太陽がギラギラ射す中で
一日中外で働いている人たちがいる
僕の隣家の屋根をなおしている人たちがそうである
僕はクーラーのきいた部屋で
この過酷な労働を眺めながら過ごしている
僕なら半日もたな ...
この哀しみは誰のもの
其処で泣いてる子供が言う
目を閉じれば消えてしまう世界
街角では老婆が荷車を押す

お日様は雲ってどこにもいない

クモの巣が縁の下で揺れている
みんなどこかへ行 ...
相変わらず
当たらない天気予報だが

最近は
その証拠が残らないように

実際の天気を
すぐに反映して修正する

という
あきれた所業が
目立っているようだ

即ち
ちょっ ...
鍋に大量の青ネギと
生姜とニンニクを入れ
ざく切りにした
自称詩人を一週間
次から次へと湧いて来る
灰汁を捨てながら
煮込み続けると
自称詩人特有の臭みが消えるので
そうなったら
鍋 ...
夕闇の静けさと共にやって来る
孤独が
病んだ肉体を忘れさせる
僕は学びながら
僕は体験しながら
此処に留まる
孤立ではなく孤独に沈潜し
他者に限りなく開かれて

青い水平線の向こうに ...
通学路狭いし車多い道事故も多いし対策急務

通学路使わず友と下校する変質者情報多発中

探し物見つけ出そうと動き出す目の前にあるのに気がつかず

枝豆は蒸し焼きにしたほうがいい茹でると栄養 ...
盆の晩夏に浮かんだ重い雲の隙間から
かすかな青い空が
ひかえめにのぞいていた
いたるところに停車された鉄の馬たち
それぞれが夏の欠片をカートに入れて
手綱を引いていた
盆は静かに終わりをむ ...
黒く青く
常に雨に濡れたように光っていて
羽毛のように頼り無く
且つ世界を
力業で一息に引きずり込み
呑み込む程に暗く重い


そんなお前の闇をお前は
...
慣れた雑音から
都合のいい言葉を拾いだし
持ち帰って洗う

良い音を聞かせ
温い茶をのませ
夜には撫でてやった

ぼんやりと月夜には
影を分けあって吸った

しばらく暮し ...
あの空の下からあの空の向こうまで、なだらかにせりあがりなだらかにくぼみながらどこまでも続くみどりの丘、その丘を白くつぶつぶと覆いつくすほどのあの羊たちがいっぺんに、シーツをめくりあげるように消えて ... 今年も
お墓参りが
出来た
夏が
終わってゆく



悲しい と
空気へつぶやく と
涙がふ と零れた
星々の
澄んだ光



この悲しみは
こころの
青い部分が
...
浮かんでは消えるあやふやな封筒の
瞳孔の記述はないのだが
のりしろが若く美学を降ろしている
そして傷ついた鴉は仰せのままに糸を引く
魂はその日、カレイドスコープの天命を 
写真機の前にいった ...
○「想定外の時代の生き方」

「なったら
なったで
その時に考えましょう」

○「日本の防衛」
すでに外国勢力に
心と経済を
侵されている

○「心身統一協会」
僕は独り言を書 ...
戦争

平和

戦争
2019年10月12日の台風19号によって、田園調布のまちは大田区では最も大きな浸水被害のあった町内となった。
田園調布といっても高台にある3丁目とは違い、4丁目と5丁目の一部は川のそばにある。
...
二〇二一年六月一日 「エイン博士の最後の飛行」


 ニーヴンは大好きなSF作家で、翻訳されたものは、すべて読んだけれど、いま、部屋の本棚に残っているのは、カヴァーが好みのものだけで、『ガラ ...
  あらい浪が
  きみの肌のどこかで
  弔われている 私たちは
  擁きあえる 芒の原にこぼれる
  月影に這わせた 指のふしの奥で
髪を人に揃えさせ
葡萄を蓄えた仏間の
静謐をかき混ぜる
蝉の唄
かそけき音色で
奏でるピアノが
桟橋に朽ちるお骨を磨く

