鍵盤楽器の歯を、トン、と、押した一音で、
色とりどりの、
濡れたパステルが溶け出し、
身体の中に流れ出す。
だから、
私は、
死ぬまで生き続けられる。
夏の空 ...
いつもの愛想笑いと下手な芝居
こころ無い言葉に 隠された真実
こころには虚しさだけが通り過ぎ
後から不安と孤独が一気に込み上げる
疲れ果て 私はベッドに倒れこんだ
大丈夫・ ...
何も与えるものがない
出てゆく時
黄色い可愛い
ハンカチを彼女に
もう永遠の別れに
なるかもしれない
上げますあなたに
ふっくらと小さく
だいぶたって
帰ってきた僕の前に
...
くるくるとないている
あなたの腕のやらかさに、思い出しては歯をたて
感情的なももいろの水をじわりと染ませてみるのが
ぼく、どうにもすきみたい(あいしてる。。)
からかわれなくなった ...
揺らいでいた炎はほんのりと灯り照らし
部屋中にはふんわりと甘い香りが漂って
なんだか安心して
ぼんやりとした灯りを見つめ
月に映えるような色をして
...
街灯は白んで路地を見下ろす
檻の中で眠るよりも
コンクリートに背を預けて
何度指を切ったか忘れた
さみしくない
かなしくない
別に嬉しくもないが
手を叩く
子供みたいに
空白 ...
ブルーレットおくだけが落とす
ブルーレットみたいな色の汚れが
必死にこびりついている
待っている次の人が
お母さんも含まれている列
お父さんも含まれている列
お母さんにたく ...
君の体の中の、小さな小さな擦れる音が
沢山流れ出して、沢山空気に混ざってるよ
色、みたいなものはなくて、舌触り、みたいなものが
細く遠くまで、伸びて、君は知らない顔をして
花に水をやっ ...
悲しいと思うから
悲しいだけだ
誰かが遠くでそう囁いた
鼻の奥がツーンとして
目の周りがやけどしたみたいに
熱かった
…
何も知らなかった頃のあたしは
プールで ...
草の根元
ひとつかみの声
闇を分ける
指先の青
饐えた氷のにおいがする
ほころび 川岸
小さな小さな穴のむこうに
穴と同じ世界がまたたく
したた ...
白い顔の女の人が錯乱している
赤い唇で錯乱している
ぼくは可哀相にと思って
少し離れた場所から見ていたんです
目が合ってはいけないから
ぼくはぼくの眼球 ...
夕餉に何を食べたいのかと
祖母が聞いた
鳥の死骸が食べたいと答えた
いくつかの植物の死骸を添えた
鳥の死骸を食べたいと答えた
父親がもずの雛を拾ってきた
巣から落ちて可 ...
これはひとつの実験です
「ほんとう」はいつだって遠くにあるんです
あまりにも遠くにあるものだから
ないのと同じことなんです
痛んだ内臓を内包するぼくは
腐臭が周囲に漏れてい ...
風見鶏のように揺れ動く道標
風もここでは澱み、回り
容易にその吹き来る方を
明かそうとしない
作り笑いの意味にこだわり
ただそれだけのきっかけで
旅に出てはみたものの
この道程がただ ...
{引用=
ようするにきみは
いまはぎんいろふりつもるふゆのふきのとうみたいなもので
わかってるとはいわないで
わからないともいわないで
とにかくきみにはよりにがくなってもらいたくて
...
もしも下北沢が下北であり続けてたら
あの頃の思い出も残ってたと思う
ひしめき合う狭い街並みの中ザワザワと
鎖ジャラジャラ安全ピンチャラチャラと昼夜問わずプロアマ問わず
カラス達がカーカー鳴きながら
...
「ドッジボール」
ドッジボールで一番最初に当てられる
外野に行ってボールを掴んでもボールを奪われて投げさせて貰えない
外野にいても何故かボールを当てられる
教室に戻ってもボールを当 ...
「鉄棒」
無理強いされた逆上がりでヘマをして背中から落ちて
立ち上がったら黒い虫が潰れていたのが分かって
潰れた脚を引っ張ってなんとか元に戻そうとして
無理強いした
秋 という季節は
卑怯だ。
どうしてこんなにも
感性を揺さぶってくるのか。
つきぬけるような金木犀の香りが
カーディガンの隙間を縫う風が
さめざめと降る雨が
その後の ...
どうにかなると思ってた
なんとかなると信じてた
願えば叶うといったのに
どうにもならない事もある‥
せめて貴方に届けたい
...
“熱が冷めた”らしい。
きっと、時の流れが君の心に入り込んで、少しずつ熱を奪っていった結果なのだろう。
幸福や悲しみ、怒り。
時間には、様々な熱を冷ます効果があるって聞いた事がある。
...
