あなたのことが心配で戻ってきました
と言う男がいて
へっと思った
あたしは
その男のことをそのとき初めて見たのだけれど
まるで ずっと昔から知っているようなふりをして
腰のあたりで ...
君には会いたいと
思っていたよ
遅い春の報告も
したかったから
君は相変わらず
優しいから
きっと自分だけが
幸せなのが
嫌だったんだよね
1年4ヶ月凄く
毎日が寂しか ...
働いて
働いて
四角い紙と
円い金属
立ちっぱなし
犬が過ぎる
犬が嗤う
中也の
失くした椅子
生きっぱなし
...
久しぶりに…
君に逢った…
元気かどうか?
笑顔かどうか?
心配していた僕は…
働く君を見た瞬間…
不要な心配だったと…
思ったよ♪
あの頃のように笑い…
幸せそうに話す ...
一つ葉や仄暗き朝目をひらく
100歳の詩人のまつ毛には、虹が架かるらしい。
「涙が出さえすれば、虹になってるんです」という。
ふしぎがりの詩人 まど・みちおの映像をテレビでみた。
「自分のここ(まつ毛)に涙、小さい虹が出て ...
わたしはものがよくおぼえれらなんいです
ですらか思い出すとこも思い出せない
わたしはとてもとてもばかです
ばかを恥じることに恥じ入こるともありません
どこからどこでまがわすれたこなとの ...
季節は黄金色輝く稲の穂を尻目に、よくできた鳶色の瞳で追いかけるように単純には語れない 。
晴れ渡る日には地図を描いた布団を干す傍らで、照れ隠しに外へ飛び出す少年の姿も
大きく翻るスカートの裾 ...
ベランダで裸になったまま
何もすることのない私は なんとなく今日はいい気分だった
このまま死んでもいいと思った
そうして いつまでも 私は流れる風に吹かれているようだった
ぼん ...
いきていることが
つみなのだと
ちちはいった
おまえさえ
いきのこればよいのだと
ぶきような
ちちがははにいった
わたしもちちににて
ぶきようだった
にもかかわら ...
ためされていることは
わかってる
と、いって
おとこはさっていった
このよにおとこはいて
はじめから
いなかったかのように
るすでんをさいせいすると
まだいきて ...
肌を剥き
熱を忍ばせたら
恋になるとでも思っているのか
あの人なら
触れずとも
私を炙る
腐るぐらいに
人は何故、殺すのか
人は何故、殺せないのか
普通の者は
殺される側への意識的感応で踏み止まる
が、普通の人間も
対象を下位に置く精神操作なしで、人は殺せるのだ
相手を敵、脅威と見做さずとも ...
ろくさいの
おかっぱあたまの
むすめがいた
こいもしらない
そのむすめが
まさか
よんじゅうにさいになるとは
はちじゅうはっさいに
なるとは
しらずに
...
抱えるほどに
桃を買って
浴槽に投げ入れる
熟れながら
毛はかたく
肌にするどい
桃とわたしの内側は
べたべたしてきている
あなたの轍を見つめながら歩いていた
自転車に乗ったあなたのこころを感じていた
すべてがあなたを守るためだけに
存在している、ぼくは邪魔なの?
帰りの電車でとなりのひとが
...
あのころのぼくをときどき思い出す
お寺で不動明王をみた
石でできたお不動さんだった
こわい顔というより
こっけいなほど醜い顔をしたお不動さんだった
つぎの日図工のじかんに ...
バスが停車するたびに
バスガイドが代わる代わる乗り込んでくる。
口元に引き寄せたマイクから
日本から海外まで。観光地から
狭い路地から、台所から、寝室から
行くこともない土地の話を
そこに ...
...
...
―――ステファヌ・マラルメ
全世界が溶解する
波涛
...
いちご畑にみんな集まれ
にこにこ笑顔に
さんさん太陽
よんで
ごらんよ
ロックンローラー
七輪にうちわ
鉢巻き巻いて
焼べた赤い火で
唐辛子あぶる
五十五秒だけ待っててね
も ...
