地震
崩壊
揺れ
一度は死んだという思い
希美子、幸司、靖司
混乱
信頼
マンボちゃん、知沙
揺らぎ
ターハイ
イッチャン、ニチャン、サンチャン
巻き込みあいながら
ひとつとし ...
約束の
返事もなければ
予定もなにもたてられなかった
それでも信じて
返事を待っていた
そういうことが繰り返されていた
虫けらだって
天候不順で出てこなか ...
110729
朝が早い
草の息吹を聞きながら
根本を這う生きものたちに嫉妬して
火炎放射器をぶっ放す
燃料が無くなり
あたりはうっすらと黒こげになっている ...
めざめた光を、
うらがえった傘へ、
こっそりと収穫する、
路地裏のコートを着て、
ビー玉、が降る、
午前中のわたしの背中、
すくいとれないほどに水たまりが、
あふれる、
通行人 ...
輝く空に
心がかなしい
何か切実なものが
巣立ってしまった後の朝
放浪の俳人・種田山頭火の、
昭和8年(1933年)10月15日の日記。
私は酒が好きであり水もまた好きである。昨日までは酒が水よりも好きであった。今日は酒が好きな程度に於て水も好きである。明日は水 ...
きのうおれは
わるいことを思った
じぶん中心
きわまりないことを思った
そんなじぶんを憐れみ
さげすみ
困り果てていた
やっぱり限界だった
(いま起 ...
とは言わなかったが深緑
の海の底でシャワーを浴びる
人魚の群れ
いずれ死ぬ花と骨の埋没
港湾クレーン
墓石に白と赤の花が飛び交う
魚の影
時の中で
何も意味が なくなった
過去にある その世界を
私は 見た
言葉を 携えた
私は 旅立つ
何もわからない だけど
一体 どこから逃げるのだろう
震えた先に或る
わたしのこと
雨の打つ音
鬱がれた血
異常を知らせる
信号を拾う
神経、
苛立ち
消失希望
騙せない時過
うつくしい響き
何かが溶けるような
うつくしい響き
風にとばされながら
うたい続けている
うつくしい響き
鳴るよ
君は鳴る
その奥に潜むグロテスクな塊を
うつくしい響 ...
よくわからない今日が
静かに終わって
明日は
よくわからない今日を
引き摺って歩む
時々振り返っては
首を傾げ苦笑う
そんな今日を幾重にも積んだから
私は私が
よくわ ...
もう一度だけ胡乱のうたを重ね合おう
いいかげん取扱注意の荷札ははずしてもいいだろう
わたしは泣きもせず手の掛からない子だったといい
扁平したおまえの瞳孔がおれをなお酷薄にする
おれはひ ...
小鳥は唄を愛していなかった
故に、彼女が唄の力を信じる事は無かった
鳥籠からは祈り無き声が
今も響く
「翔びたかったのは私だ」
あ
――つめたくなって床に堕ちた
この部屋には空が ...
寝て起きて食べて
時々ジンジャーエールを飲んで
また寝てまた起きて
繰り返しの中に潜む
倦怠と安心と拘泥
恐ろしくもあり
いとおしくもある
宇宙飛行船は
静かに飛んでいった
...
ふたりはともだちの
...
月の光に飽きてしまい
深く眠りにつくと
君が
僕の手を切断し
それを使って一篇の詩を書いた
朝、
それは元通りに
手首にくっついている ...
濡れた髪は ずっしりと重く
何か 不吉なものでも
背負ってしまったかのような
切迫感に 駆られる夜
ドライヤーで 乾かすと
スッキリ 軽くなるから
何かを 失ってしまったような
不安 ...
お気に入りの歌
「シクラメンのかほり」
オリビアといったら
ニュートンでも
ジョンでもなく
ハッセーなのよ
ジャパニーズの
歌唱力抜群の男と
どんな経緯かは知らないけど
結ばれた ...
〈その1〉
乳首の無い乳房をどうすれば良いか
それは一体何になり得るか
これほど寂しい物体はない
これでは彼が愛撫を飽いてしまい
―― この上で赤ん坊は死ぬのだろうか
そんなの嫌だ
そし ...
ぴよぴよと鳴く魚だけ撫でてみる
槍とおせ骨の目から目へ槍とおせ
分からぬと分かるの境に立ち尽くす
埋められて掘り返されて嗤われて
...
