山茶花?いいえ
夾竹桃?いいえ
金木犀?いいえ
なんだか美しいように思われるだけの
そんな名前を知っていることが果たして素敵?
いいえ
知らないふりのと ...
さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って
失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ...
みつめる瞳とみかえす瞳。
抑圧の困惑と放出の誘惑。
装った平静と剥き出しの波動。
刹那。
破られた膜と放たれた粒子。
金色の刃には転がる赤を添えて。
銀色の杯には流れる青を酌み交し ...
風のような人だったから
劇的に目の前に現れて
戯曲のように去っていった
ただそれだけのことなのに
最近体調が優れないせいか
秋の夜が長すぎるせいか
周回遅れの孤独なレース
巻き返す手段が ...
目の前に開く闇
閉ざされた心に 甘い蜜を差したなら
その甘さに酔いしれて
知らず知らず
口をあける
もっともっと
神経が騒ぎ出して
心は欲望のままに
前も後ろも忘れて憐れ
醜い動物よ ...
君の自由にしていいよって
ほんとうに自由にしていいから
どこに行ったって
何を食べたって
どんな考えもっていたって
形式なんかは気にしない
だから結婚しようなんて
た ...
砂漠ならばいい
砂漠のヒキガエルのおなかにシリアルナンバーが
シリアルナンバーがあったというならあったのだろう
日曜日、遅い夕方
ふと目をやった河原の石に
なぜバーコードが貼られていなけ ...
僕がかろうじて息ができるのは
君が此処にいるから
僕の呟きは白い息となって空に映る
僕は思考の果てで絵を塗り続けている
僕の世界は誰かにとって難解で・・・
僕は何故難解であるのかを ...
足跡を探しては
途方に暮れた
痕跡すら残さずに
記憶だけ残して
君は行ってしまった
過去に還ろうとして
流すのが涙なら
それは記憶の海の
ほんの僅かな部分
君がいて、私がいて ...
ごう の音に
足をすべらせた
わざと すべらせたのだ
首もとに
ゆりの匂いがする
或いはくちなしの。 口 なし 朽ち なし
...
御仏は帰りきぬ
血を受けたる人々の中に
その面影は宿りぬ
三回忌 七回忌 十三回忌
歓談し それぞれの笑顔の中に
想いは巡りきぬ
過日は楽しき思い出となり
...
約束をした
もうひとりのあなたと
あなたには
内緒で
約束のことを知らない
あなたは
なぜかいつもより
やさしかった
気がした
ひとを裏切ることが
ひとをやさしくして ...
鯉の群生する湖を汽車、あるいは貨物車が走り
当たり前にそこにある線路と魚を見つめている
母と乗った貨車はやがて大きく傾き
母は無事に着水させ娘の私を投げ出した
カバンの中身がばらばらと澄んだ水 ...
うそばなしが側にいる時はうそばなしについて書いてはいいが創作してはいけない。相手はあのうそばなしである、どんな嘘を吐かれているか解らない、潜入創作官たるものくれぐれも ...
おまえの孤独は
おちんこをおまんこに
入れる
あるいは
おまんこにおちんこが
入れられる
で
直ってしまう
ようなものだ
「 自慰しなさい ...
ぼくはたいこをやるよ!
じゃあぼくは、ベースをやるよ!
じゃあ、ぼくは、ギターをひくよ
ぼくー ぼくはー ぼくー
・・・にわとりにえさをやるよ
そんな4人が結成したバンドがありました ...
あなたが私の名前を呼んでくれる
あなたが私の瞳を見てくれる
あなたが私の心に触れてくれる
あなたが私を好きでいてくれる
ただそれだけなのに
一生叶わない気がするのは
あなたのその哀 ...
会いたかった
すごく会いたかった
会って見つめ合いたかった
ただそれだけ
声に出さなくていい
ただ僕を見ていてくれさえすれば
昨日でも明日でもなく
今
この幸せをスケッチしておかな ...
「すきだよ」とか
「そばにいてよ」とか
「会えないときもお前のこと考えてるよ」とか
嘘つき
本当はあたしのことなんか
ちっともすきじゃないくせに
すきだけど
すきだけど
...
{引用=悲しみを知らない人などきっといません、
同じような顔で同じような服を着て、
量産型が街を歩いているよ、
ねぇ、
おかしいね、
おかしいね、
同じでなければ怖いんだ、
臆病 ...
佐伯くんという幼なじみの友人がいた
運動神経が学年で一番良くきかん気な子だった
彼と僕の家は近くて、昔から一緒に帰ることが多かった
彼の家は柳川通りの十字路に面した貧しいアパートの二階
横 ...
