まき水をしてみる
夕立を誘うように

蜃気楼の先から
風鈴電車が走り抜けてくる
虹の橋がゆっくりと空へと伸びていく
...
いいよもう
かまわなかった
びしょ濡れの犬のように
疲れはてて

いいよ
最初から
屈服するしか
なかった

かまわなかった
ひとを
殺してもいいくらいに

ひとを殺し ...
それはいつもそこにあるから
しかたなくて
必死にいのちを擦りあった

てんてんと開いたあなから
すこしずつながれだして
しかたないから
必死にいのちを擦りあった

かなしくもない ...
有人飛行 月面到達

周回軌道 円環

空転 

ねえ、僕たちがこうして回転していることに意味はあるのだろうか

科学者は様様な発明をした、

月までしか行けないこの飛行機も彼 ...
大人になりたい
≦大人になりたくねえ


楽しい=楽だと思っていたい


いつまでも少年マンガの主役を演じていられるキャラでいたい

くだらないポリシーを貫き通しながら
...
走り続けると苦しい

少し立ち止まってみると

コスモスのお花が目に入りました。

(ああ、そういえば

小学校4年生のときの担任の佐藤先生が

「コスモスは雑草なんだよ」って
...
 
 
 
【10 Years】
 
 
 
 人は想像を超えるほどの悲しみを目の当たりにしたとき
 本当の意味での絶望を知る

 あれからもう十年という長い月日 ...
にきたまの
ささめきと。
どろつちの
ちんもくと。
今宵の風も
黒雲をはらい。

にきたまの
ささめきと。
どろつちの
ちんもくと。
雨のよは
ほかになし。

黒蝶貝なる
...
{引用=たとえばかつて

真っ白なキャンパスを前に
僕は少しの不安と
多くの期待に似た興奮を覚えていた

ように思う

つまりは
人の記憶は曖昧なもので}




目覚めた ...
きょうはどないや

おまえの宇宙の出来栄えは

なあ?

大好きやで


人生ってもぐらたたきみたいや

ずっとたたいてんねん

たたかれてんねん

未来は変えること出来 ...
都会はとても静かで
ちょっとかっこよくなりたくて
屋上に出たりする

前髪があるのも似合うねぇ
と友達が言ってくれた
少しずつ、変わるもの


都会はとても静かで
顔のわきっちょに ...
奴らだって音に

気持ちをのせているのだ

無意識にかも知れないけれど


奴らも気持ちをのせているはず

無意識なぶんかえって根源的な

奴らも気持ちをのせているはず


奴らだって音に

気持ちを ...
苦しみに苦しみ
私の求めるものを追求する
“I need your help. ”
“What you need is your happiness or my help? ”

“You ...
あれから、どのぐらい時が経ったのでしょうか。

今でもあなたのことを思い出すと、胸がどきどきします。

もう、あなたの声も、しぐさも忘れてしまいそうなのに

不思議なものですね、

瞼 ...
深夜二時の静かな夜
てらてらと月が笑っている

朝焼けとともに草木は目覚め
さわさわとお喋りを始める

やがて歯車達が目覚め
ぎしぎしと電車に乗り込む

僕はそれを横目で見ながら
...
僕のキボウたちが
帰還した
脆弱で
ふわふわと
吹けば飛ぶような

キボウたちは
希望の面をかぶった
苦悩かもしれない
でもそんなことは
もうどうでもいいのだ
キボウたちは
...
やさしい人はどこですか、と
尋ねることばが多すぎるので
空はすっかり無言です

晴れ渡る青空の日も
雨の日も
風の日も
空には無言が広がります

だから時には
黙って空 ...
いすのないブランコが
かぜにゆれている

きっとあれは
おばけのブランコなのだ

ふざけてしゃがんで
ブランコのるふりしていると

かぜのこえが
こどものこえがきこえる ...
鏡を見つめるわたしの目の中に、
鏡を見つめるわたしの目が映る。
(ひとみの中で、鏡像が無限に連鎖する。)

