深くしわの刻まれたいかつい顔の男が夜の行軍
いないばあさんを探しに夜の行軍
他のばあさんの部屋をのぞきながら夜の行軍
ばあさんの味噌汁に入れるカボチャを探しに夜の行軍
寝ている ...
鼓動のように雨戸は共鳴し
残余するものはもう何も無い
火傷の痕は指に育まれ
心の貧しいものだけが
人になることができる
その線をこえてはいけない
黄土色の骨に包まれた肉体
もはやそ ...
今日の俺は酷い顔。
上手く笑えないで、とりあえずガンつけて。
気分転換に聞いたイヤホン、手が引っ掛かって。
ぷっつり切れて。
どうしたらいい、も、どうしようもない。
すべ ...
なんでもいい訳じゃない
赤を示す日もあれば
白い日もあり
紫が輝いてみたり
ビロードの日もあれば
綿だったり
ナイロンだったり
山だったり海だったり
女だったり男だったり
...
灰は盲いて仄になり
灰より熱い火のなかにいる
背から腕へ溶ける羽
夜の漕ぎ手の手首に宿る
星の奥から風が来る
目のかたちの痛みに降る
十月十日後のめまいのために
...
恋なんて
忘れちゃったの
毎日 床に雑巾かけるのが忙しくて
ウキウキなんて
忘れちゃったわよ
毎日 庭の草むしりが
忙しいの
ワクワクなんて
もう忘れちゃった
...
ふわ と溶ける
いくつもの思い出
ざばざば海をかきわけて
ねつっぽく忘れていく
はやく もっと溶けていけ
かすみ空はもうとおい
きら と浮かぶ
この星にと ...
窓越しに揺れる景色が
ゆっくり刻まれてゆく
雲の流れは気ままです
鳥はすらりと通り過ぎ
風が隠れて笑ってます
動かないのは僕だけで
世の中はぐるぐる回り
まるで孤独のよう ...
こころのなかで
こころのなか、って
こころ、って
どこにあるんだろう
こころのなかで
写真機のシャッター閉じる間だけ恋人の顔させてください
近所でも毎日帰りに会う事が不自然だとは気付かなかった
好きと言うことも嫌いと言うことも恥ずかしくって握りつぶした
...
せかいは綺麗じゃないねぇ ああ とっても綺麗だ
受け入れられないって泣いたり 怒ったりしてるよ 人
君は冷たいねぇ 人の波 そうかなぁ じゃあ聞くけど、ビブラート
本当のやさしさって何だい? 本 ...
のろのろと世界は凍りつく
茂みの陰や
日溜りの狂気に
脳みそが張り付く
逆ブリッジの読書塔!
ディスコ ダンス 妊娠線は非科学的物質
割れた目の物語 ディスコ! ダンス!
罫線はノートを ...
完璧な国は自分たちの不在を手繰り寄せる手繰り寄せる
長方形に彩られた空中のキャンバス
空想の呼吸
でんぐり返しするとカレンダーが捲れる
進む車はすべてを引き摺り下ろす 尿道結石
両足を抱えた ...
迷いや憂いが
くもらぬように
目から
胸から
耳の奥から
にごりに満ちて
澄み渡れ、
春
愛するべきと
かなしむべきと
つつしむべきと叫ぶべきとに
...
指の願い
叶わず
雨垂れて落下する夕暮れに
そっと逆らい 立ち上がり
すとん と見下ろせば
窓硝子に迫りくる夕闇に もっと ひろく
もっと しとしと
見下ろされ
あ ...
僕は英語が分からない
だから読まない
解る人は
ちょっと鼻にかけて
僕に見せくれる
ばーか
それ、メガネだよ
と、思っていても
僕は解らないことが恥ずかしくて
何も言えな ...
キミを散開して
潜ってやりたい
ママって呼んでも良いですか
ちょっと邪魔なしこりのように
心臓に触って
弱み握ったりして
風のように背中から大胆に
キミの裸を抱けるのなら
...
080509
神経質な男がいた
体温計の目盛りが
37℃を越えたと
大騒ぎする眼をなだめ
再測定を促すためにも
新たな予兆が期待される
男は毎夜壁を抜け
...
四時五分の空の色
コンビニエンスストアの看板
ペットボトルの炭酸飲料
ポリリズムをエンドレスリピート
欠伸と一緒に車線変更
事故らないように睡魔と格闘
...
星と星をつなぐと
いきものになった
言葉と言葉をつなぐと
ひとになれる
指と指をつなぐと
こいびとになれたかもしれない
夜になると
貝を洗うような音がする
わたしの星が ...
生まれ変わったら
生まれ変われるのなら
俺は『サザエさん』の登場人物になりたい
サザエさんにはなりたくないが
あんな頭にはなりたくないが
俺もあさひが丘に住みたいんだ 毎日ほのぼのと生きたい ...
