車椅子に乗っていた

おじいさんは『トキサン』
とゆうらしい。



腕と鼻に管をつけていた。



看護婦さんが車椅子を押すと

何度もすいませんとゆうのだった。
...
思い返せば、
みじかい言葉でした

苛立ちも
かげぐちも
願いでさえも

今となっては
レンズのない顕微鏡のような

役立たない、とは
言わないけれど

言えないけれ ...
雨を眺めていると
胸の奥が軋みだす
いつかの転んだ日の傷を思い出して
こんな日に新しい服なんて
着てくるんじゃなかったと ...
草木には命があるんだ
噛み締めて 帰る
俺の衝動…
何も無い日曜日の家路
資本主義の終わり
そしてユーロの崩壊
アメリカの没落…
そんなものだろう
人間の営みなんてものは
ちいさな茶色いケーキに

彼女がろうそくを燈した

それが光のなかで赤あく見える


あでやかなせつなさが

いきものみたいだった


ちいさな茶色いケーキに

彼女がろうそくを燈した

それが光のな ...
可視化したものだけを残して、後は全部切り捨て、無常という薄い備えを敷いて重なろうとしている。男と女は、言葉ではなく、重ねた肌の温もりでもなく、濡れた余韻でもなく、汗ばむほどに不安なのだ。

二 ...
水たまりに映る月影
安堵の帯びる人々の話し声
再び訪れた平和

通りはいつもより少しだけ明るい
 彼らはわたしだ。わたしたちはゴミ候補だ。突き詰めればつまり同じゴミだ。ゴミとしての先達があんなふうに行ってしまって、ゴミ候補○号(いったい何号?)は動揺している。わたしは免許証と、不味いキャスタマと ... a o i


d i d i


ぁ ssssssssick  ナガソデ

至急 was it 詩 を っ

hey 廃  ai oOoOO ...
やまないあめの
のきしたでまっている

おじぞうさんが
むかえにくるまで

ひとがてのひらを
あわせている

いのちが
あめになるまで
とにかくそこを
くるまがはしっていく

おもいでよりはやく
きおくにたどりつくまえに

いしきがとおりすぎていく
なにもみないまま

みなかった
けしきをのこして
...
気分が乗らなくて机の上に無造作に放った手紙。数日経ってその封筒を見つけた時、中身を見てもいないのに
「あぁ、とうとうこの時が来てしまった」
と思った。

見覚えのある字で宛名が書かれたそ ...
靴下をはいた雨が
廊下を明るくたどる

つめたいの 爪に隠れる
雨の手

この指で消えてしまうと
笑いこむ 

トタン とたあん

泥つぶ ついた足
で ごめん



...
台風接近のニュース聞きながら二十世紀剥く皮の渦よ 2006年10月16日
森美術館にて。

講演、シンポジウムより抜粋。


火の女
もの凄い炎の手前に立つ
女のシルエット
突如、女は水に飛び込み
炎は序々に水面のような様相を呈し ...
あおいコーヒーミルが回す秋 甲高い声が耳に障る
「A型だから」
と、彼女は言う
ああ言われてみれば
そんな気もしてくる
取りあえず笑っておく
これで済まされる気がする

ジャケットに袖を通す
「キャメルが人 ...
{引用=   精液が夜に喪い、形のようなものを、
  鮮やかさに押し込めるために、闇を乳白
  にしてゆく、スローに叩かれるエンター
  キー、ポットで黙るコーヒー、まだ幼い、
  少 ...
止まっている
と言われた
アルバムの狭間で色褪せていく夕日だ
と言われた
食べかけたパスタの山麓で
僕は唇を噛み締めた


進め!


