軽やかなのか 駆けて行く
何月のウサギか たったか たったか
そうして今年も
平年と同じく たったか
夏から秋へと走り抜けられたのか

ウサギは気まぐれだった
季節の段差を前にしたのか
...
きょう、季節の帳簿は冬に逆もどり
北風がふき 雪が
山のほうからちらちら飛んできて
冬のいかつい手が コツコツと
貯めてきた春の貯金を 
ごっそり帳簿からかっさらった
開きはじめた菜の花も ...
絡みついた埃を払わなければ

たとえ
形を与える古びた木枠こそが
自己を飼いならし
自己を守る防波堤だったとしても

私はこの地平を走りゆく

衝動は抑えられず

声を発すると
...
携帯電話 充電器持って
逃げ惑ってる 逃げ惑ってる
アンテナの立たないところで ひとり立つよろこびを
踏みしめて 踏みにじって 街の雑踏に消える

樹海は一体どんなところ
樹海は一 ...
冷蔵庫の中で眠るからあしたは五十年後に起こしてください。

ぐるぐるぐるたみんさんなとりうむたっぷりふりかけおやすみなさい。

「目覚めろ!目醒めろ!。」と外う ...
なぜ生まれてきたのか
そう問われると
とても悪いことをしている気分になる
なぜ盗んでしまったのかと聞かれているような
なぜ殺したのかを尋ねられたような
質問の正しさが怖い

なぜか
...
貴女の走りを見ることが出来なかった
直に見ることが出来なかった
でも 心の中で安心していた
不思議だけど安心していた

貴女と同じ生まれ年
少し贔屓目かもしれないけど
体と精神が続く ...
皆様こんにちは。
お願いをする為に書かせて頂きます。

ご自分の書かれた文章を何度か読んで頂きたいのです。

私は少し前まで、このフォーラムに投稿された文章は
すべて目を通しておりました。 ...
咀嚼した
ことばを
吐き出せないでいた
ゆうべ
君に向かって
ガラス越しにキスをした
みたいに


あ、てんしょん


知らなかったよ
飽和した
夜に浮かんだ月ひとつ
な ...

シフォンスカート・パフスリーブは夢のように広がり、
肌を透かす、
脈打つ。

五線譜に咲くメロディ、
finに向かっていくつも上昇、
リズムは必要ないか。

病を持つという、 ...
私はすっかり
私の慰め方がじょうずになってしまい
ひとり ということに慣れてしまいそうなのか

産地直送ストレートりんごジュース
とかかれたポップが目に留まる
ラベルには
りんご園と青空 ...
サイテーおじさん
サイテーおじさん
おじさんかんぱちはらえれほれり
ねえちゃんちびりぬええももだ

アレアレアリャリャめいわぬじい
すからべへのってしびりいちびり
みけれてもけってええわ ...
よわいものよわいもの
つよいものにはわからないよわいもの
つよいもの
かなってみるかなわからないよわいもの
よわいもの しあわせに
おこめがひとつぶ
なみだにながれてありがとう ...
泳ぎ疲れた感情の波
あお向けに浮かべば空

現実に押しつぶされないように
限界まで吸い込んだ
息をゆっくりと吐きながら

だんだんと融けてゆく

僕は今
一番おだやかな表情で
月 ...
思い出1匙。
買う買うといって今なお買ってもらえてない約束のおもちゃ。

思い出1匙。
けれども負ぶってくれた背中はごつごつした筋肉のベッド。

思い出1匙。
毎朝のテレビ争奪戦で何度も ...
メンテナンスを終えた
体から

さらさらと
水が流れる

この冬溜め込んだ
迷いや悔恨

さらさら
さらさら
流れてゆく

体にも
四季がある

こうして
新しい季節 ...
ビタミンCに願いをかけて不摂生はきいろいおしっこになる。

指先からあふれ出すはずかしいぽえむの汁がきみを汚す。

かさぶたのように唇にはりついたことばを剥がし ...
未だ無くならないイジメの自殺/教えてくれよそうなった経緯(いきさつ)
弱い者囲んで何が楽しい?/そんなお前見て親は悲しい
死ぬほど怖い物は無い/そんなのを選ぶことが怖い
それほど苦痛を感じてた/ ...
知ってる人は知っている、小林銅蟲「ねぎ姉さん」といWeb4コマ漫画がある。恐らく現代詩に親しんでいる人の中では、地味な知名度があるんじゃないかと思っている。というのも、かの小笠原鳥類さんと交流があるよ ... まる

