泥が沈むのを待って
上の澄んだ水だけを飲むことができます
時間がないんだと言われたら
濁った水を飲むことくらい
もちろん できますとも
ヒール高7センチの
先のとがった靴を履いて走るこ ...
鈴虫が鳴く頃
あなたは現れる
月が欠ける頃
あなたは身を潜める
日が昇る、真上へと
そこにあなたは居なくて
影だけが、深く深く
アスファルトを焦がした
思ったよりも 世界はきょだいだった
わたしの知っている世界はちっぽけで
まるで うすいぼろを着ているようだった
さむかった
ほほをつたう涙だけが 温かかった
やさしか ...
今日、秋葉原の、
コインパーキングの前で、千円札を拾った。
ぼくが拾わなければ、
ぼくのうしろのやつが拾うのだから、
ぼくは迷わず拾ってやった。
千円札を拾うのは、小学校の、5年生の時以 ...
植物群が眠っている
僕の知らない言葉の中で
息を吐き出すように
近所の商店街は
ゆっくりと潰れていった
帰りたい、と父が言う
他にどこに帰るの、と母が言う
帰りたい、 ...
私は思っていたのかもしれない
誰かを愛する瞬間を
時の中で
遠くに揺れる風景を見つめていた
白いボディのカローラバンのエンジン音が
重ねた手と体の中に揺れていた
きっと 私の 思いの中で
貴方が深い底に落ちかけたなら
私は貴方を全力で突き飛ばし
代わりに
喜んで沈みましょう
後で何と言われようと
一瞬、悲しみが見えたとしても
喜んで沈み ...
ボーダーの七分袖を着た長い髪の女の子は
その長い髪とふくらんだスカートを置き去りに
横断歩道に溶けていってしまった
帰ってはこない
もう萎れてしまったけれど
風は丘を越えて吹いている
丘を覆い尽くす向日葵は
風に吹かれていくらか首を傾げ
黄色い丸顔を撫ぜる風
道の下は荒れ地
昔昔その昔
そこは大きな畑 だった
広大な綿花畑 だった
コッ ...
キャベツむくとき
裏がわの水分があるでしょう
それをすくいとるように
いつも触れてくれた
あなた
晴れわたるほど影は濃く
それにかくれて口づけた
陽のもとでなく
影の落ちる場所に恋はあったね
頼りなげな黒い煙は
空に還ることもなく
密閉された風景の中へ
呆気なく取り込まれていった
昨日の端から一刀両断に
切り離された時空に
冬物の黒い服を着せ
ひたすら透明な汗をかいて ...
ハリーポッターを用意して
あなたはぼくとお話しした
つかれているから
ハリーポッターを用意して
つかれで応対できなくなるまで
あなたはぼくとお話しした
(崩落する車輪
から滲み出た
暗い空 が二つに
わかれ
水星の前輪と金星の後輪で
疾駆する 子盗りの
群れ)
お ...
{引用= ――Raymond Carverに}
男の頭を
少し傾けるとレイに
もう少し傾けるとアル中患者になる
注意深く
あなたは頭を傾ける
朝
...
ぼくたちは知らないうちに だれかの心をふんずけている
ふんずけられた人は たくさんの血がでて怒ってる
これだけ流れたら どれだけ辛いかわかっているのかと
そうだ あんなやつ殺してしまおうと
...
つめたい指で そっとすくって
両手の隙間から バイバイ
おばあちゃんのエプロン洗って
ごめんなさいって返しにいくの
でておいで 今日の太陽
あなただけが正しいのかもね
ここでの全てが終 ...
愛しているよ。
何度でも君に伝えたい。
有り触れたラブソングに
思いを馳せた。
初めて。
愛していると実感した。
愛していると伝えた。
愛されているのが判った。
愛なんて、空想 ...
カフェテラスの入口で
傘をパタパタしている
それは羽を休める鳥のよう
パタパタするのは
翼にあこがれているから?
風を感じてみたいから?
みんな
雨が降ると
パタパタしてい ...
10秒・・・・
20秒・・
25秒・
6、7、8・・
真行寺三級、9回目の考慮時間です
残り1分です
さあ、真行寺三級、持ち時間が
残すところあと1分になりました
終盤のかなり ...