地上の路地では
クリスマスをとうに過ぎたというのに
3軒の家で
電飾をちかちか灯しつづけている
1軒の家は青白くひかり
1軒の家は橙色にひかり
1軒の家はジグザグに光らされて
屋 ...
亀割れて赤黒きもの見えにけり亀の中身の割れて見えけり
ねぇ 覚えてますか?
初めて逢ったあの時を
風が涼しい秋の頃だった
貴方が席一つ開けた所で腰掛け
熱いブラックコ―ヒ―で火傷
少し可笑しくて笑 ...
臨界点に到達する前に
呼吸を荒げた影が囲う
優しい箱庭に
わたし 今日もだまされながら
小銭を投げ入れ続けている
あまりに夜の香りがするの
目をつむりながらログオフする
そのシャツの ...
ある ところに おとこのこが いました。
これから びょうきの おかあさんの おみまいに ゆくのです。
みちの とちゅうで たのしそうに おどっている 道化師に あいま ...
裂礫を繰り返して
果て、
新しい暮れに出会う
カワラヒワの子供は
膨らみすぎたその羽根を
もどかしげに絡げ
留める
望まれる正しさを経て
邂逅する
みなそこの白骨
乳飲み子がやって来た。その兄の二歳児にも手を焼かされる。
母親と祖母が二歳児を夜の散歩に連れ出した。外へ連れて行けと泣いてきかないのだ。
その間、乳飲み子をこの私があやす。
「 ...
午後6時、早々に暗くなった道を
蛙は横断する。
警戒するヘッドライトはまだ十分な距離がある。
1918年、食用に連れてこられた
彼らの祖先は、食べられることよりも、
食べることにその力を ...
この線から出たらダメ
頑張ってよ
って背中をたたく私の右手
何度もうなずき
力なく笑うあなた
一生一緒だけど
この線からは出たらダメ
今は一番お互いをよく知る ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
彩。
きゃっとむー...
自由詩
1
09/9/20 15:57
夢と現実
AIRINN
自由詩
1
09/9/20 15:39
マフィアのハンカチ
生田 稔
自由詩
2
09/9/20 14:44
これはもうつみにひとしいの
あぐり
自由詩
4*
09/9/20 14:31
灯火
楼
自由詩
1
09/9/20 14:29
九月の獣
アオゾラ誤爆
自由詩
10
09/9/20 12:57
お父さん
ともちゃん9...
自由詩
8
09/9/20 12:37
それは悲鳴にも似て
相田 九龍
自由詩
1
09/9/20 11:01
涙プールにて
みぞるる
自由詩
7*
09/9/20 10:39
輪の波
木立 悟
自由詩
5
09/9/20 9:50
白い顔の女
はな
自由詩
2
09/9/20 9:45
雛
〃
自由詩
0
09/9/20 9:44
実験
〃
自由詩
1
09/9/20 9:37
旅の意味
西天 龍
自由詩
3*
09/9/20 7:36
0.68sec (全て記号)
鎖骨
自由詩
3*
09/9/20 3:29
下北沢 -松岡修造リミックスバージョン-
TASKE
携帯写真+...
2
09/9/20 3:11
体育の授業中は哀しくなる事が多かった 2
ゴースト(無...
自由詩
6*
09/9/20 2:41
体育の授業中は哀しくなる事が多かった
〃
自由詩
7*
09/9/20 2:13
芸術の秋とかなんだとか
かとうゆえ
自由詩
2
09/9/20 2:04
‐小さな光‐
‐弘‐
自由詩
2
09/9/20 1:31
冷めた熱の行方
三奈
自由詩
12*
09/9/20 1:22
イルミナシオン
tomtom...
自由詩
2
09/9/20 0:04
秋風
A-29
短歌
1*
09/9/19 23:51
記憶
楼
自由詩
1
09/9/19 23:41
融和する嘘
ゆるこ
自由詩
6
09/9/19 23:33
悪魔の子
alice.
散文(批評...
3
09/9/19 23:28
ひなたで
ミゼット
自由詩
4*
09/9/19 23:20
情緒不安定にしてやろうかな〜
A-29
自由詩
4*
09/9/19 23:00
蛙は帰る
ブライアン
自由詩
3
09/9/19 22:41
越えない勇気
舞狐
自由詩
5*
09/9/19 22:25
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
4271
加筆訂正:
アルバイターと海
/
吉田ぐんじょう
[09/9/20 4:24]
いまさら誤字発見。あほだ。
「私」という包み
/
ゆうか
[09/9/20 0:19]
加筆修正
5.15sec.