ザザ、ザザ ザザ、ザザ
調律には音叉の骨伝導のように
拾い上げた貝殻を耳に充てながら願つた暁雲の下
ほんの数分でいいと思つた
僕達に見合つた波形で鬩ぐ潮騒の漣音 ...
空へと放った愛の言葉は
今ごろどこにいるだろう
雨の向こう側から
しずくのひとつを
ふと、思う
空から盗んだあの日の苦みが
髪と夢から香るとき
海はきまって
凪 ...
無数の雨粒に包囲された
とある休日の午後
僕は僕の形をした部屋を
ひきずっての遊歩道
何度も傘をノックするのは
とあるお節介な日常
僕はミエミエの居留守を使って
知らんぷりの遊歩 ...
君がいない朝の曇天は
なんて気分の悪いものなんだろう
このままずっと君のにおいがかすかに残るふとんにうずくまって
もう一度君があのドアを開けるまで目覚めずにいたいのに
非情にもアラーム ...
1人死んだって
何も変わらず時間は流れる
何も無かったように
田んぼで猫がニャー
ジジイがカブでブーン
小学生がキャー
角っこの民家の犬は
相変わらず黙っている
...
毒を吐き出す。
延髄刺激されて
下腹部の奥がぼんやりと痛む。
この人に向けて、体は動いているのだ。
あたしが描くものは?
{引用=
二〇〇五年八月二十八日 三人合同誌『Memento- ...
ひだまり食べてほっぺた膨らまし
オイラも妊娠5ヶ月になったお腹をぽんぽこぽん
メタボメタボとお騒がせも
そよぐ風が気にするわけでもなし
河川敷は川の流れに追いつけ追い越せと
ジョッギング ...
燃えながら灰のなかから生まれる鳥
その目にうつる火祭りの夜
名前なき舟ならばただ漂うか
海に溺れて星があかるい
不確かさそれのみ満ちる雨のごと
うすい ...
SOS、SOS
アローアロー聞こえているかい。
こちらトウキョウ、こちらトウキョウ
アローアロー聞こえているかい
ムラートに見えるかい?
そいつは悪い冗談だ
アローアロー ...
心が安らぐ時間
カラスが鳴き
カカシが笑い
トンボが踊る
大きな太陽
小さなアメンボ
なわとびもって
弟の手をひく
幸せな時代
幸せな心
純粋な時間
愛に満ちた生活
...
虎と少女が愛しあってはいけないのでしょうか
虎と少女が旅をする物語 なんて素敵でしょう
虎と少女が寝食を共にするなんて
そう思いませんか?
愛とは何でしょう
虎は愛を ...
希望の朝
水無月の朝の寝床に目覚めては起きるしばしを君のことども
末までも君と生き行く幸を胸に刻んで歌を書く朝
子があらば永久の未来に希望して明るく生きてあらゆかむかな
ナスがなった
まだ小さい
そっと撫でた
冷たかった
夏の音
風が聞こえる
雨は降る
土は湿り 葉は大きく広がる
ナスがなる
まだ小さい
重そうに 頭は ...
ごむとびしてる
おねえさんとよんでいた
おんなのこは
いまはそこにいない
きんじょでくらすときいた
たんしんふにんの
おっとをまついえで
あいにいきたいけど
きょり ...
陽の沈む蒼白の空
壮麗な瑪瑙(るり)の雲は
銅青の空を梳(くしけず)る
私の額に
はらはら
それは震えて落ちてくる
もう構わない
歩いて
涙を流して
ぼんやり引っ込め、それでも
そ ...
幸せだったら
誰も詩など書きはしない
一文字でも
書いてしまえば後戻りのできない、
あなたは
詩人のはしくれ
行き場などない
銀河の小さな島宇宙に住まう囚われ人
詩人はだから、いつ ...
かげろうみたいに揺れていた
道端に咲く花の名前を知らなかった
うつむきながら歩くのは
暑いからではなくて
探しものをしているから
交差点で泣いている少女を見かけた
優しい言葉をかけ ...
P^夏バターとバナナのサンドイッチ
はちみつのビーず飛び散らせて
ティータイムチャイム@ハーブ園
夏のおばさんのお茶会の常連さんは
立ち姿すずやかな青き薔薇のシュバリエや
キャベツ畑のラ ...
ある赤ちゃんは公園で
暖かい風に吹かれながら
ベビーカーから見える青い空を見上げる
ある幼稚園児は
ジャングルジムのてっぺんから
人より少し高い所から
雲がゆっくり ...
だうも
詩というものは
いまの日本では
直截ではだめらしい。
パプアニューギニアに暮らしたことがあるが
700近い言葉が
いつも飛び交っていた
だうも
日本という国の詩は
複 ...
カラリ カラリ
氷がゆれる朝
アイス珈琲がにがい
曇った静かな火曜日
勤勉な僕ら
連日の触発に
発酵できそうさ
「せめて美化しないように」
でも ...
