森林が燃えている
紅葉ではない
揺らめく赤い糸の群れが
木々の頭上を埋め尽くす
繰り返すこれは紅葉ではない
避難できるはずの動物さえ
押し寄せる火の糸に搦めとられ
黒い煙を胸の中に押し込 ...
世の中の外灯を全て壊してまわろう
明るすぎるんだ夜が
どうしろっていうの
涙こぼしても滲まない
たゆたえないよ、星が 星がないのに。
どうしようもないよ、夜が 夜がないの
だから、作るんだ ...
俺は俺から逃げられない
俺は俺の夢から逃げられない
俺は俺の愛から逃げられない
この逃げられなさから逃げられない
けど逃げようとしている
俺は彷徨う
俺=彷徨う
行き方がわ ...
木造の家。
年老いた梁がぱきりと声をあげる。
見上げると其処には長い年月を経た木目としみ。
ぼんやりと眺めているとまたぱきりと鳴った。
そうかこれは、
...
雨上がりの午後が好き
光がこぼれる
パステルの街
ネットは好きだ
いや
中毒者なんだけども
あの世界はどうもピンとこない
刹那は単位なのか?
使われる表現は真っ赤な血の色に
分解した肉片
断片の拘りまで表現し ...
火の星が地球に災いをもたらすと
最初に口にした男の軽薄
蟻の長い行進を眺めて
奴隷制度に思い至る男の明察
エレベータをおりてエントランスホールを抜けると
都市計画に完全に準拠した景観が広 ...
競馬は好きだが
馬券は買わない
どうせ儲けたくなって
好きでもない馬も
買ってしまうに決まってる
いつまでも
好きな馬だけを
見ていたい
だから馬券は買 ...
一面に垂れこめる月から
頬笑んだ顔が落ちてきて
ここには
僕をつなぎとめるものなんかない
つぎの船を渡って
みんなみんな行ってしまうよ
指をからませながら
だけど母さん
僕に世界をくれ ...
バルビーノ! -the hurler!
バルビーノ! -the hustler!
バルビーノ! -the fighter!
喧嘩っ早くて 計算高くて
人を食って 人を呑んで
怪力で打者 ...
脳で鼓動を感じだせて体でのむのねで
子供の大人 なによ
子供の大人 なによ
1か月に一回
僕は 爆発する
きっと日々の積み重ねでだろうと
友に言われた
普段大人しい分怖いわねと
親に言われた
本当にそうなのか
僕は・・・
自分でもびっくりするん ...
光は耳をみて驚く闇は秋に融け驚く無はそれをみて舌でわらう
人は無をみて死を生かす刻は日をみて水滴を流すすべては一部をみてまぬける
むはすべてをみてよたつくかやひは地をみとって床につく
そこは ...
なぜか
いやだいやだって泣きたくなりました
あなたは慰めはしないと思うけど
そっぽむいていていいの
だから部屋から出て行かないで
コーヒーを持つ手が震える
なにがこわかったんだろう ...
アンコールワットの回廊に
群れている阿修羅のレリーフは
湿気にふくらみ
熱帯の日に穿たれてひび割れながら
蛇の胴体を太い腕でつかみ
眉毛を盛りあげ
侵入者をにらんでいる
阿修羅たちはどの ...
「雨と」
溶けてしまいたい午後の日曜
外は大嫌いな雨の音
雫の匂いが僕に届いて
少し泣き出してしまいそうだ
君を思い出して午後の日曜
外は大嫌いな雨の音
伸ばした腕は行き場無くて ...
悪いけれども
あたしは、好きなものは手に入れるよ
それが許されるのだから
どんな代償を払うことになろうと、
そんなことは知ったことか
――――――― 男の首をほしがるおんなも、
...
ささめきことに身を寄せて木曜日
ひらりひらりと翻る葉の裏を
手のひらをぎゅっと握って
眺めておりました
風が出て雲の流れがはやく
欄干にしがみついていなければ
心はメレンゲのように軽く ...
ヘリコプターがパタパタとうるさい
なんだあれ
空で布団叩いているみたいだ
さっきまで君の夢を見ていたと思う
頭を傾けるたび隙間が空く
脳がたぷんと跳ねる
ああ潮の匂 ...
呼んではない
つかまってもない
そんなはずが積み重なって
肩が重い
とりつかれちまった
いらねーものは
持ってってくれる
いるものは
ぶち壊してくれる
楽しい亡霊
腐っ ...
