誰かのために何かして、
見返りはいらぬ、というあなた、
自分が信じた理想の中の
「無償の愛」を、掲げるの。
誰かのために何かして、
もちろん物は求めない、
それ ...
俺は夜道
コンビニからの帰り道
考えごとをしながら歩き
歩きながら考えごとをし
メモを取ろうとふと立ち止まり
ああ手帳は
置いてきたのだったとふと
星のない空を見上げ
生気のない壁を眺 ...
俺の腐った幹の上に
枝葉が伸びて花が咲く
俺の腐った幹の下に
根っこが伸びて瘤になる。
俺の腐った幹の中
殻に包まれた自分がいて
自分の匂いに吐き気を催し
俺の腐った幹の中
...
「ほんっま腹立つわーっ。お前もそない思うやろ?」
「・・・・・・」
「せやろ?あいつら物の考え方おかしいねん。」
「・・・・・・・・・・。・・・・・・・・」
「いや、しよったよ?、しよったしよ ...
白と黒の樫の木の時
過ぎ去った羽根を伸ばす木菟
折れ曲がった追憶
無口な星と人の間
単音の呼び声
ほう
ほうっ
ど ...
{引用=まだ、私の夢に虚無は訪れていない}
スロウで駆けてくる
馬の筋肉の躍動が
私の夢を横切る
霧のように潤ったこの部屋で
枯れたダリアが
二、三枚の葉を落とす
紙風船のよ ...
あれは風の強い日
鳥たちは身を潜めて
星は口をつぐみ
月が涙を溢して
小さな命が産まれた
静かに響く
祝福の歌
力強く鼓動を刻み
生きている証を記す
温かく差し伸べられる手に ...
花でありたい。
蝶でありたい。
蜘蛛でありたい。
鳥でありたい。
蝸牛でありたい。
魚でありたい。
貝でありたい。
硝子でありたい。
大樹でありたい ...
秋の風に吹かれつつ
サラサラと零れる欠片を思い
秋の雲を見つめつつ
カサカサと這う影の立脚に感づく
秋、怖い秋
金木犀が香る
秋、怖い秋
金木犀は異界の香り
秋は奪う
...
上澄みをそっとすくって
綺麗な挨拶をした
下心を揺らさないように
洒落たお世辞を言った
左旋回をしながら
美味しい笑顔を振りまいた
右向け右を向いたまま
爽やかなジョークを投げつ ...
黒猫は
三日月の
欠けた部分を
見つけてしまった
その日から
黒猫は
黒猫では
なくなった
気がする
自分で
はっきりと
感じる
紀元前 紀元後
くら ...
背負われるのって素敵だと思う
俗に言う『おんぶ』のことだけど
『お姫様だっこでもいいよ』って
みんな言う
それも良いけど
やっぱりおんぶが一番好き
だって、
ほら
背中って ...
女のひとは一人でなんでもできる
映画館に一人で行くし買い物もする
ウインドーショッピングをして
自分に合わないか合うかを
何時間でも一人で懸命に考える
大好きなバンドのライブに行って ...
サイダーみたいに爽やかじゃなくて
もっとまどろっこしい
ラムネみたいな
あの記憶がラムネ瓶の中のビー玉だとすれば
今もまだ胸の中で栓をしているんだ。
『いい思い出だったね』
な ...
ちび 馬鹿 単細胞
きみが呼ぶ わたし
モヤシ 阿呆 ドS
わたしが怒鳴る きみ
わたしの腕から覗く 真っ黒な腕時計は
わたしが冗談でねだった きみの物
少しでも ...
病室の壁は白
窓の外の景色も白
同じ部屋のあの子の顔も白
外に出られない私の足も白
もちろんお医者さんも看護婦さんも白
包帯も白
ベッドカバーも白
机も白
...
教えてもらったメールアドレスに送ったらエラーで返って来てしまった。
これはきっと、彼女が書き間違えたダケである事を切に願っている。
オレは秋刀魚が好きだ。焼いときゃとりあえず秋刀魚は裏切ら ...
蝸牛のうちで反響する叫びを
押し寄せてくる旋律を
海馬に刻もうと
目を塞ぎ
親指を噛んで
何もかも消えてしまえと
布団にくるまり
瞼の裏の黒い染みを
じっと
足元で
まどろ ...
からすといっしょにかえりましょ
帰り方なんて
僕はもう 覚えてないよ
夕陽が照らす
散歩道
道沿いのコスモスは
風に揺れて
とんぼが帰ろうと
飛んでいく
柔らかな秋風
胸一杯に吸い込めば
自然と笑みが溢れて
昔の記憶が蘇る
ぽかぽかと
心を ...
