暑て長い眠れない夜
これが夏なんだなあと思う
通りにはラップが流れチャラい奴らもちらりほらり
きっとこれが最近の夏の夜の風物詩なんだな

もし日本がこのまま亜熱帯化したら探検してみたい
極 ...
       
白い螺旋階段を下りると涼しさが吹き上げてくる。余り残されていない時間を気にしながら、小刻みに切り取りながら無口になっていく。集中することを求められているから、少しの甘さと瞬間の冷たさ ...
ついに漂着した朝は
まっしろくて水浸しでカーテンは透ける
明るいな
きみのよわい視力
それに傷つけられたわたしの背を
すこしぴんとさせるようだよ

ねむり
に、かたちをあたえようとする ...
帰るべき家があれば
来た道を戻るということは
当然のこととなるが
家を持たぬ旅人は
どのように歩いても
片道の往路でしかない

家と目的地を往復するだけの
平凡な毎日に
何も疑問を持 ...
{画像=110804030328.jpg}



傷つく想いと傷つける想い

どちらが重くて痛い?


独り帰って涙を流がす時

わたしは誰かを傷つけている



だから ...
目が夢を欲しがる時
演じることが 遠ざかる
電車の シートで
自分のことが 好きだった
すらりくらりと水面を這う
無音のみずおと

昨日でなくあすでなく
今日を這う

身をくるむ水流
撫ぜて去る矢印の群れ

ふとぷわりと
空気を割る一個の頭で見渡せば
未来はらん ...
よごれた指を
水につけて

すこし
きれいになり
水は
わずかに
濁る

わたしを
これ以上
みじめに
させないで
... たいせつなひとが死んだ

死ぬのは

だれだってあたりきなのに

こんなに悲しみで

ざわついているのはなぜ

死がふしぎなわけでもないのに

別れることは

だれだってあ ...
かなしみ島の住人は
毎朝、かなしみの海で顔を洗う。
その顔はまた涙でいっぱいになる。

朝は顔を洗わないと始まらないから、やはり洗う。

人生なんて終わればいいと叫びながら、朝がくれば顔を ...
マトリックスで裏切ったハゲが食ってた ... お盆
虫取り
夏祭り
生に近いし
死に近い

いつから
八月になったのか
私には記憶がない
そう言えば
今日
「意味」を全うした蝉が
地べたに落ちていた
とたんに
歪んだ蜃 ...
そらをみあげると
ちちがいた

やぎのむれのなかに
ひとりいた

ことしのなつは
すずしいぞ

みちばたに
てがみがおちていた

つたえたいことは
すべて
そこ ...
夜は来るんだ茜色

紫ブルーの茜色

そんなに遠くはないけれど

幸福と傷にゆれている

そんな筋合いはないけれど

紫ブルーの茜色

夜は来るんだ茜色
通わない道
通いたい道
そして
事実通う道

去年の道は
とても、うまい具合に埋まりました。
今年も
そうであるといいのですが。

(途方もない粗捜し)
道に砂利は付き物です。
...
幸福ってあるんかな

傷ってあるんかな

幸福ってあったら

それオレの傷やねん
屋上で水まきをした

ちいさな虹があらわれた

そんなとこにおったんかあ

たくさんの虹をつくった

屋上で虹をつくった
朝七時半くらいになると淋しい

それはクセのようなものだ

夜八時くらいになると淋しい


ツメを噛もうとおもっても

噛めるところがないよ

だからツメのおもてを

したの前歯で研いでいるよ


朝 ...
メキシカンの店行って
タコスとブリトーを頼んだら
アボガドソースもサルサも
出てこないから
頭にきて
直前にさいか屋で買った
味噌のパックを取り出して
キュウリにするみたいに
人差し指 ...
ねえ、あたしを呼んだ?

