秋晴れや今日こそエタニムの日なり
夕暮れの通りで
僕は見る。
長い影を引き摺った
車椅子に乗った老人を
中折れ帽をかぶって
ブルゾンを着込んだ老人は
車椅子に毅然と座ったまま
一点を見つめている。
横顔には深く ...
虹の渦がひとつ
遠くと近く
ふたつの雨を横切った
誰もいない道の終わりに
とめどないものがとまるとき
夜の鴉が一羽増すとき
心は天地の境をひらき
冬のはじ ...
時間を鎌で切り裂く事が
出来たなら
僕は君を独りにしなかっただろう
太陽が目隠ししたままで
いてくれたら
僕は君のうなじに
炎を吹き掛け続けていたのに
罪なのは
君の柔らかな語りではな ...
「ごちそうさま」。
「ありがとうございました」。
心からおいしいと思った気持ちが
自然と口からこぼれ出た。
それに対して満面の笑みで、
感謝の言葉、返ってきた。
...
判定窓がニヤリと陰性を示したので
私は軽やかに手を振り
妊娠検査薬をゴミ箱に投げ入れた
奇形の子を孕むつもりはないけれど
薬漬けの身体で抱かれることに
何のためらいもないんだ
不意 ...
夜の影響を
真昼に有り難う。
あなたは何を見ているのだろう
照らされた、いま
年月の
背景によこたわる
あちらでは、視野に広がる草原
こちらでは、ととんぼの葉も風にゆれている
ゆら ...
わたくしを。連れ去って下さい
宙をさす断崖の花
月虹の門はひらかれている
太陽風の遺伝子がほとほとと
あるく雲の上へ
声のみする、するする
夏の産声よ!秋に実るか
わたくしを。不問に ...
遠い空の下
大切な人が泣いている
何もできない歯痒さに
空をながめて
ため息ひとつ
私はいつも
ここに居るよ
悲しむ貴方のために
待つことしかできない私
その日を迎える度
立ち止まり涙を流す君よ
さあ進め
この力無き腕で
その背を押してやろう
振り返らずに
さあ進め
道の先に笑顔が待っているだろう
さあ進め
...
言葉の、ユダヤをする
体に、朝の最後
誇りの、自分に 石を
血 青いに
垂らした、干上がって、
の、死海、
甘さが、いった
霜降る雪降るどんより曇天
どんと置かれどんだけ
脂肪
細くしたたる汁白いしるしする
スローにすするそっとすする
気を震わせふれさせては
ふるえながら死んだから
氷水
油滴箸先ア ...
おまえは信じないのかい?
見上げれば、オウクがたずねていた
答えかえせずに、空から煉瓦の雨がふってきそうで
恐ろしく、そいつの堅固そうな樹の下に入ったままだった
ひとりと一本の目の前を ...
孤島で船 黄色で
見たい石をいた 縫って
抱えて服を 死人を 裁縫道具の
合わせて つなぎ いった
言葉なく 誰もの
跳ねるのが イルカを近くに見た
しぶきを 目 閉じた
思わず ...
混線した電話からほんの一瞬だけ聞こえた名も知らぬ誰かの泣声のように、どう対処していいのか判らない種類の痛みを残してあの人は消えてしまった。テーブルの上のエスプレッソすら、きちんと始末して行かな ...
近藤真彦ソングブックを読みながら
マスターベーションに励んでいた
隣りの家のサチコおねえさん!
あれからもうじき30年
今あなたは
どこか見知らぬ土地で
幸せに暮らしているのでしょうか?
...
今まさに生きて
いる。
全ての物を
燃やしてしまう
苦しいから
輝いている
辛いから
好かれる
近づけない
燃えてしまうから
自分を中心に
世界は回っている。
夜更かししないで
朝に会いに行こう
僕が目覚めた(ルビ瞬間=とき)
朝が生まれる
木々の緑にも
ビルの谷間にも
光と共に
等しく降りそそぐ
寝ぼすけの誰かさんの
夢をくすぐっ ...
やわらかく、いま
はっきりとした
輪郭で、ミシガン
名もない傾斜に、着岸
している、濡れる
髪のひかり、ひそやかな
荊、起き上がれずに
うわごとのように
ミシガン、破れ ...
結婚しようって言ったあなたには
あなたの部屋で一人待つ彼女と
私よりその人を選んだ
半年前の過去がある
夜中の電話
家の前で待ち伏せ
全部が4年前と同じ
拒みきれずに表に出てしまった ...
090927
三味線の爪弾く音が
かすかに聞こえてくる
母様が弾いているのだろう
母様が家を出たら
教えてくれる人が居なくなるので
母様が家にいる間 ...
声を出して
らら
柘榴の粒の転がり落ちては
踏みつけて滲む
乾いた地面に照るくだり陽
そして腕を取ろうと伸ばす先の空白
フレア、緑のスカート
輪舞を踊る
遅れてきた風と ...
