夜ちゃんと
手をつないで歩いていた
夜ちゃんは
口を大きくあけたまま
何か話しかけるけど
その口は月なので
僕はその光をからだじゅうに
浴びている

夜ちゃんが
きゅうに無口 ...
のんびりと
芝生の上で
日向ぼっこをする
時間が止まる

何をしよう
そうだ友達と
食事をしよう
ワインで乾杯

反射がキツイ
3クッション
連鎖反応
チェーン効果
とても優しい夢を見た

風も光も体温も
すべてが優しくなって

すべての嘘と強がりをすてて
今なら正直に言えそうだ

あの日あの時
あなたの事を
本気で愛していた事を
それを蛍という人達が
優しい微笑で
小鳥をつつむように
佇んでいる

その声が
空に飛んでいくように
雨が降ることを
雪になることを
そういえば君は
星になる
と言ったかもしれな ...
ささやかな行いが
悲嘆くれる人に ふと 息をつけるやさしい椅子となり
父母を失って泣く幼子の 風避けの布となり
飢える人のための 温かい一食となり
あるいは 氷河の溶ける速度を 一瞬遅らせ ...
したたる、したたり、

侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている

やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい

当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ...
妙に窓が明るいと思ったら
昨晩降り続いて街を覆った雪が
朝を反射していました
{ルビ氷ノ山=ひょうのせん}の上で薄灰色の雲がただよい
{ルビ若桜=わかさ}の木々が瑠璃細工になり
冷たく寒い朝 ...
全世界のけだるい午後に
垂れ込めた黒雲から
雨は降り続いている
という僕の主張を
すくなくとも日本は晴れだわと笑って
君は信じてくれない

見せかけの天気だと
どうしてわかってくれない ...
{引用=全世界の"私"と、今では遠くなったT.Aのために}

机のうえにコップがあり
椅子のうえに私があって
時計は23時59分を指していた
この部屋で動いているのは ...
「おはようございます、佐藤さん」
あぁ、おはよう。
目覚めはコンピューターとの挨拶から始まる。
鏡を見ると、そこにはこの世のものとは思えないハンサムがいた。俺のことだがね。
食卓には食塩と胡椒 ...
青銅の獅子が土砂に浚われる
日没、架橋のしたの渦のちかく
掘削されてまもない暗い洞穴に
青黴の麺麭のかけらを投げいれ
反響する木管楽器の透明な鼻息をきく
いっさいはみだらな情欲のうちにおこな ...
 横浜からJR横浜線で北へ5駅。閑静な住宅地に成長しつつある鴨居駅周辺には、鶴見川が流れている。インターネットで調べてみると、鶴見川の源泉は東京の町田市にあるという。全長42.5キロ、流域面積235k ... 鉄ぱいぷ覆ウ黄ニ煤ケタ幕公園木々存立裂キ梢ノ先霞ム空域劇場
巷間ノ桎梏後屈スル天窓嘆息スル小水スル闇雲割ク落雷
古帝ノ武装シタ屍渇キキッタ疾風市街ノ灯ヲ焚キツケル
ワレラノ拳奪イサル嘗テ
太陽 ...
{引用=
■形式
 ・リレー小説
 ・三題噺

■題目
 ・こたつ
 ・ゲームボーイアドバンス
 ・丸めた新聞紙

■参加者
 佐藤、波栖、モリ

■登場人物
 ・主人公
...
ヘッドフォンで聞いていたロックの曲と曲の合間に、
耳鳴りが、耳の奥で、鳴っていた。

何事もなかったように次の曲がかかって、
僕はまた何事もなかった素振りをして、
それでいつしか眠くなって、 ...
言葉が 膝を抱え丸くなったまま 産まれない まだ

非結晶の 硝子が こっそりと流動する

それは秘密 だよ

いつか 懐かしむだろう 君を 君の淹れてくれたココアを 君の唇の湿度を いつ ...
夜の"海"は既に
この町を
飲み込んでしまった‥

"波"に抗い
もがきながら
やっとの思いで掴んだのは
水面に浮かぶ満月だった

 ゆら ...
{引用=
■形式
 ・リレー小説
 ・三題噺

■参加者
 波栖、モリ、佐藤、メコ、(肉欲棒太郎…アナザーストーリー)

