いまはもう濃密ではない
あなたの気配
いまはもうぼくには淡い
あなたの気配
記憶はもうただの濃淡だ
存在とはたんに
気配が濃密なだけなのだ
ぼくらの時間軸で
それは固着して見えるだけ ...
せっかくここまで来たのだからと
あなたは言う
あなたの言う
ここ がどこなのか知りたかったから
自分の姿を鏡に映してみた
ああ 知らないうちに
こんな姿になっていた
決して頂 ...
夏
あぢ
なんか、快晴ではない
曇っていて
空気がじめっていて
あぢ
あぢい
君と別れるとさ
俺はもう
切なくて
切なくて
なんか、夏祭りらしいんだけども
俺、見学も参 ...
病み上がりのうえでの整列。
余所余所しい偶然のまえで
滑車の滑りを
いつも以上に強くしてやった。
足元をかすめた後は、後尾へ向かうだけ。
その行為の言い訳は
既に滑車の下敷きとなっ ...
夜風にあたって
許されたような気持になる
なんにも変わっていない
なんて言わないで
夜は更けて
時は流れて
始まりも
終わりもつながっているのなら
終止符みたいな星の点
...
悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち
三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす
沢山のネガが出たら
その上 ...
{引用=ああ、ここは遊泳禁止だったのか
足が着かなくなって気付いたよ
ヘラの母乳は少し苦いね
俺もここでおしまいなのかも
日本語の「さよなら」は
おかしな響きだね}
ラブホのネ ...
夏のむこう、
あの入道雲のあたりに
ひとつくらい、
ふたつくらい、
みっつくらい、
言いそびれてしまったことが
あの入道雲のあたりに
...
ぼくらのいのちのかたまりが
こころとなって かたちとなって
やってくる
あしたにはちがうかたち
になっているかもしれないし
そのままのかたちをしているかもしれな ...
何かの工場でも移転したのか
住宅街の真ん中にあられた大きな空き地
その空き地を取り囲むようにはためく斎場反対の白抜き文字
いつまで運動は繰りひろげられていくのだろう
はちまちをした町会 ...
声からして叫ぶよ
君が好きだと
かいま見た愛の秘密
君の存在に託して鍵をかけた
待っているから僕のドアに気付いて
君の瞳に映る空を雲が通り過ぎる
風の旋律が緩やかに流れはじめる
硝子細工の脆いバランスでバレリーナのようにポーズをとって
鳳仙花がはじけるように笑う
そんな君を飽きずに眺めている僕 ...
これ以上泣いたり笑ったりできないくらいに疲れてそれでもお金は味方だと思った。一粒500円のチョコレートを買ったり髪の色を5日ごとに変えたりしてそれでやっと立てている感じがした。洋服より下着にお金をかけ ...
原爆が落とされた日は遠くても被爆者にとっては近過ぎる事実
今もまだ震災の傷癒えなくてひときわ光る復興への愛
ペットボトルで
金魚を飼っている男が
近頃は断水が多くて
ままならないという
言いながら口をつける
そのボトルの金魚が
今飲まれるか
今飲まれるか
気になって仕方ない
われわれは
そこにあるものを みるのではなく
みたしゅんかんに 想像力
で、作り出している つくり
だしている・・・ ないものを
あるがために するために
わたしは われめのだんぺん、 ...
池塘に架かる木道を歩き
空の青さを仰ぎ見る
近くの潅木に飛び来る鷽鳥
その喉の朱が眩しく映る
幾千年の時を経ても
なお変わらぬものがある
私はその真っ只中に居る
...
君との想い出や絆は
今の私を大きなモノに
変えてくれた
君がサヨナラして
くれたから
今、君より大切な
存在が全力で
私を守ってくれている
君は天国に行けるよ
だって ...
アンカーに係留されている大型船
岸壁の縁に並んでいるビット
その上に座り俺をじっと見ている猫は
俺を町中からここまで連れてきた。
俺は猫に話しかけた。
ポケットから取り出した小さな煮干し呉れ ...
淡いピンクの花びらを
淡い期待を込めてちぎる
届くかしら?
届かないかしら?
春の石段に散る桜の様に
踏まれて汚れて粉塵と化すか
最上の運命をたどっても
曲水を流れる花びらの様に ...
すみれの花時計で十四時から二十三時までの十七分間を
世界で一番きれいだとうわごとくり返しながら
豚のように運ばれてゆく
荷馬車を降りれば
なまぬるく甘い夏に抱かれるのだ
息を詰まらせ汗ば ...
