カミナリが紫白いろに夜を暴いて
さなぎのなかの
生物を見るような緊張を散らした
あなたのことをしばらく想う
宇宙船にのりこんだ
おおぜいのなかの二人になっていた
...
もしも右手と両足を失ったら、君は気遣ってくれますか。あなたが持っていて僕にないものを見て、胸が締め付けられるような思いになって目を伏せて、やっと口を開いてできる限り僕に届くように君なりの、慰めの言葉を ...
虫の宇宙は水陸空
初夏にはもぬけのからばかり
ヤゴ、せみ、アゲハ、カワゲラ、等々
初めての空を飛ぶために
羽化は専ら月の白夜に
細い触手のカラスウリ
鬼灯点した提灯市と
朝顔だったら ...
いらないんだろうか 私
と言う 不安げな顔
いるもいらないも 元がね
無くなるかもしれないんだし
と から元気全開で労働
誰にも言わないで
言っちゃいけないよ
そう言ったのに
どこ ...
宇宙の法則
地上の法則
からくりはきっとある
からくりがきっとある
からくりを探している
この世はからくりでできている
探してどうするのか
どうもしない、好奇 ...
とくんとくんと 夜空から鼓動が耳に届いた
とくんとくんと 光の花が咲いては散って
とくんとくんと 私の胸に花が咲いた
♯
胸に植えられた花は 夏の思い出をいっぱい抱きし ...
岩本町駅は秋葉原駅のすぐ近くにある
けれどアキバ地区の裏にあるから
いまひとつ道を覚えられない
乗り継ぐ時は一抹の不安を感じながら
未だ見知らぬ街を抜けて
岩本町/秋葉原駅を目指している ...
源氏物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
源氏物語は、平安時代中期に成立した、日本の長編物語、小説。
現在では、児童ポルノ法適用作品に当るとされ一切の公開が禁 ...
私の心臓は
いつもパニックを求めてる
あの冷たい深海に溺れる感覚を求めてる
今日は気温が18℃もあってあっつかった
電信柱から汗がつたって
水たまりが、また少しだけ大きくなっ ...
ばかみたいに
きょうも朝起きて、
ごはんをたべて、
規則正しい機械に乗るの。
ばかみたいに
せんせいのは ...
肉と霊との弁証法なりやヒトの進化
夕陽 街を化粧してダリア眠る
虹 始まる所のないしょ話
フランダース。
風呂上り、PCの電源を入れたと同時に。意味不明。
ぼくの乗ってる大きな船
生まれたときには乗っていた船
どんな名前のどこの海を
進んでいるのかぼくは知らない
ぼくは芋を剥いている
船底の小部屋で腰を掛けて
芋を剥くのがぼくの仕事
ぼ ...
奥歯ではじけた砂の音
うち寄せる波が
汚れた心も洗い出す
恋の始まり
誰にもバレずに
味わう秘密
破裂しそうな雲を
見てると
君を思い出して
隣の君は上の空
君と君の間に
...
穏やかな波がわたしを襲う
安心してゆだねきっていた
わたしの過失
死んでしまった貝殻に
疑いを隠していた
ここは、なまぬるい
それは、
時にあた ...
はんぶんの優しさをください
背中の割れた
脱け殻でもよいので
*
すいかの臍に
耳をあてれば
野菜であるという宿命を
粛々と背負う
胎動がきこえる
まだ生まれてもいないの ...
心は死んで あいつは
墓の中で薄れながら しんなり笑っていた
電車は定時にきっかり訪れ
我々の事情も知らぬまま また
また 繰り返す
毒を盛ることなどや ほか 様々なこと
を 試みに ...
真夏にありて
人ありて三三五五と群れておりイングリシュ・ガーデン
妻と来にけり
夜がきて大輪の花咲きにけり妻の手植の夕顔白し
百貨店妻と二人で選びたる白きサンダル福音のため
俺はいま、おかずになる画像を探して
ネットの海をさまよっている。
さまよいながら、また、こんなことを考える。
人間は、どうしようもない生き物だ。
意味もなく殺し合い、 ...
傾いだからだに弾みをつけて
くるくると舞い上がる、塀のうえまで
そうやって見つけた世界はどうだ
透明な灰色というものが
こんなにも美しいものだと知った
浜辺にころがった薄汚い小石を
...
