その日いつもなら
それぞれが
それぞれの場所で
夕飯を摂っている時間
私はおとこと向かい合って
注文したパスタとピザを待っていた
いつもより私はよくしゃべった
髪をきれいに固めた店員が
...
ぼくはいびきをかくらしい。
知らなかった。
なぜ、知らなかったかといえば、
ずっと、
ひとりで眠っていたから。
ふたりで眠ってみたら、
ぼくが、夜中に、
なんどもおしっこにいくの ...
蜘蛛の子のように飛び散った字で書いてあった
あなたという人のために書いてあった
ぼくの水色のバンのワイパーにはさまっていた、かみきれに、
ぴらろーん、んぴらろーんと、揺れていた、その ...
京都なあ
京都はなんかなあ
久しぶりのあいつらしい台詞
なつかしくて
すぐあたりまえになった
ひまわりばたけをぬけたさきに
りんごのきがあって
きのまわりをさんかいまわると
みぎてにりんごがおちている
ひまわりというゆめ
ひだりにひまわり
みぎてにりんご ...
内輪の模様に困ったのなら
うちわに手を通してみると良いです。
不意な質問はいりませんよ。
私、不意に立ち回るの得意ではないのです。
あぁ
はみ出してしまった余分なものなんて
いっそ ...
器から食み出した料理。
(注文をつけようとするあなた)
形が決まらないものを
私は好まない。
(控えめ、少食なあなた)
こんな量は、とても頂けません。
私の場合、小皿ひとつで十分で ...
吹き荒れる灰色の風
立ち上がれなくて何度も膝をついた
拳に食い込むのは砂の痛さじゃなくて君の悔しさ
俯かないで空を見上げて
嵐がいつか止むように
君の世界も光差す日が来るから ...
今日に限って 折傘忘れてスコール
タバコ屋の小さな軒先で身を寄せながら
雨粒を指で拾い 掌で{ルビ弄=もてあそ}んだ
店奥のシャイな婆さんは
アガリっぱなしの{ルビ緞帳=どんちょう}が下り ...
自分なら今日死んだって良い。
明日が来る約束なんかしていない。
生き急いでいたって良い。
只、笑っていたい。
本当はイツモ微笑んでいたい。
繰返しは愚の骨頂と言うならば、
アンタは ...
今夜も頭の中でパーティーが始まりだした。
煙草の匂いとアルコールの匂い。
フライングVの弦が1本切れた。
頭の中のパーティーは、しっちゃかめっちゃかなままなんだ。
フライングVの弦が、 ...
あのひとが少しだけ
救われますように
あのひとが少しだけ
苦しんでいるなら
ぼくは少しだけ君を知っていたから
ぼくは少しだけ悔しく思うことができたよ
少し 少しだけ む ...
こんなところに
ひっそりと輝いていた。
においたつような朝陽をうけて
いのちの糧だけを得て
これから先も静かに輝いて
消えていく。
子どもを迎えに行った車の中。
フロントガラスから見える夕やけ空。
ひとときの安らぎの時間。
帰り道。
今日あった いやなこと、いやな自分を
洗い流してくれる。
一度しか見ることのできない今日の夕やけのいろで。
ありのままでいいんだよと。
明日もがんばろっと。
地で眠り喰うかと思えば
鳥は空へ飛び込み
青々しい高みから
丸く形作られた眼光を
背骨が美しい私たちに
じっとりと向ける
その眼は私のそれと似て
真っすぐに輪を描く
土臭さを背負い ...
祖母の家で
祖母と話す
昔ながらの広い居間
たっぷりの朝日が射しこんでいる
通っている盆栽教室のことを
嬉々として話す
新しく入った若い女の ...
細く白髪も増えてくると (ほら)鬼がまたやって来る 。
皺だらけの手のひら
(負けちゃいなさい!)と (ほら) 鬼がまた つつく
カリフォルニアの青い空から裸の海にさよならをし ...
植え込みに隠された自転車をぼんやり眺めていた
ピカピカなのに捨てられているから
おもいはサドルに積もり
シーソーがかるいを弾く
まるで意味のないことを口走りたくなる
風になりたい、と ...
悪玉コレステロールが高めなのね
それに脂肪肝なの
高血圧でもあるわ
食事制限して
体重15kg落としたのに
何故か数値が変わらないの
それは毎夜あなたとの行為のせい
中2以来のあなた ...
