見上げた空は透き通る青で
白い雲は海を泳ぐように移動する
何処までも青いキャンバスは
何でも描けると
君は眩しく笑っていた
風が通る白い部屋で
私は小さく丸くなったまま
窓際の花瓶の ...
戸惑いで
顔を{ルビ覆=おお}った
左手が
震えていたよ
また逢えたら{ルビ好=い}い
蝶々結びをして
眠たい人は眠って
それで構わない
犬の耳を噛っても
壊れたペットボトルでは
水、そのものを
飲むことはできないのだから
交番がボンヤリと光る、今夜
月 ...
被災地に用事も無いし知り合いも特に無いから
...
...
夏の原形質が撒き散らされる
鳥たちは水晶の葉裏をもったまぶしい植物を運んでくる
虹が永遠の時を宇宙の襞に刻み付け
人はみな消え去る
寒いときはストーブのかわり
暑いときには
砂浜と風鈴のかわり
あなたがいれば
うれしいときは歌のかわり
かなしいときには
ぼくの心とから ...
茶色が包みはじめて
白い花びらが消えていく
蜜を求める蜂は
終わった
折れた風に
立ち続ける 緑
枯れていく事が結実なら
すいあげられてしまおう
{引用=夏のおもいでっていうもんが
裸足で踏みしめる畳の網の目につまっていくもんなんやと思って
お風呂上がりにちゃんと足の裏を拭いたり
できるだけ汗をかかんように制汗剤振ったりしよるわけじゃない ...
吾も老人声をかくクリスチャン彼女も老齢ニッコリして
身障者妻の勧めに近づけば一人ぽつねん笑顔にうなずく
エアロビクス妻と通う62歳なぜか愛らしき姿をおえり
白梅やふと仙人の声がする
自然との交感を俳句に読んでみました。
ブログ
http://miya-miya.at.webry.info/201107/article_2.html
暑い夜を通り抜けて
まだよわった身体を、布団に忍び込ませ
水面から引き上げられたようにぐったりとしてから
顔だけを外気へ浮かばせて息をする。
私は透けるような白い肌でもなく、
瞳はアーモ ...
空で悲しみを撃ち抜く
翻って自虐する視線を撃ち抜く
回転して引力の強い不安に突き刺さる
要領の悪さを責める言葉を抹消する
清冽なふたすじの水の流れに流す
そして冷や水を浴びせる
かつて ...
まっすぐに伸びた楡の根元に座って
視界に収まらない空を見ていた
眼球の限界―
やはり人間は限界のある生きものらしい
銀色の飛行機が頭上高くを過ぎる
遠ざかってゆく機影に憧 ...
顔に傷が出来たなら
部分仮面で隠さなければ。
抱える傷が広がったなら
部分仮面を大きくしましょう。
顔が傷しかなくなったなら
部分仮面はただの仮面。
仮面が自然になりすぎた ...
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ...
自分とはぜんぜん似ていないものを あつめて暮らす 花とか夢とか
雨を赤く染めて、
山形から、小さな恋人たちがやってきた。
久しぶりに口づけをする。
いっときの、ほのかな甘み。
こんどは、いつ会えるかわからない。
小学校の校庭の、
熟して落ちていた、 ...
センチメートル、ミリメートル
なんでもいいから測りなさい
ああ神さま、仏さま
定規はうちに置いてきた
あたしは定規を忘れたの
あたしの隣の男の子
吾は戦国武将なり
いざセップクつかま ...
{引用= これはインド北部で採集されたというナンセンス詩の試訳です。定本には、David McCullough (1981) "The Complete Indian Folk Songs& ...
子宮の壁を誰が叩いているの?
子宮の涙がつたって
海へ戻る
子宮にわすれてきたわたし
少女のわたし
子どもができたら
わたしと一緒に産まれるだろうか
夜に産まれた ...
ちか道を知っているけどおしえない 君との時間が縮まるようで
はえ際に濡れるうぶ毛を ひそやかなものにたとえる ばれないように
百年が経てば僕たちも街も無くなることだし 遠まわりしよう
...
