世界を捉え直すために
空を飛ぶ
風を感じる先に開けた風景は
僕を何処に導こうとするのか
星が綺麗だ
どこまでも視線を遠く投げて
どこまでも行くことができる気になっている
なく ...
この星の基本的法則
物は上から下へ落ちる
リンゴも雨もテレビ欄も
いつだって片想い
用意された万物で
世界は回っていく
神様という人は
えらく凝り性なのだろう
この星の基本的法 ...
ボクのご主人様は
いつも忙しそうで
あまり遊んでくれない
だから壁に八つ当たり
クロスはボロボロ
築年数4年って何ですか?取りあえずゴメンにゃ〜
ボクのご主人様の
好きな居場所は
...
わたしの思考と身体が
世界と和解していたという事実!
サングラスをはずすと
世界が懐かしい光のなかにあった
サングラスは
ゴルフのときにだけすると決めている
サングラスがわたし ...
さて私の性癖を口実に
不埒な連中が窓の外にうろつき始めて
早五日ほど、経過したのであるが
せめてもの願いとして私はすべての本能を忘却しようと試みている
それは無理というものだろう、しかし
...
朝露の滴る草むらに横たわり
私の身体はがらんどうなのに
脈を打っていた
温もりもわからず
コロンカラン コロンカラン
流した涙は
冷たい石のような音を立てて
深い井戸に落ちた
...
昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいればよかったのに。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、
行ったらよかったのに。
おばあさんが川で洗濯していると、川上から大き ...
じいちゃん
間に合わなくてごめんね
ねぇ、じいちゃん
いつもと何か足りないよ
安らかなその姿にはもう
心は宿っていないんだね
なんだか人形みたいだ…
そのしわくちゃな手
...
友が
過去を未来へと繋ぐ
生命の行事に参加した
かつて痛みを知った腕が
今は燃え上がる命を抱く
その腕は庇護の門
やがてそれを押し開けて
子供は出かけて行くだろう
あらゆる光に満ち ...
極めて小さいムカデが肘置きに隠れていて
散歩よろしく腕の白いところを這い回ってすぐに引っ込む
探しても見つからない陰に隠れてしまっていなくなる
何十本かの足のざわめきが 今か今か ...
雷鳴が声うしなうほど合一し
翼なんぞ削ぎ落とし作業する
銀河のカケラを食べてみる
煙草一本火をつけりゃ
鼻からイメージ
くゆらしてます
だってそうでしょ
香りに美醜なんて
もうないんだから
飯一膳ちゃ碗に盛りゃ
噛んでイメージ
流しこんでます
だってそうで ...
食べるためでも、
死なないためでもない。
私が虫を殺すのは、
ただ、嫌いだからなの。
きっと世界一凶悪かしら、
私というイキモノは。
彼女たちの多くは
南方の島々へと
逃げる
言伝も
雨の日もなく
つつがない日々が
いっそう鮮明になってゆくのは
欲深くもなく
遮られることもない
まなざしの脆さが
北国に根ざす
...
この美しい風景も
友人の笑顔も
何気ない日々も
記憶という泉の中で
いつしか
セピア色に滲んでいくのだろうか……
はじけるようなロック
聞きながら車の中
ラーメン屋にひたはしる
たまにはこんな夜も ね。
メタルチックな音楽に
高速道路の魔法の光
モダンに文明をたしなんでみる
...
棚引く雲が
鐘の音とともに
宵闇に溶け
片流れのひさしの影に
桔梗一輪
慕うは天に
焦がれるは月に
裂けた花弁
やがては朽ちて
晒す姿が見窄らしくとも
募る想いは重なりゆく
...
ないのに 夕焼けで会ったことなど
どうしてか思い出す 燃えゆく空の淡い茜
いつまでも
あの空のようには交われない
炎と 水とは 触れたその時に 離れている
優しさは きっ ...
走る
なぞる
並ぶ
一列にすらりと
みな潔く道路を進む
ルールに引き戻され
ふてくされては
なんとなく安心感
自由に自分らしくなんて
それもまた囲 ...
青灰いろの
ひかりのなかに愛人が寝ている
そとからは虫の音がしている
その不規則な音を聴いている
家族には嘘をついている
この関係は
肉欲と所有欲だけかも知れない
...
ぼくには歌がうたえない。月曜日、休日。
見えすいた嘘じゃないとゆえないことがあるのだと
あまえながら
ぼくはきょうも
だれかとその場かぎりのおしゃべりをする
だれにもわかってもらえな ...
有機的なガラス球に映る
饒舌なアナログ風景には
浸透圧によって
軟化症の脳髄に滲み込む
適度に塩味のきいた音楽が
騙し絵のように
隠されている
だから
ふ菓子程度でしかない信仰を纏 ...