切り取られたいっこ

有限のまる

まる

無限にぽっかりあいた

穴ぼこのまる

まる


切り取られたいっこが有限のまるならば

穴ぼこがぽっかりあいた無 ...
  シロい空を研いで、
  そのままで問う。
  コトバの後に何が来るのか、
  やさしさに終りや、
  始まりはあったのか。



  セカイ、きみは素っ裸だ。
  ぼくは ...
風がほどける

追いかける

光がくずれる

ふくれだす

水っぽいぬくみよ

おまえはどこにゆくのだ


ほんとうの目的地とはいつも

突然あらわれたかのようなふりをす ...
パンクやってたんだ。

Missサプリ。

とりもどしにゆきたくなったか。

Missサプリン。

たまには、きみどりはおって。

Missサプリンゴ。

ちっ、目のすみに、おおいぬのふぐり。その ...
寺山修司二十歳のおりのエッセイ(「カルネ---<俳句絶縁宣言>」)に「美学をぼくはVOUクラブで学び、…」という一節があります。「VOUクラブ」は北園克衛が結成し、詩誌「VOU」を発行して ... じぶんを責めんな

たにんも責めんな

ま、こんなもんだろ今んとこ

て、あきらめてるふりでもしてろ

で、欠片でいいから

感謝できそうなことかき集めるんだ

そいつに嘘でも ...
嫌な事忘れて
パーっとやろう。
カラオケ大好き
ツイスト&シャウト

会社から電話だ
また明日飛び入りだ
こんな時間に
よくかけるな!

夢を削るのは
誰にでもできる事
努力す ...
触れる以上,握る未満。
相手の気持ちを推し量るように,自分の気持ちが出過ぎないように。


お互いの,開いた手にできる指の隙間を埋めるように。
離れたくないし,離さないし。


そっと ...
 荒川洋治が書き記す、詩についての文章は、批評家や評論家のそれとは違う。意図的であるのかどうかはわからないが、エッセイ的であることをやめようとしない。しかし、カン所はいつも的確に押さえられており、透徹 ... まぼろしの
亀をしごいて
朝夕に
ハードコアなビデオにも
反応しない我がムスコ
若い頃は
むしろ早すぎたのに
うまいこといかないもんだね人生は・・・
しのび泣く
浮かばぬ青果と夏の泳法
コバルトに震える切っ先
きうりと遊星は綺羅映えるまま
小焦れた炎天 息を詰めて窓辺の鍍金を密になぞれば
(広角)

指の白さは詰るように汗ばんで
煮え ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
たったか駆けるのだったかN.K.自由詩4*11/3/8 21:29
春の音寅午自由詩811/3/8 20:50
独り言hossy自由詩111/3/8 20:15
青の他人ゆうと自由詩0*11/3/8 19:23
「 あしたはきっと五十年後。 」PULL.短歌1*11/3/8 19:04
世界が始まらないことを願って木屋 亞万自由詩3*11/3/8 18:11
走り抜くことsubaru...自由詩1*11/3/8 17:37
【批評祭参加作品】批評以前の話桐ヶ谷忍散文(批評...411/3/8 17:33
アテンション プリーズかんな自由詩4*11/3/8 17:06
クレマチスという彼女に関する七つの考察きくちいいこ自由詩311/3/8 17:05
りんご園朧月自由詩111/3/8 15:14
サイテーおじさん花形新次自由詩1*11/3/8 8:16
よわいものアラガイs自由詩111/3/8 5:47
「そして静かに融けてゆく」ベンジャミン自由詩1*11/3/8 1:18
思い出印のブレンド電灯虫自由詩2*11/3/8 1:10
森の猫自由詩6*11/3/8 0:55
「 せかいのおしごと。 」PULL.短歌0*11/3/8 0:05
経験論 (ラップ詩です)SEKAI ...自由詩2*11/3/7 23:55
【批評祭参加作品】小笠原鳥類×小林銅蟲「ねぎ姉さん」KETIPA散文(批評...111/3/7 23:52
有限のまる〇無限のまる吉岡ペペロ自由詩411/3/7 23:49
十一℃、曇天草野春心自由詩1*11/3/7 23:27
春の歌吉岡ペペロ自由詩311/3/7 22:35
Missサプリは返事をしない阿ト理恵自由詩1*11/3/7 22:30
ヒューム「ベルグソンの芸術論」(6)藤原 実散文(批評...311/3/7 22:25
からくり吉岡ペペロ自由詩111/3/7 22:15
ハローUFOペポパンプ自由詩3*11/3/7 22:11
手で知る距離感電灯虫自由詩1*11/3/7 21:48
【批評祭参加作品】文法に果敢に肉薄する文学石川敬大散文(批評...5*11/3/7 21:28
亀をしごいて 唄:不治病遅漏花形新次自由詩1*11/3/7 21:22
アイスコーヒー関口 ベティ自由詩111/3/7 21:17

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