「茄子のおひたしってやっぱショウガ醤油にかぎるな。」
「うん」
「ショウガって偉大だな。」
「うん」
「俺、さっきバームクーヘン食べちゃってさあ、なんか収まり悪い」
「トー、」
...
五頭の、
眠る牛に誘われ、
赤子は、へそに、
ブランケットの、
ざわめきを、聞いて、
受話器の発信音に、
埋もれた、
五人の母は、
近づいてくる、
ダイヤルに、
鳴きだす、 ...
暗闇にいのちを
おもいっきり
ぶつけて
しまい
たく
なっ
て
それを静かに
ざわざわ見つめている
ぼくはあの誘惑にとりつかれている
こころが溢れだして
収拾がつかなく ...
あんなことされてたのに
よく好きでいようとがんばってたよなあ
いまさらながらゾッとした
洞窟からでて
やわらかな陽射しをあびてはじめて
傷だらけになっていたじぶんに気づいた
ひどいひとだっ ...
何が伝えたいの
何が言いたいの
ちょっと待って
小出しに話して
人は心を閉ざすと
戸の外では
話を聞いてくれない
悪い事をしていないのに
日本人は島国根性
よそ者を受け入れな ...
ベッドの下に
もぐりこみ
驚かせる
あれいない?
布団に入り
愛の言葉を
囁く
誰もいない
焼酎を始終飲み
タバコを吹かし
今日も電話をかけ
相談する。
ハイ・ソサエティーに
いると自慢話ばかりで
人を馬鹿にして
居心地が悪い
愛がない。
優しさがない。
見栄と偏見の吹き溜まり!
貧乏人は
温かい
助け合い
気づかってくれる
...
出会ったかずと
別れたかずは
さいごおんなじになる
いくら別れがあろうとも
すべて出会ったかずなんだ
どんな別れがあろうとも
たんに出会ったかずなんだ
出会っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『森のなかの海』
はなもとあお
自由詩
8*
11/7/29 11:58
虫けらだって
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/7/29 11:04
ガジュマロ
あおば
自由詩
5*
11/7/29 10:09
モーニング
リンネ
自由詩
4
11/7/29 9:34
羽根
草野春心
自由詩
2*
11/7/29 9:01
放浪する水
yo-yo
自由詩
8*
11/7/29 6:40
きのうおれは
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/7/29 6:31
これは雨
春日線香
自由詩
2
11/7/29 3:19
坂の多い
〃
自由詩
0
11/7/29 3:11
逃避の中で
番田
自由詩
1
11/7/29 2:40
落下
杳
自由詩
1
11/7/29 0:31
君の鳴る
健
自由詩
2*
11/7/28 23:57
膝を抱えて
もずず
自由詩
2
11/7/28 23:32
エトワールの向こうでは帽子が似合わない
凪名木なぎな
自由詩
1
11/7/28 23:16
蛍光灯の唄
光井 新
自由詩
2
11/7/28 22:27
ジンジャーエール
葛西曹達
自由詩
2
11/7/28 22:25
0728
TAT
自由詩
0*
11/7/28 21:47
滑らかさ
草野春心
自由詩
3
11/7/28 21:30
濡れ髪
藤鈴呼
自由詩
3*
11/7/28 21:28
オリビア・ハッセーは一時オリビア・フッセーだった
花形新次
自由詩
2*
11/7/28 21:26
切除・2
salco
自由詩
4*
11/7/28 21:23
六と七
木立 悟
川柳
2
11/7/28 20:54
いつのまにか八月がそこ。
榊 慧
散文(批評...
3*
11/7/28 20:07
夜のたわむれ
リンネ
自由詩
1
11/7/28 19:58
あの誘惑
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
11/7/28 19:58
傷だらけだった
〃
携帯写真+...
1
11/7/28 19:30
集団と個性
ペポパンプ
自由詩
3*
11/7/28 19:20
車が来る間
〃
自由詩
2*
11/7/28 19:20
ニッチが違う
〃
自由詩
2*
11/7/28 19:20
別れ
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/7/28 18:24
3378
3379
3380
3381
3382
3383
3384
3385
3386
3387
3388
3389
3390
3391
3392
3393
3394
3395
3396
3397
3398
3399
3400
3401
3402
3403
3404
3405
3406
3407
3408
3409
3410
3411
3412
3413
3414
3415
3416
3417
3418
4.69sec.