桜の淡さ
光陽に咲く
冷たさを残す入り口で
若葉と戯れる春風は
蕾の鼻先をくすぐった
弾ける音が聴こえてきそうな
澄んだ青空の下
起きているのか眠っているのか
定かではない雲と ...
曇り空
あなたに会えなくなって
どのくらいだろう
桜前線はとうに通り過ぎて
あなたと
桜、咲きましたね、
とも言えなくなってしまった
そのうちに
花散らしの雨
単純に
...
ゴスロリっていうのかな
そんなフリルのたくさん付いた服
一度くらい着てみたいけど
「おばさんの癖して…」
あなたに言わてしまいそうだし
そんなの着れる歳じゃないことぐらい判っている
ふ ...
風に舞う薄桃の花びら
躰に触れる度
心を暖かくするから
まるであなたに
触れられているように
心奥(しん)が震えていくよ
温度差が象徴する距離
貴方と私の隙間は
二人を強くするよう ...
えぐられたスーパーカーが深夜環状線をぶっ放す。
スーパーカーの上にしがみついている女はしきりに「怖い怖い」とニヤニヤしている。
僕はそれを自らの脚のみで追いかける。
僕ら真夜中を風となる。
...
音の高さ
まわりの人たちが聴いたとして
その範囲内の
微妙なずれ、は
気付かない
気にしない
音の高低
ときどき
気付かないふり
影を追う
背に
張り付いている
孤独
夜になると
向き合って
数え切れないほど
泣きました
水たまりに
光る
希望
そこには
自分の姿が
ちゃんと
映ってい ...
絶望で計ってはいけない
希望で計ってもいけない
私たちのうごめく場所は
あるいは
私たちのもがく場所は
もっと混沌として
もっと崇高な場所なのだ
もし計らねばならぬとしたら
そ ...
春霞たなびく青山(せいざん)の林の中で
猛然と一本の白樺を犯してをりますと
感極まった白樺は、小枝を私の左目に突き立てまして
・・・男冥利に尽きます
その時に孕ませた双子のうち
一人は聖 ...
「なにも着ていないの? ひとつ
あまらせているから、きみにあげる。」
待ちに待った、台風の日です。
家に上げたら、育つのにどのくらいかかるの
か、あと数秒で折れてしまいそうなきみが傘
で ...
くちなし色の便箋に書けば 口にせずとも想いがつたわる
そんな 企みたくなるいいつたえ
でもくちなしの花がどんなだったか
ずっと長いこと思い出せずにいる
いつかおまえに すきな花を問うた ...
いつか 私は夜で
星の鼓動を抱いては太陽を想った
いつか 私は昼で
鳥の歌声を聴いては月を想った
いま 昼と夜は交わり黄昏になる
見上げれば見覚えのあるアゲハチョ ...
きみの
手がはえてくるのを
まってる
すわってる
いないひと
いない
せーのでふりむいて
まもってるから
あめ
あめ
あめ
きりのように
いっていいこと
わるいこ ...
今ごろあなたは
大都会のビルの合間を縫って
薄汚れた地下鉄の階段を
降りていくころだろうか
新しいジャケットに身を包み
ほおに少し疲れたしわを漂わせて
一昨日 真昼のベ ...
恋ゆえに{ルビS/N=シリアルナンバー}19721123メンテ行き
異動にてキャラ変えたので今までの偏見はアクセス不可です
故障ですかどんな現象でてますか
萌えてますか
じゃ対 ...
緑色をぬる
たとえば葉の緑だ
黄色をぬる
それはレモンの黄だ
背景に街のグレーか
あるいは部屋のセピア色をぬる
中央に常に不明のオノレを描く
抽象への誘惑をしりぞけ
克明に過去をさかの ...
いま詩を書くということはデコラティブよりシンプルに
漢字は機械が教えてくれます雰囲気を読んで行間に落涙する
おとぼけおめかし生半可な相対主義者の船上で誰かにとっての
宝物を目指し行く冒険という名 ...
使わなくなった手をひとつひとつ外し、引き出しまで引きずりしまい込む。十本目の手は十段目に、五本目の手は五段目に、解りやすいようにしまい込む。手はどれも握り締められてい ...
こんな夕暮れは
たまに
たまになんだけど
あなたに逢えることが嬉しくてしかたなかった頃の私が戻ってきてね
ふたりで駈け落ち気分で出かけた場所を思い出すの
嬉しくて切なくて
...
僕は睡蓮の池の絵に
名前を付けた
夕暮れ
どこかヨーロッパの石畳の町
大きな花屋が一軒あって
歩道に沢山の鉢植えの花をいくつもならべて
ほとんど黄色の花が多いみたいだけれど
どれも金塊を ...
