騒がしさの中に、静けさがある。見える声と、見えない声がまじる。
出かける人たちや帰ってくる人たち。生きてる人たちが遠くへ行き、死んだ人たちが遠くから帰ってくる。
生きてる人と死んだ人が、見えないど ...
東野から山科への地下鉄は銭湯の匂いがした

紫色のシートに座り狭い車内を見渡していた

自由だ

自由だ

運がいい

夢から醒めたらそうするように

これからの気掛かりを探すのだった

自由だ

自 ...
42℃の
アスファルト

ながめながら

冷えた部屋で
毛布

くるまり
92℃の
コーヒーを
飲む

そんな
かんじで
幸福が
だんだん
遠ざかっていく
...
言葉はすでに
意味を 捨てた
俺は死にたい
木の 幹として
みんなどうしているのかわからない
それとも 僕に友達はいただろうか
夜の闇は深すぎる
今の自分を越えて行くには
車もなかった
ハドソンリバーの向こうに、
ブルックリンの光が散らばる
...
夏の底では
夜が冷える

縫い合わせた理性では
この泥濘は超えられぬ

凍ったラムを
コーラで溶かす

溶けきる前に
罵倒しに来て
 この季節にはめずらしく、お空の青い日でした。上人さまがいらしったときにはもう、わたしの指先はつよい陽射しにあてられて、だるまのようにずくずくと溶けはじめていました。墨染の衣の上人さま。ずっと待ってい ... 凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し

おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない

そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?

恋でもない
愛しさでもない
同情で ...
わたしは見守る
この地が安らかであることを

わたしは願う
この地が栄えることを

わたしは祈る
この地が笑顔で満ち溢れることを

この身が朽ちるまで
この地を抱き締めましょう

この地の人々の営みが ...
汚れた布を剥ぐように一日が終わろうとしている
最後に君は精一杯の化粧をするみたいに
うろ覚えの心を駆使してそうだ
うたを、うたを、つくるんだ

ギターの弦は錆びていて
...
百合のつぼみが白く垂れている

セミが電気設備のような音をたてている

葉が揺れている

オレンジと黒の蝶が羽根をやすめている

影が揺れている

緑がひかりで黄ばんでいる

...
赤子のように

愛したひとがいた

しあわせだった


はじめて知ったひとの乳首を

赤子のようにさがした

姿が見えなくなったり

声が聞こえなくなったりすれば

泣き ...
倦怠感と働くことを考えて薬を止めてみたけれど
辛くなって。

だから
今日はちゃんと
薬を飲んで
眠ろうと思います。

闇に想えば
どうか
あなたを愛す
夢を見れますように。
 安っぽいネオンに浮き上がる壁のシミ、年食った売女のためらい傷にデカダンスすら感じながら、油臭い路地裏につっぷした浮浪者の踵、また、その頬に刻まれた皺、それらの造形美に酔うことだって平気で、若い君は強 ... わたしは
だれ
だったかな

