雨戸の隙間から草の根、その蔓延る音
脊髄に住む父親の手紙には、咳の匂いが染み付いている
大文字と小文字が事細かに交差する場所の夜明け、わたしの血液中の鉄分はすべて磁石で盗まれてしまった ...
樅の木の側を通る時
風が傍らを過ぎて行った
針葉樹の若葉もやはり若葉らしく柔らかい
初夏の午前の空は広く
雲は脇に浮かぶ
鳥逹はそろそろ繁殖を迎える
生命あるものは躍動感に溢れ
この季節 ...
長い風が吹いている

僕は遠い未来から来た旅人だ

人々があざ笑うのが僕の目に見える

僕もまた殺された一人なんだ

遠い未来から風が吹いてくる

その風を一人一人が感じて ...
手を伸ばせば近い
大きくなりすぎた夕陽が
染めあげた真紅の世界
家路を急ぐぼくは
ションベン臭い電信柱や
崩れ落ちそうな土塀や
いつの頃か実をつけなくなった
寂しげな柿の木や
いつ ...
やさしさに馴れてしまわぬよう
敢えて悲観的に考える

何時の日も「有難い」と感じていたい
右足の次は
左足だなんて
それって当り前なのか?

信号機がとまって
水もでなくって
それって異常なことなのか?

当然だって思ってて
それが違ってて
あわてふためいてひっくり返っ ...
嫌な事は忘れて
人生楽しみましょう
嫌な奴は無視しましょう
嫌な奴は放ときましょう

愉快だな
嬉しいな
マンボウ
ちゃちゃちゃ

空は気持ちよい
雲ひとつ無い
太陽の上らない ...
毎日テスト付けの日々
今までに何回テストを
受けただろうか
難関を乗り越えてきた。

普通の人では受からない
テストもあった
年を追うごとに
受からなくなった。

去年は試験尽くめ ...
自分は正しいと思っている奴は
大っ嫌いだ!
人の事を文句言う。
やるべき事もせずに

知識のトラの衣を着る狐
何も教えてくれない。
本業もおろそかにして
独占する。

世の為、人の ...
(見よ―燃ゆる草花
雲)が波に食われてゆく
(潮つたう風は唄になり
唄はやがて大地に音を宿す
「藍染を手向けたいろはに
切れ袖を紡ぐ糸
」真実は諄々と 山を下り
浜裾の襟もとを ...
夜である世界にいた
朝は何もすることなど無くさせられた
自分である 思いなど 無色透明だった
それは だけど 他人であるだけのように思えていた
私は ああ 一体 何者なのだろう
息をするたび、のどに痰が絡む。
呼吸をするたび愛を呼んで、紙に画面に毒に残す。
考えるのが面倒なので、もうそろそろここらへんで終わりにします。終わりにするか。
初めて空を飛んだ日
私に帰る場所はなかった
指示をくれる人もいなければ
計器も灯台もなかった

頼れるのは私だけ
飛行機が
機械の身体になって
両腕よりも遥かに長い翼で
私を空へと運 ...
手を離して得られる豊穣さもあって
電卓から加算の記号を外してみる。


ゼロから始め、その終わりがない無限を終局点に見据えて
得てして努力と比例しない努力を費やし、雀の涙でも加算してく。
...
にくしみを
やさしさに

かなしみを
あいにして

ありは
いきている

たとえ
ふみつぶされても
さよならからはじまる物語は全部つまらない
無言と有言の境界線を綱渡りのように泳いでいく
沖縄、という地名があって
沖縄、という場所があった
そこで世界の一番はじっこは
青い、ということを知っ ...
高校生活のころ
湿気高い、と書く癖で
わたしの詩だと読みあてた人は
乾というキザなネームが合わなくておかしいと笑う