君が巻いているピンクのマフラーは
そのチープさを逆手にとって
僕より大人なはずの君から
主導権を僕に渡す
喫茶店に入れられた星型の角砂糖
「なんか青い砂糖って不思議だね」 ...
揺り篭に揺られ、赤ん坊は泣いていた。
無意識に一生の悲しみを涙に溶かしていた。
いつの間にか忘れてた。
「違う」ことを拒まれていたのか。
いつからだろうか、幸せを掴めると勘違いしたのは ...
買って帰って
組み立ててよ
おれを
そのあと
一生飼っておくれよ
使えない奴だなんて言わないで
やさしくして
やさしくするからさ
たまには
散歩に連れてってよ
いっしょに真 ...
外行きの悲しみも選べない
惨めさの靴を履き濡れた外套を羽織り
暗澹の面をつけ町を往く風と逝く
惨めさに塗れた生活だった
これは送 ...
私はアナタの自尊心を護る人形じゃないわ
ちゃんと心臓があるのだから
ねぇ、どうして変わってしまったの、
あんなに一緒だったのに
私を狭い部屋に閉じ込めて
どうするつもりなの
――床 ...
{引用=
いくらでも繰り返している
}
研磨、とがらせて、きみのくちからこぼれて、シミに慣れてしまった。拾い集めるように、読んだり読み飛ばしたり、問いかけたり問い正したり、しかしそこには届か ...
{画像=080420115727.jpg}
それは初夏のある晴れた日の夕暮れのこと。ふと見上
げた空に、解き放たれた赤い風船が一つ、橙色の風に
吹かれて、揺れているのが見えた。
《 風 ...
高級感丸出しの車に体を預けるより、それに比べては多少いい加減な作りのオートマに乗るほうが安全な気がする
貧乏性なのか、それとも値札が走っているのが気に食わないのかはわからないが
とにかくごわごわし ...
高く掲げた指と指の間を疾走する真夏を思わせる光。公団住宅の群れの中にすら日陰の無い正午。反射角によっては見えなくなる歩行者用信号を通過する。
アスファルトの舗装道路から土の道へ。そこに立って、人がス ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜の行軍
六九郎
自由詩
4*
08/5/9 18:27
雨戸
たもつ
自由詩
5
08/5/9 16:00
ストレス。
狠志
自由詩
4
08/5/9 15:55
出産
舞狐
自由詩
7*
08/5/9 15:54
すぎるうた
木立 悟
自由詩
2
08/5/9 15:06
春の魔法
舞狐
自由詩
2*
08/5/9 14:49
せんちめんたる
Hitots...
自由詩
0
08/5/9 14:23
「窓越しの空から」
ベンジャミン
自由詩
5*
08/5/9 13:39
こころのなかで
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/5/9 12:33
写真機のシャッター閉じる間だけ
河原いさの
短歌
3
08/5/9 12:12
泣き虫の君に
狩心
自由詩
3
08/5/9 12:09
かなりの数の爆弾蛇について
〃
自由詩
1
08/5/9 12:04
自分たちの不在
〃
自由詩
4
08/5/9 12:01
澄み渡れ、春
千波 一也
自由詩
7*
08/5/9 10:46
練習曲
A道化
自由詩
5+
08/5/9 10:07
嫌いな物
フクロネヅミ
自由詩
3*
08/5/9 10:02
自慰
〃
自由詩
1*
08/5/9 9:32
呼ばれてきた男
あおば
自由詩
5*
08/5/9 8:11
朝帰り
1486 1...
自由詩
1*
08/5/9 7:36
星の時間
yo-yo
自由詩
9*
08/5/9 6:15
あさひが丘
新守山ダダマ
自由詩
3
08/5/9 3:08
アイスブレイク
ever
自由詩
0
08/5/9 2:56
揺り篭
戒途
自由詩
1
08/5/9 2:45
センチメンタル・ジャーニー
大覚アキラ
自由詩
5*
08/5/9 2:10
剥き身
鎖骨
自由詩
0*
08/5/9 2:08
天国へ還りましょう
AKiHiC...
自由詩
1
08/5/9 2:01
(カイエ、いる)
nm6
自由詩
4
08/5/9 1:53
風 船
beebee
自由詩
11*
08/5/9 1:50
痔だから、そう痔だから、ね。痔うぜえええええええええいひひひ ...
風船6号
自由詩
3
08/5/9 1:42
一跨ぎ
龍二
自由詩
1
08/5/9 1:35
4910
4911
4912
4913
4914
4915
4916
4917
4918
4919
4920
4921
4922
4923
4924
4925
4926
4927
4928
4929
4930
4931
4932
4933
4934
4935
4936
4937
4938
4939
4940
4941
4942
4943
4944
4945
4946
4947
4948
4949
4950
加筆訂正:
練習曲
/
A道化
[08/5/9 10:08]
酔うて一瞬投稿して消してしまって、コメントくださったヨルノさま、有難うごめんなさい有難うございます
呼ばれてきた男
/
あおば
[08/5/9 8:47]
立っている→歩きだす
6.74sec.