ここは主成分すら不確かな路地裏

行く宛のない罵倒をのせて唾を吐けば
憐れなほどに幸福を願った夜がちらつく

這えば、飾りのメロドラマ
血管のなかを駆けずり回る
負け犬の性、シュプレヒコ ...
つめたいあめに濡れて
君の顔が視えない


明日の
行く先が
滲んで


傷みの場所すら
あいまいなのに


どうしても
なんて云えない


やさしさがくれた疵を
...
無用心さを呪う以前に嫌悪する対象となった自分を嘔吐する
結果を既に予測していた悪知恵、未遂、デカダンスの罪深さ

拝借した顔色で悲劇のポーズ
嗤っていたのは僕か彼か、遅すぎた問題提起を反芻した ...
にごりえの底に潜む
あわぶくが僕なのです
みょうに取り澄ました
ことばが木偶なのです

よどみの中で悶える
あわぶくが僕なのです
おもいを取り逃がした
ことばが癪なのです

こ ...
なぜかしら
私には聞こえてこない
どうしてかしら
あなたには聞こえない

携帯の着信音
サイレントにしてないのに

雨の音が
消しているのね
昨晩の
私たちの小さなすれ違い
排 ...
足利の旧市街から渡良瀬橋を渡り少し行くと、草木のこんもり茂った小高い丘がある。男浅間神社だ。頂へと続く道を上っていくと、やがて視界が開け、渡良瀬川沿いに足利の街並みが一望できる。ハローワークから所在な ... 白い息夏へ向かって雲となる

一球を追う少年の背に桜

振りぬいたバットの先に暑い夏

ひとしずく終わった夏へ零れおち
僕らの見上げた空はあまりにも青くて

隣の君は笑うように目を細めた

胸をすくようなこの空をいつか思い出すのだろう


入道雲浮かぶ空の下

走り出した君を見ていたら

あの日の ...
ひとつの話をしよう

あるところに少女がいた
美しい少女がいた

その少女はあるものしか食べない


チョコレートか

キャンディか

ショートケーキか


いいや

...
振り向いたっていいじゃん
だって後ろに目ないもん

泣いたっていいじゃん
だって誰も見てないもん

つまずいたっていいじゃん
だって僕がフォローするもん

キスしたっていいじゃ ...
ああ!さもしき男の一人遊び
連弾の中!
平凡な背中に毒を塗れよ
それで飛ぶんだ!


まだ見ぬ演劇に前のめる朴訥青年よ!
魂に重ねる金箔が欲しいんだな!
でも それは
深く段落の底
...
玄関は春です
別れと出会いが
毎日
飽きることなく
繰り返されるから
わたしは
いつでも花を飾ります
薄紅色の花が
一番似合うと思います



浴室は梅雨です
温かい雨が降る ...
御飯を頬張る私をまじまじと見ながら
太った?と聞くから
3キロと答えた
大袈裟なくらいあなたは笑って
幸せ太りだねと言った
私の頭には浴槽があって中を覗いて見たけど
お風呂に入るにはちょう ...
何よりもう第一義的な歌が歌えない

歌おうとしても

「本当の愛は皮肉である」

「皮肉とは本当の愛である」

だなんて追い詰められて宗教に走る

君と文房具を買いに至るまで

...
舞台芸術って、いいじゃん。

・ポエジーあふれる舞台芸術の情報交換
・戯曲や台本の紹介
・それらしいイベントの宣伝

ポエジーをネクストレベルへ引き上げる舞台を、
わたくしは真に求める! ...
たいふうは過ぎ
ふふふとわらう
木々はゆらゆら
葉をふりみだし
子供はかけてく
髪ふりみだし
あとにはふうっとため息と
きんもくせいのかおりがふわり
洗ったばかりの長そでシャツは
...
ららいらららいらい
誰がきょうも
種を飛ばす
やわらかく
芯はかたく

眼球は
きょう、うるおっていますか
かわいてるのなら
かけてあげましょう

えん罪のドラマをみる
ことば ...
傘をさした 太陽

ボクの前を 月

真夜中の 道化師

降らすは 色のない雨

流した涙の分だけ
あなたの浮力になればいいのに

空を 静かに
泳ぐ さかなたち


息 ...
ほしとかがやく
ちいさなキャンディに

きもちをぜんぶ
かえられたらいいのに

それを
 きみが
  たべて

あまいね。

って


それで
ぜんぶ
いいのに
...
その夜 声を盗まれて
お前と私が立ち尽くす
肩まで降りてきた空を
世界を
二人で支え合う
それが何故私達なのかもわからずに

拳を握って立っていた

足が地面に減り込んだ
このまま ...
陽が射す春、昼ひなか
わたしは道に迷いに出かけた
途方に暮れる練習をするために


よいとわるいの二元性、
どちらの側にもつきたくなかったわたしは、
そのぎりぎりの
まんなかで
屹立 ...
ひっそりと音を立てず
忍者のように
背後を歩いてゆく
ぼくはそれを見ることが出来ないし、気付くこともない
知ってはいるのだけれど

