mustの集団ヒステリーが
さびしい冬には 堪えるから
こたつ があったかい
西も東も今も昔も
全部忘れたいなあ
閉めきった六畳一間に身を潜めて
ほどよい温さに
とろんと 分からなくなっ ...
いつか聞いた
オルゴールの音が
こんなにも懐かしく
わたしの島にもとどく
音階は等しく
何度でも
誰もいない浜辺に辿り着き
朝には朝の
昼には昼の
夕暮れには夕暮れに
染 ...
好きな花束ねて 花束作ろう
好きな花束ねて あの子に贈ろう
迷いの白と気負いの赤を
一緒に束ねて あの子に贈ろう
波に打たれて もう涙も流せぬ
そんな人の 心を暖める花束
大切な誰かに ...
浮かんだ言葉が
消えていく
いつだって、そう
若年性認知症なんて
あるのかな
誰かメモリーを
増設してくれ
お代は
後払いでいいかい
ダメかい
爽快
カ ...
言葉は誰としてでもなく
残像として流れていく
どんな外側としてでもない 奴隷は
労働者としてでもない ひとつの肉体だ
足先だけで立ち止まりつづける
そして 角のドライブスルーで メニュ ...
到達点ではないという意味に於いて
私の志す理想は王国にあらず
一部の者たちの人格の磁場にあらず
王国とは自らの理想郷を言う
その王国が開かれたものであるのか否かは
...
091125
殺されたのは
弱気で
強気は生き延びて
外に出かける
出合った弱い者をやっつけて
家財一切ぶんどった
そんな先祖を持ってい ...
眠れない夜の窓際で
二重に映る折れそうな月
見つめるわたしの虚像が屈折して
見知らぬ冬をさがしている
ひときわ風の音が強く思える夜は
肩の震えが止まらないものだ
ハーパーを湯で割って
...
部品の再会が果たした最低限要素の集まりは
此処に天然の音鳴りの役割を再開させたので
他との差異化一途に前進のみを継続したいが
競合と比較した故の最下位を気にも食わない
部位と決別する千載一遇の ...
束の間に夢待ちわびて秋の暮
濡れるほど赤く恥らう紅葉かな
落ちるとも飛ぶとも知れず秋の蝶
迷い子の印なるべし残り柿
ただ微笑むしかない僕に、あなたは何故謝るんだろう。
裸の足を水に浸けたまま、
膿んでゆく傷口を、冷めた目でただ見ていた。
あなたは何故、愛などと呼ぶのだろう。
信じるべきものなど何もないさ
正しさ ...
晩秋は山の夕暮れ
山の子どもはその頬を
真っ赤に染めて
白いふとんが敷かれるのを
待っている
また来る朝に
目を醒ますため
また来る春に
芽を咲かすため
晩秋は山の夕 ...
むらさき
むらさき
光の仕草へ
近づく空
歩いてわたる
歩いてわたる
うつぶせの鏡の群れが浮かぶ水
背から背へ 背から背へ
城壁の角
影が空を仰ぎ ...
好きなものを嫌いになろうとしながら
他に脱出法がないのかと考えてみる
しかしあくまでそれに固執することで
鎖が外れるのではという可能性も信じている
損得勘定に身を委ねてみたいのに
犯人が残し ...
小春日に匂へ真珠の首飾り
散る散らぬ恋の微妙や冬の薔薇
―――インフルエンザに―――
母の手やクシャミを避けてセキ避けて
しづかさや車椅子押す冬の坂
冬霧に猫のため息まぎ ...
めにみえないほど
ちいさなつぶだったのに
かぜにふかれて
まいあがるきりゅうにみちびかれて
のぼっていくと
だんだんなかまがあつまって
いつのまにか
かたまりになり
とてもたかいところ ...
夕立雲が
わたしを呼んでる
ブランコ揺れる公園で
六時のチャイムが
影をぐいと引っ張る
みかん色に溶けていく
汚れたくつした ねこの声
ひんやり鉄棒 ジャングルジム
おっかさん ...
飛騨高山へと走る
ローカル列車には
マレーシアの5人家族が
横一列に、座っていた。
カメラを首にかけた夫が
向かいの席にいた僕に
英語で話しかけてきて
僕はカタコトの単 ...
暮れ、までは
まだ、とおく
今日の間に
うっすら と
まぶたのうら
ちかちか
寝呆け、
ほほ笑む
寒さは、
厳しい
つたは絡まり
差す、陽は
朝は、まるく
...
すべてに嘘をついていると
思ってしまうような
意気地なしの日がある
そんな日はいっそのこと
大事な人にも
くるりと背を向けて
誰にも見つかることのない
秘密の場所のド ...
