北半球で大陸が
あかくもえはじめる
地球儀を横切る
オレンジのすばやい牡鹿よ
君の足は細かったね
ツノは複雑で立派だったね
くるぶしから覗いても
隙間は無くなっていて
何も見えない
...
魂という命は
絶対ではないけれど
大切であることには
変わりない
愛
それにしても
藤井聡太8冠は
あの時の澤穂希選手の活躍と同様の
明るいニュースです
世界に蔓延るダークなエネルギーを
光に換える灯台の出現は
日本ではお馴染みの真の天才装置
社会 ...
めざめ
なにか黒っぽい
いくえにも重ねた
すき間だらけのガーゼ的なにかに
ゆっくりと眠りは
溶かされ絡まりながら
そろそろ吐きだされそう
視界の芯 ...
試着をし続けている間に
ぼくらはすっかり
年を取ってしまった
兄は定年退職を迎え
父と腹違いの叔父は
ベッドから起き上がれなくなった
会津に帰ると言って聞かないのよ
叔母が愚痴を ...
いつしか秋の色もしみじみ深く
高くさはやかな空のすきまには
うまれなかつた光のかなしみなど
きよくちいさくはりつめてゐる
こんな日はきみとはなしてゐたいなあ
いつしよにあをぞ ...
藁人形に自称詩人の
名札を貼り付けて
丑三つ時に神社の
スギの木に
五寸釘で打ち付ければ
自称詩人でいられなくなる
という風習が
山形県のとある地方に
伝わることは
自称詩人に
酷 ...
きのうきみがみた夢の光景、
切り株の真っ平らに
座った真っ白な女の
声の朗らかに唱う
なんてあったかく
なんどもそこから
ひたすらひびいて
のびやかひろがり
今日の今のこの瞬間 ...
越帽の庇型をした語り屋は
丁重な匙を巷に錘を蔑む
舎弟の悦を交互に溶き
正理の屈辱を正確に拐かす
時となく見定めた金剛墓場を
遂に光の内に功を奏し
一糸 ...
コーヒーは言うのです
女は専門店の浅煎り豆を使ってドリップした
ブラックを好み 今朝も
辛子色のアメリカンダイナー風マグカップに
注がれる一杯
キッチンで女のまわり ...
この地上には
自殺するほどの絶望があるんだよな
私が生きている理由は
あの人との絆でしかない
尊い尊い
この絆。
私が死んでも
また生き返って
あなたとの絆は
ますます強くなるばかり ...
朗らかな月食 良い人を食べる
正解のない生活に解説者
努力して奴は弩弓を引力で
七不思議 思慮の虜は皮膚の底
限りなく文学的なガスバーナー
ラブレター ...
原石採取について
原石採取の役割を忘れ、大きな声や人脈のある人の作品を評価し過ぎる傾向は今も変わらない。けど、創作サイトは政治的なやり取りではなく、小さな声でも創作について語り合う場として利 ...
ガマンない人だ 旦那の坊ちゃん気質
半袖で暖房つけてる 旦那を笑うしかない
暖房の次は冷房か いま秋なんだけど
私よりタバコが好きか そんなに好きか
詩人とタバコと浮気して ...
からっぽの手紙が積まれてゆく
借りてきた言葉ならまだしも
狩られているものは人の心じゃないのか
彼との間さえも誤魔化し
軽んずるためだけの言葉が連なる
綺麗なつもりでいて
嫌いとい ...
これは骨
これは皮膚
血もある肉も内臓もある
食べたことはないけど
食べたら美味しいかもしれない
これはぶよぶよ
これはどろどろ
よくわからない生き物で始まった
すぐに名前がつけら ...
いい年して
何を甘ったれたことを
言っているんだと
バカにされると
分かっているけれど
僕があなたを
自分のことのように
感じられたら
今のあなたの苦しみや
悲しみの半分は
きっと ...
ぼうっとぽっと
ぽっかりほっと
してます すると するするすべり
よろこぶ ほっと ほらほらほんと
本当に、
無限の地平を行くのだ逝くのだ生きるのだ!
真剣に、
...
ぶらんこぶらんこ
揺れている
風もないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
誰も乗らずに揺れている
ぶらんこぶらんこ
ぶらんこぶらんこ
言葉のとおりに揺れている
...
もうひとつの夜の街が動き出す
灯火はみな偽蛍
背筋を伸ばした猫は
糸を池に垂らしてザリガニを釣り
夢遊病者たちは公園に集い
おとがいを比べ合う
看板描きの落としていった
無邪気な絵筆は
...
おはよう、と一言写真へ声を掛ける老人。
写真のなかの人は宙へほほ笑んでいる。
木製の円卓の上には朝食のパンとコーヒー
祈りの言葉を宙へささやく老人
陽光に影は濃さを増し、老人はパンを持ち
...
