あるひるさがり
わたしたちは
ひとのふりをして
おしゃべりしていたはずなのに

あなたはとつぜん
てのひらをあわせて
わたしをおがむのだった

どうかじょうぶつ
してく ...
世界を征服した、孤独な高い塔の上から 
広い地上を見下ろすより 
たった数人で集う、ひとつの場所を 
素朴な{ルビ日向=ひなた}でみたしたい 

「私は正しい人である」 
と胸を張るより  ...
熱暴走を恐れている
いつブチ切れルかオドオドしながら
キーボードを叩いている

送風口に手をかざし排気の熱さに眉をしかめ
キーボードを持ちあげ底板に手を当てて熱さに一喜一憂する

そんな ...
・本日より9月15日まで限定(9月16日には過去ログに入れます)。
・23歳以上の方の投稿を募ります(上限はありません、年少者の年齢詐称についても特に追求はしません)。
・本の感想に限定します。た ...
久しぶりに

アルコールのウエットティッシュをだして

ノートパソコン拭いたんだ


昼も夜も

暇さえあれば通話して

メッセージ交換して


キーボードなんかすご ...
明日はうつくしい晴れになるでしょうと
天気予報が告げた直後
午後の街のやさしい死に顔を
にわか雨が柔らかな水柱にとじこめていった

     ***

 実験用の裏庭でカエルが鳴いている ...
工事ランプは今夜も寂しくて
車もまばらな夜の向こうには
灯るような、三日月

いまとなってはどんな言葉も
傷をかばうための
道具でしかないのなら
せめて
こまめに
踏むし ...
  そこに
  動かないものがあったので
  蓋を開き
  白い花弁や
  視線や
  高層ビルなどを
  挿してみた



  動かないものは
  動かない
  闇を ...
全てを奪い去った津波/何も見えない真っ暗闇
ズタズタにされた北日本/それでもいい現実を見よう
幸せだった日々が一瞬で消し飛んだ/それまでが幸せ過ぎだった?
テレビで見るとまるで映画/一体これは誰 ...
私にとって秋とは

頑なに厳しい父ではない

寛大な母ではない

余命宣告をされた母方の祖父である

モルヒネに朦朧としながら必死に生を説き続けた母方の祖父なのである

それを今 ...
おとこになりたかった朝
帆は灼熱の陽を浴びて地平をあとにする
浚われる嵐のなか
深い足元の
秘密の入り口を手繰り寄せながら
画の空を目指す
幾千もの夢を乗せて

引き寄せる ...
コップへ注いだ水を飲んだら溺れてしまった

「陸で水を欲するからさ」
俎板の上の鮎が嗤う

だらだら、というよりはすらすらと、皮膚の上を汗が流れていく
視界の隅で蜘蛛が歪む
首筋が  ...
  

ザリガニ採りに
のぼる坂道
夕日寺公園
一番きれいな
夕焼色の真っ赤ちん
採って帰るから
トンボと一緒に待ってて
幼い頃で
待っていて

いつか僕も
と思っていた
...
死ぬって
いなくなるってことなんやね
もうあえない
あえるうちに
あいにいけばよかった
これからあたしは
何度そう思うんかな
なにがあたしをひきとめたのか
風にきく
太陽にきく
こ ...
* そよ風が 頬とカーテン 撫でて行く

夜になると 気温もグッと下がって
汗だくだった身体も 
少しダケ 涼を 取り戻すけれど
ピタッと張り付いた シャツは 脱げない

サラっとした  ...
透明な玉の中
に圧縮されたそれがバチバチとはじけ爆発して外に飛び出したらどうなるのだろうと思いワクワクしてしょうがない
そんな得体の知れない勢いを持ってる人ってどんなんだろう