とうめいになる
そらでもなく
流体でもない
ただとうめいに なる
ボクはここにいて
キミを見ている
キミはボクを見ようとしない
意思の力で
とうめいになる
全身で
...
窓際からの風が
僅かに
ほんの僅かに
口角を持ち上げては、
私を彩る
それは
ふらつく指先から
あなたの
瞳までの距離を
計ろうとする度に
...
昔 父さんが庭の木に作ってくれたブランコに
僕たち兄弟が並んで
そうやって
毎日 そうやって暮れるまで
永遠に思えるような時間を過ごした
季節が変わるたびに
短くなっていくのだ ...
音楽がないと生きていけない訳がない
なくても生きていけるよ
だから間違えないようにしよう
そんなことより金がなくては生きていけない
金がなさ過ぎて落ち込んでいた
昨日の俺は悲しみの果てだ ...
イチゴのにおいのするピストルで
氷のなめらかさの弾丸を放って
稲妻の響きはハイビスカスのかたちを描き
空気のざわめきはボーダーコリーのかたちを描く
コパトーンと遠雷
スコールと狙撃手
チョ ...
必死で過保護に育てようとした人生は
思っているよりずっと傷だらけ
何のためだったか
恐怖に感じるものを見失ってしまった
また無理矢理一日を乗り切った
スプーンですくえるほどの救 ...
一人になると
ぐわん、と
影が大きくなる
消えたパーツは
二度と
戻らない
だから
形の合わないパーツを
空いた隙間に
ねじ込む
だから
きっとうまく ...
君は
なんにも心配しなくていい
明日のことを考えなくていい
世界は自動的に進んでいる
ただベルトコンベアーの動き見定めて
端っこをしっかり掴んでいるだけでいい
あとは部屋の中でジっとし ...
共有はしないけれど
否定はしない
と、いうスタンスを
貫くが
そこに感情がないわけではない
眠るひとの
額に口をつけるとき
その日一日
足りなかった言葉を添える
それ ...
枯れた若人が溜め息と
その病院船の仕組み。
{ルビ黒=くら}き路地より足音する{ルビ湿=した}たり、
あっち霧空、街の火で燃えてろう。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとひら、薫る
見崎 光
自由詩
2
08/4/17 21:44
こい
万里
自由詩
0
08/4/17 21:43
ふりふりなひと
恋月 ぴの
自由詩
31*
08/4/17 21:32
桜花散想
ゆきのかけら...
自由詩
2*
08/4/17 21:30
深夜環状線
青木龍一郎
自由詩
2*
08/4/17 21:23
チューニング
こゆり
携帯写真+...
4*
08/4/17 21:18
傘のない日
ゆうと
自由詩
3*
08/4/17 20:17
測量
Etuji
自由詩
2
08/4/17 20:12
白樺陵辱
三州生桑
自由詩
3*
08/4/17 18:54
生育暦
つめきり
自由詩
8
08/4/17 18:36
草の花
杠いうれ
自由詩
6*
08/4/17 18:01
望みなき恋
COCO
自由詩
10*
08/4/17 16:51
wet
唐草フウ
自由詩
5*
08/4/17 15:49
疲れた羽根
伊那 果
自由詩
4*
08/4/17 14:08
ボルト&ナットのしくみで組み込まれた街で
紅林
短歌
2*
08/4/17 12:56
絵
Etuji
自由詩
2
08/4/17 12:40
内在しますのでアテンションプリーズ
キリギリ
自由詩
0
08/4/17 11:28
「 手眼。 」
PULL.
自由詩
3+*
08/4/17 10:36
想い思う夕暮れ
舞狐
自由詩
7+*
08/4/17 9:52
睡蓮の池
水町綜助
自由詩
7
08/4/17 9:06
とうめい
uminek...
自由詩
8*
08/4/17 5:27
ひとりおにごっこ
山中 烏流
自由詩
3
08/4/17 5:20
春と月と やわらかな旅立ち
もも うさぎ
自由詩
15*
08/4/17 5:10
NO, NO MUSIC, NO LIFE
udegeu...
自由詩
1
08/4/17 3:59
ベイビースター
大覚アキラ
自由詩
2
08/4/17 2:10
murmur
maynar...
自由詩
1
08/4/17 1:56
心の隙間に影が落ちた日
蒼井真柚
自由詩
2
08/4/17 1:53
自動的な世界
ゼロスケ
自由詩
1+
08/4/17 1:05
常夜灯
藤原有絵
自由詩
2
08/4/17 0:58
気分
ゼロスケ
自由詩
2
08/4/17 0:55
4999
5000
5001
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5023
5024
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5027
5028
5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
加筆訂正:
チューニング
/
こゆり
[08/4/17 21:25]
あたまを若干修正
春と月と やわらかな旅立ち
/
もも うさぎ
[08/4/17 5:11]
縦書き表示にポチするの忘れた・・
6.03sec.