椅子に残された影を抱いて
私は目をつむる
もうにおいもなくて
人間くさい欲望に弱いところも感じられない
こうやって私の中でのあなたの存在が消えていくのを感じる
思い出が消えていく ...
幸福になった前夜を思い出す その日はきっと不幸じゃなかった
四人の賢者が廻り行く
指さす道は捨てられて
先の野原も捨てられて
流れる大河も捨てられて
小さな家も捨てられて
やがて大地は消え去った
あの日別れたあの人の
遥か{ルビ儚=はかな}な ...
カラス石鹸「を」洗う偶に会う二度も匂う大吟醸フライパン上気丈の鴉微少のグラス揺れる肺ブランコ割れる爪サーカス星が瞬く宝石に換わる汗見送る贈る言葉を考えているずっと、星座板ペン先で示されたのは、言葉なん ...
「僕が愛おしいと思う女は他人が見たら欲情もしないような女だったんだ」
と雨の中で呟き煙草を放り投げる
傘なんて大嫌いだ
全身を複雑骨折してしまえばいい傘なんて
不貞腐れて雨に濡れて歩き ...
――一寸お暇頂きますわ、また今度いらして下さい。…あなたがどんだけ別嬪でいらしたかって?そんなら昭和に戻ればいいわ。
こんこん!まあだだよ。ごんごん!まあだだよ!がんがん!
ああ誰もいない ...
彼女の傍に頬染めて、
口もまごまご、喋れども
愛しいあの娘の目の先は、
いつも霞が架かってる。
鉛をごろりと入れたよな、
伝えられないもどかしさ、
顔をぱちぱち叩けども、
鏡に映るは ...
詩を書いてゆこう
俺は詩を書いてゆこうと思うよ
なぜ
何のために
何を目指して
詩を書いてゆくのか
なんて、そんなこと
知らない
毎晩、缶ビールを飲むのと
同じ ...
君の影 おいかけてた
でも素直になれなくて
隣にいれる 今が
そのままであるようにと
会いたくて
会えなくて
もどかしい距離
中途半端な
想いが 今も
笑顔に棘をさす
あの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
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Point
日付
「ザザ:漣音ハ狭隘ノ咽ビ〜奏デル潮騒ヲ探シテ」
Leaf
自由詩
0
09/6/18 18:50
ぼくたちの空
千波 一也
自由詩
3*
09/6/18 18:30
雨の日と日曜日は
nonya
自由詩
6*
09/6/18 18:28
それは鈍く長く
ウデラコウ
自由詩
1*
09/6/18 18:01
カ 空 ラ
くゆら
自由詩
0
09/6/18 17:04
苦し紛れ
水穏(みおん...
自由詩
0
09/6/18 14:59
お散歩
乱太郎
自由詩
9*
09/6/18 14:00
夏至祭
石瀬琳々
短歌
4*
09/6/18 13:41
ミルクとロイヤルミルクティー
虹村 凌
自由詩
1
09/6/18 13:30
田舎道
ペポパンプ
自由詩
6*
09/6/18 12:27
虎と少女
瑠王
自由詩
2*
09/6/18 10:34
希望の朝
生田 稔
短歌
0
09/6/18 9:00
朝
doon
自由詩
11*
09/6/18 3:31
まご
小川 葉
自由詩
2
09/6/18 2:45
「瑠璃の櫛」
月乃助
自由詩
1*
09/6/18 1:51
Strawberry honey
〃
自由詩
4*
09/6/18 1:37
「そして静かに暮れてゆく」
ベンジャミン
自由詩
5*
09/6/18 0:09
踊るミクロラプトル/夏のおばさん
海里
自由詩
1
09/6/18 0:08
見上げたのは同じ空
こめ
自由詩
15
09/6/18 0:01
ヒカリモノのコロニーで
草野大悟
自由詩
1
09/6/17 23:38
やさしいトリッキー
蝶澤
自由詩
5*
09/6/17 23:21
影の記憶
暗闇れもん
自由詩
5
09/6/17 23:19
夜
きらく
短歌
1
09/6/17 23:15
黒蝶原
瀬戸内海
自由詩
0*
09/6/17 23:11
石鹸ヲ洗ウ
aidani...
自由詩
0
09/6/17 23:06
傘
虹村 凌
自由詩
3
09/6/17 23:03
ヴィオロンの滑走
aidani...
自由詩
0
09/6/17 22:40
横恋慕
〃
自由詩
1
09/6/17 22:21
詩を書いてゆこう
ふくだわらま...
自由詩
2
09/6/17 21:59
あのね〜言えない想い〜
春日野佐秀
自由詩
1
09/6/17 21:35
4367
4368
4369
4370
4371
4372
4373
4374
4375
4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
加筆訂正:
さよなら、鳩
/
佐野権太
[09/6/18 9:19]
若干修正
8.22sec.