思わず解凍 ...
あの人には
あの人だけの言葉があることを知って
それを聞き洩らさぬようにと
心を砕いた時もあったけれど

いつの頃からか
あたしは
それをやめてしまって
やめてしまったら
あたしは
...
バットふれバットふれ
空振りでもいいからバットふれ


空を振れ
空を振れ

ふりでもいいから
空を振れ

そのうち
本当のことになるから


ビュンビュンって
真実 ...
草陰の首輪
青には小さい青の花
はみ出てはこぼれ
午後に集まる


六つの爪が
頭を光に傾ける
ひらき 突き立て
つかみ 揺さぶる


二本足の飛べない生き ...
日は落ちても、
積み荷は減らず、

思考は
水底の虫のように
降り積もる澱のなかに
埋もれてゆく

明日はまた違う明日だとしても
私はいつまでも
変わることができずにいる

そ ...
雲を帽子に四人の巨人が
千住の街に立っている
頚に銀色のネクタイをつけて
黒い服を着ている

ぼくが手をふると
こちらをみおろす
狭い路地に入っても
のぞいてくれる

走る電車の窓 ...
長いご無沙汰でした
白い空白に一筆を付け加えました

青空が何もなかったように通り過ぎて行きます
なんとも清々しい朝です

昨日から考えに考えて
しぼり出した一言ですが微妙にバランス ...
夜が明けた。
冷酷な夜の鶏(とり)のサイレンの。
そうそれ無機質な(夜気)にひそむ
明けない呼吸
幸運の切先が彼の外套の端を捉えたとき、

彼には影が無い


嘆きの壁に頭を打ち続ける紳士

彼の首から上は消えて

ビルの中空を縦に漂っている


狙撃された男が立並ぶ
...
わたしたちは知らない
夜の闇のいちばんふかいところで
じっと目をとじ 夜をつむぐ
夜の織り人がいることを

あらゆる夜の恩恵をもたらす
ものを語らぬ夜の織り人がいることを

夜のしずけ ...
夜は眠るべきものだということを、少なくとも一日の終わりには眠りがあるべきだということを、あるときとつぜんわたしの体が忘れてしまった。とつぜんにだ。眠ろうとすれば、眠ることはできた。ただし四十秒ごとに目 ... 俺にとっての人生とは一体何なのかと思った…
今日も道を歩いてもそこに誰もいないのがわかった
仕事中によぎるのはアメリカの西海岸の風景と
金がなければ権力もないのだということ
そして私が無力 ...
みとめよう 夏は終わってしまったし あなたをぜんぜん愛してなかった

溶けているアイスクリームの傍らで 吹けばとぶような恋をしていた

場所なんてかまわなかった 季節なんて名前なんてかまわなか ...
届かないものに
届こうとした
愛せないものを
どれだけでもいいから

抱けないものを
愛そうとした

遠浅のような悲しみを
泳ぐしかなかった
溺れかたしか
知らずに

どれだ ...
素直になろう

ココロの底の
声をきいて

素直になろう

諦めきれないのなら
そのままでいい

自分にウソをつくのはやめよう

これだけ焦がれる気持ちには
逆らえない

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おかわり小川 葉自由詩111/9/16 0:03
天の声 服部 剛自由詩511/9/15 23:55
熱暴走に相対できないkauzak自由詩4*11/9/15 23:26
【期間限定〜9月15日】23歳以上の人の『夏休み読書感想文』 ...過去ログ倉庫11/9/15 23:05
なでなで一酸化炭素自由詩011/9/15 22:12
裏庭に唄うカエルつむ自由詩2*11/9/15 21:32
逃げ道を照らせ千波 一也自由詩9*11/9/15 19:45
動かないもの草野春心自由詩511/9/15 18:42
3.11 (駄作だなこれは)SEKAI ...自由詩011/9/15 18:16
枯れるまで生きるから徘徊メガネ自由詩311/9/15 16:00
うみへアラガイs自由詩2*11/9/15 14:03
陸で溺れるつみき自由詩611/9/15 13:33
のぼる夕日AB(なかほ...自由詩311/9/15 12:59
いつもの場所にいない君朧月自由詩111/9/15 11:55
ぱや虫藤鈴呼自由詩4*11/9/15 11:52
遠足ぶらっくす ...自由詩211/9/15 10:13
blue自由詩811/9/15 10:12
空振り三振ぶらっくす ...自由詩011/9/15 10:10
降り来る言葉 LIV木立 悟自由詩211/9/15 8:55
水底の虫結城 希自由詩511/9/15 8:32
お化け煙突殿岡秀秋自由詩911/9/15 6:42
手紙花キリン自由詩4*11/9/15 6:26
呼吸こしごえ自由詩2*11/9/15 5:56
ショート/ショート/ショート高濱自由詩111/9/15 3:37
夜を織るひと佐々木青自由詩311/9/15 2:50
睡眠はるな自由詩111/9/15 2:50
明日からどこにいけばいいのかを考えた日番田 自由詩011/9/15 1:32
かまわなかったけどはるな短歌6+11/9/15 1:05
届かないものへ自由詩111/9/15 0:52
素直になろう森の猫自由詩12*11/9/15 0:09

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加筆訂正:
リアルマッコイ/和田カマリ[11/9/15 17:34]
ごめんなさい。文字通り、一連、挿入しました。
5sec.