カラーの雨傘で
空の青さを待った
変化が大きいと
くしゃんくしゃんと
花だって風邪をひく
上書きするものは
画用紙に描かれた青い空と
虹の寸描
そこに紫陽花の群落があって
光が合 ...
騒がしさの中に、静けさがある。見える声と、見えない声がまじる。
出かける人たちや帰ってくる人たち。生きてる人たちが遠くへ行き、死んだ人たちが遠くから帰ってくる。
生きてる人と死んだ人が、見えないど ...
東野から山科への地下鉄は銭湯の匂いがした
紫色のシートに座り狭い車内を見渡していた
自由だ
自由だ
運がいい
夢から醒めたらそうするように
これからの気掛かりを探すのだった
自由だ
自 ...
42℃の
アスファルト
を
ながめながら
冷えた部屋で
毛布
に
くるまり
92℃の
コーヒーを
飲む
そんな
かんじで
幸福が
だんだん
遠ざかっていく
...
言葉はすでに
意味を 捨てた
俺は死にたい
木の 幹として
みんなどうしているのかわからない
それとも 僕に友達はいただろうか
夜の闇は深すぎる
今の自分を越えて行くには
車もなかった
ハドソンリバーの向こうに、
ブルックリンの光が散らばる
...
夏の底では
夜が冷える
縫い合わせた理性では
この泥濘は超えられぬ
凍ったラムを
コーラで溶かす
溶けきる前に
罵倒しに来て
この季節にはめずらしく、お空の青い日でした。上人さまがいらしったときにはもう、わたしの指先はつよい陽射しにあてられて、だるまのようにずくずくと溶けはじめていました。墨染の衣の上人さま。ずっと待ってい ...
凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し
おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない
そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?
恋でもない
愛しさでもない
同情で ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あなたの気配
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
11/8/8 22:02
シーシュポスの岩
blue
自由詩
7*
11/8/8 21:38
夏と海と雪駄
真山義一郎
自由詩
29
11/8/8 21:21
むうすううんで、ひいらあいいて
yuugao
自由詩
3*
11/8/8 20:31
終止符
朧月
自由詩
3
11/8/8 20:19
ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上で
subaru...
自由詩
16*
11/8/8 19:51
8月7日(七夕)
ピッピ
自由詩
4
11/8/8 19:30
夏休み
草野春心
自由詩
6*
11/8/8 19:25
いのりの詩
吉澤 未来
自由詩
11
11/8/8 18:37
ヤドリギのひと
恋月 ぴの
自由詩
21
11/8/8 18:34
愛の秘密
黒髪
自由詩
2
11/8/8 18:00
風のソネット
梅昆布茶
自由詩
2
11/8/8 17:34
嘔吐
はるな
自由詩
8
11/8/8 17:06
原爆
夏川ゆう
短歌
4
11/8/8 16:29
断水
春日線香
自由詩
5
11/8/8 14:30
カノジョノ、 もしくは 彼の、
狩心
自由詩
2*
11/8/8 13:04
月の山
蒲生万寿
自由詩
1*
11/8/8 12:42
愛する事の意味
ちゃんこ
自由詩
2
11/8/8 11:43
ダイアローグ ー野良猫その3ー
……とある蛙
自由詩
9
11/8/8 11:12
花びら
wako
自由詩
2
11/8/8 10:47
すみれの花冠
三原千尋
自由詩
9
11/8/8 8:12
紫陽花
花キリン
自由詩
1
11/8/8 6:24
そこには誰もいない
yo-yo
自由詩
8*
11/8/8 6:15
山科にて
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
11/8/8 6:01
50℃
はるな
自由詩
4
11/8/8 1:37
死んだ心
番田
自由詩
3
11/8/8 1:36
NY五年目
〃
自由詩
2
11/8/8 1:15
ラム
はるな
自由詩
2
11/8/8 1:11
雪仏
paean
散文(批評...
1
11/8/8 1:07
凸凹
森の猫
自由詩
23*
11/8/8 1:07
3363
3364
3365
3366
3367
3368
3369
3370
3371
3372
3373
3374
3375
3376
3377
3378
3379
3380
3381
3382
3383
3384
3385
3386
3387
3388
3389
3390
3391
3392
3393
3394
3395
3396
3397
3398
3399
3400
3401
3402
3403
4.83sec.