■テーマ
 ?本(洋書・カバー無し)
 ?柱時計
 ?オ ...
_26:30 星は流れた
 
きっと
 
誰かの願いが叶うのだろう
 
瞬きの合間に
 
夢か希望か不可能かを
 
塵と消えた微かな物に
 
_26:30 星は流れた
 
...
たとえば俺が死神のノートを拾ったら
そっと知らない土地に埋めるだろう
寂しいときはときどき掘り返し
誰かの名前を書くのだろう
線香花火のおとたてて

ねずみ幽けき雲まから

まえの方からふわっと

わっとふけみたいな白

フロントガラスにパッ

パッパッパッ線香花火


僕は祈っていたのでした

...
  鳥取の冬を包み
  かくすもの
  街の音まで凍らせて
  夜を沈黙で満たし
  立ち尽くした
  遠くで、雪おこしの稲妻が
  夜を呼びさます

暗闇に置かれた水晶の透明が
今 ...
今日は一度も傘を差さなかった。

傘を差すのは嫌い。
周囲がいつも気を遣って、
『どうぞ』
って 入れてくれようとするけれど。

大丈夫だよ。
どしゃぶりでもない限り。 ...
ひろいひろい畑にて
老いた木、一本ありました

ひろいひろい畑には
淋しく淋しく木が一本

ひろいひろい畑に生える
老いた淋しいその木には

ここぞとばかり、この秋は
たくさん ...
「好きだよ」


君が言う。




私は
その腕の中


泣いてしまいたかった。
月が
30Wの白熱電球の輝きを持って
フラリと空にある

都会の冬の夜空では
どんなに空気が澄んでも
瞬ける星は数少ないから

月は遠慮なしに
夜空を支配できるというのに

少し ...
真上の月
四つの杯
ひとり去る猫
ひとり去る猫


蝶が蝶を吸いに来る
重なりのむこうの波
波のむこうの冬


より硬いものに触れ光は撓む
くすり指のふ ...
おまえはひとりのふりをするがいい
常に書かざるを得ないものなら
おまえの余裕の臭いがわかる
おまえはそうして滅びるがいい
ひとりのひとりを知るものは
岩を岩を岩を岩を
...
やっさん
やっさんは九州から中卒でやってきた人だった。
工場に勤めて、結婚しそこなったまんまで55になった。 なんかの副職長という肩書きがついていたけど、給料は安いまんまで、九州から出てきたとき入 ...
あまりにも説明しすぎの四行を褒めそやす人嘲笑う人




無理解を嘆く人こそ哀れ也ただそのままにそう在るものには




四行を望むものには四行が聖域のよに立ち ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜ちゃん小川 葉自由詩509/1/11 15:44
太陽がいっぱいペポパンプ自由詩4*09/1/11 15:28
夢のあとでアズアミ自由詩309/1/11 15:26
それが蛍というのならAB(なかほ...自由詩509/1/11 13:59
ささやかないねむり猫自由詩309/1/11 12:47
ゆめ 〜月と海〜 さくら自由詩20*09/1/11 11:22
朝雪たりぽん(大...自由詩3*09/1/11 11:10
おおエネルギー!ゼロスケ自由詩409/1/11 10:28
大晦日の或る晩、時の変性について自由詩009/1/11 10:16
_佐藤犀星自由詩109/1/11 5:11
青の飛翔アングラ少女自由詩109/1/11 4:40
魚の声ブライアン散文(批評...1*09/1/11 4:17
ゴールドドライブアングラ少女自由詩009/1/11 4:06
「冬のある日」 (リレー小説・三題噺)佐藤犀星散文(批評...109/1/11 3:50
耳鳴りブロッコリー...自由詩109/1/11 3:22
海面上昇7rabbit...自由詩8*09/1/11 2:46
鳥籠の中 ②夢月自由詩009/1/11 2:22
「オルゴール」 (リレー小説・三題噺)佐藤犀星散文(批評...009/1/11 1:45
夢を叶える星の命徘徊メガネ自由詩209/1/11 1:26
トーリマudegeu...自由詩009/1/11 1:21
冬の雨吉岡ペペロ自由詩409/1/11 0:28
夜雪たりぽん(大...自由詩6*09/1/11 0:20
I'm next to you.高杉芹香自由詩309/1/11 0:01
やさしい音うみとゆう自由詩3*09/1/10 23:40
君が、いのせんと自由詩109/1/10 23:39
月夜kauzak自由詩6*09/1/10 23:03
光と名前(号令)木立 悟自由詩409/1/10 23:00
ノート(おまえに おまえに)自由詩209/1/10 22:58
荒川通り3丁目リーフレイン自由詩509/1/10 22:57
木立 悟短歌109/1/10 22:56

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加筆訂正:
ロンドンの赤い電話ボックス 〜 異人館にて Ⅰ 〜 /服部 剛[09/1/11 4:28]
3連と終連を直しました。 
5.29sec.