080510



生まれたばかりの赤ん坊
歳を喰った赤ん坊
仲良くならんではしゃいでる

これから通る寄り道は
怖いお化けが威張ってる
拳骨 たんこぶ 雛あ ...
高速の高架と高架の間より降り来る雨を見上げてをりぬ よく、
「星に手が届きそうな夜」
という表現が使われるが、
そんな光景を想像してみた

「星に手が届く」ための条件は二つある
一つは、手が何万光年という途方もない長さにびよ〜んと伸びること ...
生き死になんてものが
畑に植わっているから
せめて軍手をはめて
つばの大きな帽子なのだ

黒い土のにおいのなかに
かきまぜられもしない
軽々しさを聞く
ぽこんと泡を抱いた
空々しさを ...
ものの名を知ることは
世界ととけあうことだ
曇天の下
すべては自らを中心に
分断されている
その心がかなしく
またこわいのだ
誰も知らない場所で
花が落ちるように
周囲から急速に暮れ ...
この

吸い込まれそうな

空を

もしあんたが

見てるなら

きっと

あのコと

一緒なんでしょ?

だって

来てくれなかった

あたしが待ってた

ここに

来てくれなかった

空が好きな者 ...
自分にできることなんて限られている
何もできないくらいだ
でもじっとはしていられない

何でもいい
何かしたい
助けたい

言葉で素直に言えればいいのに
素直になれない
本当の家族 ...
恋をした。
消しゴムから出たものを手ではなくて息で払ってた。
その息で、
耳の中まで、洗われた気が
した。
小学校3年生の、夏

恋をした。
英語のテストの点数を負けたと言って悔し ...
パスカル、

それは
小さくて
切ない

君みたいな
方向音痴は
つきあってると
つかれるからって

こまかく
きざんで

パスカル、

こんな僕をゆるして
いつまで ...
空のすみずみまで血はめぐり
いつもの午後が
今日も静かにあくびする

ふと目が合って
空の心臓が
止まりそうになった

手を繋いで歩いたら
真っ赤な大きな心臓が
名残惜しそうに ...
散文は「私はコレ」であり散文詩は「私のコレ」である。
と明治の哲学者兼文学者兼畳職人の増臣武人は言った。

詩と小説の違いは目の逸らし方にある。
と18世紀ヨーロッパの作家モント・ノッペルは言 ...
ながいあいだおもいえがき
こころにだいて
よびかけたものを
いまはおもいだせない
すなのもじがかぜにけされて
あれちにはだれもいなくなった
かたすみにさくカタバミのはなににて
ねがいのよ ...
激しさの夜を覚えているかい?
立ち止まる君はうすい雨に濡れていた
月が照らしてた
灰色の月がそっと

流れゆく雲は魚の群れのよう
風の音は映写機のようにまわり続けて
吐く息は花のように咲 ...
満月が赤い夜は

ホットドックのケチャップもきっとあかい

あかいあかい


あかい靴ひもが私のお気に入りだと笑ったあなたの唇はなぜあかい


それはトマトを食べたから
...
バイバイ

あたしの愛した人










Good-bye.
{引用=(いつでも、何もないえがおでいてほしい、無条件に)}

近づきすぎると見えなくなる
遠のいてゆくとさみしくなる


他に、どこも、どこにもみつからない
てさぐりで、探した宇宙 ...
残像を組み立てていました
それは最果ても永遠も知らぬ 孤独な作業でした
自分の醜悪さと隅っこに残った光 それだけが材料だったのです

それで あなたを 作れると 思っていました

思い出の ...
一週間後に脳の手術をする 
八十八の祖母の部屋に 
慰めの言葉もみつからぬまま 
顔を出そうとした 

{ルビ襖=ふすま}の隙間から 
すべての恐れを一時忘れた 
安らかな寝息が聞こえた ...
ライオンさん!
こっちでは愛が降ったよ
久しぶりにあなたの、
ライオンさんのタテガミ
見たいなあ

どんなに濡れてもライオンさんのタテガミは風にふわりとなびいていた
どうしてなのか尋ねた ...
一週間後の月曜日 
八十八の祖母の脳内に転移した 
二つの腫瘍にレーザーを当てる為 
頭蓋骨に四つの穴を開けるという 