鏡の回廊、光線の無限反復。
鏡の回廊、すべてのものを閉じ込める。

瞳のなかで ...
くろく、くろく、くらい空。
雨の音がきこえる。
天井のうえ、
雨の音がきこえる。
空と屋根との多重唱。

埃積もった机のうえの、
十年遅れの怠惰な時計。
秒針だけが独りできざむ、
十 ...
探し物をしている
今朝の気がかり
思い出せない名前

探し物をしている
ゆっくりそれでいて少し
あせりながら
だって今日がまた
終わってしまうから

見つけ出せずにいるのは
小さ ...
れいぞうこをあけると
いつかのなつの
せみのこえがきこえる

わたしは
トマトをひとつとりだし
つめたいそれにかぶりついた

れいぞうこをしめると
せみのこえはやみ
ト ...
今日もいつも通り
という自覚もなく

今日もいつも通り
という毎日が過ぎ

今日もいつも通り
私の隣には君がいる


だけど突然

底なし沼にハマるように
記憶に足を ...
私が私を見ている
不格好な背中が憎い
お前、なぜそこに居るの

私が私を見ている
丸まった背中が悲しい
お前、どこへ行くの
どこへ帰るの
鬼には非ず
母の背に
握りこぶしを
つくりて仕舞う
 
 
台所に行くと小さな深海がある
水圧で食器洗浄機が潰れている
よくあることだね
きみが見たこともない魚を
きれいに包丁でさばいている
時々あることだね
たまにあることだね
 
...
一足早い中国の秋

人恋しい季節

たどりついた河北の地で

気の早い寂寥が

僕をつかまえる

もう出会えないかも知れない

あのひとの笑顔を

残してきたのは

や ...
分厚いクチビル突き出して
隣のOLの耳元で
「サトウさん、ちょっと今晩付き合って」
「部長とのこと全部知ってんだよ」
一見いい人そうだけど
誰しも薄暗いところはある
だけど
うーうー、だ ...
ある夜
激しい異臭がして
ベッドから飛び起き
電灯を点けて見ると
テーブルの上で
俺のドッペルゲンガーが
ジャージを膝まで下ろし
脱糞していた
蓋の開いたノートパソコン
和式便所と勘 ...
空にポッカリ満月が

月が
月が
月が

幽玄な月が

稜線の上に
屋根の上に
ビルの谷間に
窓の隅に
小さな水たまりにも
澱んだドブにも

無数の月が

ゆらぐ水面 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノウゼンカズラ花キリン自由詩4*11/9/14 6:15
はるな自由詩211/9/14 2:59
untitled自由詩611/9/14 2:48
有限飛行機レミング高濱自由詩0+11/9/14 2:14
大人。ぶらっくす ...自由詩111/9/14 2:05
佐藤先生へあきひめ自由詩111/9/14 2:01
10 Years綾瀬たかし自由詩111/9/14 1:22
雨の夜につむ自由詩3*11/9/14 1:12
架空の書庫組曲自由詩111/9/14 0:54
宇宙の出来栄え吉岡ペペロ携帯写真+...711/9/14 0:12
東京タワーのあかいろはみぞるる自由詩411/9/14 0:10
虫の音吉岡ペペロ携帯写真+...411/9/14 0:03
I need Love my own!ペポパンプ自由詩2*11/9/14 0:00
初恋藤村 遼太自由詩011/9/13 23:55
それぞれの朝うずら豆自由詩111/9/13 23:32
あしあとシホ.N自由詩511/9/13 23:15
やさしい人はどこですか千波 一也自由詩4*11/9/13 23:06
おばけブランコ小川 葉自由詩111/9/13 23:00
無限回廊あまね自由詩6*11/9/13 22:54
時をきざむもの自由詩3*11/9/13 22:47
見つけたいもの朧月自由詩211/9/13 22:24
かたち小川 葉自由詩311/9/13 22:19
惑いの記憶COCO自由詩911/9/13 21:00
私の背中青井とり自由詩311/9/13 20:55
長押 新自由詩1*11/9/13 20:52
浮上する、朝にたもつ自由詩611/9/13 19:49
中国の秋ジム・プリマ...自由詩2*11/9/13 19:38
火曜日版のアナゴさん花形新次自由詩1*11/9/13 19:21
リアルマッコイ和田カマリ自由詩6*11/9/13 18:25
満月の夜にwako自由詩211/9/13 17:23

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加筆訂正:
彼女らはいずれも澄み切った声をしていた/吉田ぐんじょう[11/9/14 3:31]
2011/9/14 改題。「女の子たち」→「彼女らはいずれも澄み切った声をしていた」
5sec.