完璧な国は自分たちの不在を手繰り寄せる手繰り寄せる
長方形に彩られた空中のキャンバス
空想の呼吸
でんぐり返しするとカレンダーが捲れる
進む車はすべてを引き摺り下ろす 尿道結石
両足を抱えた ...
迷いや憂いが
くもらぬように
目から
胸から
耳の奥から
にごりに満ちて
澄み渡れ、
春
愛するべきと
かなしむべきと
つつしむべきと叫ぶべきとに
...
指の願い
叶わず
雨垂れて落下する夕暮れに
そっと逆らい 立ち上がり
すとん と見下ろせば
窓硝子に迫りくる夕闇に もっと ひろく
もっと しとしと
見下ろされ
あ ...
僕は英語が分からない
だから読まない
解る人は
ちょっと鼻にかけて
僕に見せくれる
ばーか
それ、メガネだよ
と、思っていても
僕は解らないことが恥ずかしくて
何も言えな ...
キミを散開して
潜ってやりたい
ママって呼んでも良いですか
ちょっと邪魔なしこりのように
心臓に触って
弱み握ったりして
風のように背中から大胆に
キミの裸を抱けるのなら
...
080509
神経質な男がいた
体温計の目盛りが
37℃を越えたと
大騒ぎする眼をなだめ
再測定を促すためにも
新たな予兆が期待される
男は毎夜壁を抜け
...
四時五分の空の色
コンビニエンスストアの看板
ペットボトルの炭酸飲料
ポリリズムをエンドレスリピート
欠伸と一緒に車線変更
事故らないように睡魔と格闘
...
星と星をつなぐと
いきものになった
言葉と言葉をつなぐと
ひとになれる
指と指をつなぐと
こいびとになれたかもしれない
夜になると
貝を洗うような音がする
わたしの星が ...
生まれ変わったら
生まれ変われるのなら
俺は『サザエさん』の登場人物になりたい
サザエさんにはなりたくないが
あんな頭にはなりたくないが
俺もあさひが丘に住みたいんだ 毎日ほのぼのと生きたい ...
君が巻いているピンクのマフラーは
そのチープさを逆手にとって
僕より大人なはずの君から
主導権を僕に渡す
喫茶店に入れられた星型の角砂糖
「なんか青い砂糖って不思議だね」 ...
揺り篭に揺られ、赤ん坊は泣いていた。
無意識に一生の悲しみを涙に溶かしていた。
いつの間にか忘れてた。
「違う」ことを拒まれていたのか。
いつからだろうか、幸せを掴めると勘違いしたのは ...
買って帰って
組み立ててよ
おれを
そのあと
一生飼っておくれよ
使えない奴だなんて言わないで
やさしくして
やさしくするからさ
たまには
散歩に連れてってよ
いっしょに真 ...
外行きの悲しみも選べない
惨めさの靴を履き濡れた外套を羽織り
暗澹の面をつけ町を往く風と逝く
惨めさに塗れた生活だった
これは送 ...
私はアナタの自尊心を護る人形じゃないわ
ちゃんと心臓があるのだから
ねぇ、どうして変わってしまったの、
あんなに一緒だったのに
私を狭い部屋に閉じ込めて
どうするつもりなの
――床 ...
{引用=
いくらでも繰り返している
}
研磨、とがらせて、きみのくちからこぼれて、シミに慣れてしまった。拾い集めるように、読んだり読み飛ばしたり、問いかけたり問い正したり、しかしそこには届か ...
{画像=080420115727.jpg}
それは初夏のある晴れた日の夕暮れのこと。ふと見上
げた空に、解き放たれた赤い風船が一つ、橙色の風に
吹かれて、揺れているのが見えた。
《 風 ...
高級感丸出しの車に体を預けるより、それに比べては多少いい加減な作りのオートマに乗るほうが安全な気がする
貧乏性なのか、それとも値札が走っているのが気に食わないのかはわからないが
とにかくごわごわし ...
高く掲げた指と指の間を疾走する真夏を思わせる光。公団住宅の群れの中にすら日陰の無い正午。反射角によっては見えなくなる歩行者用信号を通過する。
アスファルトの舗装道路から土の道へ。そこに立って、人がス ...
降ってくるんだ
空からさ アイツの涙がさ
降って体を溶かそうとするからさ
それだけはよしてよ
自分で逝ってやるから
釈由美子のセリフがさ
本当のように聞こえてきてさ
一瞬耳を疑うけど 本 ...
鹿が霞ヶ浦で涙、
鬼は玄孫と七並べ
蟹が伊勢に店出すと、
繁盛したよと鰻売り
“手前の名前なんてとうの昔に忘れんした”
八墓村で女房の
首を桜の木の下に、
満開の中に埋めたのさ
「…未 ...
