暗闇の中を手探りで進んでいたその手が彼女の乳房に触れて
干からびた星を何度も摩擦する妊娠したら教えてよ
バスフォームを投げ込まれるための浴槽で幾億の泡が生まれて消える
水面を波紋が走 ...
いつかの一言の力で
アーカイブズに埋められていた文字だ
ゼロの輪が決壊する
溢れ出して世界はゼロで充たされる
朝を迎えるために世界を
ゼロから救おうとするが、
もう検索しても引っ掛 ...
落書きはない
近くには 音だけが聞こえている
確かなことではある
刻みつけようと この車も
続くだけの会話がしているのだろうか
停めていた車ではなく もっとその果て
堤防が 暴力の車世 ...
きみはいわばかもしかだから、1Rの僕には名付けられないんだ
知りもしなかったあなたとわたしが抱き寄せていた枕を想い 壁へ囁いてみる
目が二つしかないから見えないんだけれど
総人口分の1ぐらい ...
小さな
指切り
(嘘ついたら・・・)
大人になって
いろいろ道に外れたことなんかもして
耐えきれず
机に向かうことが、ある
何か思い出しかけるのだが・・・
駄目だ
背がのびた ...
薄雲が流れて来ました
うっすらと翼を広げた鳥の形の
昨日よりもっとまるまる真ん丸な
月にふわりと羽衣しました
やがて雲が去ったあとには真っ白な
鳥の卵が残されました
光る卵
...
週末の三条大橋はちょっとしたお祭りだ
駅から出てくる人と駅に向かう人
遊びに繰り出す人と帰宅途中の人
お酒や香水のにおいが混じりあい
鴨川では小さなジャズライブが行われている
駅に向 ...
25年
この 家庭という
いっけん しあわせな
牢獄につながれている
しあわせだったのは
10年くらい
つながれていることに
気づいたのは5年前
あたしが
ウツを発症し ...
摩擦子音+母音の
「す」
を発音する時の
舌先をすり抜ける息の
すがすがしさが好き
破裂子音+母音の
「き」
を発音する時の
喉の奥で突き放す息の
いさぎよさが好き
「すき ...
行き過ぎた感情は丸出しで
浮かんだ言葉が喉まで出てきて
思わず息を飲み込んだ
飲み込んだ言葉を頭に戻して
考える、かんがえる
「わたしはせいじょうだ」
「おかしくなんかない ...
大きな空だね
しょっぱい風だね
あの夏から
本当のことには気づいていたのに
雨の夜道はスキップで
始発列車は居眠りで
何をさがしてこの岬
灰青色の空模様
黙って映す海の色
...
紛いなりにも
一度生えたのなら
拭い去れませんよ
それは拭い去れませんよ
夜には光りますよ
消滅はしませんよ
焼却も出来ません
普通の方法では
そういうものなのです
それはそういう ...
普通の友達ぐらいなら
メールの返信なんて当たり前で
返信を拒絶するのは
その人物を拒絶しているからであり
拒絶された私は
生きる意味さえ拒絶されたのだ
返信を拒絶するぐらいなら
...
○ 真夜中の一人影踏み自販機の照明ばかり狂い咲く獄
○ 日の名残りは羽虫の痛みすれ違ううつむく女の目尻照らして
○ 川辺に来て砕ける鏡の切片に殺すはうろこ雲のみならず
○ ...
くもりのち晴れわたるそら十六夜の一日おくれの名月のよる
今日もまたバロック流れソファーなる吾身横たふ秋の昼過ぎ
{引用=「おい中川さん、顔色悪いぞ」}
隣で飲んでいた尾崎豊にそう言われた
いつものバー
いつもの席…
今さらになって思うのだが
このバーにはマスターというやつがいない
...
ふと気づくと
忘れかけてた
古い柵から
想いがこぼれそうなんだ
柵を直す気にはなれない
懐かしい想いを
流れるままに
溢れさせたい
懐かしいきみの姿が
きっと見えるはず
そんな目をして泣かないで
ホントは悲しくなんか
ないんでしょ?
ここで泣いたら
キレイだから
だからあなたは
なくんでしょ?
そのくらい
私にだって
わかるんだ
...
あなたの
果てのない恐怖と感謝がいりまじって
心臓がいきむ
マーブルな固形炭水化物をかじっている
泥の中や渋谷の109前で
白目をむいている健常者たち
瞳孔の開いたパリサイ人やマン ...
なあ、はじめ。
知ってるか。
お前がずいぶん毛嫌いしている、チンピラの田口は
将来お前なんかより良い父親になるんだ
それはもう驚くほど家族思いの良い父親だ
だが相変わらずお前は彼と ...
気がつくと
あなたと同じ背格好の
ひとの首筋を捜してる
忙しいひと
メールも
ままならない・・・
でも でも
あのときの笑顔
だけこころに残して
日々を送ってゆ ...
