白い手に染み込んだ赤い血で喉を潤して
鮮やかに描かれた絵画のような貴方の横顔を
飽きもせずにずっと見ていた
そっと頬を寄せる薄い口紅の色が跡に残る
街の喧騒から遠く離れて子供達の笑い声が聞 ...
出産を見たことがあるよ
血にまみれて泣きながら
引っ張りだされ
お湯できれいにされると
もう大人びていた
グランドキャニオンに行ったことあるよ
途方もなく広いから
アク ...
元気を出してくれ
おいしいものを食べよう
元気を出してくれ
とりあえず元気を出して
元気があればなんでもできるらしい
だから元気を出せばなんでもできるかもしれない
ラーメンを食べよう
肩胛骨を開け
カ ...
お風呂上がりはボディーバターで香りをまとう。どう、美味しそう?
綿棒の大活躍によりアイラインがしっかり落ちる
寝る前のリップクリームは忘れない
プチプライスだけど伸びがいいの、これ。
...
色々がもうどうでもいいの
哀しみのレバニラ
わたしの選択は間違っていた
わたしの選択が間違っていた
お台所で腐臭に咽び
ごめんなさいを唱えてる
明日の朝餉も残りもの
疲れたま ...
平行に並ぶ名もなき ひとびと
ひだまりに眠る消火器のように
ここはとても静かだ
行きつ戻りつする僕を
そう眺めないでくれ
悪気はないから 嫌わないでほしい
見渡す限りの名もなき ...
{引用=
それは、思うよりも
地理的分布や生息環境に左右されるのです
砂漠を好んだり 湿気や樹上を好んだりと、
生きていく条件は限られているのですから、
あたしという種は、そうせずには生 ...
雲 中なのだ 走らせていく
車を 見えないのも
暗闇の 鳥が飛んでいくのが見えた
暗闇の この僕には言葉もなく 姿
誰か ああ何の自信もなかった 部屋も
待っているのか 声で 見えたのが ...
天井の電球をひねるために相応しい
高さにまで積まれた
人一人の半生の記録集から
無雑作に選んだ一冊を
うすい指腹で繰ってゆく
健康な子どもに絵本を読み聞かす
古めかしい速度で
い ...
その時
百日紅は花を咲かせて
夏になったことを教えてくれたけれども
夏が終わったかどうかには関心がないらしいので
花を咲かせたままであった
今がその時だと 秋の虫は
ギーギー ギーギー ...
遠くに、言葉の影が、
感情のように、薄く、たなびき、
一本の、けがれ、
遠く、
柘榴のように、
割れて,、
泣き声は、ぼくらの、
母の心臓を、
ともに、
くるはずのない、
...
神無月の黄昏の夜に
魔法使いがやって来た!
今宵は楽しいHALLOWEEN PARTY!
流行、流離、サプライズ相次ぐ365日の中で
それでもノートに書き連ねた
「愛してる」満月の夜
届け!この想い! ...
ビンに入った手紙
誰にも読まれることが無い
心の中にしまった手紙
誰にも読まれることが無い
長い間
漂流して
海岸に打ち上げられる。
大潮の日、又旅立つ
ビンのフタは
栓抜き ...
月の眠る丘に
最低限の荷物を隠して
遠雷が鼓膜を脅かす
暗がる夜に僕たちは
つながりと呼べるものの
一切を断ち切った
淋しくはなかった
悲しくもなかった
た ...
なんだか自分を描くときに
うまくことばがうかばないんだ
だれより知ってるじぶんなのに
知らないだらけに くびかしげ
そうか
ぼくがそこかしこに
嘘を落としてきたから ...
街中でトイレを探していて
コンビニよりも近くに公園があって
なにやら小奇麗な
新築されたばかりらしい小さな建物
飛び込んで間に合ったまでは良かったが
出るときになって気がついた
「詩人 ...
ラテンの猫
粘土の焼けた瞳
河の流れを胸に秘め
光沢の粒を晒す
記憶の階段を
駆け下る
コツン
静まり返った月色のススキ野
突然 ...
道を焼き我を焼く笑み水たまり
つながりよ皮一枚の旋律よ
空ばかり人のかたちに閉じこめる
人が消え人のうただけ永らえる
未明に ...
君が最後に口元を動かして言った言葉
―愛してる―
君は確かにそう言った
僕にも妻はいて
君にも夫がいて
許されない恋だった
けれど恋い焦がれ ...
ねぇ
貴方は私の写真ばかり撮っていて
ねぇ
貴方も私と写真に記憶を残そう?
ねぇ
夢ばかり追いかける貴方
だんだんとすれ違って…
いつから?
...
