探し物をしている
今朝の気がかり
思い出せない名前
探し物をしている
ゆっくりそれでいて少し
あせりながら
だって今日がまた
終わってしまうから
見つけ出せずにいるのは
小さ ...
れいぞうこをあけると
いつかのなつの
せみのこえがきこえる
わたしは
トマトをひとつとりだし
つめたいそれにかぶりついた
れいぞうこをしめると
せみのこえはやみ
ト ...
今日もいつも通り
という自覚もなく
今日もいつも通り
という毎日が過ぎ
今日もいつも通り
私の隣には君がいる
だけど突然
底なし沼にハマるように
記憶に足を ...
私が私を見ている
不格好な背中が憎い
お前、なぜそこに居るの
私が私を見ている
丸まった背中が悲しい
お前、どこへ行くの
どこへ帰るの
鬼には非ず
母の背に
握りこぶしを
つくりて仕舞う
台所に行くと小さな深海がある
水圧で食器洗浄機が潰れている
よくあることだね
きみが見たこともない魚を
きれいに包丁でさばいている
時々あることだね
たまにあることだね
...
一足早い中国の秋
人恋しい季節
たどりついた河北の地で
気の早い寂寥が
僕をつかまえる
もう出会えないかも知れない
あのひとの笑顔を
残してきたのは
や ...
分厚いクチビル突き出して
隣のOLの耳元で
「サトウさん、ちょっと今晩付き合って」
「部長とのこと全部知ってんだよ」
一見いい人そうだけど
誰しも薄暗いところはある
だけど
うーうー、だ ...
ある夜
激しい異臭がして
ベッドから飛び起き
電灯を点けて見ると
テーブルの上で
俺のドッペルゲンガーが
ジャージを膝まで下ろし
脱糞していた
蓋の開いたノートパソコン
和式便所と勘 ...
空にポッカリ満月が
月が
月が
月が
幽玄な月が
稜線の上に
屋根の上に
ビルの谷間に
窓の隅に
小さな水たまりにも
澱んだドブにも
無数の月が
ゆらぐ水面 ...
路地裏の縁台に腰掛け
はだけた胸元に
団扇で風を送り
茶請けに水羊羹
冷茶を一服口に含み
にんまり、
路地には打ち水がしてあり、
しおれかけた朝顔の鉢が
そこ ここ
遠く ...
安堵の表情を見せる半角英数字。
あやふやな下線の下心。
断末で響き渡る
Enterの音に合わせ
密かに口を空けながら
呼吸してみるのも
案外
悪くはなかった。
止まる一歩手前か ...
わがままな迷子のためのひつじ雲
お日さま連れてあしたもおいで
迷いのない軌跡を示せ飛行機雲
だれのものでも、いつのものでも
先端の爪にひそかに願いごと
...
月面に跳んで行きたい僕だけど決して現實逃避ぢやないんだよ
窓際に佇んでゐる猫がゐる月を見てゐるのか月に見られてゐるのか
毎晩のように潜水をする どこまでもわたしのことを忘れずにいて
風が強く吹いていたから心まで震えていてもおかしくはない
傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ
このやろう
雨だ雨だ雨だ雨だ雨だ雨だ雨だ
雨よふれ
傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ
傘をさせってんだこのやろう
...
何も応えない貴方は
私にとって死んだも同然。
武器の形をした島
地球上で最も凶暴な住民、ただしあくまで、潜在的に
ありふれてはいるが、空から見下ろせばその島は太平洋に浮かぶ拳銃にみえる、シリンダーのあたりから山となって人工の針葉樹林が ...
液体で生まれる
混ざりながら/ゆっくりと凝固する
凝固したら溶ける
液体になる
蒸発する
液体で生まれる
あいということ
いきること/しぬこと
中秋や林檎齧る音響きをり
今日
万の人が
死にました
今日
千の人が
死にました
今日
百の人が
死にました
今日
十の人が
死にました
今日
人が
死にました
...
こねこね
こねこね
小さな手に余る
大きな生地
こねこね
こねこね
非力な手に余る
硬い生地
ママが作った生地
ママが丸めた生地
ママがくれた生地
こねこ ...