星降るや靴を枕に庭で寝る
「カタクチイワシを一言で言い表すのは難しい」
爺さんがそんなことを縁側で呟いていたので
爺さんに聞こえるよう
「ニシン」
と呟いて宿題をするために部屋に戻った
部屋の勉強机は窓の手前 ...
スーパーマーケットの中で見つめ
回るきゅうりや蟹缶詰を
回転寿司のようにかんぴょう巻きを
色とりどりのまぐろを
カッパ巻きをウニ
卵をイクラ、エンガワを
白い乗せられたもの酢飯の
追 ...
外に それに 託して
一振りする することを
手を どこかに
ファミコンひとつ 誰もいない部屋
言葉もない
ひらけた 赤いプラスチックの筐体の
黒いプラスチックの十字キーの
ファミ ...
パパ1号とメールをします
また会わなきゃ
やだなあ
でも生きるために
全ては向こうからやってくる
悪夢に作り替えるのは私
夢から醒めたアリスは悲しそうな顔をします
でもあたしには優し ...
置き去りにされた
残骸の片方だけ残る後輪に
硬質ゴムの黒いよごれは、
動くことのない平衡を失ったもうひとつを捜してた
均等に働く両足の仕事のようにもとめあう
互いを見ることもなく、罵り合 ...
ボリス・グロイス「ユダヤの逆説、ヨーロッパの逆説 —テーオドール・レッシングの『ユダヤ人の自己憎悪』によせて—」(『思想』806、1991)という論文を読んだ。
↓
h ...
棒人間は今日も黒い涙を流す
言葉よりも大きな気持を
整理整頓する
嘘っぱちな深夜通販番組を
薄目で見ては誉め称える
貴方は死刑と言われたけれど
そんな証拠は何処にも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
世界を捉え直すために
kauzak
自由詩
7*
09/9/28 0:39
気配り上手
葛西曹達
自由詩
4
09/9/27 23:29
にゃあ
加羅
自由詩
0
09/9/27 23:04
和解していた
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/9/27 22:48
眠りを忘れるための千の疑問
熊野とろろ
自由詩
1
09/9/27 21:46
Eve
within
自由詩
19*
09/9/27 21:23
たられば桃太郎
オノ
自由詩
4
09/9/27 20:21
じいちゃんの忘れ物
加羅
自由詩
0
09/9/27 20:01
祝福
テシノ
自由詩
2
09/9/27 19:16
ムカデと毛虫
ヨルノテガム
自由詩
1
09/9/27 18:41
雑詠
アハウ
俳句
3
09/9/27 17:50
そうぞうさんか
ふるみ
自由詩
1+
09/9/27 17:48
認めます
邦秋
自由詩
3*
09/9/27 17:35
_
石黒
自由詩
3
09/9/27 14:27
セピア色
ミツバチ
自由詩
3+*
09/9/27 14:24
たまにはこんな
ふね
自由詩
4
09/9/27 13:56
立待月
彰
自由詩
2
09/9/27 12:52
失恋
ふね
自由詩
2
09/9/27 11:29
follow
marica...
自由詩
2*
09/9/27 8:40
朝、秋を知る
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/9/27 8:14
月曜日、休日
国産和風モモ...
自由詩
1
09/9/27 7:08
瞼の裏
花形新次
自由詩
1+*
09/9/27 6:16
17letters
Amelia
俳句
0*
09/9/27 4:25
カタクチイワシと仔猫たち
相田 九龍
自由詩
7
09/9/27 3:45
スーパーで、食べた
番田
自由詩
1
09/9/27 2:08
ベランダで、受ける
〃
自由詩
1
09/9/27 2:07
ジェニファーアンドロイド
ゆりあ
自由詩
5+*
09/9/27 1:25
「秋のわかれる」
月乃助
自由詩
5*
09/9/27 1:11
ユダヤ人自身による反ユダヤ主義
A-29
散文(批評...
1*
09/9/27 1:09
棒人間は今日も黒い涙を流す
こめ
自由詩
11
09/9/27 0:06
4221
4222
4223
4224
4225
4226
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4239
4240
4241
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4248
4249
4250
4251
4252
4253
4254
4255
4256
4257
4258
4259
4260
4261
加筆訂正:
土曜の夕暮れ
/
……とある蛙
[09/9/27 14:23]
数字→漢数字訂正
父の日
/
N.K.
[09/9/27 11:40]
なんか他人任せのような気がして、受け身をつかわなかったけどぐるりと一掻きカップの中は知らず知らずに掻き混ぜられていたのだ。に変えました。
秋空
/
N.K.
[09/9/27 11:31]
それぞれのがわからないので世話をした人々を付けくわえました
A bolt from the blue---「から」のシンメトリー
/
N.K.
[09/9/27 11:19]
人々はただ顔を背ける姿勢を正すことなかったからの意味がわからないので書き換えました
トリに私は憧れる
/
N.K.
[09/9/27 0:11]
ヒトとヒトの間とヒトとトリとの間の層を区別しようとしました。
5.19sec.