夜の眠りの中へ
僕らは かえっていく
夜の眠りの中で
僕らはきのうの続きを生きる
夜の眠りの中に
暮らしている僕がいて
夜の眠りの中を
現実だと思っている
夜の眠りの ...
急に思いついて
駆け抜けていくコトバを
つかまえようとすると
創作意欲は消える
真っ暗闇の中
ポッと浮かんで消える
使ったのは魂じゃなくて
ブドウ糖とアミノ酸
ある時は力強く
...
公開暗号キーを
あなたはもっていますか
どこにあるのか
隠されているわけでもないのに
実は送り手である私も知らないのです
第一
扉の鍵穴と鍵も
一対一対応ではないので
わりとど ...
君と僕は向かいのデスク
昼間はお互いただの同僚
今はまだ誰にも秘密
夕べのキスは他人事
僕の前ではポーカーFace
君もかなりの女優だね
移動は避けたい
僕も同じさ
君の肩を叩く上司に ...
暗い部屋で一人でイヤホンを耳に突っ込んで死ぬ
優しい毛布にくるまれながら
窓の外の神様が住んでる燃えるような群青色の空を見つめる
ひんやりとした空気
時代に取り残されたような私の部屋
その冷 ...
なにもそこまでムキになって降ることないだろうYO!オマケに上空のあちこちにヒビ割れまで入れてYO!
バリバリドカンとやるからYO!
信号機が消えてメチャメチャ危なかったんだYO!
今日になっても ...
リアルリアル、リアル野比野比、リアルのび太になりたくねえ
リアルリアル、リアル野比野比、リアルのび太に思われたくねえ
冷めたカップヌードル 啜りながら
窓辺に差す 淡い朝の光を眺めてる…
眼鏡を掛け ...
昨日の夜中も、
お前らみてえなガキが騒いでっから寝不足で
仕事休んじまったんだよ。と、
だから今日は、
日当分稼がねえと帰れねえんだよ。と、
錦糸町の場外馬券場で馬鹿騒ぎしていた僕らは、
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
エタニムの日
生田 稔
俳句
2*
09/10/1 15:03
車椅子
……とある蛙
自由詩
15*
09/10/1 14:37
ひとつ さえずり
木立 悟
自由詩
3
09/10/1 13:36
秘恋
乱太郎
自由詩
8*
09/10/1 12:47
anti-business
邦秋
自由詩
2*
09/10/1 9:42
ゴヤブラック
ゆえづ
自由詩
6*
09/10/1 8:51
いかずち
こしごえ
自由詩
2*
09/10/1 8:27
道連れ
〃
自由詩
1*
09/10/1 8:25
大切な友へ
舞狐
自由詩
2
09/10/1 6:10
10/1‥
リュウセイ
自由詩
1*
09/10/1 3:55
誰か、死海に立った
番田
自由詩
1
09/10/1 1:20
ラーメン
hinoa
自由詩
1
09/10/1 0:50
「優しいいばしょ」
月乃助
自由詩
7*
09/10/1 0:49
黒い、を見た煙
番田
自由詩
0+
09/10/1 0:48
あのとき、こころはきずだらけだったのだと。
ホロウ・シカ...
散文(批評...
2*
09/10/1 0:46
ストーカーぶる〜す
花形新次
自由詩
1
09/10/1 0:08
燃える命
ペポパンプ
自由詩
5*
09/10/1 0:00
朝 2009
武富諒太
自由詩
0
09/9/30 23:44
ミシガン
ねことら
自由詩
7
09/9/30 23:42
昇華
智哉
自由詩
0
09/9/30 23:33
とあるアジアンカフェからの招待状
あおば
自由詩
11*
09/9/30 23:28
らら
ミゼット
自由詩
3*
09/9/30 23:24
夜の眠りの中で
武富諒太
自由詩
1
09/9/30 23:23
キーワード
葛西曹達
自由詩
2
09/9/30 23:18
アリスとボブとイブのフォーラム
小池房枝
自由詩
5
09/9/30 21:17
社内恋愛
加羅
自由詩
0
09/9/30 20:20
少女革命前夜
ゆりあ
自由詩
6*
09/9/30 20:01
空よ
加羅
自由詩
1*
09/9/30 20:00
リアルのび太になりたくねえ
TASKE
携帯写真+...
2
09/9/30 18:51
Born To Win [People]
プテラノドン
自由詩
1*
09/9/30 17:57
4229
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
加筆訂正:
朝 2009
/
武富諒太
[09/9/30 23:46]
以前書いた『朝』に曲をつけていたら、詩の続きもできました。
朝 2009
/
武富諒太
[09/9/30 23:45]
以前書いた『』
7.12sec.