朝起きると気付いた、空は貼り付いているんだ
青色のセロファンが
電球を通して海を染めているんだ
それを知ったのは今日だった
間違いも無く今日だったんだ
昼に目を瞑って気付いた、ぼくの心臓 ...
ひとつ
ふたつ
みっつ
きれいなものと
かわいいもの
よっつ
いつつ
むっつ
たくさんならべて
だきしめて
ななつ
やっつ
ここのつ
ぜんぶすきなんて
...
切なさが溢れた
鳥は 堕ちて
彼女が 泣いた
夢が零れた
魚は 動かず
太陽は 堕ちた
築いた夢と 歪んだ明日
正論の鋭さと 気付く事の無い嘘
...
ゆうこときかない言葉達が
もぞもぞ私の頭を這い回ったあげく
ついに耳の穴から噴出されてった
そのままびゅーんと飛び交って
空を舞い
遠くまで飛んでった
今銀河のはじ ...
"何かが足りない
満たされたい"
そんな
消えない感情がある
だから僕らは
生きている
生きていく
生きていけるんだよ
詩を書こうと思ったら書けなかった
死を囲ったら詩が生まれた
私は毎日死を考えている
そして詩に埋もれて
そっと死を迎えまるのだが
死ぬのはまだ先のことだ
私はまだ数 ...
世界を足し算した同級生に子供が生まれた。
空という名前をつけた長男に対して、海という名前をもらえなかった次男
<今だって世界を足し算しているはずなのに>
空の果ての果てまで行くには、
...
鏡のしくみで
生きている
笑うと
鏡も笑ってる
光の世界で
くしゃみした
永遠の
瞬きのように
森のなかにそこだけ
ひかりの射す広場があった
森の近くのファミリーたちが
その広場ではよく遊んでいた
ひとつの闇のような森に
どうやってこんな広場が生まれたのか
そ ...
紡ぎ方を忘れた鳥は、手のひらに何を刻めばいいのか
温度差、呼吸の深い、遠い
渡ることの出来なくなってしまった彼らを
僕らは繋ぐことで
(手のひらだったのか、どうか)
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自分たちの不在
狩心
自由詩
4
08/5/9 12:01
澄み渡れ、春
千波 一也
自由詩
7*
08/5/9 10:46
練習曲
A道化
自由詩
5+
08/5/9 10:07
嫌いな物
フクロネヅミ
自由詩
3*
08/5/9 10:02
自慰
〃
自由詩
1*
08/5/9 9:32
呼ばれてきた男
あおば
自由詩
5*
08/5/9 8:11
朝帰り
1486 1...
自由詩
1*
08/5/9 7:36
星の時間
yo-yo
自由詩
9*
08/5/9 6:15
あさひが丘
新守山ダダマ
自由詩
3
08/5/9 3:08
アイスブレイク
ever
自由詩
0
08/5/9 2:56
揺り篭
戒途
自由詩
1
08/5/9 2:45
センチメンタル・ジャーニー
大覚アキラ
自由詩
5*
08/5/9 2:10
剥き身
鎖骨
自由詩
0*
08/5/9 2:08
天国へ還りましょう
AKiHiC...
自由詩
1
08/5/9 2:01
(カイエ、いる)
nm6
自由詩
4
08/5/9 1:53
風 船
beebee
自由詩
11*
08/5/9 1:50
痔だから、そう痔だから、ね。痔うぜえええええええええいひひひ ...
風船6号
自由詩
3
08/5/9 1:42
一跨ぎ
龍二
自由詩
1
08/5/9 1:35
雨電話
そらの とこ
自由詩
4*
08/5/9 1:20
螺鈿紫檀の五弦琵琶
aidani...
自由詩
0
08/5/9 1:13
ノイエムジーク
〃
自由詩
10
08/5/9 0:55
盲目
三上あず
自由詩
2*
08/5/9 0:46
気付かない君
〃
自由詩
0
08/5/9 0:45
燃える蟲
ANA
自由詩
0
08/5/9 0:32
30
次元☆★
自由詩
0
08/5/9 0:25
しじん
そらの とこ
自由詩
3*
08/5/9 0:25
もう誰のものでもない
ブライアン
自由詩
2*
08/5/8 23:55
鏡のしくみ
小川 葉
自由詩
3
08/5/8 23:48
五月の虚無
吉岡ペペロ
自由詩
4
08/5/8 23:46
渡れ、鳥
霜天
自由詩
7*
08/5/8 23:01
4969
4970
4971
4972
4973
4974
4975
4976
4977
4978
4979
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
加筆訂正:
練習曲
/
A道化
[08/5/9 10:08]
酔うて一瞬投稿して消してしまって、コメントくださったヨルノさま、有難うごめんなさい有難うございます
呼ばれてきた男
/
あおば
[08/5/9 8:47]
立っている→歩きだす
6.28sec.