ほの甘い色の胞子が降りしきる午後
小さな昏い紫の遊星の影が
君の瞼をよぎってゆくのを見る

チェス盤のうえ
気まぐれに並べられた駒たちのあいだを
七角形の記憶がすり抜けるように踊っている
...
短歌。花の咲く頃を愛する心に寄せて。



・桜散る花びら君の唇に 春のキスだと君が嘯く


・ヤマツツジそっとこの手で摘みあげて 燃える思いを知ってください


・紫 ...
key:F

Bm、C
遠ざかる昨日を背に
歩き出す、涙置いて

たくさんの淡い光
掌で握って消した
Em、C
「いらない」って決めた


遠く
F、C
迷わずに一つの星 ...
花を食む
あなたが咲かせてくれた花
今までで一番きれいな花
それを散らすのは忍びないから
私は花を食む


想えば想うだけ
蜜は甘くなった
花は芳しく香った


花 ...
酷く安っぽいナイフを研ぎながら
それでもろくでもないことを考える

何処に刺せば確実に相手を殺せるだろうか
どのように刺せば相手に苦痛を与えられるだろうか
死に至らせる事ができるだろうか
...
母の日


ありがとうの気持ちが
遠回りしながら一回り

ありがとうは姿を消して
私はありがとうを通過した憎しみを噛んでいた


飲み込むことも
吐き出すこともできず
ただ ...
 
敷石に降り注ぐ、柔らか
少し離れてある、生に弄ばれた
幼いミズカマキリの死
旧道を走る
路線バス、あれには乗れない
ただの声だから
管理人の男はフェンスをくぐる
その先で交差点は息 ...
汗をかいたグラスに、こはく色のグラデーション。色彩
ゆっくりと・・・・沈んで、しずんで、いる。向こう側の見えない
夏の灯・かげろうの夕がた、
コンビナート、それに至るまで
の地平線、待ちくたび ...
響いているのは雨音
夜が深くなると
それはいつか
遠い海に似てさざめき
わたしは
波に洗われたひとつの貝を思う

ところどころが欠けた貝殻は
すこしの闇を内包しており
誕生からずっと ...
  (カワセミ!カワセミ!)

木々の重なりの一番深く
真っ暗な沢の灌木で小さな光を見つける
ポストの底に忘れ去られた手紙のように
思い出せないのに忘れられない
ちいさな鳥の形を
手 ...
うまく舞い上がれないボクは
がっかりして
ただっぴろい草原でふて寝をしていた

しばらくすると
とりさんがふわふわと舞い降りて
ボクの前まできた
そのやわらかい羽でふわふわとあおぎだした ...
沼に沈み
泥を愛した
苦しく重いこころを
抱きしめたまま

窒息する森
痺れた月光
吐き出せない砂利のように
時の流れが喉に詰まる
翳りの中の黒い影
どこにもいけずにたゆたって
...
ボクらはお茶をわかして
お菓子の交換をしました
冬のある日
おねえさん達の
おしゃべりは
永遠の謎です


http://www2.bbweb-arena.com/banzawa/02 ...
円型劇場を模した半円状の空中庭園
切り取られた空も等間隔に並ぶ樹木も
思わせぶりだけど何の意味もなくて

ただ造形の美しさだけを求めたもの

こんなところで超芸術に出会えるとは
それが証 ...
上を向き 合わない色の 遠い空
気球の人よ 風よ吹け吹け

人ひとり 何様つもり へんな色
夜明けを告げる コケコッコー

立ち読みの 男が並ぶ コンビニで
コーヒー牛乳 ストロー付けて ...
言葉(コト)撰びの哀しみの後(ノチ)たまゆら 冷えびえと定着し難き陰画

また来む日とうそぶく夕暮れ 在りし日の潜像しんしんと濃くなる
思いきって 原生林から抜け出せますか
         にびいろの四次元で
      がんじがらめにされてても

   コスモスとの 感応はありますか
      ぬくもりが失せてしまった ...
雨に濡れた
青桐の
新芽のみどり
雨粒一つ一つの
音の輪郭
季節外れの
冷たい風と雨粒を掌に
雨音は
変奏し続けるだろう
古い端切れの
ほつれた
一本一本の糸の
誰かの記憶のよ ...
オブラート越しの太陽は、微笑むこともなく、泣くこともなく
初夏の陽気だと告げられた皐月上旬
見た目よりもぬるい朝は、パーカーを置きに帰る気力をも奪っていく