ああ
うん、
ちょっと待ってくれ
考えているんだ
ええ
もちろん、
聞いているけれど
考えているんだ
感想を
箇条書きにし ...
シーラカンス
何処にも居場所が 無いっていうことは
何処へだって 行ってしまえるってことなんだ
どんな風になりたいか 望んでないってことは
どんな風にだって なれてしまうってことなんだ
...
咲き忘れたという曖昧が実を結ぼうとしている
ここに月夜の一滴の滴を置いた悪戯が
昨日のように蘇ってきた
悲しみなどという言葉の甘さに
蛍の群れは誘われて死んでいった夏は過ぎた
...
縄が切れた首吊り月のころんころん転がってゆく先の湖
黒猫を振り回している友達と目を合わせないように歩く
容疑者は「月がきれいですね」などと供述しており
日記には月齢を書く欄がある そ ...
人間蜘蛛 空洞回帰 地球卵
永劫孤独 極上下 ラビリントスの孤児毛布
円形劇場 エディプス口唇期
夢の先端 イドの眼底 逆さに写る反射鏡
コンタクトレンズ
宇宙収束 ...
言葉は槍だ
たった一言で…
人の心を…
傷つけてしまう。
言葉は花だ
たった一言で…
人の心を…
癒す事が出来る。
何気ない一言で…
泣いて笑って…
言葉って…
難し ...
ロックとは何なのかを考えてみよう。ロックの形式は一つであり、それはビートルズの登場によって完成された。ロックはムード音楽の形式の一つだが、それが、歌が歌われるものが代表的なものであるとする以上、実 ...
月夜に
クロール
前進は
藍を割って
どこにも
届かない
それでいて
暖かい
指先は
ゆっくり
夜に染まる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
見つけたいもの
朧月
自由詩
2
11/9/13 22:24
かたち
小川 葉
自由詩
3
11/9/13 22:19
惑いの記憶
COCO
自由詩
9
11/9/13 21:00
私の背中
青井とり
自由詩
3
11/9/13 20:55
拳
長押 新
自由詩
1*
11/9/13 20:52
浮上する、朝に
たもつ
自由詩
6
11/9/13 19:49
中国の秋
ジム・プリマ...
自由詩
2*
11/9/13 19:38
火曜日版のアナゴさん
花形新次
自由詩
1*
11/9/13 19:21
リアルマッコイ
和田カマリ
自由詩
6*
11/9/13 18:25
満月の夜に
wako
自由詩
2
11/9/13 17:23
夏の夕暮れ
……とある蛙
自由詩
10*
11/9/13 17:13
休めない息を慰めて
yuugao
自由詩
0
11/9/13 17:11
◆雲のまにまに
千波 一也
短歌
5*
11/9/13 17:05
月
冬野 凪
短歌
1*
11/9/13 15:51
little by little
苅田由枝
短歌
1
11/9/13 13:56
あんぶれら
ぶらっくす ...
自由詩
2
11/9/13 13:46
返事がない。ただのしかばねのようだ。
れもん
自由詩
2
11/9/13 12:33
メロンアイランド
乾 加津也
自由詩
8*
11/9/13 11:45
あいということ
つみき
自由詩
6
11/9/13 10:23
9月12日夜
冬野 凪
俳句
0
11/9/13 10:00
命の距離
三之森寛容
自由詩
1
11/9/13 9:54
小さな手の大きな想い
〃
自由詩
1
11/9/13 9:34
相槌
草野春心
自由詩
2
11/9/13 7:07
シーラカンス
itukam...
自由詩
5
11/9/13 6:32
月下美人
花キリン
自由詩
3
11/9/13 6:22
月世界にて
春日線香
短歌
2+
11/9/13 3:34
世界変容連続体
高濱
自由詩
1
11/9/13 2:55
たった一言
清風三日月
自由詩
1
11/9/13 2:38
日本人に、ロックはできるかVol3
番田
散文(批評...
0
11/9/13 1:19
クロール
はるな
自由詩
5
11/9/13 1:16
3386
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3400
3401
3402
3403
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3410
3411
3412
3413
3414
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3416
3417
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3419
3420
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3422
3423
3424
3425
3426
6.07sec.