私がまだ両親と同じベッドで寝ていた頃
私は自分から眠ることができなかった
眠るためには目を閉じなければいけない
私は目を閉じることができなかった
ぱっちりと目を開けて、豆電球のオレンジ ...
仕事帰りのホテルの一室で
酒よ 咲け 呑んで 咲き乱れ 酒と共に叫ぼう
呑まなきゃ語れぬ 大人の付き合い
避けては通れずに 呑め呑めとのめり込んで
語れ 語れ 呑まれる前に全てを吐き出そうぜ
グラス ...
どこまでも行くよ
そう言う必要のない
今はとても
穏やかに空の下で寝転んでいる
農家は汗水たらして
作物を実らす
我が家
みたいだな
家族の汗の染みこんだ洗濯物
放り込ん ...
五時半暖簾をあげる女将
「やってるかぃ」
「今あけた(開店した)ばかりだけど
早いのね」
「ご挨拶だなぁ
今日は涼しいから燗つけてよ」
とり鍋ぼたんの斜向かい ...
欲したものに
もの見ている 僕は
青いものを赤いものに
そんな寂しさは 黄色の
白いを 続いていく 気がする
コンクリートの堤防で 今日も打たれ
飛沫が強い 雨は誰かに魚を飛び散
...
花のように
命の終わりごろ
涙の代わりに
種を流すことができれば
ヒトにもそれが
できるのならば
こんなに悲しむことは
ないのでしょうか
いっそ子の顔を知らなけ ...
デパートの屋上か、蜃気楼の摩天楼。
魂の旅路を終えたばかりの革靴は雄弁に語る。
朽ち果ててゆく外観よりもむしろ
室内のほうに目を向けなければならない。
取り残された額縁の裏には
「数に還元 ...
すっかりと枝を払える紅葉の木何だか女の丸坊主の
もんもんと考えあぐね外へ出て晩秋の空見上げている
雲が
太陽を隠しています
きっと
あの向こうには
壮大な楽しみがあります
だけど、それを
雲は
わたしに
見せてはくれません
こどもの頃
おとなが見せてくれなかった
テレビドラマを
思い出します ...
携帯が鳴り響いた午前3時半
君からの着信だったらいいのになぁ
携帯開けてみようものなら
いつもと変わらない迷惑メールだ
明日のことを考えて
生きていくのはもう疲れた
通り過 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人殺し
風見鶏
自由詩
1
09/10/4 6:29
経験が人を成長させるなら
snowwo...
自由詩
3*
09/10/4 6:20
スロエガー
トモロウツキ
自由詩
0
09/10/4 4:24
寝る前儀式
つゆ
自由詩
3*
09/10/4 2:26
レバニラ
鎖骨
自由詩
5
09/10/4 2:08
シンメトリー
小林 柳
自由詩
1*
09/10/4 1:51
【@】
月乃助
自由詩
6*
09/10/4 1:29
雲は忘れて歩く僕に
番田
自由詩
1
09/10/4 1:25
「わたし」の日記
かいぶつ
自由詩
9+
09/10/4 1:15
この世界の片隅のバランス オブ パワー
N.K.
自由詩
5*
09/10/4 1:14
空は遠くまでずっと続いて
青色銀河団
自由詩
1
09/10/4 0:42
オレンジと黒の神無月
TASKE
携帯写真+...
1
09/10/4 0:38
ドンブラコ
ペポパンプ
自由詩
4*
09/10/4 0:00
遠雷
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
09/10/3 23:53
うそつき
短角牛
自由詩
2
09/10/3 23:52
オクトパス・ガーデニング 詩人公衆便所
海里
自由詩
6+*
09/10/3 22:51
摩 訶
北星三天
自由詩
2*
09/10/3 22:50
業夜焦塵
木立 悟
俳句
3
09/10/3 22:28
愛故に
楼
自由詩
0
09/10/3 21:12
雪
〃
自由詩
0
09/10/3 20:43
誰も教えてくれなかったから
高柳ハシコ
自由詩
2
09/10/3 20:18
アルコールコミュニケーション
TASKE
携帯写真+...
0
09/10/3 20:12
ひなたぼっこ
かんな
自由詩
10*
09/10/3 19:02
豚カツと燗酒
……とある蛙
自由詩
5*
09/10/3 18:19
紙の上の色に
番田
自由詩
0
09/10/3 17:45
涙と種
小原あき
自由詩
4*
09/10/3 17:29
図式
プテラノドン
自由詩
2*
09/10/3 17:24
晩秋
生田 稔
短歌
1
09/10/3 17:09
こどものわたしたち
小原あき
携帯写真+...
4*
09/10/3 16:56
携帯が鳴り響いた午前3時半
ark-ey...
自由詩
1
09/10/3 16:42
4225
4226
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6sec.