毎年失われていく150万の子供たちの命をまもりたい
世界中の人達に質のいいティッシュペーパーをとどけたい
それにより、世界中の鼻の粘膜をまもりたい
世界中の子供たちへの善意とおせっかい
世界中 ...
グラニュー糖に突っ込んだ
フレッシュのままのアップルミント
シーズンオフのワンピースに
防虫剤を混ぜ込んでしまえ
随分赤に染めながら
必死に護った宝箱も
愛さないまま閉じていれば
だんだん狂 ...
絶望を希釈せずに
濃縮還元のまま
飲み干そう
幸福を怖がらずに
摘みたてのまま
舌にころがそう
つまり、こころをひらくということ
あなたと
ほんとうに
つ ...
きょう
夕やけを見ていたら 空が
あかい舌をだした
飛行機にのって
船にのって
汽車にのって
ここまで来たんだよ と彼女はいった
空と海と陸地と
そんなにいろんな乗り物 ...
僕の見ている世界と
君の見ている世界
人の数だけ世界があって
そのいくつもの世界がつながって
この世界はできている
そしていつも
僕はその世界を傍観している
その世界 ...
四半世紀を懸けて架けた橋を壊してしまってよ
窓際に並べたコーク
牛乳に入れて飲むんだ
ぼくだけが加速していくの
倦怠を等分に切り分ける時計の中で
裸電球にかけてあげる ...
{引用=
黙ったまま
静かにしていなさい
それが、生きのびる{ルビこつ=骨}なら
誰もがそうしているのだと 信じてた
どこも見ようとせず
何も言わずにいたから、
...
天気予報士が指す先には
日本列島を襲う巨大台風
もう逆立っている
小鳥も
川面も
街ゆく傘も
黒い木立がワッサワッサと到来を告げる
僕らは
ドアをあけて
広場に飛び ...
形の粉々になった
イスラエル、破壊されて 街の
異教徒たちを見た、投げ合う 石を
海、正方形の 地中海があり
積み重ねられた、向こうの太平洋に
先には、アメリカがある フランスの ...
ここは題名のみで成立する詩を極めるスレ。一行詩は禁止です(「題名だけの詩」と「一行詩」の違いも考えさせられるスレ)。
一見して「詩」の題名らしくある必要は勿論ないので、論文の題名風でもよし、小説の題 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私は、求める
邦秋
自由詩
0*
09/10/9 22:51
かいそう
若原光彦
自由詩
8*
09/10/9 22:36
幹
……とある蛙
自由詩
8*
09/10/9 22:11
バッテン
捨て彦
散文(批評...
1
09/10/9 22:02
記憶の森
北星三天
自由詩
2
09/10/9 21:41
顔のない夢
瑠王
自由詩
5*
09/10/9 20:54
また、会いましょう
ミツバチ
自由詩
4*
09/10/9 20:21
願い、想う。
aokage
自由詩
3*
09/10/9 19:22
秋
ゴースト(無...
自由詩
3*
09/10/9 19:14
上下左右前後斜め
nonya
自由詩
9*
09/10/9 19:12
チョコレートフレイバー
鈴木陽一レモ...
自由詩
4*
09/10/9 18:57
ときめきを背中に
空都
自由詩
1*
09/10/9 18:45
女のひと
捨て彦
自由詩
5
09/10/9 18:35
ラムネに贈る
空都
自由詩
2*
09/10/9 18:31
青瞬時間
愛心
携帯写真+...
4*
09/10/9 17:57
病室にて
空都
自由詩
1*
09/10/9 16:37
Blade Fish Bone
BOOKEN...
散文(批評...
4
09/10/9 15:23
光の重み
within
自由詩
15*
09/10/9 14:39
ゆうやけこやけ
smorza...
携帯写真+...
1
09/10/9 14:22
散歩道
ミツバチ
自由詩
3*
09/10/9 14:01
子供たち
udegeu...
自由詩
1
09/10/9 13:53
仮眠室
黒乃 桜
携帯写真+...
2+
09/10/9 13:11
まるのままま
笠原 ちひろ
自由詩
2
09/10/9 8:04
やまぶどう
yo-yo
自由詩
10*
09/10/9 6:11
いくつもの世界
ヒロシ
自由詩
2
09/10/9 2:28
atoz(omit root)
鎖骨
自由詩
3*
09/10/9 2:03
「樹室」(きむろ)
月乃助
自由詩
9*
09/10/9 1:51
台風
snowwo...
自由詩
1
09/10/9 0:25
国旗の、あの縦縞
番田
自由詩
0
09/10/9 0:25
題名だけのスレ10
過去ログ倉庫
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4242
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4245
5.57sec.