在ったもの、
在ったこと。
窓のむこう、
ふかく呼吸している、
世界へと笑うこと。それが
ただひとつの望みだった、
きみと会って。
...
*
夜が明けて
引き潮に帰る波
しら鳥は喉笛を慰めた
息をころすまえにそっと
手をかざすだろう
瞼のなかで追いかけている
)熱く宙を舞いながら
土埃霞む(蜂蜜に誘われて
吹きか ...
私は疲れた思いでいたのかもしれない
私の思考とは何なのだろう そこにあった
あるものとは 何だろう 私はここにいたのだが
歩き続けていた 街を 一人で
君のことを脳みその中で考えていた ...
恋人が欲しい
自分みたいな人でも
平気で手をつないで
町を歩いてくれるような
恋人が欲しい
さびしいと言えば
ただ心配そうな瞳で
こちらを見つめてくれる人がいい
やさしい言葉を使う ...
きれいなひとの
くにがあった
きれいにうまれて
しんでいく
ひとのくには
うつくしかった
もっといきたい
よくぼうが
このくにを
さいせいし
さらに ...
あのさ
シェイクスピアってさ、
名前がすでにロマンチックでずるいよね
というのはさておき、
「そんなことだろうと思った」けど、
うまく笑える気が全、然、しないっていう、
ていうか
も ...
おまえにやしなわれる
つもりはない
といって
わたしをあたためている
わたしのちちの
つもりなのだろうか
たずねても
なにもこたえない
こわれたらしゅうりし ...
まぶたをひらいて
まばゆい光がさしたら、
めをひらく行為のいみもしらないまま彼は目覚めるのだった
空っぽの水槽と
水浸しのガラスをのこしたまま
創造のなか
生まれてゆく
...
リサイクルショップで
セイコー5の古いのを買った
お値段は1000円だった
いい買い物をして嬉しかったが
2時間で5分遅れるという
時計としてあるまじき怠慢さに
業を煮やした僕はJRに乗っ ...
吐き出した溜息が
泡のように昇っていけば
まだ心も晴れただろうに
朝のにおい
冬のにおい
夕げのにおい
夏のにおい
かあさんのにおいって
どんなにおい?
春 陽が高く昇っているころ
空はすこーんと明るく晴れて
車が少々走っている道路脇
...
東口
電車
絵
マック
古着屋
カラオケ
ライブハウス
夕立
相合い傘
キツネさん
コーヒー
小川
神社
公園
草笛
かけっこ
焼き肉
少しのお酒
タバコ
触れ合 ...
ねぇDr.
教えてよ
水晶体に描かれた景色
でたらめな人の群れ
電気信号に変換して
サーチ始めるtrigger
その消し去り方を
鼓膜を震わせた振動
空気の波
神 ...
山盛りのスパゲティに
ミートソースをかけ
ぐちゃぐちゃに混ぜて
ひたすら食べる
「人生みたいだ」
と思ったら
1、供述
被験者Αの供述
捨てきった排泄の切れ端
淑やかに私の周りを廻り
新しい道を作り出そうと
押し寄せては押し寄せて
私の道筋を封鎖したのだ
被験者Βの供述
快楽と ...
今夜聖ワルプルギスの為に
父親を百人殺し
その嫁を千 ...
マリ子は中学生の時バレーボール部に入っていた。人気のアニメに感化され友人の雪と一緒に入部した。新入部員はボールなど触らせてもらえない、ひたすら校庭の走りとバレーの基本姿勢を覚える。その中には、腕立て ...
...
誰もいねぇ誰もいねぇ
歌う4丁目路地裏
餓えた影共と踊る
ドブとアルコール
研ぎ澄まされた熱
ビルと昼を縫う奴
・・・コンコン
黒い瞳白い痂の空
賑やかなガラクタ
火の付 ...
けんかをやめなかったのは
きみのためじゃないのさ
行方不明なんて素敵じゃないか
どんな白いお城で暮らしているのさ
いま、きみは
けんかをやめなかったのは
八重歯にくるおしいおもいが
...
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
つぅゆぅ〜
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
つぅゆぅ〜
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
みすたあ〜
ぽりでええんと
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
つぅゆぅ〜
...
軽やかに街を吹き抜ける風が
まことしやかな君の噂を
僕の耳元で囁いていく
騙し絵もどきの日常の水路を
予定通り流されながらも
まだ僕はなくした鍵を探している
散り終えた季節に
...
