何かしらの方法で紡がれる言葉に
時々、ほんの時々だけれど
胸を締め付けられることがある

苦しくて でもどこか惹かれる言葉たち
心にリンクするってこういうことなのだろうか

どんなに閉じ ...
お好きでしょう?
と、高みから言い下ろす、雨の
密かな祈りは
花と花の陰へ、葉と葉の陰へ
しと、しと、黙られてゆく。


紫陽花から立つ水の匂い。
後戻りできない蝸牛の渦巻 ...
傍にいてもとってくれぬ夜に、
わたしの赤いあやとりが、ゆるり、たわむ。
想像の余地を失った惑星の軌道みたいに明確に、
ゆるり、
たわむ、
床に、


指の、
床にうず ...
おまじない

君の名前を書く
君の名前を書く
君の名前を三度書く

そうしたら

嬉しくなって

なんでも叶う気がしてきた





 信じられる

信じられる ...
数多(あまた)の田は
既に水が張られ
夜ともなれば蛙が鳴き、
やがて狂おしいほどの肌の火照り、

野鯉を釣った後の
烈しい血の騒ぎも抑えがたく
儀式は、六月のうちに
さも義人を装って
...
今までたくさんの詩を読んで
そこからいろいろなことを感じて
詩を書いてみたいと思い立ち
様々な詩を書いてきました

書いたからには
読んでもらいたい
認めてもらいたい
そう思うのはいけ ...
予定通りの強い雨が
予想以上に私を責めた
甘えた子供を何処かで捨てて
寂しい大人を背負って濡れた

気づかぬ内に壊れた夢は
紅く錆びて巡ればいい
眩暈のするような強さで

眠りを忘れ ...
湿り気のある空気が押しつけて

暗い灰色の空から落ちてくる
細い糸のような雨
歩道にあたり
無残に砕けて

この大地を黒く潤す
雨の残骸が田畑で生きて

静かな雨脚に日本の雨季はし ...
梅雨入りや紅葉の木陰秋海堂

二人してボランテァーや沙羅双樹

庭べにはさまざまな六月の花
おとなになるから。
もう泣くのは止めるのだと
きみは言う。

ぼくたちはまるっきりこどもで
お互いの身体に恐る恐る手を伸ばしながらも
やっぱりこどもで

おとなになりたいのかと ...
小さな頃から
オシロイバナを身にまとって


教室へ向かう道の途中
家へ帰る道、夕焼け空の下
遠くに並ぶ影が羨ましかった、よ


あれから、数年


オシロイバナは ...
爪先で掻き分ける、
さりり、
砂の感触だけが
現実味を帯びる

ひと足ごとに指を刺す貝の欠片は
痛みとは違う顔をして
薄灰色に溶けている


こころの真ん中が
きりきりと痛んで
...
赤に黄に僕の空を染め上げた
染め上げていたその欠片
欠片はアスファルトの上、ガサリ
ガサリと老いた祖父の手
手の皮膚の色と手触り
手触りすらもやがて朽ちて
朽ちて残る細い細い骨 ...
はじめは
音もなくただ
切り取られた絵を
見ているようだった

気付けば
あたりいちめん
降り続いていた
ほそく長い銀色の

むせ返す空気を
土に
留めておくように


...
愛情より愛憎
憎しみが無ければ愛等生まれない

愛しているよ?
だから余計に壊したくなる

何時だって僕は、
如何して君を壊してあげようかと
其ればかりを考えている

ねぇ僕は、
...
 空が晴れていることを
 飴玉にくるんで
 青葉を打って落ちる
 雨が
 夜
 ヘッドライトが近づく路上で
 浸った黒さの中で
 金色の連弾が
 跳ね上げる音は
 かき乱す
 裏側 ...


くははしる

ヨコ線の日々をはしり

ぬける

はしるよ

よつあしで


どてのうえは

快晴だ
僕は宇宙を持っている
体の中に宇宙を秘めている
其処には地球があり
空があり 大地が広がっている

季節が巡り
花が咲いては散る
風が吹いては止み
波が荒れては穏やかになる

川が ...
以下略とかかれた中に
コトコトゆれながら
姿をととのえて
目線を前に向ける

遠くからくるものの予報と
今から行われる今日は
ゴールの前に立たせながら
端から走れと耳打ち

涼しい ...
(波の音、)