瞳をひからせるものの
やってきた さそい
ちいさくて人肌ほどに、
もたらされる快適な乗り心地は 羽もうのよう
やさしくて
☆
厚誼にかしぐ 昔ながらの従順さがあ ...
助かるには確率は少なく
1%より少なくコンマ以下の数値だった
誰よりもわかっていたけど
やっぱり君を失うのは嫌だ
そういう僕は君からみたら
わがままな子供にでも見えたのか ...
迷うってことはさ
どっちにもそれなりの
メリットデメリットが
有る訳で
どっちを選んだとしても
何らかの後悔は残るんだ
こんな地方都市の半分住居の小さなビルでは
屋上のすぐ下まで人の生活の気配がする
が 屋上へはめったに人が上がらないので
屋上はやけに
世間ばなれしている
何十年も人が上がったことのない屋 ...
久しぶりに田舎に帰ったら
冷凍庫のタッパーに歯ブラシが入っていました
その晩に夢を見ました
小学校の頃に好きだった女の子と
その子は小学生の姿のままで
今の私が並んで歩いていました
ふと気 ...
籠の中の小鳥が声高に鳴く
開け放たれた窓からそよぐ風に喜んで
庭先で君はひとり楽しげに
プランターのおじぎ草を突いていた
鼻腔を突くのは蒸せた花の香り
ざざざと風は水路を走る
千切られ ...
目をこするループ
くちびるをかむミュート
嵐のキータッチで12時間
でんぐり返り、衣装がえ
ネオン、夜道をガイドする老人
あわよくばもう一つの道を行く交差点
左足からブレイ ...
おもいでと
わすれがたみと
ぬくもりと
まどろむへやに
たいいくずわり
ああそうだ
きょうはごみのひ
げつようび
うすいびにるに
おもいでぽいっ
いかがわしい
おとなのが ...
詩と現代詩、あと死をなめてかかっておりました。
一字一句どころか、間、音、すべてが毛細血管のように緻密に構築されていたものだったのですね。
言葉をとりあえずつなげば詩になると思っていたおれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
習作八首
rabbit...
短歌
4
09/10/5 22:28
ゼロの僕
キムラタツオ
自由詩
1*
09/10/5 22:05
目として窓、喫茶店
番田
自由詩
2
09/10/5 21:28
こもりつのる
佐々木妖精
自由詩
4*
09/10/5 21:21
名前のない詩
吉岡孝次
自由詩
2
09/10/5 21:05
月光ドレッシング
小池房枝
短歌
4
09/10/5 20:53
仲秋の名月
あ。
自由詩
15*
09/10/5 20:03
緩やかな牢獄
森の猫
自由詩
6*
09/10/5 19:50
「す」+「き」
nonya
自由詩
20*
09/10/5 19:40
操作する、空を飛ぶ
市松 伊知郎
自由詩
1
09/10/5 18:59
地の果て紀行 〜演歌風に
都志雄
自由詩
3
09/10/5 18:33
ヒカリゴケ
ゴースト(無...
自由詩
5*
09/10/5 17:58
あなたのアドレスは削除しました
奈々
自由詩
6
09/10/5 17:55
初秋五首
都志雄
短歌
1
09/10/5 16:53
十六夜
生田 稔
短歌
3
09/10/5 15:29
私は今日寝坊した、私は昨日死亡した。
ひとなつ
自由詩
1*
09/10/5 15:00
柵
風音
携帯写真+...
1
09/10/5 10:34
さよなら
夕焼け空
自由詩
3
09/10/5 8:46
10月にうまれる子供
モリマサ公
自由詩
10
09/10/5 8:41
はじめへ
仲本いすら
自由詩
11
09/10/5 4:06
あなたの背中
森の猫
自由詩
4*
09/10/5 3:44
made in Japan
月乃助
自由詩
10*
09/10/5 2:59
絶対領域プログラム
こめ
自由詩
12
09/10/5 1:58
迷うとは
次元☆★
自由詩
3
09/10/5 1:38
言葉のない世界3 (建物の屋上)
ばんざわ く...
自由詩
5*
09/10/5 1:11
夕暮れの歯ブラシ
サトタロ
自由詩
2
09/10/5 1:00
サラテリ
ゆえづ
自由詩
7*
09/10/5 0:39
夏に交差点で踊る
pikopi...
自由詩
3
09/10/5 0:29
めれんげなかんじだ
殿様が得る
短歌
0
09/10/5 0:15
降伏宣言
KETIPA
散文(批評...
2+*
09/10/5 0:07
4211
4212
4213
4214
4215
4216
4217
4218
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4220
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4222
4223
4224
4225
4226
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4228
4229
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
加筆訂正:
詩 篇 の た め の 試 論
/
るか
[09/10/5 13:11]
大幅に、加筆、訂正中
4.95sec.