少しずつ息をはく朝
忘れてしまう 私だけが
曇る壁ごしの声は
緑がかった海の中で揺れて
いつしかぬけがらになって
晴れた空に映した呼吸と
藍色になりたいという君に
白い花を贈ろうと願 ...
ロックは重要なテーマなのかもしれないと、先日の只野氏の意見によって私は気づかされている。ところで、ロックは本来一体何を歌っている音楽なのだろう。そしてそれを取り入れることは我々日本人にとって可能な ...
テント 笑い顔 喋る婦人
前歯 黄色の乞食 街街燈
自家用車 前庭の芝 スプリンクラー
化石 鸚鵡貝 耳 ドローイング
豚の顔 使用人 屠殺 思考
暴動 ナチズム 自 ...
雨や雪やもしくは火山灰
降り積もるものに閉ざされるとき
あおぞらに解き放たれた高層雲が眩しいとき
それら、数え切れない
ゆえに無限に近いものを見上げるとき
からだは静かな楽器になるのです
...
リアルな夢を見た日は
夢と現実の区別がつかなくて
夢の世界では
目の前にあるものと現実とを混同して
おかしいなぁとかいって頭をひねるし
現実の世界では
この間はこんなことがあったはずな ...
たいらな部屋のなかで
やわらかな肉をおしあてて
唯一息をしている
しめった砂で
からだを洗い
唯一
息をしている
そのまま
思いをかたむけて
こぼれたら
逝ってしまった ...
いざとなったら
夜もきみのせい
世界がおわりかけてるのも
ジャムがあんまり甘くないのも
泣くまえに
からだを開きなよ
いざとなったら
愛をうろつき
ともしびを踊らした
石壁にもうひとりの
ぼくが伸びて
あなたはもう帰らない
大地からの合唱のあと
ぼくのソロが
さびしくにぎやかに
夜 ...
酸性の雨粒が矢のように
僕の身体を貫通する
同時に精神までも
錆び付かせ蝕んでゆく
狂い始めた命は
くるくる回って遠心分離
泣きたいほどの自己防衛
不純物を弾き飛ばせ
...
夜
蝉が鳴く
孤独を切り裂くように
何処へも
もう
いけないことを悟っているように
性急に 性急に
夏の生ぬるい空気を震わせている
こん ...
拡がるたびに
笑みは昇る
照らされる土
くちもと
数えます
沈みます
報告する
雨の道
ふちどりが
音になり
閉めても閉めても
吹いている
...
苔生した石の階段を滑らないように注意しながら、八月の名残にべっとりと濡れた九月初旬の山道を僕らは登り続けていた。装着して三ヶ月になる義足の感触にも君はずいぶん慣れてきたみたいで、隙を見つけては ...
途切れた糸
それでも僕は
忘れられない
そのふわっとした笑顔が
でもちょっとシニカルな
途切れた糸
ほつれるなんてないはずだった
無限のさざ波のように
花柄のワンピースが
...
すべてがあなたの声だった
忘れたいってもがいていた
ときどきあなたが
自身のことをよく言わないとき
ぼくはあらゆる悲しみになっていたよ
すべてがあなたの声だった
忘 ...
じゅうしょはしらないけれど
かおはよくしっている
むかししたくだらないはなしの
ないようもよくしっている
きみはだれなのだろう
れんらくさきさえしらないのに
わたし ...
それって国芳だろーエド・ハーディー
浮世絵パクって儲けてるエド・ハーディー
その牡丹は中国だろーエド・ハーディー
南画からもイタダキのエド・ハーディー
刺青の本場から言わせてもらうと
あんた ...
フェンスがどこまでも
長く続いている夏
午後、知らない所で
知っている人は逝った
乗客も乗務員も置いて
青い列車は海に向かって出発する
座席には誰かが忘れていった
大人用の眼 ...
とんとん ふわり
軽やかに
嘘をついて まわりましょう
さあさあ どうか
鬼さんこちら てのなるほうへ
はるか明日をながれてゆく、あいまいなけむり
大きなくろい灰につつまれてしまって 見えないけど
あたらしいめざめを待っている
無数の とじられた視界のとなりで
あたらしいものがめざめる ...
もう、使わない言葉なら
勇気をもってさ
捨てましょ
ぽいって
昔はよく使ったんだけどな
なんて感傷にひたって
夕日のなかで微笑んで
捨ててしまいましょ
・
...
