じぶんががんばることが
誰のためにもなっていない
未来も含めて
誰のためにもなっていない
これ以上の絶望ってあるだろうか
言葉はいつも足りなくて
無力感ばかりにひた ...
小さなまどから
両手を広げたら
境も {ルビ閊=つか}える枠もなかった
風は湿り気
きょうもいくつもの紙ふうせん
昇ってゆく
まだ、両手広げたまま 吸って 吐いて
十字架のか ...
天と地に眉引いて外出す
緑濃く包丁砥ぐほど湿っている
息をして大気の重さを計測する
私はいつになく 私であった。
ぽっつり、と何者かが着地した
灯るように暗く冷え切った脳裡に
明滅する、えたいの知れぬ
記憶でみたされた浴槽に身を沈めれば
水平線で限られた空の
青い深さ ...
明日も知れぬ。
死のいぶきを感じる
果てしなくふりしぼれば
ここに通流している
私の声がする
耳をかたむけるのは幽かな影
生命あるあいだ
避けては通れない
このように、食事をする
...
わたしの中の真昼の闇
闇の中の狼の虹彩
虹彩の中のおまえの影
ふるえている
耐え切れない心を
掻き毟るための
1/4拍子を宿した指先
どうかわたしの爪を切っ ...
教室の窓際の席でさ
ルーズリーフのページがひらひらめくられて
あの子はそれを器用に切り取って
便箋に書いた“彼が好き”って
夏休み前の放課後
先生に呼び出し食らってね
“君 ...
ここから飛び降りませんか
私と一緒に落ちていきませんか
そうすれば今より
そばにいられると思いませんか
昨日の続き
明日へ続き
落とし穴
いつもの通り道
昨日の続き
明日へ続き
今日はいつもと違う道
昨日の続き
明日へと続く
ずっと続 ...
暗い箱を捜して僕は夜を歩き
冷たい風に吹かれては懐かしき日を想う
朝日に沈んでは昨日の未来に立ち竦み
貴女の生みたての体温を願う
明日の貴女を叶えて下さい
昨日の私で終らせて下さい
...
ねぇ例えばこの身が灰に成ったとして…
貴女は泣いてくれるだろうか?
夕暮れにはいつも私の顔を思い出してくれるだろうか?
そんな事望まない。
ねぇ例えばこの身が貴女さえも見れなくなったな ...
こうして眠っている私の
枕の下の手紙
差し出し人にも宛名にも
心当たりはない
君が唱えた夢のような言葉を
僕は未だに捉えきれないでいる
指先から滴る紅を
君は汚いと笑った
「あなたにはもう微笑まないわ」と
俯きながら君は呟いたけれど
君が一度だって微笑んでくれた ...
よく、晴れた日のこと
傘をさかさまに持ち、振り歩くひとがいた
何をなさっているのですか、と尋ねると
彼は
「ここに太陽を閉じ込めようとしているのだよ」
そう言って
ぱちり、と傘を綺 ...
俺は死んでしまったのだ
死者の言葉は生者には届かない
世界が違うから
世界は平行に広がっていて
二つの世界は交わることはない
俺が何を言っても彼らは答えない
そうここには ...
風の止まった六月の午前
そよとも動かない樹々の枝たち
四方に延びていく電線も
雨の降らないくもり空も
何も動かない風景のなかを
ラジオの歌だけを鳴らしながら
ぼくは車を走らせていく
...
ノックをしても返事は帰ってこない
薄暗い井戸に落ちていくのは
諦めた人達
安心したくていつも命綱を
硬く身に付けていた
辛うじて意識があるうちに
君に会いに行こうと ...
骨のような夏が街におりてくる
空はまぶしすぎて暗示しない
目を細めて輪郭や影を
確かな物にしようとしているだけで
湿った風は川からあがってくる潮の香りがする
どこか遠いところまでいつ ...
欠け落ちた
びー玉の破片
転々として
とおくとおくへ行ってしまった
昔は
赤く発光していた
生と死を近付けることで、より明るく熱く発光していた
放っておくと
欠けた部分は自然再 ...
浜辺で
ざぶん という波音の方が
波より先に砂を砕いている
気がした
おしてはよせて
消える波
消えても消えても
繰り返し押し寄せる波
プチプチと砂 ...
はしゃいだ頃を思い出しながら
あなたは静かに浜辺を歩く
海と陸の境目を
なめらかな曲線にしてゆく足跡
ふと立ち止まって拾い上げた貝殻に
ひとすくいの海水を満たして
あなたはそれ ...