堤を越えてひたひたと
毀れ出る
雪融けの水のように
当て所なく膨れ
拡散していく
春空
打ち仰げば
溢れ落ちる光の
飛び散る飛沫の
血潮に濡れた
はるけき ...
いいや、俺がピカソだ
お前がピカソなのか
そうだ オレこそがピカソなのだ
どうしてもピカソなのか
どうやらピカソなのだ
おまえは ピカソ化、そうなのか
...
自分で選んだ道なのに
とても けわしい
自分で作った壁なのに
とっても たかい
自分で描いた夢なのに
とても まぶしい
いつも どこかで
自分を信じているか ...
檻が有るから 開放感を得られる
生身だから 傷を感じられる
あたかも 当たり前のように
してやったりの 訳知り顔で 呟くけれど
実際に 川を渡った記憶が 有るかい
足の裏は 固いから ...
覚悟してたつもり は
覚悟できてませんでした。
四角い画面の中は
平和な愛と大人の人
16歳のクソガキには
少し近く、かなりとおいい
どこかいつもと違っ ...
深夜の営業車の中で
タバコを吸い尽くした日
君からの声
どこで自分を描けばいい
コンビニで雑誌を手に入れた
健康に生きることに
気を取られすぎるのは
健康によくないと聞いた
羽の生えた猫が夜には
町から町へ飛び交ってるって聞いた
手をつないで
なんども引っ張り上げて
そしてダイブは繰り返される
ブリッツの客を
全員ステージに上げたいようにすら見えた
記憶の終わり
爆音の終わり
世界はそうして静寂を取り戻す ...
とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた
背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる
目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている
...
観覧車が
左回りに
新しい青を曳く
真昼
女のかたちをした雲の
乳房の裏側あたりに
太陽がかくれて
鼓動している
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
上出来な夜
blue
自由詩
5*
11/7/22 21:05
ぼくはいびきをかくらしい
はだいろ
自由詩
8
11/7/22 20:49
さいなら
ズー
自由詩
3*
11/7/22 20:21
京都なあ
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/7/22 20:15
ひまわりというゆめ
Seia
自由詩
4
11/7/22 20:04
肉付き御免!風さらい!いざ行かん!
yuugao
自由詩
1*
11/7/22 18:41
余白の内は
〃
自由詩
1*
11/7/22 18:40
空は晴
洞野いちる
自由詩
2*
11/7/22 17:56
スコール
subaru...
自由詩
16*
11/7/22 17:12
一人上手。
菊池ナントカ
自由詩
2*
11/7/22 16:56
フライングV・クロック。
〃
自由詩
1
11/7/22 16:40
かもめ (嘘ラブレター)
鈴木陽一レモ...
自由詩
1*
11/7/22 15:28
美しいもの
くさいきれ
自由詩
2
11/7/22 13:40
お気に入りの時間
〃
自由詩
1
11/7/22 13:29
夕やけ空のチカラ
〃
自由詩
1
11/7/22 13:26
空を切るように
長押 新
自由詩
1*
11/7/22 10:29
祖母
草野春心
自由詩
7
11/7/22 8:41
天使たちの予言
アラガイs
自由詩
4*
11/7/22 6:14
ブラン&ブラン
佐々木妖精
自由詩
5*
11/7/22 6:12
バター男の願い
花形新次
自由詩
0
11/7/22 6:06
春空
夜雨
自由詩
3
11/7/22 4:54
俺がピカソだ!
ヨルノテガム
自由詩
6*
11/7/22 4:26
人が悩むのは
次元☆★
自由詩
0
11/7/22 3:01
ヨードチンキと水筒
藤鈴呼
自由詩
1*
11/7/22 2:56
16歳になる
サワメ
自由詩
2
11/7/22 2:56
日記の中で
番田
自由詩
2
11/7/22 2:50
98
竜門勇気
自由詩
1
11/7/22 2:43
ザ・ラストツアー・オブ・ヌンチャク
〃
自由詩
0
11/7/22 2:00
夏空のうた
あまね
短歌
12
11/7/22 0:24
青を思う即興
〃
自由詩
9
11/7/22 0:08
3386
3387
3388
3389
3390
3391
3392
3393
3394
3395
3396
3397
3398
3399
3400
3401
3402
3403
3404
3405
3406
3407
3408
3409
3410
3411
3412
3413
3414
3415
3416
3417
3418
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
加筆訂正:
祖母
/
草野春心
[11/7/22 8:49]
最後のほうを少しだけ加筆。
5.15sec.