爆撃機がやって来た
虹には色がないことを
知ることもなく人は
魚と一緒に死んでいった
人の形だけが ...
おばあちゃんは83回目の誕生日だった
小さくて肩がしぼんでみえた
年の数だけ抱きしめたなら
笑って消え去りそうだった
琥珀みたいにさらさらと
83分の ...
約束の日が待ち遠し 指を折り 折々君への思いも募る
効率という言葉から程遠く 君待つ時はただ過ぎていく
募らせて逢う時のため凍てついた手足の固さ心に刻む
玄関に近づく足音聞きながら ...
ここは辺境の地、風の吹かない場所
雲の入り込めない場所、
世の裏側
照り続ける光
動かぬ陰
時の入り込めない場所、
ようこそ
凪ぐ事の無い海
遥かの嵐
振り向いたら色の抜 ...
狂った軌道は
二度と戻ることなく
ぼくらは
あなたの
ねじ曲げられた左手に
泪する
カサブランカの放尿を尻目に、水天宮前を絡め取ったアサリが一升
星は海に沈み、ネジ式のカタツムリの交尾
ロートレックを積分した毛の生えた臓物が腐っていく
街宣カーに轢かれたトンボの眼鏡はひからびた ...
薄くゆるやかな隙間から
見え隠れする姿
ひそかに映る白い笑みは
今何を語ろうと
かたくなな心そのまま
やわらかな羽衣に包み
両手から
そっと空へと放つ
わずかにそよぐ風と
ま ...
赤い血色した
私の厚い唇には
何が這うの
浮き世は夢だと
言い聞かせながらも
甘い毒に浸る私は
滑稽
あの子が叶わぬ恋だと言われれば
別のあの子が振り向いた
あの人に心を ...
梅のにおいだ
がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために
あざといまなざしに
淋しくかかげた
いたみの芽 ...
何もかも投げ出したくなる衝動を
バネにして
走り続ける 努力 をしてきたけど
そろそろ 息切れ
助けてほしい と
願っている間は
どこまで行ったって ...
赤い血なんかたぶんうそだろう
ぼくはそれを見たことがない、ぼくはそれを
それを見たことがなくて
頭を掻きながらぶつくさ言ってばかりいる
赤い血なんかたぶんうそなんだ
信じられ ...
お金があること?
美しいこと?
そうじゃない
手を広げて
顔を上げて
蒼い空に微笑んでみて
どんな姿でも
生きているだけで
倖せ
生まれた奇跡を
いつの間にか忘れて ...
桜はつぼみをふくらませ
はちきれんばかりである
春がやって来たその
瞬間これら無数のつぼみは{ルビ大爆発=ビッグバン}を起こし
全エネルギーを解放する
世界はピンク色の光 ...
http://sukimania.ddo.jp/trans/trans.php
自動翻訳で英語のサイトを翻訳する機会などが増えてきた方に朗報です!
もうすでにヤホおとかエキサイトとかラ ...
桜とれんげと菜の花が手を組んだ
別に、だれかと戦争を起こそうという
キナ臭い考えからではなく
隣のミオちゃんを元気づけるために
ミオちゃんは今年で八つ
ミオちゃんは生まれつきからだが弱い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空にずっと
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/3/12 9:40
四季の、けもの
こしごえ
自由詩
4*
08/3/12 9:35
me, chain her, chain
虹村 凌
自由詩
3*
08/3/12 9:06
バッカスについて
海野小十郎
散文(批評...
2
08/3/12 7:47
あの光
風音
携帯写真+...
4*
08/3/12 7:16
楽しいこと、楽なこと。
もち子
自由詩
0
08/3/12 6:46
見えなくなった目
早帆
自由詩
5*
08/3/12 4:51
濡女
佐々宝砂
自由詩
4
08/3/12 4:15
天神鬼悪霊狂
狩心
自由詩
1*
08/3/12 3:35
古本屋
小川 葉
自由詩
4
08/3/12 2:48
【長歌】はじまりの秋
AKINON...
伝統定型各...
1
08/3/12 1:07
薄晴れる二月に
縞田みやぎ
自由詩
6*
08/3/12 0:58
love today
rabbit...
自由詩
17*
08/3/12 0:54
無題17
ねろ
自由詩
3
08/3/12 0:13
無題16
〃
自由詩
3
08/3/12 0:10
空襲
小川 葉
自由詩
1
08/3/11 23:55
83ばあちゃん
あすくれかお...
自由詩
5*
08/3/11 23:14
悲しみよ こんばんは
伊那 果
短歌
5
08/3/11 23:08
廃
路守 緒世留
自由詩
1
08/3/11 22:54
狂った軌道
草野大悟
自由詩
4
08/3/11 22:50
竜巻こそが甘い夢なのです
しめじ
自由詩
1
08/3/11 22:46
一片の羽衣
こゆり
自由詩
3*
08/3/11 22:42
血が厭らしく哂っている
蝶澤
自由詩
0
08/3/11 22:16
わたしは春にうまれた
アオゾラ誤爆
自由詩
12*
08/3/11 22:06
巣 立 ち
李伍 翔
自由詩
1*
08/3/11 21:49
赤い血なんてみんなうそといううたがあったらどんな顔をしてみん ...
ホロウ・シカ...
自由詩
1+*
08/3/11 21:48
倖せ
十六夜
自由詩
1
08/3/11 21:42
桜
fomalh...
自由詩
1+
08/3/11 21:34
Cross Translation
相良ゆう
おすすめリ...
1
08/3/11 21:20
春の同盟
寅午
自由詩
2
08/3/11 20:22
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
5023
5024
5025
5026
5027
5028
5029
5030
5031
5032
5033
加筆訂正:
【長歌】とある夏の日
/
AKINONA
[08/3/12 1:04]
ただでさえ「長歌」なのにやたら長かったので分割しました。「はじまりの秋」に続きます。
5.44sec.