砂を掬い、放り投げる、
風が分散させる、
見えなくな ...
どうして泣いてるの
なんて聞かない

そっと手を差し延べて
濡れた頬をさわるよ

きっと

きみの涙は
太古から延々と続く
海からの
贈り物だから
{引用=

秋、なのですね

久しぶりにみる陽の
海峡の水の色は、
遊び心を誘った紺碧から
秘密をとりもどし/もどらされた ―◆■□
群青色ににぶく一変していました。

夏を泳いだ ...
狂いかけてて
うれしそーな

手足右左五体満足
うれしそーな
手足右左五体満足

五体満足に
罪悪感
義務教育に
罪悪感
受け続けるのが王道

どーにでもしろ
ふざけんな
...
末期だ
既に末期だ
寝ても覚めても
末期だ
色々と末期だ
蓋を開けよう


四六時中の痛痒
光に拒絶反応が出て
頭部は痺れ
痛みが鈍く蜷局を巻いていた


末期だ
色々と ...
馬鹿げた夢が
乾いた頭に雨を降らす
蒔いた種子は
一つ残らず腐った
灰色に落ち込んで
音速にたどり着く

そして
超えた音をふりかえれ
瞬きする間に
殴り飛ばせばいい

常套句 ...
 それは鳥  鳥 鳥 鳥  鳥じゃない



 そんな広さが あったら海だと いいのにな



 人もよう 走り去って ゆくの虹



 想い出の もれ ...
わりーけど
もったいねーけど
死んでくよ

目に入る世界の
その全て
忘れてほっといた
その世界全部

目の中でぼさっと
突っ立ってんのが
俺だぜってよ
言うまま任すや
全部 ...
パイプ椅子には座りたくない
信号無視なんて本当は△みたいなもんだろ
とても両親に感謝してるよ
ヘイ ジーザス

バター犬でペロペロは昔よくやったけど
バターナイフでメッタ刺しとは
それは ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
アンチテーゼ津島自由詩109/10/8 21:43
静寂の色ユメミ リル自由詩109/10/8 21:06
欠損津島自由詩109/10/8 20:30
あわぶくnonya自由詩10*09/10/8 19:50
サイレント乱太郎自由詩16*09/10/8 19:32
渡良瀬橋 |夏至の空色都志雄自由詩209/10/8 18:35
少年の夢空都俳句009/10/8 17:51
夏空におもう自由詩1*09/10/8 17:34
鳥かご少女自由詩3*09/10/8 16:55
正当化雪間 翔自由詩309/10/8 16:22
金井省悟自由詩3+09/10/8 16:22
家と季節小原あき自由詩12*09/10/8 15:57
ごはんsekka自由詩009/10/8 15:32
ヌメリtutty自由詩109/10/8 13:04
ポエトリック・シアトリカル・パレード会議室09/10/8 12:49
おてんき雨小林 柳自由詩4*09/10/8 12:21
くもりから遠くまで唐草フウ自由詩8*09/10/8 12:05
system.鈴木陽一レモ...自由詩4*09/10/8 12:00
いのり自由詩2*09/10/8 11:59
夜に木になるテシノ自由詩3*09/10/8 11:58
途方の暮れ方笠原 ちひろ自由詩2*09/10/8 9:03
無題高橋魚自由詩1*09/10/8 8:25
きみの流す涙風音自由詩109/10/8 7:46
秋▼月乃助自由詩13*09/10/8 7:37
ふざけんな竜門勇気自由詩009/10/8 3:22
末期ゴースト(無...自由詩6*09/10/8 3:21
消える、景色、消える竜門勇気自由詩009/10/8 3:06
潜水 少年少女 溺れヨルノテガム自由詩109/10/8 2:52
死んでく死んでく死んでくか竜門勇気自由詩009/10/8 2:35
出不精(重症)mad.ra...自由詩109/10/8 2:04

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加筆訂正:
車椅子/……とある蛙[09/10/8 13:53]
少しあわてて投稿したので十分でないと自分で感じられる箇所もありました。
世界の終わり/within[09/10/8 8:09]
すみません。前半を修正しました。
8.03sec.