だってさ
バカだから
難しいことはわからないし
引き算は計算機ないとだめだめ
漢字が沢山だと新聞読みながら
うとうとしちゃう
バカだから
マンガやアニメは大好きだけど
小説やムズカシイ ...
色々な路地を巡り歩きながら街にいた
水色のジーンズを探しに出てはみたのはいいものの
過去に訪れたことのあるような 街の中にいた
それは 一体 何故だったのだろう
水色のジーンズを探 ...
「なつかしい」そう言うあなたの笑いじわ なつかしくないブログあるもの
天下分け目の天王山で行司がしたい 強気ごうまん弱気うじうじ
真っ暗の部屋より暗いものはなし 窓から見える灰色の夜
雪の上の戦争が生をふみつけにする
街路樹の影という影に湛えられた海が
カラスたちを痙攣させる
水晶は汗をかき
光は素早く分解される
青空めいた少年の白昼夢が
空気に曲線を描く
私は夏の淵 ...
活動しない雲は
たいてい灰色をしている
海の上に
面倒くさそうな
固形物が
存在する
白い犬
がそれを見ている
黒い少年
がそれを見ている
そんな淀みの中の
なんでも ...
あがきを止める
そして融け合い始める内と外
閉じた内は詰まっていく
開く外には主体がない
内と外の融合は
宇宙一体いだき込む
すべてのものは有るがまま
ひいてはすべて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青いキャンバス
ミツバチ
自由詩
3
11/7/10 21:13
流浪人
佐和
短歌
2
11/7/10 21:08
猫背
たもつ
自由詩
3
11/7/10 20:47
くたばれ学級委員
TAT
短歌
0
11/7/10 20:26
三日月に腰を掛ける大鎌
〃
自由詩
3
11/7/10 20:12
天気雨
ぎよ
自由詩
2
11/7/10 20:09
かわり
草野春心
自由詩
4
11/7/10 17:17
腐食
砂木
自由詩
11*
11/7/10 16:32
風通し
佐藤真夏
自由詩
6*
11/7/10 14:38
日曜の教会
生田 稔
短歌
3
11/7/10 13:11
伊藤園新俳句大賞佳作特別賞
宮岡絵美
俳句
3*
11/7/10 11:55
いる。
山岸美香
自由詩
3
11/7/10 11:29
決別
瀬崎 虎彦
自由詩
2
11/7/10 11:27
遠景
宮岡絵美
自由詩
5
11/7/10 11:13
飛び降りの仕組み
邦秋
自由詩
2*
11/7/10 10:17
「やっぱチョッパーっすね」
モリマサ公
自由詩
9
11/7/10 9:16
生活
はるな
短歌
6
11/7/10 8:41
小さな恋人たち
yo-yo
自由詩
3*
11/7/10 7:45
あたしは定規を忘れたの
K・フラグメ...
自由詩
3
11/7/10 7:07
とうがらしの数え歌
ああああ
自由詩
1
11/7/10 6:21
わすれもの
c
自由詩
1
11/7/10 2:29
ちか道
はるな
短歌
1
11/7/10 2:16
だって
こころゆくま...
自由詩
5*
11/7/10 2:08
恐怖を言葉に感じる
番田
自由詩
2
11/7/10 1:09
閲覧者A
kawaus...
短歌
1
11/7/10 0:20
ちょうどいい性格
〃
短歌
0
11/7/10 0:17
部屋
〃
短歌
1
11/7/10 0:16
夏
ぎよ
自由詩
3
11/7/9 21:53
コンクリィト製の堤防から見渡す故郷の印象
塩崎みあき
自由詩
8*
11/7/9 21:53
生きる勘
シホ.N
自由詩
2
11/7/9 21:38
3483
3484
3485
3486
3487
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
加筆訂正:
一言主2
/
……とある蛙
[11/7/10 8:43]
くがたま→まがたま 明らかな誤りなので訂正します。
5.11sec.