喉で凝り固まった
昨日からの冷えた激情
咳と一緒に道端に
吐き捨て
そのなかから
大事な物を拾い上げた
なぜって
僕は知らないうちに
いつも何かを失っているから
当然の自衛策とい ...
人はすぐに死んでしまうと言う
刃渡り何センチかのナイフ
細いビニール紐でも数十センチもあれば事足りる
それよりもっと簡単なのは
確かな温もりを携えたままの両手
たった一言の言葉だけで ...
僕にも平等に終わりがやってくる。
いつだか想像もつかないけど、
動かなくなる。
忘れられた世界のように
そこには音もないのだろうか。
あるいは、
鳥が飛 ...
点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える
うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほし ...
どこか遠くで朝が鳴らされ
どこか向こう側でカーテンが開けられ
窓枠の内側で
いくつもの頽廃が木枯らしに舞う
部屋
ありとあらゆる醜 ...
風が吹く
半紙を靡かせ
老書家が
空で
「縁」と書く
砂埃
砂埃
巻き上げて
何枚も何枚も
生涯
最高傑作を求めて
尽きるまで
果てるまで
磨いていく
ここに在り
ここに ...
手紙を出しました
開くと記憶をなくすという
日々の行いをこなしてると
白くなる
ああ、今よんでるんだな
洗濯物をたたみ終えたとき
私が誰かわからなくなった
静かに笑って横になる
葉針、補虫葉、根性葉などなど
言の葉は
いろいろな形に変わる
サボテンの針もね
あれは葉が変形したものだし
ウツボカヅラの靫や
ハエトリグサのねばねば掌も
葉、そのものだ
...
小鳥らで華やぐ樹木美しい
霧の中で体が七色に輝いている
光波・音波そのものロックする
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Sympathy for the end
木屋 亞万
自由詩
3*
09/11/14 17:29
すたーだすとたちの唄
おこし
自由詩
0
09/11/14 16:20
ステージ
新守山ダダマ
自由詩
2
09/11/14 16:02
はり。
aokage
自由詩
3*
09/11/14 15:41
雨上がり
あやはみさと
自由詩
1
09/11/14 15:11
必然
伽茶
自由詩
2
09/11/14 14:57
ギリシア・ローマの時代から
瀬崎 虎彦
自由詩
4
09/11/14 14:46
小さな誠意
花形新次
自由詩
4
09/11/14 12:14
卵とざくろ
梶谷あや子
自由詩
12
09/11/14 11:18
バルビーノ・ガルベス伝 〜熱風吹かし去って行ったドミニカン
都志雄
自由詩
2*
09/11/14 10:46
サダ
十二支蝶
自由詩
0
09/11/14 10:22
上空
〃
自由詩
0
09/11/14 10:18
自己表現
eris
自由詩
1*
09/11/14 10:14
蝶
十二支蝶
自由詩
0
09/11/14 10:14
非日常ではない日常
朧月
自由詩
2
09/11/14 8:58
世界は一瞬にして凍ることがある
殿岡秀秋
自由詩
2
09/11/14 7:34
日曜日雨、僕の部屋。
雨流れ。
自由詩
1*
09/11/14 6:25
Salome
月乃助
自由詩
5*
09/11/14 5:37
あなたが送ったサイン
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/11/14 4:47
中耳炎
ゆえづ
自由詩
3
09/11/14 2:39
るせー亡霊
竜門勇気
自由詩
0
09/11/14 2:36
だきしゅうとく
〃
自由詩
0
09/11/14 2:23
子供境界
Mélodi...
自由詩
0
09/11/14 1:43
終焉
くうき
自由詩
1*
09/11/14 1:17
意識の底
アオゾラ誤爆
自由詩
6
09/11/14 0:56
腹の上の灰皿
草野春心
自由詩
1
09/11/14 0:52
サドゥー研鑽
秋也
自由詩
0
09/11/14 0:48
きおく
木葉 揺
自由詩
1
09/11/14 0:29
詩を書く人のための植物学ノート
海里
自由詩
1*
09/11/13 23:57
華やぐ知識
アハウ
俳句
4*
09/11/13 23:26
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
4238
4239
4240
4241
4242
4243
4244
4245
4246
4247
4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
6.98sec.