夜のピースにはまるひと
かわいい子供が泣いて
そっとオフにもどるひと
見た目はきらきら
こころはながく
話を聞いてくれるひと
お月さまが壊れていると
詩を詠む男の子
半月とひ ...
血反吐を捏ねあげた粘土の
完璧なフォルムを撫でつける
素直な指がいとおしく
嗚咽をこらえきれなかった
慈悲深い先生は
今にも倒れそうな花瓶を支えるように
わたしを揺すり起こしたけれ ...
歪みがまだ今でも
降っている真夜中
整然と聳える街灯
その首を支えたい
優しく声を掛けて
誰も気付けないの
孤高と孤独の違い
出来合いの許容心
尖っていて温いの
憐れみの ...
幻想と空想
妄想と現在がクロスして
僕の体を取り巻いてるよ
二重四重に
サーベルを抜いて
突き立てて欲しい
今すぐに
ガーベラで飾って
縫い付けて欲しい
そして
虚 ...
綿菓子の
割り箸鼻に
刺さってギャー
竪琴の光に
手の、見失う声に、する、
闇を、
闇の、ユダヤを、
ランプを、探し求める、外に、
足は 言葉に あてもなく
できたらと ひとつでも
僕も 街のさまよっていく
ひとりぼっちだった 今日をひとりぼっちの
ただ 僕であることを
叫ばせられた 感じている
誰かとして 風 ...
世界最高峰にやって来た
銛を片手に
海んちゅが
昔ここらは海だったと聞いたが、はて…?
言葉が通じなかった
世界最高峰で海んちゅは
孤独だった
慰めの言葉をかき集めるつもりの帰省で
何のことはない
旧い友人たちを精一杯なぐさめる酒を飲んだ
思えば卒業をきっかけに
故郷を彼らに押し付けて
都会へ来た俺はまだ幸せものだったのかもしれない ...
水母ゼリーの月光振動
白濁のパルス苦く静かに
クレーターあける
クレーターあげる
春くらい咲く前に
暗い桜咲く前に
クラッシュの後輪は
フラッシュの光輪に黒く
クリーチャー苦し ...
言葉は発するそのたびに
重さを無くすものだろう
夕暮れを黄昏と言い換えて
寂しさを知ったフリをした
恋情に過去を積み重ね
大切さを説こうと試みた
引き出そうとする単語は
聞き覚え ...
数千億の水の龍が
大地に嫁ぐ音で
安らかに{ルビ微睡=まどろ}む
頭蓋の裏窓から眺めるよ
天よりただその為に落ちる
水の龍達よ
すまない
君らを救えないが
私は救われた
頭蓋の裏 ...
「さようなら、チャーリーブラウン」逃げていくビーグル犬より貴方は速い
君の物全て可燃のゴミとしてだしてしまおう安心毛布も
冷蔵庫「ぶんぶ」と冷やすピーナッツその音だけが今は友達
...
弁護士も消えてしまって
拘縮の妻をなでている月
声が聴こえる
笛のように震えている
それは孤独の笛だ
うつろな瞳孔が
ぎゅっぎゅっ動いている
哀しみが踊る
孤独を見つめていた
雑踏の風の中で少女を買った
手のぬくもりも
胸の厚さも
すっかり覚えてしまった
わたしの中には
いつも兄ちゃんの声がある
兄ちゃんの呼吸がある
むかしむかし
あるところに ひとりの少年が
おりまし ...
昭和55年に冬至書房新社より発行された詩論の本、「詩と詩論」は 、吟遊別冊79年6月刊の「モダニズム50年史」を改題して発行されたものでした。 内容は、昭和3年発行の季刊誌「詩と詩論」で何が成 ...
手が汚れたら手を洗うのと同じように、君は身の回りのものを捨てる。
私はそれと同時に、美容院で夏に傷んだ毛先をケアしてもらう、
ある人はカラオケに行くのかもしれない、
またある人は衝動買いをするの ...
日本語を趣味にするなら趣味として
対象は正しく愛玩しましょう
全ての言語が誰かの母語であることを
忘れないで欲しいのです
日本語は美しいと
容易く
あまりにもお気楽に口にしてしまう ...
母のことが なぜあんなに嫌いだったのだろう
殴られたことがあるからでもなく
押入れに閉じ込められたことがあるからでもなく
蹴飛ばされたことがあるからでもなく
わたしは母の愛情に満ちた視 ...
堕ちていくのは
時計の針かはたまた
砂時計の砂か
どちらにせよ結果は同じ
両方時を刻む魔法器具
君の小さな手の平を
繋いでふさいでもいいですか?
曖昧な返事は ...
どうすればいいのかわからなくて
立ち往生する
極楽往生じゃない往生だ
この往生はどこに往って生まれるのか?