あたしが呼んだのかしら

サキソホンが泣いてるわ

舌たらずなため息のせい

あたしが呼んだのかしら

ねえ、あたしを呼んだ?
あなたに
抱かれたことが
何にかの糧になるだろうと
思っていた

でも
ちがったね

何にもならないから
いいのね
役に立つ恋愛なんて
信じられないものね
{引用= ――はるな「桃のこと」に寄せて}

  桃を剥く
  なるたけ薄く
  しゅるしゅると
  あなたを剥く
  透明な肉



  最初に
  いだかれた痛み
  それ ...
夜の森は怖い
手入れされた花壇の植物は怖くない
花瓶の花は才能のない画家がデッサンの練習に使っている





アスファルトを突き破って出てくる双葉に村人は勇気をもらう
地球にやさし ...
今朝、君に作った
お弁当

ベッタベタのハートの
お弁当

お弁当を開けた時
恥ずかしいよね
きっと

でも君が大好きだから
作っちゃった

今日も早く
帰って来てね
僕に証明書を
早くくれ
市役所でもらえる
あれじゃなくて

頭のなかで笑っている奴の正体を
あばいて欲しいんだ
風が吹くとやって来る影が怖いんだ

僕のとなりで寝ているものが人間だと ...
手鏡に映るわたしは、
媚びた笑顔を貼り付けて、
片想いの彼に振り向いてもらうための練習をしていた

プリクラに写るわたしは
美白と睫を盛る効果で
タレントみたいに可愛くなって、笑っていた
...
                  110803


ベークライトボディーと避暑にいったよ
荒唐無稽な真空管が
二人三脚で躓きそうに駆けだした
蒸し暑い夜になっても
蚊取り線香の煙が棚引 ...
鋭い痛みが走る
きつく押さえた指の間から
血が流れていく
ポタポタと落ちて
流しに広がる

息をのんで立ちすくむ

いったいどれほど切ったのか
怖くて見られない
ニンジンを見つめた ...
  さわってもいいけれど
  そこにはないよ
  僕の手にも
  やせた胸にも
  ズボンの下にも
  さわってもいいけれど
  つたえられない



  書いたっていいけ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
悲しき熱帯梅昆布茶自由詩211/8/4 8:27
螺旋階段花キリン自由詩1*11/8/4 6:17
七月と煙りアオゾラ誤爆自由詩711/8/4 5:00
おもいでの丘木屋 亞万自由詩4*11/8/4 3:18
傷つく想いと傷つける想いbeebee自由詩1411/8/4 3:04
一人のリーマン番田 自由詩111/8/4 2:37
クロールシホ.N自由詩3*11/8/4 0:22
はるな自由詩611/8/4 0:12
ぼくはほんとうは知ってるよTAT短歌2*11/8/4 0:10
たいせつなひと吉岡ペペロ自由詩211/8/4 0:06
かなしみ島そよ風自由詩211/8/3 23:52
芋粥TAT自由詩3*11/8/3 23:33
八月の証明さき自由詩611/8/3 22:52
やぎさん通信小川 葉自由詩411/8/3 22:48
紫ブルーの茜色吉岡ペペロ携帯写真+...511/8/3 21:07
どの道、この道yuugao自由詩011/8/3 20:45
幸福と傷吉岡ペペロ自由詩111/8/3 20:29
虹をつくる携帯写真+...011/8/3 20:24
淋しきクセ携帯写真+...211/8/3 20:17
食べることについて語るときも僕は食べているということ花形新次自由詩3+*11/8/3 20:01
コーリングユー吉岡ペペロ自由詩211/8/3 17:37
水際立ちてはるな自由詩211/8/3 16:33
桃を剥く草野春心自由詩5*11/8/3 16:23
自然と人間馬野ミキ自由詩511/8/3 15:30
お弁当ちゃんこ携帯写真+...211/8/3 15:12
証明書梅昆布茶自由詩211/8/3 14:07
笑顔洞野いちる自由詩8*11/8/3 12:41
コラージュ風あおば自由詩5*11/8/3 12:24
ニンジンと間違えてwako自由詩2*11/8/3 10:22
つたえられない草野春心自由詩511/8/3 9:16

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