思いのすべてを投げ出して
あなたに抱かれたあの日の夜
微笑みの影に気づかないふりして
瞳をそらしながら目を閉じた
空には十六夜の月
満月は、あまり好きではないと
...
空の青さを集めれば
胸に芽吹いた
白が
私の体をいつか覆い
そのまま溶けてしまうのかしら
ゆっくりとしたリズムは
体の奥から
絶えず聞こえている
耳を澄まして
目を閉じて
身を ...
学生の頃 日本はバブルの全盛で
就職できないなんて考えもしなかったよ
授業も出ないでバイトして、飛行機チケットを買ったのさ
バックパックかついで、足の向くまま気の向くままに
羽の扇ふりながら、 ...
雨 降り始めの音 聞き洩らさず
寝室で眠っている犀を起こさぬように
音楽がそう聴こえたら大人だろ
こびとの ふねが
ちいさな おおきな ふねが
たそがれの
うみへ きえてゆく
いま みたばかりの
まど まど まどが
そこからみえた
ゆうやけの
ひとつ ひとつでも
...
あの子とつなぐ手
まだそのままで
ほんのりと
今朝鳴いたカラスは死神だったかもしれない
昼間通り過ぎたおばあちゃんは天使だったかもしれない
目方80kgのおっさんは閻魔だったかもしれない
家にいる猫は実は火星生まれで妹は実は姉かもしれない
...
・
どういうわけかうちのごみぶくろだけ
いつもあけられてしまって
中身がまき散らされているの
ある日曜の朝
母が困惑顔で言ったとき
それはきっと妹を狙う肉食獣の仕業に違いない
とわた ...
ここにいれば安全なのです
ここを出なくても 生きていける
そう、それならば…
違うのです
知っているのですから、外界の情報は、
過多になりすぎるほどに 手に余るほどに
だったら ...
んでそのメル友の女の子と電話しててんけど、どこ住んでんの?ってその子に聞いても適当なことばっかゆって全然教えてくれなかった。
「おれミナミ住んでんねんけど、どこ住んでんの?話聞いとったらユミちゃんも ...
「 赤イ羽根共同募金ノ御協力、オ願イイタシマス 」
後輩ふたりを左右に、僕はまん中で募金箱を首から下げて
通り過ぎゆく人々の誰かの胸へ、ひとつの声が届くよう
道化のふりした明るさで、一心に ...
中ではない言葉の
音楽にいた 湖を探して
音楽はあるというそこに手を
探していた 僕に上を 抱えた丘に
文庫本の見つめさせられるように 魚の
緑のを 外を風 見ていたそこの頭に
姿に ...
何だったの
さっきまでの手続き
色を合わせたワインカクテル
タクシーで装ったクール
暗闇に4つの光
互いのタクラミに
目を見張る
始まろうとする儀式に飾りはない
...
言葉にすると陳腐になるもの
例えば「愛してる」
一晩中煮込まれたビーフシチューのように
あらゆる種類の想いのエキスが溢れかえり
熱く熱く
そして
濃ゆく濃ゆく
あなたへのオリジナルな想い ...
森に行こうよ
そんな口約束覚えていますか
桜の花が広げた両手
こぼれる夕陽
つくられた
寄り添うシルエット
春風に流され
漂泊の想い
今だわからず
四季を忘れた
私 ...
大きな回遊魚が買い物に来て言う
「服はなるべく大人な方がいい」
静かに掴んだ胸ビレで
僕は世界を辿ってゆく
すべての気泡に魔法のようなメッセージ
色は求めれば彩り 忘れれば ...
苦木をかじろうとも
人に会わない
怨憎会苦
会うのが辛い
毎日楽しく
生きたい
毎日気分良く
生きたい
最近
好き嫌いが
はげしくなった。
悩んでいる。
フルゲートの中山グランドジャンプ。いいメンバーが揃った。
圧倒的な1番人気は、目下3連勝中、当るところ敵なしの勢いで臨む、昨年の中山大障害勝ち馬ギルデットエージ。
次いで、連覇を狙ってオーストラリ ...
さて十月は神無月
長月{ルビ晦=つごもり}三十日には
神さま帰省ラッシュです
出雲はいずこ
雲出る側
日出る向きとは反対です
神さま神さま
明日からは
ここの土地にはいなさらぬ ...
女を助手席から蹴り出して
さよならをした帰り道
青灰いろが焦げています
秋夜のむこうに燈るのです
燃えたのです
赤いパンティーが棄てられて
ペニスをくわえて貴女 ...
昼間の森からはまだあの不思議なメロディーが聴こえるからまだ大丈夫
氷の国の王子はどうしてるかなあ
月の国のあの娘は?