 夜をうつくしいな、と思える
 世界のかがやきの酷さ

...
    エノラ・ゲイ

八月のあの日のようのエノラ・ゲイ
広島の空飛んでおりしや
薄い絹糸が伸びて来る
夕べ
美しい音の調べのなか
天使たちが踊る

銀の照り返し
迫り来る闇
君のトラウマなんて
みたくない

天使たちが歌う
広がる宇宙
ひとりぼっちの砂浜
...
「意外な人物だと? それはまさか、エインスベル……」アイソニアの騎士の心が騒ぐ。
「どうぞ、お焦りなさいますな。それは、エインスベル様ではありません。
 彼女の生存の如何は、この旅の結果として現れ ...
「ううむ」と、アイソニアの騎士は唸る。盗賊ヨランが、
ある種の決意を持って、この邸宅に忍び込んできたことは間違いあるまい。
しかし、彼の言うことが正しいとも限らない。この旅は単なる失敗に、
そし ...
「お前の言っていることはよく分からない。いつもそうだった。
 お前は単なる盗賊ではなく、賢者のような知恵を持っている。
 どこからその自信が現れてくるのか? この旅における目的と確信とは?」
ア ...
今、私は窓を見上げて

あの時と同じ雲の流れを見てる

積乱雲は夏の雨を呼んで

ふと蝉の声が薄くなっていく


何年の時が経ったのだろう

鮮やかな命の傷みを刻んで

あの ...
二人の会話も水没して遺跡へ還る
時の流れは表層にすぎず
ましてや真っ暗闇
マッチ一本擦って消えるまでの
意識といのちの混同なんて

またすぐ誰かに発見されて
再定義される
そうやって繰 ...
けして認めたくない
間違ってるのか、愛の

呼び方も
愛し方も
懐かしい
記憶も
 
汚された
ピンクの清純が
震えながら
泣いていたのに
 

けし ...
○「介護苦」
育ててやった!
看てやっている!
の応酬になり

○「親子げんか」
口が悪いのは
親ゆずり

○「伯母さん」
久しぶりに一人暮らしの伯母さんを訪ねた
玄関が開いてい ...
意識、冴え渡る朝
太陽の慈愛は深く
私と世界を隔てる壁は
瞬時にして溶解する

私たちは自然から生まれ
精神として対立した
観念は独自に表象世界を構築し
自然はナマの世界は物自体と幻と ...
いいかげん、眠たくなっちまった
星が今日はどうだとかに飽きちまったのさ
もうさ、こんくらいにして切り上げようぜ
みんな駅前のあそこ行こうよ
あそこまだ開いてるよ
クソだるいことを聞いたみ ...
必要なものを
確かに集めて
今日を始めるの
だったらdeck?

芝居の舞台を
見に行って
帰ってこれないなら
芝居は終わらない

気味の悪い
雑貨を集めて
今日は終わるの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
真夏の労働者ホカチャン自由詩1*22/8/16 11:13
風景ひだかたけし自由詩522/8/16 11:12
イカサマ天気予報st自由詩122/8/16 5:46
犬のエサ花形新次自由詩122/8/15 18:12
孤独と思考ひだかたけし自由詩322/8/15 18:04
通学路夏川ゆう短歌122/8/15 17:56
町のスーパー山人自由詩4*22/8/15 17:03
オリジン弁当TAT自由詩022/8/15 16:35
雑音はるな自由詩322/8/15 14:30
数えられるもの片野晃司自由詩1622/8/15 14:22
※五行歌 三首「めちゃくちゃに すきとおるの」こしごえ自由詩1*22/8/15 14:07
Hz 2022/08/15あらい自由詩022/8/15 12:23
独り言8.15ホカチャン自由詩0*22/8/15 10:11
令和4年8月15日(月)みじんこ自由詩0*22/8/15 3:03
2019年10月 東京都大田区 台風19号松岡宮自由詩122/8/15 1:39
詩の日めくり 二〇二一年六月一日─三十一日田中宏輔自由詩11*22/8/15 0:08
肌 芒の原草野春心自由詩422/8/14 21:36
 お盆soft_m...自由詩122/8/14 20:06
エノラ・ゲイyasuto...短歌022/8/14 19:43
夕べの歌ひだかたけし自由詩4*22/8/14 18:51
盗賊ヨランとの契約(五)朧月夜自由詩1*22/8/14 18:02
盗賊ヨランとの契約(四)自由詩1*22/8/14 18:01
盗賊ヨランとの契約(三)自由詩1*22/8/14 18:01
赦してください自由詩122/8/14 17:04
球体の幽霊ただのみきや自由詩3*22/8/14 14:33
夜の甘い想い秋葉竹自由詩122/8/14 12:37
独り言8.14ホカチャン自由詩1*22/8/14 11:24
朝の覚醒ひだかたけし自由詩422/8/14 11:24
動悸の使い方竜門勇気自由詩2*22/8/14 4:34
DECK?自由詩1*22/8/14 4:12

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