 貴方には才能があります
 がんばってください

一晩中ふるえてか ...
積もり積もって壁に
わだちが残されている。
破裂したタイヤは
ツナギを着た若い作業員が運んで行った。
躊躇いがちに灰が落とされる。
それと一緒に砂埃を含んだ風が
ショウウィンドウについた手 ...
しろい紙のうえで、
こごえている、
星や、銀河はここからはみえず、
きのう脱捨てた靴下のように、
夜がくたびれている、
出勤途中 視界のはじっこに なにか映る
それが なんなのか確認した
たんぽぽに似た花をつけてはいるが もっと野性的な草
その生まれたばかりの やわらかそうな きみどりいろの若葉でもって
僕に道 ...
職分田と永業田と口分田のちがいを
知らないし知りたくもない
あとなんか
つかれた
9時以降は生産的活動ができないくらい
つかれた
今日キャバクラへ
行ってきました
(鎌倉とキャバクラ・・・ありふれてるけど許してね。エヘッ!)
最近初めて知った店へ
今日のあの店は
お客が少なく
女の子の数だけは十分過ぎて
源氏山から ...
それでも君は
真正面に瞳を据えて
行く手を遮るものに
立ち向かうのだろう

恨みもせずに
拗ねもせずに
飽きもせずに
前へ進むことだけを
考えるのだろう

降り注ぐ光のままに ...
  疲れたら
  もう
  眠ったらいい
  重い荷物を
  置いてくればいい
  うす明るい
  夢の中に



  行こう
  夢の中に
  沈めてしまおう
   ...
夏の甲子園。
全国高等学校野球選手権大会 決勝戦。

北大路高校 対 羅生門学園。


エース三千院が好投しております。
9回裏。
羅生門学園の攻撃 二死ランナー無しで
バッターは3 ...
ひかりを見ただけなのに

もう冬でも春でもなくて

春に近い夏に通うようだ


胸が弾かれたようになる

嫉妬や失望の時みたいに

胸が弾かれたようになる


ひかりを見た ...
雨が降る

苔のにおいが舞い上がる

蝉は まだ土の中

終わらない夏を待っている
雨と雨の間に岸があり
岸と岸との間には
ひたすらに薄暗い海が続いている

鴎はその青さのあまり光となり
灯台のあたりを
喚きもせず 揺れる

週末の地下鉄に
エンゲージリングを拾う
...
芸術はきれいであってはならないと
太郎は言った

批判を受けないようなものを
作っても意味がないと
言った人もいる

同じことかもしれないな


ご要望の高いものにお応えすれば
...
どうしようもなく悲しい世界になってしまったなあ、
つらいことばかりが浮き彫りになっていく。
ニュースキャスターは落ち着いた口調で教えてくれる、
世界の終わりに合図はない。サイレンは鳴らないよ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜明けたもつ自由詩411/4/28 17:25
夏の始り蒲生万寿自由詩0*11/4/28 14:57
yamada...自由詩011/4/28 10:16
夕暮れ寒雪自由詩111/4/28 9:50
有難うれもん自由詩111/4/28 9:21
私の空気をつくってください朧月自由詩111/4/28 8:43
みそらせペポパンプ自由詩4*11/4/28 6:52
シューティングスター自由詩3*11/4/28 6:51
お互い様です。自由詩1*11/4/28 6:51
島 唄アラガイs自由詩2*11/4/28 3:46
透明人間番田 自由詩211/4/28 2:40
十二支蝶自由詩011/4/28 2:32
有視界飛行木屋 亞万自由詩2*11/4/28 1:53
増えない電卓。電灯虫自由詩3*11/4/28 1:39
小川 葉自由詩111/4/28 1:03
さよならピッピ自由詩411/4/28 0:02
乾く乾 加津也自由詩21*11/4/27 23:37
[:weight]プテラノドン自由詩411/4/27 23:19
mugi自由詩5*11/4/27 23:01
雑草の指南2くさいきれ自由詩111/4/27 21:25
知らないし知りたくもない6自由詩011/4/27 21:24
ぴんきりでね花形新次自由詩011/4/27 21:18
涼風nonya自由詩13*11/4/27 21:01
夢の中草野春心自由詩611/4/27 19:40
9回裏 ツーアウト北大路京介自由詩8*11/4/27 18:59
春に近い夏に通う吉岡ペペロ自由詩511/4/27 18:58
Rainsyuon自由詩211/4/27 17:56
神はまた遠く茶殻自由詩111/4/27 17:40
ナントカナオトはわかっているか眠り羊自由詩011/4/27 15:17
NEWSゆうと自由詩111/4/27 13:45

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