いく前に 引かないで 来て いかないで
「本当?」「嘘」「嘘?」「本当は」「嘘でしょう?」
これなあに あか、青、黄色 、 肌に咲く
「みないでね」「みせて」「みて」「だめ」「見 ...
『壁伝いに歩けば
出口につくよ』
誰かから聞いた
だからずっとずっと
壁に沿って
足が重くなっても
ずっとずっと
ただひたすら
考えずに
ただただ
ひたすら
でもま ...
あしたの準備、というものをしないで寝る子どもだった。宿題も、時間割も、着る服もほとんど準備しないで寝てしまった。かといって、早起きするわけでもなく、だから毎朝、わたしは兵士のようにごたごたと用意す ...
/午前4時55分の墓場のまえで眠る仔泣きじじい
中途半端/まだコートで出勤する
新聞配達のゆうちゃんは生理を配りながら靴音をころす 。
世の中をタイミングよく滑るには確かな動作と奇天烈な ...
胴体に日の丸をつけた飛行機が
滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
まるでデジャヴュでもあるかのように
ものを書き
考えることをしてきた
だのに、なにも残って ...
生き残った耳に
今も聞こえてくるのは
見下ろした小さな林から
厳かに流れてくるリズム
目を覚ますと
ぼくは丘の上で
膝から下を切り取られて
地面に突き刺されて
両腕を磔になったイエ ...
こつはすぐそこ
遠くなく
朝、もやは流れて
火だねは赤く
赤く、またすぐ
はいに埋もれる
地下ふかく
揺りかごひとつ
あかんぼねむる
からすがかあと
陽へとはばたくころ
ため ...
風は、なかった。
僕の背中を押してくれる、風は、なかった。
俯く。
春が、足元に。
僕は、やっと、立ち止まることが、できた。
お日さまいろの、花。
溜め息さえ、つくことが、できない。
僕 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
在ったもの、在ったこと
草野春心
自由詩
3*
11/4/21 7:24
遊戯と紙リボン
アラガイs
自由詩
5*
11/4/21 4:14
レストルーム
番田
自由詩
0
11/4/21 2:46
草食人間は太陽の夢を見る
木屋 亞万
自由詩
0*
11/4/21 2:39
きれいな人々
小川 葉
自由詩
2
11/4/21 0:44
四月二十日
古月
自由詩
1*
11/4/21 0:30
ストーブ
小川 葉
自由詩
1
11/4/21 0:28
erde
マナ
自由詩
2
11/4/20 23:52
性交
セガール、ご...
自由詩
6
11/4/20 23:44
深海魚
syuon
自由詩
8
11/4/20 23:10
におい
マフラーマン
自由詩
4*
11/4/20 23:02
オアシス
こころゆくま...
自由詩
4
11/4/20 22:38
LOOSE CONTROL
涼深
自由詩
5
11/4/20 22:35
ミッシェルみたいだった
牛
自由詩
6*
11/4/20 22:22
銀の涙
窓月
自由詩
1
11/4/20 21:48
くたばれワルプルギス
TAT
自由詩
3
11/4/20 21:30
押したい背中
森の猫
散文(批評...
4*
11/4/20 21:21
全長 297.0m 出力 212,000馬力 最大速度 30 ...
TAT
短歌
1
11/4/20 21:06
柘榴
窓月
自由詩
4
11/4/20 20:56
河合奈保子
はだいろ
自由詩
3
11/4/20 20:44
こどもは残酷
花形新次
自由詩
3*
11/4/20 20:14
葉桜
nonya
自由詩
19*
11/4/20 19:47
シーツ
はるな
川柳
0
11/4/20 19:00
探
りり
自由詩
1*
11/4/20 18:48
準備のこと
はるな
散文(批評...
4
11/4/20 18:40
コロニーから
アラガイs
自由詩
4*
11/4/20 16:29
終末論の週末にくるものは
石川敬大
自由詩
15*
11/4/20 9:33
願望
寒雪
自由詩
2
11/4/20 9:28
こつへと
ふるみ
自由詩
4
11/4/20 8:03
旅立ち
風音
携帯写真+...
3
11/4/20 6:12
3486
3487
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
3524
3525
3526
4.49sec.