(少女たちは 双子と あべこべに踊り回り
でんぐり返った星と星に微笑んだ)
♯
半日 闇のフリルに横たわった
瞳が金色に染まり 金平糖を摘んで食べながら 黒い刻を眺めていた
...
去年の8月
私に弟は居なくて
見なれない背中の同じ制服と
小さなヒイラギに似ていた
温かな水面に脈動する夜のはじめを
昂る夏がその都度握り潰し
ていくような予行
あなたが代わるがわる ...
伝え切れない言葉が
君の瞳から溢れ出した
背中から湧き起こる
熱くて塩辛い波に巻かれて
僕は言葉を手放した
伝え切りたい言葉が
君の口元で閃いた
胸の岸辺を抉られたまま
...
いやな夢を観
汗だくの脚
ふとんを裏返して
目やにを取った
あいつのマンションは51階建てで、エレベーターが無い。
51階からしか北側から南側に行けない。
...
090719
きみどり
みどり
福神漬けが嫌い
怖いのは唐傘のお化け
愉快なのは鉢巻き
2人で遊んだ思い出
キミドリミドリの思い出を
紙の ...
点と点をつないで
海岸を無数の貝殻を踏んで歩く
やがて落ちるだけの
影
大きな
*
点と点をつないで
星座をつくるように窓の外
どこにもない
ただ落ちるだけの
硝子板
...
結晶がやがてバラバラになる
その秒数を数えている
唱えていた呪文が
わからなくなった朝に
私はぐるぐると
テーブルのまわりを廻りながら
世界を憎んでいた
私の呪文
生きてい ...
堕ちていった葉は
碧の奥へと重なって
死んだ細胞が再び
新しいこどもたちを生かすように
たべものは僕の肺へと
するり届けられていく
いつまでも
きみの手を離せないように
僕 ...
目を閉じたままで眠りにつけるのかと
ぼんやり思っていた
あいつは今ごろどうしているんだろうと
そんな気がした
古いアメリカのロックバンドだったけれども
幼い頃の祭りの景色が蘇り
スピー ...
私は見ていた人生を毛の中から
いくつあればとハンバーガーに そんな人の中で
歩き回った 紙袋の類に
向かっていくのだろう羊の私は
そして機械を通して出てくる公園に
セーターや、手袋の私は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
宇宙船のふたり
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/7/19 22:48
優しさという名の×××
キタノ
自由詩
0
09/7/19 22:38
短冊と落とし文月/虫宇宙
海里
自由詩
2
09/7/19 22:21
コントロール
砂木
自由詩
7*
09/7/19 21:40
からくり
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/7/19 21:38
花火の鼓動
志賀羽音
自由詩
1
09/7/19 21:06
新宿線
kauzak
自由詩
8*
09/7/19 20:42
鉄鼠の名前
風見鶏
自由詩
2*
09/7/19 20:35
いつもパニックを求めてる
ひとなつ
自由詩
1*
09/7/19 20:13
満員電車
奈須 好古
自由詩
0
09/7/19 19:54
虹
アハウ
俳句
0
09/7/19 19:48
本日の独り言 その十二
A-29
自由詩
2*
09/7/19 18:58
芋剥き
ふたば
自由詩
2
09/7/19 18:55
『夏の虹』
海 猫
自由詩
2
09/7/19 18:42
まどろみと日常
百瀬朝子
自由詩
4*
09/7/19 17:41
ぼくのなんかなんにもない
ことこ
自由詩
10*
09/7/19 17:03
灼熱の季節
熊野とろろ
自由詩
1*
09/7/19 15:50
真夏にありて
生田 稔
短歌
0
09/7/19 15:49
見つからない。
Ohatu
自由詩
2
09/7/19 14:34
ある、幸運な人
八月のさかな
自由詩
0
09/7/19 14:10
少女たちのレジスタンス
志賀羽音
自由詩
3
09/7/19 12:08
柊の夏
梶谷あや子
自由詩
9
09/7/19 11:10
言葉
nonya
自由詩
6*
09/7/19 9:21
人嵐
tutty
自由詩
1
09/7/19 8:42
袋のネズミ
あおば
自由詩
3*
09/7/19 7:21
点と点
佐藤伊織
自由詩
1
09/7/19 3:39
結晶
〃
自由詩
0
09/7/19 3:34
甘く、痺れて朝
ジャイコ
自由詩
3
09/7/19 3:22
夏の夜
番田
自由詩
2
09/7/19 2:38
羊
〃
自由詩
1
09/7/19 2:37
4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
6.53sec.