地獄か? だとしたら何故地獄なのか?
問題を解決できないのは悪いことか?
何に対 ...
蔦を植えた君を風が抜ける
触れる者を待ち
褪せたドアノブに
風上となって立つ貴方の水滴が滑り落ちる
ゆっくり
さわらず、
傘立ての底が濡れてゆく
一滴を撫でた貴方の皺より ...
煙草を一本、灰にするあいだ
曇りの夜空、見上げているのは
この道で自分がしでかしたことへの
悔いと純情を見つめるためなのだ
風のうわさ、本当にあるんだな
秋の雨はどこ ...
「はい、じゃあ、としゆき君、春に咲く花といえば?」
「スパイ女房!!」
僕らの季節はそれなりの音を立てながら
狂ったメリーゴランドのように ...
ガラガラとドミノのように自転車が倒れゆく音立ちすくむ人
轟音の地下鉄の中 両の手を用い会話をする唖の人ら
雑踏に自分を見失いそうになる私には自分が無いのか
十二時にALTAの前 ...
エゴイズムでも自己満足でも
悪者でもひねくれ者でも
勝手でも自由気ままでも
傍若無人でワガママでも
避けられても外されても
笑われても貶されても
蔑まれても罵られても
恨まれても憎ま ...
冷蔵庫の中を見つめながら僕はため息をつく
怖かったのはきっと製氷器が動くことを止めなかったから
文字を辿るのと食べ物を詰め込むことは
どこに違いがあるのだろうか
伸びてゆく爪も髪も既に私の支配 ...
窓の遠くでコスモスが揺れざわめいている
君はそこへ行きたいと云う
行くがいい 君になら似合うだろう
あの優しい色あいも それを揺らす風も
すべてを照らす初秋のあかるい陽射しも
僕はこ ...
今日最後の光が
暗闇に飲み込まれる時
僕の左側は
ありふれた原風景に帰りたがる
無闇に掻きむしられた
胸の裏地のヒリヒリを
残業前のコーヒーブレイクで
なだめすかす
今日最後の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Piece
たちばなまこ...
自由詩
8
09/9/30 2:19
サロメブルー
ゆえづ
自由詩
3*
09/9/30 1:55
夜/わらう
鎖骨
自由詩
7
09/9/30 1:46
石榴とサーベルとガーベラ
ゴースト(無...
自由詩
1*
09/9/30 1:25
夜店oops
サトタロ
川柳
0+*
09/9/30 1:22
光、と、光
番田
自由詩
0
09/9/30 1:19
消す、長針を、黒い
〃
自由詩
0
09/9/30 1:18
さいこうほうロンリネス
サトタロ
自由詩
1
09/9/30 1:13
帰省
西天 龍
自由詩
10*
09/9/30 0:58
宵闇
hinoa
自由詩
3
09/9/30 0:22
内響
松本 卓也
自由詩
4
09/9/30 0:07
水の龍の嫁ぐ音
瑠王
自由詩
6*
09/9/30 0:00
さようなら、チャーリーブラウン
キッチン
短歌
2*
09/9/29 23:49
闘魚
草野大悟
自由詩
0*
09/9/29 23:45
孤独の笛
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/9/29 23:43
胸の厚さも
草野大悟
自由詩
1*
09/9/29 23:18
「詩と詩論」(冬至書房新社 昭和55年発行)を読んで B氏と ...
リーフレイン
散文(批評...
3
09/9/29 23:13
入賞トロフィー
モチヅキゼロ
自由詩
2
09/9/29 23:13
傀儡使い師たち/愛される権利
海里
自由詩
1
09/9/29 23:07
私は いつも 自由だった
るるりら
携帯写真+...
11*
09/9/29 22:54
未来が見えた○
こめ
自由詩
13
09/9/29 22:49
立ち往生(STILL LIFE)
新守山ダダマ
自由詩
3
09/9/29 22:33
出会いの無い別れが君にあって
冬貞
自由詩
1
09/9/29 22:22
秋の雨はどこ
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/9/29 22:13
スパイ女房
青木龍一郎
自由詩
2
09/9/29 22:11
新宿
いっと
短歌
1
09/9/29 21:51
アウトサイダー
葛西曹達
自由詩
1
09/9/29 21:42
カランカラン
ジャイコ
自由詩
1
09/9/29 21:19
COSMOS
塔野夏子
自由詩
5*
09/9/29 21:05
Twilight_Tasogaredoki
nonya
自由詩
6*
09/9/29 18:57
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
4262
4263
4264
4265
4266
4267
4268
4269
4270
加筆訂正:
私は いつも 自由だった
/
るるりら
[09/9/29 23:08]
最後の行を 【かたくなに にぎると消えるのですね】を修正しました。
5.65sec.