滞っている
と言われた
だまし絵の ...
うそでも
すきだと
いわなかったことが
わたしのおおきな
足かせになり
あなたは
いまや
かるがると
海のうえをとんでいる
       
この頃はパソコンを筆の代わりにしている 
指先だけが大きく成長して脳の一部は退化してしまったが
それでも老いの防止にはなるからと
漢字などの変換機能に思考の一部を委ねている
...
君は素足でやって来る

秋の降る中を

夏の匂いを僅かに残して

僕は茫然として立っている

秋の野に火がつくのを見つめながら

まるで古代の儀式のように人が

人を殺して ...
もも胎児
ももたろが うまれるまでの ものがたり は
ももの森の雨の日も もちろん ももの匂い
雨のむこうの冬の そのむこうまで もも胎児は ももの中

さくらの森の雨降りが 桜餅の匂いが ...
浸水した夢を走る銀の列車
空洞の線路には星屑が降りつもり
ちいさな灯りの駅を次々に後方へ跳ね飛ばすたび
蔦草のからまる最深部へと
どこまでも潜り込んでゆく


顔の見えぬ乗客とふたり
...
午後の間は
だらしなく流れていく
日に日に増えるニキビをこすりながら
お化粧をするたび
風が強く吹く
ミルク珈琲と泥の区別もつかない
コーラと珈琲の区別もつかない
朝焼けはわたしなど無意 ...
月の見えぬ夜はどこか淋しげで 
そこに存在しているはずなのに 
覆い隠され見えぬ姿は 
人の心と同じ  

本当の自分など 
考えてもわからない 
どれが本心かなど 
もはや闇の中   ...
たろんと濃い夜が引かれる
水平線に揺れる海の端
海岸には塩の霧が立ち込め
撹拌されるライトの粒
カモメが飛び立ち
低空飛行で水面をめくる

きれい と、
改めて口に出さないと
慣れて ...
「アーァ、全身打撲のように痛む心!」
カナシミを忘れるために雨の中叫ぶ僕!

ニタニタと笑う老婆はまるで骸骨/死神の影と重なっている、僕を呼んでいる!
水溜りの中の世界は僕の顔と同じ鉛色だ ...
落下する精神の一滴
不毛の砂漠が拡がる

一滴の水はオアシスとなり得ず
砂礫の隙間から地下水脈に吸い込まれる

蒸発するのでは無い。
胡散霧散するのでは無い。

現実だと認識できない ...
トランク一つで旅に出よう
遠い遠い異国の地へ

木の橋を渡り森を抜けるのだ
憧れていたムーミンの家
扉をノックしたのなら、彼は出迎えてくれるかしら?

可愛らしいお家の中で、お茶 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
トキサンハリマ自由詩211/9/22 11:53
夜明け前千波 一也自由詩5*11/9/22 10:29
『ビニール傘』あおい満月自由詩6*11/9/22 9:53
日曜日の君に番田 自由詩011/9/22 9:26
ケーキ吉岡ペペロ携帯写真+...411/9/22 7:23
一つの内なる形花キリン自由詩1*11/9/22 6:37
嵐が去った後れもん自由詩411/9/22 1:35
七坂心中paean自由詩011/9/22 1:04
rythemdi.di.自由詩011/9/22 0:25
雨宿り小川 葉自由詩511/9/22 0:18
透明高速道路自由詩111/9/21 23:46
秘密。ときこ散文(批評...211/9/21 23:27
影に ほのか砂木自由詩9*11/9/21 23:21
二十世紀冬野 凪短歌1*11/9/21 22:24
何が人を謙虚にさせるのか小川麻由美自由詩1*11/9/21 22:23
窓辺よりm.qyi俳句211/9/21 21:43
鳥は何時から青かったということになったのか青井とり自由詩211/9/21 21:27
喪失へのコラージュ草野春心自由詩3*11/9/21 20:52
進め!nonya自由詩16*11/9/21 20:50
かせはるな自由詩311/9/21 19:24
パソコン花キリン自由詩411/9/21 17:52
触知する手yamada...自由詩111/9/21 17:36
もも胎児るるりら自由詩14*11/9/21 16:52
雨音の旅路つむ自由詩4*11/9/21 16:34
だらだらとした間奏曲のようなc自由詩311/9/21 15:22
月夜の迷い菜穂自由詩2*11/9/21 14:03
イルマオやや自由詩5*11/9/21 13:51
心理つみき自由詩011/9/21 12:57
一滴の水遊び……とある蛙自由詩8*11/9/21 12:14
脳内旅行三奈自由詩1411/9/21 10:37

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