卒業しよう、明日、日が差して。
私は鳥みたいに こんな小さな籠じゃ いや
卒業しよう、明日、1秒。
おてんと様 私は 貴方になりたい
泣かない笑う泣かない泣かない
...
新聞の一面広告の通販に500色の色鉛筆があった
1ヶ月に25本ずつが20ヶ月送られて来るのだそうだ
500色の色鉛筆なんて必要ないとも思えるし
500色の色の違いを見てみたい気もする
20ヶ月 ...
ベランダの網戸に
小さな蜘蛛が一匹、しがみついている
風のごうごう吹く真夜中だから
足をちぎれそうにのばして
蜘蛛なんて見るのも嫌なのに
ひどいすきま風に顔をしかめながら
なぜか私は
...
ナゼ?
眠りから覚め
あ もうこんな時間
でも、用事がないと
もっと寝ていたいと思う
実際 寝てしまう
起きている時は
アレもしたい、コレもしたいと
思っていたのに
...
わたし
脳が絶え間なく
考え続けてる
こころがたゆまず
感じ続けてる
止めるすべはない
青空
雲がゆるやかに
ゆるやかに
風に流されてゆく
風
だから、
次 ...
考えてみれば終点の西高島平は
笹目橋のたもとにあるような駅で
我が家から結構近いところを走っている
はずなのだが印象が薄い
開業当時の電車はもう引退して
地方鉄道で第二の人生を送って ...
雪解け水が湧く頃に
キツネの蕎麦菜を食べに行きます
湿原は今日もしとってて
湿原は今日も青い空
キツネの蕎麦菜をからりと揚げて
天ぷら蕎麦をばいただきましょう
店の名前は玉藻亭 ...
駅蕎麦屋さんには
「出汁ロボ」という機械があって
そばつゆボタンと
うどんつゆボタンと
ラーメンスープボタン
それぞれを押せばそれぞれが出てくる
現代詩や、ポエムや、ネット詩も
そん ...
朝起きると雨が降ってたんだ。
休みの日に雨が降っていると僕はすげー落ち着いた気持ちになれるんだ。
でもその日はダメだった。なんだか頭が痛かった。
そうだ、すげー憂鬱な夢を見たんだ。きっとそのせい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
絶望
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/6/15 14:20
六月のキイホール
唐草フウ
自由詩
9*
09/6/15 12:44
梅雨近し
アハウ
俳句
2
09/6/15 9:37
プラトニック シーサイド
こしごえ
自由詩
3*
09/6/15 7:50
食事
〃
自由詩
3*
09/6/15 7:48
影
夏嶋 真子
携帯写真+...
25*
09/6/15 5:06
手紙
かのこ
自由詩
2
09/6/15 3:37
使った包丁は持ち帰ります。
wister...
自由詩
0
09/6/15 2:59
明日は
山崎 風雅
自由詩
1
09/6/15 2:28
夜想曲
漣 風華
自由詩
1
09/6/15 2:26
遺書
〃
自由詩
0
09/6/15 2:19
ピロートーク
サトタロ
自由詩
2
09/6/15 2:18
カサブランカ
智鶴
自由詩
1
09/6/15 1:51
陽傘
山中 烏流
自由詩
4*
09/6/15 1:42
生者と死者の平行な世界
新崎
自由詩
4*
09/6/15 1:28
買い出し
kaeru
自由詩
1
09/6/15 1:25
変わっていく
こめ
自由詩
18
09/6/15 0:54
残照
たりぽん(大...
自由詩
13
09/6/15 0:42
麻痺
高橋魚
自由詩
1
09/6/15 0:41
命
唖草吃音
自由詩
5
09/6/15 0:13
「貝殻一枚分の海」
ベンジャミン
自由詩
4*
09/6/14 23:23
卒業しよう。
そらの とこ
自由詩
8*
09/6/14 23:23
500色の色鉛筆
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/6/14 23:04
あれあし
靜ト
自由詩
2*
09/6/14 22:54
不思議
マリエ
自由詩
9*
09/6/14 22:41
半分
風音
携帯写真+...
4
09/6/14 22:23
三田線
kauzak
自由詩
8*
09/6/14 22:01
砂漠の中の砂時計/キツネの蕎麦菜
海里
自由詩
2
09/6/14 21:08
色鉛筆のためのパレット/駄詩出しロボット
〃
自由詩
2
09/6/14 21:08
朝起きると雨が降ってたんだ
不可思議/w...
自由詩
4
09/6/14 20:54
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4396
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4411
6.94sec.