パーカーにモッズコートを重ねたゆる ...
私の詩のホームページ「ばんざわ くにお の詩のページ」の紹介です。
このホームページは私が発見した「WEBを使用した詩の新しい表現方法」を
紹介するために2008.1.1に開設しました。
新しい ...
考えて、あなたが今できることを
教えて、あなたの考えていることを
譜面に その考えを書き起してみて
解かりやすく、もっと、解かりやすく

信じないで、目に見える総てのものを
受け入れないで ...
 つい
 これがまた
 癖のように
 パソコンの
 スタートボタンを押して
 それで何かが
 始まるような
 気分でいる

  画面の陰に
  立ち上がる
  1匹
  なにも ...
その事柄
その子と殻

立方体の中へ
閉じ込めた
立方体の中で
羽化する
その子
その事柄
過ぎれば殻になるだけ

立方体の中には
羽化した事柄の
殻だけ
転がっている ...
君のこと

大好きだから

そんな

君の言葉が

つらい




理想ばかり

追い求めても

実現させる

力などなくて

今日も

ただ想うだけ
...
あのね、もう少しであたし死ぬの。

そんな事言ったって死んだりしないけど
ただその言葉だけで死んだ気になりたい

嘘吐きなあたしの胸のうちは
どす黒くて意地汚くて
そんなあたしのこと ...
幼い頃に描いたフラミンゴの親子は
最初から最後まで綺麗なピンク色で
6と4の形をしていた

あれは間違いだと知った今でも
フラミンゴはピンク色のまま
美しい脚で佇んでいて



{ ...
「やっぱ無理だわ」と言って長女はブラウザを閉じた。
「音声だけなら大丈夫じゃない?」と次女。
「いや、それでもダメだった」
「なんで無理なの?」と三女。
「いやなんつうか、分かんないけど無理」 ...
時雨れて 灯る

電飾の街に
密かに流れている 音楽
それぞれの想いに

灰にむせぶ
軒の低い 並びに

人 人は傘に身を寄せて 通り過ぎ

雨足に歩道は すっかり

足音と ...
足で持ち上げ
タカイタカイをする
喜ぶ
前後左右に振る

肩車をして
走りまくる
手を持って
くるくる回す

くさいくさい布団で
指をくわえ
ウキワでヒマワリ
カタツムリを作 ...
悲しさや
つらさや
淋しさは

忘れたふりをしては
いけません


心の奥底に
オリとして
静かに存在しつづけ


爆発する日を待っているから
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春の桟橋塔野夏子自由詩7*08/5/11 10:37
花の咲く頃を愛する相田真理子短歌008/5/11 10:25
『ヒカリ』/歌しろいぬ自由詩008/5/11 9:33
恋花相田真理子自由詩108/5/11 9:28
_風見鶏自由詩008/5/11 8:00
気持ち舞狐自由詩6*08/5/11 6:32
管理人たもつ自由詩808/5/11 6:25
こはく色唐草フウ自由詩3*08/5/11 3:13
海と黄昏銀猫自由詩19*08/5/11 1:43
夜想曲( reverse )たりぽん(大...自由詩10*08/5/11 1:37
とりさんと空へここ自由詩308/5/11 1:13
沈みjin自由詩308/5/11 0:10
子供の家ばんざわ く...自由詩6*08/5/10 23:09
超芸術kauzak自由詩5*08/5/10 22:59
ペンタブで描く西日 茜短歌1*08/5/10 22:56
写真へフクスケ短歌008/5/10 22:52
愚問信天翁自由詩108/5/10 22:45
雨音フクスケ自由詩208/5/10 22:45
期待外れの曇り空chick自由詩3*08/5/10 22:43
詩の新しい表現方法の紹介ばんざわ く...おすすめリ...5*08/5/10 22:28
閃光/トワイライトaidani...自由詩008/5/10 22:24
ブラインド・タッチ伊那 果自由詩208/5/10 22:12
茜事蓮華自由詩008/5/10 21:48
片想い春日野佐秀自由詩408/5/10 21:46
追憶ひめと自由詩108/5/10 21:45
フラミンゴ士狼(銀)携帯写真+...5*08/5/10 20:20
詩のボックスオースティング三姉妹キリギリ自由詩208/5/10 20:17
雨に煙る 街 街アハウ自由詩508/5/10 19:46
子供ペポパンプ自由詩6*08/5/10 19:28
ふつふつと舞狐自由詩5*08/5/10 19:17

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5.61sec.