水槽の底の
薄く撒かれた石床を
胸に抱えたまま
いつまでも
眠りにたどりつけない
硝子の鏡面に映る
瞳の奥、の奥
私は
銀色のマトリョーシカを
組み立てる
+
あなた ...
空見上げ 追いかけた
地に降りて 離れ見た
よく似てる 烏だね
黒の羽根、黒の陰
ただ、あまたで補えぬ
笑みで白くなれぬのなら
少しだけの祈り
剥されて、轢き千切られるよ
...
醤油 たもつさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=504
われわれは忘れる生きもので、忘れていくからこそ、生きていけるという面があ
る。けれ ...
梅雨空の鳥らの飛翔の影{ルビ玄=くろ}き
列島ドーム全天候だ遊べ遊べ
火の蛇が湿った幹に点火する
{引用=
彼女は、文字通り高嶺の花だったのだ
僕の心はぱちぱちと音を立てて、
ぽとり、と地面に吸い込まれた
}
蝋燭ではものたりないから
うるさいシャンデリアなんかを
線香ではものたりないから
大輪の花火なんかを
菊ではものたりないから
何百という百合なんかを
むかし
現在、過去、未来
いま ...
きみが運ばれて
いった、きみが
愛したものも、きみが
愛さなかったものも、ともに
運ばれて、断絶した
彼方とは
断絶そのもので、きみは
そこで
跳躍する
...
090616
素敵な顔した
船乗りシンドバッドに憧れた
七つの海に乗り出して
大金持ちになりたいと
おとぎ話に夢中になった
地道な稼業に精を出せと
...
さいきんはーもにかにこっててね
うちにかえるとすぐさまとりすのこびんと
はーもにかをもってへやにこもるんだ
かぞくはなにもいやしないよ
かぞくはだれもいやしないんだ
せかいでいちばんの
...
海峡は深奥の
夏をひけらかす驕りの紺碧
染め上げられた
港は青ざめた積み上げられた壁の町
蔑(さげす)みの海猫の声は鳴き止まず
人の住む塵界に卦象を眺めては
エーテルに輝く箴言(し ...
しゅごい
某国の暗殺計画が某国によって阻止されたと聞いて。「やめとけや」って言ったのか。
ふとおもう
そのときの
ふと、が
ひとなのだ
あきのこおろぎも
たちどまり
しょっかくをのばしたまま
ふと、をしてるのだ
ひとのしくみのように
ふとおもう
この ...
どとうのようにフル雨の音に背を向けてぼーっとしていると 伽羅伽羅とアルミの手すりに言葉がぶつかって鳴いてる音だったりした 胃下垂の胃にはすべてが重たすぎてひっかからないまま落ち ...
五月雨や透明な死者ばかり過ぎ
夕立や此の世のはずれに独りをり
雨上がりぼくらの好きな空の波
隠すためか
見せるためか
守るためか
攻めるためか
脱ぐために
穿くため
そういえば
昨日はあんなに笑いながら脱いだのに
今日は
とてもじゃないけど笑ってらんない
...
{引用=群をはなれたライオンと
群にはぐれたシマウマが
サバンナの真ん中で出会った
孤独で飢えたライオンと
恐怖に満たされたシマウマ
見つめあう両者は
お互いを理解 ...
めをつむってると
どこなのか
わかりませんでした
おとがしました
においみたいに
ふるいかんじでした
めをあけても
よくわかりませんでした
ここがどこなのか
パン ...
酒の呑み方を考える
田んぼに水が
入ったんだかどうなんだか
蛙の合唱を子守唄がわりに
うとうととしつつ我が生涯をなんとはなしに振り返り
いつの頃からか
我が人生 ...
あなたとはもう話したくないから
黙ってお金を払ってください
私の言ってることわかります?
「人生」だなんて
そんなたいそうな物語はわたしにはありません
ただ 生きるのをやめたいと思ったときに
どんな死に方がいいかと言うと選択肢がいくつもあって
どんな服装で死にたいかと言うと ...
私の小さな娼婦が
右膝を撃ちぬいた
祝祭日は凪に包まれて
杖音は霧の中に響くだろう。
お前には見えるか?
亜麻粒の打擲ははげしく
辺りを燃え上がらせる
全ての断片たちが
渦柱を昇っ ...
健康な足音は一昨年の写真の向こうに逃げて行ってしまった
固まった笑顔は癖
すっかり 乾いてしまって
私の喉はもう唄わないのです
ドとレとミとファとソとラとシ
それぞれの変と嬰
舞台 ...
