わたしを見守る あなたの温かさを感じているの
叱りながら、背中を押してくれる温かさを感じているの
あなたは愛に あふれていて
わたしの涙を あふれさせて
手を取り合って ...
明け方に夢を見た
ミントゼリーを張ったプールに
頭から突き刺さる夢
飛板から身を投げ出した時
迫る水面は
まだ薄青く揺らいでいた
伸びきった指先が
水面を割る直前に
プール ...
しあわせすぎて
しあわせすぎて…
僕は それにすがりついた
愛しい思い出たちよ
無邪気な笑顔よ
許してほしい
かなしすぎて
かなしすぎて…
僕は ...
誰もが
好きな人に
手紙を書くとき
詩人になれる
不思議さ
メガネをかけて人の目を気にして
補聴器をつけて人の言うことを聞き漏らさないようにして
何が楽しくてそんなことをしなくちゃいけないのか
悲しい出来事のたびに反応する私は
反応する分悩み
悩 ...
屋上から、
冷蔵庫を、
落とす。
大切かどうかわからない記憶は
抱えていた膝小僧のかさぶたにある
転んだのは最近のことだったか
それとも遠い過去のことか
鉄さびのようなすすけた色は
かつて赤い液体であっただろうことを
...
見えないものの話をしていると
きみが、どんなお香が好きなのかと尋ねるので
線香、とこたえた。
きみは生まれてこのかた線香など見たこともないような顔をしてからすぐ七話目の話題へと転んだ ...
大きく息を吸いこみすぎた風船のように
あなたの笑顔は外に弾ける
少年に元気付けられたブランコのように
あなたの首は前後にゆれる
よく練りこんだパン生地のように
心の中に妖精の巣をはぐくん ...
氷上に立ってから 足ははりつき
常もままならない
尚も失う感覚が 底をみせている
尚も遠のく戦意は既に 月をみせている
氷上の月となり 冷たい光をうつすのか
はりつく皮を剥いででも ...
いやもーモリマサちゃんてば全開でローダウンモードで白目の現実が
スロースピードで少しずつ贅沢にすぎてくから
どちらかといえば最後までできる時間のかぎりせいぜい生きたいとか
布団の中や液晶画 ...
「私の部屋には本の海があるの」
それは青くて透き通る綺麗な海で
触るととっても冷たかった
浜辺に腰かけて海を見る
彼女は僕を海に誘う
少し勇気を出して飛び込む僕
中はもっと綺麗だ ...
空の背中に
茜色の翼が生えて
夜が終わる
オーケストラの余韻のように
薄れゆく星たち
ああおはよう
今朝のミルクはいつもより冷えて
そんなことが
秋へと読み進むセンテンス
明 ...
むかしむかしと言っても、きのうのきのうくらいカマキリ一家が仲よく草むらの中でくらしていました。今日も父さんカマキリがかりにでかけていきます。「いってらっしゃい。」と母さんカマキリ「いってらっちゃーい ...
あの子が火の粒となって
どれだけの時代が過ぎただろう
三軒長屋の裏庭で
たわむれに散った線香花火の
ちいさな火照りから生まれて
むくんだ素足で まっくろな顔で
ふら ...
あなたの手をにぎる
一生懸命話しかけても
あなたは空の話ばかりする
あなたの手をにぎる
あなたは空を眺めているのに
まだうつむいている
あなたの手をにぎる
...
幾度も幾度も
二重を拭く
ぬぐうたびに
三重になる
星の生まれの
道すじになる
水を進む見えないもの
飛沫が花を描き
すぐに消える
すぐにすぐに
消えてゆく ...
「いいこと教えてあげようか」
と、お姉ちゃんが笑う
夕暮れ時の部屋は
鮮やかなオレンジ色に染まり
「消しゴムに好きな人の名前を書いてね」
「それでその消しゴムを使い切ると」
...
きみの両目は、何も
見ることが
ないまま、記憶した、何も
働きかけることがないまま、きみは
我に返った
かもめが旋回する、その
時間、いかなる
記憶もなく、きみは
目を覚ました、朝
くだけていった、多くの
もの
さりさりと幼い
草はいく
草むらの中を
食卓に斜めに降り注ぐ
花のような物体
の匂い
それらはすべて
私の位牌なので
私は残さずに
食べなければならない
生きていくことは
...
ひとをまつと
もうこない
わすれていると
ひとはまた
まっている
まつということを
わすれた
ひとのことを
あんなに
ことばしか
なかったのに
うまれ ...