夏はとつぜん、空から襲ってくる。
風がきらきらと光って、薄いガラス片の、トンボの羽が降ってくる。
少年のこころが奮いたった夏。
トンボを逐うことが、なぜあんなに歓喜だったのか。
細い竹の鞭 ...
僕らの時代は再び春の陽射しに芽吹いた大きな花びら
(ひらひら)と蝶々は飛びかい
星空をあの輝く太陽のように見つめていたんだね 。
それでも(根性)とか(努力)とか、涙を汗のように拭いな ...
私の場合 全ての軸は
楽しめるかどうかに有るんだけど、
こと朗読に於いては
本気で楽しめるようになってから
関東を離れるまでが早かったな、
と言う気がしているよ。
テンションに ...
自分を切り売りする年でもないと
4年前に言って
それから
ほんとうにそうなったら
いったい
どうすれば
ちきこに ひとかべ そそうのことせ
のにかむ つきはむ そこゆにこごせ
ちりきに ましらお にながし とねすに
つつるに なめよお さしとせ わにうな
ちきりん ちきりん なそひに お ...
...
ちきりん ちきりん 角踏み立つ身に
ちきりん ちきりん 指混む夜更けの
ツル草 仕留めた 雷様を
腕も 巻き持ち まだ眠る
残る 一房 渇かぬうちに
暇をとらせた 赤闇 小屋 身に
...
ささくれの知れた痛み。
今、あなたに構っている場合じゃないの。
もうすぐ石積みのポストマンが来るのだから。
(知れた痛みなのに、疼き始めるささくれ)
ちょっとばかり待ちなさいな。
事が済 ...
夜空をみると
ごめんねって言いたくなる
それは黒が諭すから
夜の空気に触れるとぜんぶ
さらけだしたくなる
それは月がみつめているから
自分は正しいと信じながら
間違ってると感じて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おんな
blue
自由詩
5
11/7/23 20:35
焦がす
ala
自由詩
1*
11/7/23 20:21
独りになった時
くろきた
自由詩
4
11/7/23 19:18
金運
はだいろ
自由詩
6
11/7/23 19:08
帰ろうか
たもつ
自由詩
9
11/7/23 17:22
車の中の夢
番田
携帯写真+...
1
11/7/23 17:12
水
一酸化炭素
自由詩
2
11/7/23 16:42
ひと夏
nm6
自由詩
1
11/7/23 16:21
向日葵
アラガイs
携帯写真+...
2*
11/7/23 15:36
上を向いて歩く
……とある蛙
自由詩
8*
11/7/23 14:28
あなた
はるな
自由詩
3
11/7/23 14:01
快晴
〃
自由詩
4
11/7/23 13:56
モラトリアムの夏
nonya
自由詩
15*
11/7/23 13:38
ハリーポッターの用意
吉岡ペペロ
自由詩
0
11/7/23 12:07
野球の規則
DNA
自由詩
3
11/7/23 12:02
傾ける
草野春心
自由詩
6*
11/7/23 9:34
優しくありますように
麒麟
自由詩
2
11/7/23 8:55
天竜川
nick
自由詩
4*
11/7/23 8:53
あなたに。
とら
自由詩
0
11/7/23 7:48
傘
沢村 俊輔
自由詩
2
11/7/23 7:22
名人戦
花形新次
自由詩
3*
11/7/23 7:03
蜻蛉の空
yo-yo
自由詩
7*
11/7/23 6:20
通告
アラガイs
自由詩
1*
11/7/23 5:51
楽しめること
藤鈴呼
自由詩
2*
11/7/22 23:53
スカルミ リオーネ
6
自由詩
1
11/7/22 23:52
すず やみ
砂木
自由詩
5*
11/7/22 22:44
無料な訳が無い
TAT
短歌
1*
11/7/22 22:34
やみまどり
砂木
自由詩
7*
11/7/22 22:26
赤らみが引いた後で
yuugao
自由詩
0
11/7/22 22:11
夜に逃げる影
朧月
自由詩
3
11/7/22 21:24
3385
3386
3387
3388
3389
3390
3391
3392
3393
3394
3395
3396
3397
3398
3399
3400
3401
3402
3403
3404
3405
3406
3407
3408
3409
3410
3411
3412
3413
3414
3415
3416
3417
3418
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
4.68sec.