熱い靴底がどしゃぶりに冷やされて
フェンスを乗り越えた風が髪を濡らす
前線が停滞していますと
携帯ラジオが伝えるけどれど
停滞の下の僕の街は
なんて騒がしい夕暮れだろう
横向きに傘を差す人 ...
私の名前は
ヨシです。
昔はアシと呼ばれてました。
“悪し”は縁起が悪いとの事です。
私の茎は中空です。
根っこまで空気を運んでます。
私は生き物の玉手箱です。
私はヨシキリの巣にも ...
「鼻が長かった」彼女は言った
「ゾウみたいだね」僕は言った
「ううん、キリンみたいだったわ」と彼女が言うので
「首も長かったんだ」と聞くと
「歯がキリンみたいだった ...
夜、
手紙を書いてはいけないとタモリが言っていた
夜中にと言っていたな
たぶん。
音楽は魔法だ
創めに言葉があったのではなくて
そこには音があったのだろうと僕は思う ...
また
草の匂いのする、夏が来る
ホームから駆け下りて
5時17分の各駅停車に間に合うように
大人たちが向かう方向とは
ずっと、ずっと
逆に走ろうと決めて
あの人からは
降りだし ...
一里のヒンバがめおととなって
丘を下り始めたとき
二里三里ともおそらく
自らの距離をもう距離とは言えず
巨とか凶ばかりがやたらに目に大きく写り
逃げ出したいのをぐっとこらえるがもう
一里の ...
じぶんががんばることが
誰のためにもなっていない
未来も含めて
誰のためにもなっていない
これ以上の絶望ってあるだろうか
言葉はいつも足りなくて
無力感ばかりにひた ...
小さなまどから
両手を広げたら
境も {ルビ閊=つか}える枠もなかった
風は湿り気
きょうもいくつもの紙ふうせん
昇ってゆく
まだ、両手広げたまま 吸って 吐いて
十字架のか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
窓辺に眠るさかな
佐野権太
自由詩
19*
09/6/16 10:53
烏、恋歌(からす、こいうた)
邦秋
自由詩
2*
09/6/16 10:20
SRS8 醤油/たもつさん
露崎
散文(批評...
2*
09/6/16 9:17
火の蛇
アハウ
俳句
1
09/6/16 9:04
六尺の花
ピッピ
自由詩
2
09/6/16 7:42
Squall
FUBAR
自由詩
6*
09/6/16 3:23
きみはそこで跳躍する
こもん
自由詩
6
09/6/16 3:13
ほんとうのパンツ
あおば
自由詩
5*
09/6/16 2:52
蛍はどこへ
竜門勇気
自由詩
2*
09/6/16 1:52
Granny Smith
月乃助
自由詩
0*
09/6/16 1:49
本日の独り言 その一
A-29
自由詩
1*
09/6/16 1:30
ふと
小川 葉
自由詩
4
09/6/16 1:18
どしゃぶり。
終
自由詩
1
09/6/16 1:11
夏(五)
青色銀河団
俳句
1
09/6/16 0:08
ほんとうのパンツ
AB(なかほ...
自由詩
3
09/6/15 23:09
「シマウマとライオン」
ベンジャミン
自由詩
4*
09/6/15 22:58
ほんとうのパンツ
小川 葉
自由詩
1*
09/6/15 22:54
酒の呑み方を考える
ふくだわらま...
自由詩
3
09/6/15 22:53
守銭奴
udegeu...
自由詩
0
09/6/15 21:59
エレメンツ
新守山ダダマ
自由詩
2
09/6/15 21:31
左目の魔法
くろねこ
自由詩
2
09/6/15 21:16
かつての響き
照留 セレン
自由詩
2
09/6/15 20:33
紅い入道雲の下で
ススメ
自由詩
1
09/6/15 20:25
ヨシ
ペポパンプ
自由詩
7*
09/6/15 20:08
キリンの歯
たもつ
自由詩
7
09/6/15 19:32
やれやれ・・・
よーかん
自由詩
1
09/6/15 19:24
夏を想う
うめバア
自由詩
2
09/6/15 18:51
一里のヒンバ
ふるる
自由詩
4*
09/6/15 14:38
絶望
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/6/15 14:20
六月のキイホール
唐草フウ
自由詩
9*
09/6/15 12:44
4370
4371
4372
4373
4374
4375
4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
加筆訂正:
夜の四隅のために書いた詩
/
瑠王
[09/6/15 17:54]
若干修正いれました。
8.45sec.