紡ぐ糸
織られた地図
航海図は広々として
目的地は標されてはいない
綴られた古代の文字は
解読されることを拒んでいる
幾重にも織り込まれた
あなたの秘密
...
からのおけに
こえをみたしていく
みあげるとあおいそら
おなじいろのふくをきた
しょうじょがわらってる
かぜのちょうじょうから
おちてくる
そのそくどで
うまれ ...
ねぇ
呼びかける
なんでもいいから
誰でも
花でも
木でも
鳥でも
空でも
雲でも
遠くても
ねぇ
呼びかける
声が ...
よるがおわるまえに、きみといちどはなそう。
*
ここは、おいてけぼりのいばしょであって、
しかしながら、いつかはみんなでてゆくのだ。
ふしぎなことにね、なきがおがと ...
―――「私が最も恐れているのは、他人の”正義”です」
オンドレイ・ミミー・アナは縋るとも射抜くともつかぬ目でブリキ製の偶像に向かい、
もったいぶった仕草で手を合わせ、告白とも暴露ともつかぬ調子で漏 ...
鈴が鳴る
鈴が鳴る
あの世と
この世が
繋がって
竿先
細かく
引き絞られる
鈴が鳴る
鈴が鳴る
掛かってしもうた
あの世のモノが
激しく
激しく
身をくねらせ ...
マンションが流れる窓に
身に染みて街を感じ
塗り替えようとしたけれど
立ちつくし
顔を上げて空を思い
逃げだすと
留まった日々に
とても疲れた
しかし
拒み続け固執する電車 ...
夏至間近
ニョロニョロを蒔くなら用意しないと
あなたのところのJAには
10kg袋がありますか
シロツメクサやレンゲのタネみたいに
おりしも父の日を控えて
裏庭にはオトウサンモドキ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青
柊 恵
自由詩
7*
09/6/12 19:43
yume / type_m
nonya
自由詩
10*
09/6/12 18:59
禊
柊 恵
自由詩
3*
09/6/12 18:53
誰もが
夏川ゆう
自由詩
4
09/6/12 18:43
明日こそ晴れますように。
wister...
自由詩
0*
09/6/12 17:48
気まぐれ
邦秋
自由詩
4*
09/6/12 17:48
かさぶたの記憶
あ。
自由詩
20*
09/6/12 17:43
見えない会話
瑠王
自由詩
1*
09/6/12 17:43
笑顔をもらう
イダヅカマコ...
自由詩
2
09/6/12 17:10
氷上の月
瑠王
自由詩
1*
09/6/12 16:51
六月の乞食
モリマサ公
自由詩
6
09/6/12 15:44
本のみずたまり
新崎
自由詩
6
09/6/12 14:19
耐性
ふるる
自由詩
8*
09/6/12 13:24
(子どもが書いたお話です。題名はないそうです。)
〃
散文(批評...
4*
09/6/12 13:04
火の粒
相馬四弦
自由詩
1*
09/6/12 12:02
「あなたの手をにぎる」
ベンジャミン
自由詩
5*
09/6/12 11:44
声と花
木立 悟
自由詩
2
09/6/12 10:16
消しゴムららら
いっと
自由詩
1
09/6/12 9:42
きみの両目は、何も
こもん
自由詩
1
09/6/12 8:57
かもめが旋回する、その時間
〃
自由詩
4
09/6/12 8:53
息継ぎ
たもつ
自由詩
6
09/6/12 8:33
まつ
小川 葉
自由詩
1
09/6/12 4:50
Entrechat
Piroue...
自由詩
0
09/6/12 2:33
マリーのうた
小川 葉
自由詩
2
09/6/12 1:58
ねぇ
shu
自由詩
3
09/6/12 1:54
逆光
ゆうと
散文(批評...
0*
09/6/12 1:53
ミミー・アナとカッポジッテ -断章 1-
人間
散文(批評...
0
09/6/12 1:22
月明かりの下の顔の見えない釣り
北村 守通
自由詩
4
09/6/12 1:16
山手線
kiriko
自由詩
1
09/6/12 1:01
踊るミクロラプトル/ニョロニョロとおとうさんモドキ
海里
自由詩
2
09/6/12 0:27
4374
4375
4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
加筆訂正:
『隘路に閃光』
/
Leaf
[09/6/12 14:15]
配置換え。
『隘路に閃光』
/
Leaf
[09/6/12 14:08]
配置換え.
(子どもが書いたお話です。題名はないそうです。)
/
ふるる
[09/6/12 13:06]
子どもが去年(5年生の)国語の授業で書きました。ちょっと面白かったので・・・。親ばかですね。
5.8sec.