過ぎゆくものを
尊しと思いつつ
記憶も躊躇いも
心に残さず

静かなものにこそ
いっそう厳しく答え
逆巻いてくるものには
烈情を抱かず

(漁火 ...
{画像=080622022551.jpg}

今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。

いつもの挨拶
いつもの仕草、

駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに ...
カタヤマくんはジャングルジムのてっぺんが好き
ここのジャングルジムは幼稚園のくせして子どもたちが登るにはちょっと高すぎるので
てっぺんまで登れるのはカタヤマくんくらい
カタヤマくんはてっ ...
黒鳥が空を舞うのを眺めながら
空の青さに目を傷める
そのようにして
わたしたちのあこがれはいまだに止まず

いつ どこで だれかを殺してもいいように
理由を探し続けている
わたしたち ...
4月1日
迷惑メール17件
うち英語が6件
あんまちゃんと読めないけどたぶん迷惑メールだと思う
普通のメール2件
返信せず
たぶん支障ないと思う


4月2日
迷惑メール3 ...
カラオケ帰りの深夜二時
車を止めてエンジンを切ると
無音の空間が一面に広がり
取り残されたような気分になった

駐車場から歩いていると
自分の足音がはっきりと聞こえた
その時 ...
あぁ 今日もまた 鳥かごの中から世界が見えるよ

ほんのちょっとした、ありふれた病気

なのに体が思うように動かない

心には沢山の傷がついて紅い血を流してる

きっと助けて欲しいのに ...
「夕暮れ時がすきだといった

 わたしは悲しくなる
 といった
 薄い光が町を
 すこしだけれども透き通らせてみせるので
 悲しくなるのだと

 町をみた
 アーチ橋の上から
 静 ...
嫌い蜂蜜みたいに甘い甘いべっとりしたあの子
みたい嫌い嫌いじゃない?そーゆーの、わたし
佳く解かってないのかしら、まだそういう年齢
、では無いのかしら?{ルビ脹脛=ふくらはぎ}掴まないでよ
痛 ...
うだるような夏休みの夜
水を求めるように
冷凍庫から氷をとり
口に入れる

がりがり
噛み砕いたり

飴玉のように
ゆっくり溶かしたり

氷は40度に満たない
僕の身体にすぐ溶 ...
芸術と現実のまんなかで
僕らはヒッチハイク
あの崩れた山の向こうに
家があるんだ

あいにく
運転手の行き先は海で
たしかにそこは海で
干上がってるから歩き出す

潮の匂いが ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
コトノハノアツマリtatsuy...自由詩108/6/22 21:20
雨期の告白A道化自由詩908/6/22 20:52
ひとり宇宙自由詩708/6/22 20:51
乱太郎自由詩21*08/6/22 20:35
夏越の祓 ★atsuch...自由詩13*08/6/22 20:27
ポイント1486 1...自由詩5*08/6/22 19:40
花へくろね自由詩108/6/22 17:51
日本の雨季アハウ自由詩5*08/6/22 17:25
梅雨入り生田 稔俳句208/6/22 16:54
おとなに。Utakat...自由詩308/6/22 16:45
オシロイバナ三奈自由詩5*08/6/22 16:17
海蛍 (一)銀猫自由詩18*08/6/22 14:37
遺影朝原 凪人自由詩1*08/6/22 13:42
銀の針のような雨がこゆり自由詩8*08/6/22 11:34
最果てユキムラ自由詩008/6/22 11:23
colors 空白水町綜助自由詩908/6/22 10:08
自由詩208/6/22 10:03
鐘を鳴らす者かいぶつ自由詩208/6/22 9:37
白い星達砂木自由詩10*08/6/22 9:26
いけないあすくれかお...自由詩2*08/6/22 8:34
いつもの席のいつもの仕草beebee自由詩16*08/6/22 2:17
すべての男は天使であるれつら自由詩7*08/6/22 2:06
恋愛詩自由詩4*08/6/22 1:56
あたらしい世界じゃなくても自由詩4*08/6/22 1:53
公営住宅1486 1...自由詩6*08/6/22 1:40
鳥かご知恵自由詩5*08/6/22 1:33
緑色の ぐるると喉を鳴らす水町綜助自由詩508/6/22 1:11
carameloaidani...自由詩008/6/22 1:09
氷喰症藤原有絵自由詩608/6/22 0:56
ヒッチハイク小川 葉自由詩108/6/22 0:38

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加筆訂正:
「 ふれてください 」 /服部 剛[08/6/22 11:22]
節々を推敲しました。 
緑色の ぐるると喉を鳴らす/水町綜助[08/6/22 9:59]
なんでか内容が途中で切れた状態で投稿してありましたので、大幅加筆、というか修正。ついでに改題
「 ふれてください 」 /服部 剛[08/6/22 3:38]
4・7連目を推敲しました。 
5.46sec.