きみからの着信を
さっきふたつ見つけた
あの頃より
ぼくはきみをゆっくり愛している
書くことが多すぎて彼女は手帳を黒く塗り潰してしまっている。目の前で起きていることを記さなければならないという気持ちに突き動かされて、あるがままをあるがままに写し取ろうとし過ぎている。対象に目を奪 ...
ねこぜのまるみに
情熱のあせた夕陽がそそぎ
鼻粘膜にむけて
消長のシルエットがとびかかる
うすむらさきは西の空
そ ...
整えて
サラサラと
見上げて
キラキラと
滴って
ヒタヒタと
“むかし”を重ね着するごとに
“いま”が集約されてゆき
“あした”には冷たいアスファルトの上で
カラカラと
カラカラと
木枯らしに遊ばれて ...
思考でパッチワークをしても
なにも暗躍しない
鉛色の空は重く、冷たく
影法師を縫い付けては、体温を奪う
視力が落ちた日の朝
妹は聴力を失い
お母さんは足を失った
お父さんは肝 ...
冬枯れの道を
男は歩いていた
街路樹はすっかり葉をおとし
青々と葉を茂らせていた頃の
面影もない
かつて若かった頃
男の夢と希望に
生きがいを見つけ
子供の成長を喜んだ
そんな自 ...
どうしてだろうね
こんなに温かみを感じるのに
全然側にいてくれる気がしない
ためいきの数は増える
多分あの人が悪いんだ
あの人さえいなければ
星に願いをかけよう
そん ...
必要としていたものを
今日捨ててしまったことを
ここに笑おう、額のしわが増えてる
どうしたってこんな寒空のなか
向かわなきゃならないことを
ならなくなったことを笑おう
仕方ない ...
青くて透き通っているけどどこか昏い
鳥たちの顔
仄かな灰の匂いを降らす翼
その背に戴いた空
かぜと名づけられたものがまた去っていった
羽毛の温もりを滑って
私の傍らを
見上げることが ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋空の舞
田島オスカー
自由詩
0
08/11/15 23:31
さかなのよる
たりぽん(大...
自由詩
32*
08/11/15 23:29
染めない色
朔 水
自由詩
2*
08/11/15 23:26
音速の壁
1486 1...
自由詩
1*
08/11/15 23:09
欲する
百瀬朝子
自由詩
0*
08/11/15 21:36
約束
kiyuu
自由詩
1*
08/11/15 21:36
バーコード、河原のとある一つの石に
海里
自由詩
1
08/11/15 21:24
瞳
透明な魚
自由詩
2
08/11/15 20:57
記憶の海
浅井実花
自由詩
1
08/11/15 20:52
ふたたび
紫野
自由詩
1*
08/11/15 20:07
法事
青い風
自由詩
1*
08/11/15 19:54
約束
小川 葉
自由詩
4
08/11/15 19:46
[夢合わせ]
東雲 李葉
自由詩
1*
08/11/15 19:32
「 潜入創作官。P. 」
PULL.
散文(批評...
5*
08/11/15 19:20
自戒
煙と工場
自由詩
1
08/11/15 17:35
すっとこどっこいスラッシュメタル
パラソル
自由詩
0+*
08/11/15 17:20
射殺
cass
自由詩
1+
08/11/15 17:20
画家
〃
自由詩
2
08/11/15 17:14
うそつき
lazy
自由詩
4
08/11/15 16:48
心臓
士狼(銀)
自由詩
11*
08/11/15 16:23
そういうこと
結城 森士
自由詩
0*
08/11/15 13:13
好きの気持ち
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/11/15 12:48
黒
楢山孝介
自由詩
25*
08/11/15 12:34
夢枕
信天翁
自由詩
2
08/11/15 11:31
リアル
見崎 光
携帯写真+...
1
08/11/15 11:04
針になる
ゆるこ
自由詩
5
08/11/15 8:55
生物のため息
ばんざわ く...
自由詩
2*
08/11/15 8:38
流星の日
瀬田行生
自由詩
1
08/11/15 8:24
襤褸きれのありがたみ広報
鎖骨
自由詩
2
08/11/15 3:02
鳥の目は珠のようだった
〃
自由詩
3
08/11/15 2:42
4641
4642
4643
4644
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
4671
4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
加筆訂正:
半自動
/
kauzak
[08/11/15 13:20]
さらに、少し修正しました。
6.85sec.