手をかざし見通す むこうに段々畑
咲き揃っていた向日葵はもう
どれも 天を仰がず
吹き来る風に
あぜ道の 緑濃い草影
ころがる日差し
ああ、好い天気なのに
...
素晴らしい人に育って
素晴らしい大人になって
素晴らしいでしょ?
#短歌
りんりんとピンポンダッシュで逃げ遅れ
鳴き続けるは鈴の黄昏れ
煌々と動脈だけで生きてます
誰 ...
イルバ赤坂ラウンジ是枝様
いつもお世話になっております
早速ですが手短にご報告申し上げます
先日の英雄ひよこ脱走の件につきまして
この度は大変ご迷惑をおかけ致しました
まさか一匹に留まら ...
さやかなこまかなことばさきとどかぬのならそまず散るだけ
おとしぶみおとした文の子守唄
せきをしてもひとりよりすこしふかい秋はひとり
焼きいも売りの声すこしたかく
石黒くなりショパン ...
あなたと見た県境のダムはゆたかな思い出をたたえ
ときをへて今もわたしのもとに春の潤いをとどけてくれる
ふたりでダムのうえを歩いて堤体の縁をなぞり
底にしまわれた互いの想いを胸にだきいれたあの ...
中華そばが食べたい
鶏ガラスープにしょうゆ味
チャーシューは薄くてかためで一枚あれば上等
メンマはくたくたで噛むとじゅわっと濃い出汁
しゃきしゃきのネギが散らばっている
脂が透明 ...
死生観のような雨を避けて、廃墟ビルの中で壁に背を預けて座り込んだ、雨音は右心室で染みになり、睡魔に負け始めた俺は次第に薬物中毒者みたいな微睡みの中へと溶け始める、小さな火がそれ以上広がりもせず、だ ...
川を越えて
戻ってこなかった
砂利になった言葉ならば
ひとつかみにして 気のすむまで
玩んでいられるのだが
駅の屋根に
ふる雪のかなしさ 静かさ ...
幵らなる平和になりて落武者へいついつ門下で再会の刻
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
左目だけが痛い
モリマサ公
自由詩
2
23/10/12 11:29
※五行歌「魂という命は 絶対ではないけれど」
こしごえ
自由詩
2*
23/10/12 9:08
八つ目のニュース
足立らどみ
自由詩
1*
23/10/12 8:36
めざめ
soft_m...
自由詩
5*
23/10/12 5:51
試着室
たもつ
自由詩
6
23/10/12 0:13
口笛 (旧作)
石村
自由詩
1*
23/10/11 19:03
藁人形に願いを込めて
花形新次
自由詩
1
23/10/11 18:29
名無し人のうた
ひだかたけし
自由詩
3
23/10/11 17:41
去勢の真光
カッラー
自由詩
2
23/10/11 12:12
Weak Coffee
リリー
自由詩
3*
23/10/11 12:10
空へ
渡辺亘
自由詩
1
23/10/11 11:36
月の火
水宮うみ
川柳
3*
23/10/11 10:51
原石採取について
足立らどみ
自由詩
3
23/10/11 8:02
旦那ちゃん
ルルカ ne...
俳句
2*
23/10/11 6:58
君たちの世界は君たちが造る
AB(なかほ...
自由詩
6
23/10/10 20:50
してしまう生活
妻咲邦香
自由詩
6*
23/10/10 20:10
さようならチンポコ
花形新次
自由詩
1
23/10/10 17:27
呪言〇オウゴン
ひだかたけし
自由詩
3
23/10/10 17:05
ぶらんこ(新訂)
〃
自由詩
2
23/10/10 15:12
よるのぜんまい
そらの珊瑚
自由詩
10*
23/10/10 13:01
或る日の一日
こしごえ
自由詩
4*
23/10/10 10:39
遠雷
リリー
自由詩
2*
23/10/10 5:45
怒られ短歌2
妻咲邦香
短歌
4
23/10/10 1:26
街路樹のある風景
〃
自由詩
3*
23/10/10 1:20
秋深し
wc
自由詩
7
23/10/9 23:54
ダムは今もゆたかな孤独をたたえ
菊西 夕座
自由詩
4*
23/10/9 23:33
中華そば
木屋 亞万
自由詩
4*
23/10/9 23:33
雨垂れが聞こえ続ける限りは
ホロウ・シカ...
自由詩
4+*
23/10/9 22:21
歳月
草野春心
自由詩
8
23/10/9 22:14
ing
足立らどみ
短歌
3*
23/10/9 21:56
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
374
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
加筆訂正:
牡蠣のピッツァ
/
本田憲嵩
[23/10/10 21:24]
15行目、少しカット。
牡蠣のピッツァ
/
本田憲嵩
[23/10/9 23:57]
ラスト一行追加。
3.06sec.