「明日も雨、降るのかな。」
「綺麗な月が出てたから、きっと晴れるわ。」
5.
黒い服
白い首飾り
海底バスに乗って街を行く
灰色の上空には
ゆっくりと沈み来る夕日がな ...
僕の心からメロディが流れ出て
この世を満たしてしまえ
この世が平和であろうと 戦争であろうと
僕の心からメロディが流れ出て
この世を満たしてしまえ
例え 君が聞いていなく ...
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい
人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ...
胸に抱いた
ちいさな逸脱を
きみは、
そっと足もとにこぼして
かなしげな
落ち葉のように重ね
どこか、
もっとかなしげなところへ
...
勤め帰りのバスはゆりかご、まどろみの中で 死ねたらいいのに
誰が為に 花は咲く
野の風に 消えゆく涙
こぼれた思いが 君を追って
私の背中を 押した
60cmの足取りは
高さ7cmの靴に変わり
多分 そのうち三点倒立
もうすぐ 木 ...
台風あけて
俺は追憶する
台風の夜を
追憶するのだ
こころは七転八倒していた
傷を唐辛子にすりつけて
俺は七転八倒していたのだ
台風あけて
俺は ...
竹藪は真夜中
地面を這うようにして
皿の破片や
古銭を拾い集めていると
突如として
立派な竹に行き当たる
触ると不思議に温かく
内からはほのかに光が漏れている
これは伐らねばなるまい
...
いつまでも泣いたり笑ったり出来るよう
二人で一緒になったはずなのですが
歳月と私の怠惰のため
君の目許には苦労の色が溜まり続け
随分と皺が多くなっているようです。
それでもとても奇麗だと
...
今日もだめだって
うつむかないでいいよ
許そうよ自分を
甘えるななんて
強がりの
人の真似しないで
どんな人も
どんな性の人も
歳の人も
甘えたいの
許されたいの
許 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぼくら
佐藤章子
自由詩
0
11/9/6 3:13
日本人に、ロックはできるかVol2
番田
散文(批評...
1
11/9/6 1:17
素描
高濱
自由詩
0
11/9/6 1:15
ふりつもるものに
たりぽん(大...
自由詩
8*
11/9/6 0:37
無所属
なぎね
自由詩
2
11/9/6 0:35
いきもの
はるな
自由詩
1
11/9/6 0:05
ジャム
〃
自由詩
1
11/9/6 0:00
ともしび
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/9/5 23:59
回転
うずら豆
自由詩
1*
11/9/5 23:55
夜の蝉
kauzak
自由詩
4*
11/9/5 23:34
ひとり 応え
木立 悟
自由詩
2
11/9/5 23:26
そして君はもしかしたら鳥になるつもりなんだ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
11/9/5 23:17
途切れた糸
うずら豆
自由詩
2*
11/9/5 23:13
素直にこころを
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/9/5 22:39
連絡先
小川 葉
自由詩
0
11/9/5 22:34
江戸派手絵
salco
自由詩
8*
11/9/5 22:00
青い列車
たもつ
自由詩
6
11/9/5 21:27
鬼事
一酸化炭素
自由詩
1
11/9/5 21:06
払暁
四帰
自由詩
3
11/9/5 20:37
言葉の日々
千波 一也
自由詩
2*
11/9/5 20:17
海底バス
村上 和
自由詩
4
11/9/5 20:13
満たしてしまえ
yamada...
自由詩
2
11/9/5 19:27
対岸のひと
恋月 ぴの
自由詩
29
11/9/5 19:13
逸脱
草野春心
自由詩
5*
11/9/5 18:20
穏やかに死ぬ
山岸美香
短歌
2
11/9/5 17:32
証
アヤメ
自由詩
1
11/9/5 15:12
台風あけて
吉岡ペペロ
自由詩
0
11/9/5 14:54
竹取
春日線香
自由詩
1
11/9/5 12:31
約束
……とある蛙
自由詩
19*
11/9/5 11:56
女神の祝福
朧月
自由詩
0
11/9/5 10:56
3395
3396
3397
3398
3399
3400
3401
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3403
3404
3405
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3407
3408
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3410
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3412
3413
3414
3415
3416
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3418
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3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
7.98sec.