楽しかった、お茶碗。
お茶も、嬉しそうに、みんな飲んでくれた。
地元に詳しい郵便配達の人の話が
とても怪しくてゾクゾクしたものだった。
公になった館の中で
黄色くなった木目を見つけては
...
ママは ついに
短パン タンク
にゃんも
もぞもぞ
おなかなめ
ぬいぐるみの
ファスナー
探してる
シャーっと
脱いで
でておいで
小さい
おじさん
会え ...
明日は
何を着よう
ここのところ
明るすぎたから
落ち着いた
色にしようかな
昨日は
何を着たんだっけ
かえたい
かえたいけど
迷って迷って
昨日とかわらない
...
浅葱色の風 信念(まこと)を抱き
今 時代(とき)に抗う 刃となる
強き眼差しは 鬼の如く
ただ 前を行くのみ
決意の背中は 恐れも捨て
ただ 直(ひた)走るのみ
三日月(つき)に ...
おまえら、大丈夫やからな、
ライトアップされた校庭で
サッカーを練習する少年たちにそう声をかける
こんなことくらい、大丈夫やからな、
くそ忙しくて、しんどくて、おまけにこんなことまでおこっちま ...
朝顔が咲いていた
夏の日だった
もらい物だろうか
テーブルの上に
クッキーの缶があった
食べても良いか妻に聞いた
食べても良いと妻は言った
何事もなかったように
パトカーが ...
夏だから腐らないよう注意しよ 好きなあのひと結婚したって
八月
隙間のない日差しが街を埋めつくして息をとめた地上
の生きものたちは白い化石になるだろうか
昼下がりの昆虫のように日差しを避けて地下に逃れた
人びとの背にうっすら
あの日の地核の影が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あれよあれよという間の
blue
自由詩
10*
11/7/27 12:32
ありがとう
ちゃんこ
自由詩
3
11/7/27 11:57
中也の椅子
草野春心
自由詩
2*
11/7/27 10:16
君が笑うから…
清風三日月
自由詩
1
11/7/27 9:28
一つ葉
こしごえ
俳句
0
11/7/27 7:50
なみだの虹
yo-yo
自由詩
6*
11/7/27 6:33
しらなでいくださいしななでいくさだい
凪名木なぎな
自由詩
2
11/7/27 5:54
夏の終わり
アラガイs
自由詩
2*
11/7/27 4:47
辞職の8月
番田
自由詩
3
11/7/27 1:52
罪状
小川 葉
自由詩
3
11/7/27 0:53
再生
〃
自由詩
3
11/7/27 0:39
じくじく
はるな
自由詩
4
11/7/27 0:27
殺人の否定
salco
自由詩
5*
11/7/27 0:19
お墓の娘
小川 葉
自由詩
2
11/7/27 0:17
べたべた
はるな
自由詩
2
11/7/27 0:17
教えてくれないか
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/7/27 0:03
おふどう天使
〃
自由詩
8
11/7/26 23:27
[:trip
プテラノドン
自由詩
3
11/7/26 23:18
そして又騙される
TAT
短歌
3*
11/7/26 22:47
星にも月にも太陽にも値札をちゃんと貼って於けよ
〃
自由詩
0*
11/7/26 22:23
白の海域
葉月二兎
散文(批評...
9*
11/7/26 22:15
レッドレッド123
aria28...
自由詩
3
11/7/26 21:58
木目のお盆
yuugao
自由詩
1*
11/7/26 21:47
でておいで
森の猫
自由詩
8*
11/7/26 20:30
空
りり
自由詩
1*
11/7/26 20:23
浅葱色の絆
洞野いちる
自由詩
6*
11/7/26 20:19
未来へ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
11/7/26 19:49
朝顔
たもつ
自由詩
3
11/7/26 19:35
うちのかみさん
佐和
短歌
3
11/7/26 17:07
午後の化石
たま
自由詩
24*
11/7/26 16:07
3396
3397
3398
3399
3400
3401
3402
3403
3404
3405
3406
3407
3408
3409
3410
3411
3412
3413
3414
3415
3416
3417
3418
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
5.64sec.