「LePoet」という
木彫りの文字が
ゆらり、夜風に揺られている
その看板を下げた店の
隣の家の竹垣に、ひっかかり
雨にぐっしょり濡れた
毛糸の帽子
店の洋燈に照 ...
遠い君 思う瞳に 鶴映り 帰っておいでと ため息混じり
教壇に立つと足が震える
いまだに ほんとうに
数に圧倒されるわけではない
自分の無知と対峙せねばならぬから震える
それをひた隠しにして
知識を売り鬻ぐ男がここにいて
いつ化けの皮を剥が ...
蓮華座のまどろむ椅子に腰かけて
透明に降る雨の甘さ
宿命をバネに飛び上がり越える
新たな領土発見 どこにこの魂に
愛の支配言葉の力 物語の始まり
ドッ ...
だれもいない部屋は/仔犬のように眠っている
机上の日めくりカレンダー/無数の架空の幾何学模様
夏の午後の光と影に/わすれられた時がにおう
...
私の悲しみが
雪となって落ちてきた
ひらひらと
黒い髪に休むように
静かに
手のひらの温もりに迷い込むように
いつまでも
止まない
白い悲しみ
どこまでも
染めていく
...
ギュヤーンと街中にある飛行場から
飛行機が飛んでいくのを見ていた
僕たちはまだ子供で世界にコミットできない
大人になってもコミットできないことはまだ知らない
途中コンビにではない雑貨屋に立 ...
では歩いたら歩くという歩みですか
と
小さな書記の牛みたいな甲羅が喋る
否定と対象でないは
何時までも手を差し出さない
額縁の塔の前で立ち尽くしたままで
傘の曲がり具合
温度と時 ...
新型の水洗便器は
とても静かに流れる
去勢されたみたいで
なんだか物足りないなぁ
スマートに運ぶ裏側で
駆け抜ける轟音
高架下のイメージ
薄暗さと妙な親近感
五感をもってして
...
わたしがうさぎだった頃
この世は赤いもやがかかっていた
花びら一枚にも手が届かないので
うつむいてありの行列を眺めるしかなかった
わたしがひなどりだった頃
飛び立ちたくて仕方がなかっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとりごたつ
やまぽん
自由詩
2
09/11/26 1:38
オルゴール
小川 葉
自由詩
4
09/11/26 1:08
花束
瀬崎 虎彦
自由詩
4*
09/11/26 0:50
素敵に認知症
小林螢太
自由詩
5*
09/11/26 0:48
金を手に入れて、そして…
番田
自由詩
2
09/11/26 0:11
王国にあらず
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/11/25 23:11
愚痴オヤジ
あおば
自由詩
3*
09/11/25 22:38
冬空の埋火
たりぽん(大...
自由詩
5*
09/11/25 22:38
サイカイ→サイカイ
邦秋
自由詩
0
09/11/25 21:54
手帳より
亜樹
俳句
1*
09/11/25 21:43
砂の城
水島芳野
携帯写真+...
1
09/11/25 21:41
晩秋は山の夕暮れ
亜樹
自由詩
2
09/11/25 21:17
傷の広場
木立 悟
自由詩
5
09/11/25 21:04
価値観と舞台
中原 那由多
自由詩
8*
09/11/25 20:50
真珠の首飾り
三州生桑
俳句
0
09/11/25 20:27
遠い昔の居場所
within
自由詩
7*
09/11/25 19:44
夕暮れゆうれい
けさんぼん
自由詩
1*
09/11/25 19:17
記念写真
服部 剛
自由詩
2
09/11/25 18:10
あさのうた
ふるみ
自由詩
0
09/11/25 18:01
ほんとうの声
服部 剛
自由詩
2
09/11/25 17:48
濡れた帽子
〃
自由詩
1
09/11/25 17:40
鶴
ミツバチ
短歌
2*
09/11/25 17:38
90分
瀬崎 虎彦
自由詩
4*
09/11/25 17:11
自由な乗り越え
アハウ
俳句
2*
09/11/25 16:35
だれもいない部屋
草野春心
自由詩
2
09/11/25 15:48
悲しき雪
乱太郎
自由詩
9*
09/11/25 14:07
17歳
瀬崎 虎彦
自由詩
4
09/11/25 13:52
が歯車で
井岡護
自由詩
1
09/11/25 12:36
去勢便器
葛西曹達
自由詩
1
09/11/25 10:38
わたしが変化していた頃
あ。
自由詩
16*
09/11/25 10:09
4208
4209
4210
4211
4212
4213
4214
4215
4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
6.44sec.