三十三の孫は 
何も出来ずに枕辺に坐り 
祖母の呟く嘆きに 
...
道を歩きながら 
開いた本のなかに 
在りし日の老いた詩人は独り 
捲れる頁から頁へ渡り歩く 
無声映画の季節 


   * 


 冬 

上野駅の踏み切りの橋の上から 
...
君を傷つけていた。



僕を呪わない君の声がして

逃げ出したくなって

それでもまだ君が好きで。

逃げられません

嗚呼。





君の優しさが怖かった。
...
私はぬいを飼っている

まるで犬のようなぬい

鼻はよく利いて
遠くの音も聞こえる
口はそれなりに大きい
しっぽを振って喜ぶ仕草は犬そのものだ

ところが全身はとても長い毛に覆われて ...
七色の翼を持つカナリア
空高く羽ばたき
その歌声は月夜に響くだろう
あなたはカナリア
私は幻の夢を見る

私が恋したのは美しいカナリア
檻の中のカナリア
電話越しに詩を読んだ
母の日みたいと
喜んでくれた。

本当の母には
サゴチのから揚げと
ベーコンとほうれん草の炒め物

カーネーションはと聞いたら
いらないと言う

水墨画を描 ...
流れゆく景色の中で
ボクはキミと出会う


厚い雲に覆われた空と
よく晴れた空の真ん中


向かい合うイスの対角線
距離は六尺程か



キミとボクは今
同じ時間を共有し
...
ぼくはあの日

獣のような妖精だった

獣のようなことをして

妖精のような目をして

妖精のようなことをして

獣のようなことを考えて

清濁は合わせ呑むものではないよね


黒丸のところが好き



以外の白いところは嫌い


どちらも

有限世界のお話なのさ

ぼくらは

袋の中であり外なのさ




黒丸のところは嫌い ...
 もう子供には戻れないのだから
 一人目覚める部屋には今日の予感は転がってない
 でもだいじょうぶ
 もう子供には戻れないのだから
 いつもの気だるさといつもの痛み
 もう理由を探すことをや ...
屋上では溜息も吐き放題


シュレッダはただ質量保存の法則を守り続けているだけ


{ルビ女神=最上級の誉め言葉}という名の車でお出迎え


それらの多くは指先の暇潰しで破壊され
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
盆地あおば自由詩2*08/5/12 1:39
A-29短歌3*08/5/12 0:19
ツカミドコロのない話Honest...散文(批評...2*08/5/11 23:56
母の日に縞田みやぎ自由詩6*08/5/11 23:41
落花岡部淳太郎自由詩1108/5/11 23:38
最低最悪愛してる愛心携帯写真+...1*08/5/11 23:13
ファミリーポンテク自由詩008/5/11 22:51
届いてる?はるこ自由詩2*08/5/11 22:44
シャクシャク、楠萃自由詩208/5/11 22:29
空の心臓小川 葉自由詩508/5/11 22:04
はらわたが日常英会話を始めるキリギリ自由詩108/5/11 21:19
明日Etuji自由詩308/5/11 21:12
ある夜からjin自由詩308/5/11 20:55
ホットドッグの夜大豆モナカ自由詩108/5/11 20:27
Good-bye.流浪人携帯写真+...4*08/5/11 20:14
かげぼうし/母唐草フウ自由詩7*08/5/11 19:45
断罪の祭壇灯兎自由詩208/5/11 19:27
祖母の寝息 服部 剛自由詩108/5/11 17:52
ライオンさん(愛・雨・絵・王)木屋 亞万自由詩1*08/5/11 17:51
日向の道 服部 剛自由詩108/5/11 17:33
白い道 自由詩208/5/11 17:07
贖罪志願水島芳野自由詩408/5/11 15:46
ぬいそらの とこ自由詩6*08/5/11 15:13
美しいカナリアsekka自由詩1*08/5/11 14:00
今日も生きているペポパンプ自由詩6*08/5/11 13:47
流れゆく景色の中で夕焼け空自由詩3*08/5/11 13:38
獣と妖精吉岡ペペロ自由詩508/5/11 12:35
自由詩108/5/11 12:32
戻れない山崎 風雅自由詩408/5/11 11:34
弱き者よ、汝の名はガール也ピッピ川柳208/5/11 11:00

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