忘れたくないのに
薄れていく

赤々としていたのに
薄くなり
桃色になり
白になり
無色になって

鋭い刃物に
怯えて

色も体温も
...
あなたもそうだろう

死んだらまっさきにあなたの過去にゆき

ぼくはあなたに寄り添うから

ぼくはあなたに寄り添うから


幼稚園のときいじめられっ子だった

でもいじめっ子たち ...
町を歩く

暑くて疲れたら

喫茶に入る

寂しくて暴れそうなら

ビルを見る

線路を見る

セシウムさんかあ

ストロンチウムさんかあ

この光のなかにもいるのだろう
人は過ちを犯しながら
成長してゆく
偽りの仮面に
秘めた笑い声

自分の首を絞めて
快感を味わう。
自分の胸に短剣を
突き立ててみる。

戻れないあの時
夢の為に生きていた
あ ...
ふざけてばかり
まともな事を言わない。
人が嫌がることばかり
理性などない。

愛の汁を吸い
大きくなる。
命が軽い
人を不幸にする。

酒に酔い
それでもトカゲの様に
生きて ...
もはや貴様は
逃げられない
悪い方へ引き
擦られて行く

もがいてもがいて
苦しんで苦しんで
どろぬまにはまる
もう貴様は墓の中

そうだギターをはじめよう
誘惑されてその気にさ ...
陽は沈んだ

永遠とはなんであろうか

繰り返すことが

永遠ではないことは分かっている

それでは永遠とはなんであろうか


ひとつとしておなじものなどない

だけど

おなじふりをして繰り返してい ...
いのちにいろがあるとしたら
なにいろでしょうか

たいようみたいにあかいのかな
おそらみたいにあおいのかな
ゆきみたいにまっしろなのかな
もりみたいにみどりなのかな

いろいろないろを ...
予定を踏み込んだため
機構が前上がりになってしまった。

何かの感触で
一連の動作と出来事が、後退りとなる前に
どうにかして機構を前向きにしなくては。

そうだキャスターがいい
キャス ...
 
 
陸地では使われなくなった文字が
水槽に降り積もっている
僕はエスカレーターから
その様子を眺めている
前の人の袖が
風のようなものに揺れて
明日になれば
おそらく別の人の後ろ ...
纏綿の、
六じょう縊首の面々は、
ゑ、ゑゑゑゑつ境、
ひひひ、ひつ竟、
ご社、ご輪とも、
ご捨、ご解とも、
ご生と、

愚主「ひきぬ口輪は、とばでしょう」

どうしょうととて、天面 ...
  ゆうぐれのいろを
  おしえてあげたいけれど



  かすかなひびきでさえ
  てのひらにつつんで
  あなたにあげたいけれど
    


  ふれることから
...
どんぶり一杯の葉
あなたはそれを
毎日食べているので
肌がうっすら
緑色に変わってくる
緑色のままで
接客も料理もする
時々、糸を吐き出す
 雨の日には川辺に佇んで
 君はいつも微笑んでいた

 横顔に纏わりつく細い髪の先へ
 指を伸ばせば大気は凝って
 堅く透き通っていく指先
 眸の奥へと逃げる想い

 澄んだ硝子玉のよ ...
僕らは夢を掴むために本当に努力をしているのだろうか

「成功する鍵は時間だった!」「書くだけで夢が叶う手帳」「聞くだけでシアワセになれるCD付本」など
夢を叶えるためのノウハウが書かれた本が巷に ...
さっき捕まえた蛾が
腹をひくひくさせていて
卵を産むのかと思う
葉の上に置いてやると
動きが止まり
腹を破って
なにかの虫がこぼれる
その虫が世界に広がる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
そこには誰もいないyo-yo自由詩8*11/8/8 6:15
山科にて吉岡ペペロ携帯写真+...311/8/8 6:01
50℃はるな自由詩411/8/8 1:37
死んだ心番田 自由詩311/8/8 1:36
NY五年目自由詩211/8/8 1:15
ラムはるな自由詩211/8/8 1:11
雪仏paean散文(批評...111/8/8 1:07
凸凹森の猫自由詩23*11/8/8 1:07
平安の地洞野いちる携帯写真+...111/8/8 0:21
夕暮れみたいな明方がかわいた声を探すころホロウ・シカ...自由詩4*11/8/8 0:16
ある夏吉岡ペペロ自由詩611/8/8 0:15
赤子のように自由詩311/8/7 23:49
2011.08.07はなもとあお自由詩8*11/8/7 23:28
失われた二十年ゆえづ自由詩311/8/7 23:17
開かない扉と刃物もずず自由詩111/8/7 22:37
タイムマシン吉岡ペペロ自由詩511/8/7 22:33
セシウムさん携帯写真+...211/8/7 22:33
全てを学問の為にペポパンプ自由詩3*11/8/7 21:04
毒蝮三太夫自由詩3*11/8/7 21:04
蟻地獄自由詩2*11/8/7 21:04
永遠の愛吉岡ペペロ携帯写真+...011/8/7 20:55
いのちのいろ洞野いちる自由詩611/8/7 20:06
貝が開く、貝を開くyuugao自由詩3*11/8/7 19:45
追いかけっこたもつ自由詩711/8/7 19:20
安泥古月自由詩2*11/8/7 18:16
あなた草野春心自由詩411/8/7 17:35
グリーン春日線香自由詩311/8/7 17:23
雨の日には夜雨自由詩211/8/7 17:07
僕らが成功できない理由洞野いちる自由詩211/8/7 14:47
拡散春日線香自由詩411/8/7 13:06

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