先生、私宮崎あおいになりたい
映画の中の君に
CANCA ...
貴方が欲しくて 縋るように手に入れた
まるで 火に銀を絡めたような
まるで 恋心を閉じ込めたような
願いを込めた 緋色のガラス
きつく締めれば まるで首輪ね
見えない鎖を錯覚して
貴方の心に捕らわ ...
神無月も近いのに
雨音
心の裏側を叩く
響いているのは
...
街が夜に溶け出すと
次第に鼓動強くなる気がして
俯けば何も見ずに
歩くこともできるだろう
それも無駄だと知っている
涙と時間は流れて落ちる
触れることはもう
叶わないかもしれ ...
黄扇を 天に掲げし 公孫樹
ひらひらと 扇舞い散る 公孫樹
銀杏葉の 金の絨毯 敷きにけり
青空に 銀杏並木の 金世界
ツルツルと 葉も実も滑る イチョウかな
パッと割り ツルリと旨し 銀 ...
絹のすれる音が、ひとひら
二枚、三枚と
声にならない音をたてて
深い闇に落ちていく
夕と夜の間に
音もなくまぎれこみ
ひとひら、ひとひら
落ちていく
...
私がモーリタニアでタコだった頃
あなたは宇宙船の乗組員だったので
私の姿に驚かず毎日キスしてくれたよね
私は画家を目指してたけど
人類の壁の前に泣いてばかりで
そんな私の手だか足だかを
あ ...
大人になった気がしたのは
砂糖もミルクも入れないコーヒーを飲んだときより
秋刀魚のはらわたを食べたときより
歯磨き粉の薄荷を我慢できるようになったときだった
大きくなるということのあま ...
日曜日の喜びは
午後3時頃から右下がり
夕方のサザエさんは
今日もいい天気と歌うけど
僕の心は曇り空
月曜日のラッシュアワー
流れる電光掲示の遅延情報
またひとつ
思いつめた命が
...
空が青ければ気分も晴れるほど人間は都合よくできていない。
それは夏になったからといって恋をしたことなどただの一度もない事実からも証明できる。
感情は引力で私を押し倒し、重力で沈める。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
十六夜
橘祐介
自由詩
3
09/10/2 11:25
青い空
ミツバチ
自由詩
5*
09/10/2 10:38
ごめん
リーフレイン
自由詩
4*
09/10/2 10:19
雨の部屋で
アハウ
俳句
6
09/10/2 9:25
浮舟
小川 葉
自由詩
4*
09/10/2 5:15
融
長谷川智子
自由詩
2*
09/10/2 4:22
もうもう
カチキ
自由詩
1
09/10/2 3:55
世の中がどんなに変化しても、人生は家族で始まり、家族で終わる
吉田ぐんじょ...
自由詩
53+*
09/10/2 2:51
well/井戸
月乃助
自由詩
7*
09/10/2 2:13
One Thousand 20th Century Chai ...
捨て彦
散文(批評...
2
09/10/2 1:53
赤い羽音共同募金
服部 剛
自由詩
5*
09/10/2 1:33
僕として金魚は死んだ
番田
自由詩
0
09/10/2 1:28
クールを通すなら
snowwo...
自由詩
1
09/10/2 1:09
「想いと言葉」
広川 孝治
自由詩
0
09/10/2 0:21
遥か
奈々
携帯写真+...
6+
09/10/2 0:19
回遊魚シンメトリー
相田 九龍
自由詩
3
09/10/2 0:17
ミートミー
ペポパンプ
自由詩
3*
09/10/2 0:00
「名」馬列伝(9) ビッグテースト
角田寿星
散文(批評...
3
09/10/1 23:14
傀儡使い師たち/何かを書き込むその前に一度ぐぐってごらんなさ ...
海里
自由詩
0
09/10/1 23:11
秋夜のむこう
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/10/1 22:52
世界中の女の子たち
ゆりあ
自由詩
6*
09/10/1 22:33
とらわれびと
愛心
携帯写真+...
6*
09/10/1 22:26
ゑ こ ふ
北星三天
自由詩
1*
09/10/1 22:08
疼切
くろね
自由詩
0
09/10/1 22:07
公孫樹&月見 (2009.10)
guchi_...
俳句
0
09/10/1 21:26
無花果
橘祐介
自由詩
7
09/10/1 21:16
モーリタニアでタコだった頃
テシノ
自由詩
5*
09/10/1 20:26
薄荷
照留 セレン
自由詩
0*
09/10/1 20:20
日月火水木金土
加羅
自由詩
1
09/10/1 20:13
まあいい、それでも世界は廻っている
伊織
自由詩
6
09/10/1 19:19
4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
6.28sec.