世を儚む一瞬は顕著にその暴発を堪えるのだ
連綿たる道のりの中で妄想と確執を掲げてその道程に刻みつけ
乱雑な雑踏を踏み仕切る乱暴な贖罪のなかにおいて尚
その食材を掲げ頭蓋を砕くかのような仕草を真似 ....
世界の果てのように、遠い存在なんだと思います。

空の隅っこが見てみたくて。

どれほど、輝かしいのか。

どれほど、暗いのか。

そこに、空が在ります。

在れば、果ても在ると思 ....
世界の裏側ばかりを見ている僕らは
毎日毎日、かなしいわらいかたばかりが上手くなる

透き通るような空の下で、世界の終わりを願いながら
君と手と手をつないでみせて
本当に救いたいものすら救えず ....
 
昔から池袋の雰囲気が好きだった。

上野より危険な香りが少ないし、新宿のような毒もない。
かといって渋谷のように媚びるわけでも恵比寿のようにお高くとまるわけでもない。
デゾレイトで ....
ヒコーキ雲と潮の香り
指を抜ける空気の彩が変わってく
反対側に見えるのは 
曇りガラスに貼りつく外灯と
繋ぎ合わせたばかりの手のひら

絡み合わせたばかりの指先が
少しだけ不安気にボクを ....
美空に広がる燃える様な青、群青とひとはいう群青と人は呼ぶ群青は自分の名前がそれだとは知らないが確かに群がって青くなるビョークが叫ぶ、白い壁を青いペンキで塗るようにベティ・ブルーは笑うそのうちガーシュウ .... 三面鏡へと針路をとる事に何の
躊躇いも見せない顔をしたあなたが

  天候は座標では
  なく広い箱庭だ
  と君が語っていた
  姿が手の中で
  反転した塗料の様
  に思えて
 ....
場面、場面がフィードバックされてくる

僕の方はとっくにシャッターを閉じていて
忘れられた街のガソリンスタンドみたいだ

飽きるくらい曲がりくねりながら坂をのぼり
またその道を下りきるまで ....
{画像=071224181905.jpg}

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ....
いらない

そうではない

足りない

満ち足りない

欲しいものがないから

からっぽの希望で

なんでもない

それがいい

それがほしい


どこかにいって ....
期待して待っていた蕾はふくれて
うすい蚊が溢れ出した
すぐさま片手におととし越してった隣人の抜け殻を握りしめて
ドアをすり抜ける。

2対のスフィンクスが
下卑たジョークで笑い転げている
 ....
朝起きる。
バナナの栄養を信じて三本食す。
西荻窪、西荻窪、西荻窪、西荻窪、西荻窪、と、呪文のように呟き続ける。
そうでないと辿り着けない気がした。

ハーイ!

何を大事にしてる? ....
若い感情は、体を這う蟻の群れ。
冬の晩、流星群に期待がふくらんだ僕らは、コートを着て寒い外に出た。

風船みたいに漂いたかったけど、じっと
公園の夜空に降る星をみていた。

みんな流れては ....
すべてが自由だと言い切れるほど
世の中は単純じゃなくて
自由と自由がぶつかりあって
新たな火種が一つ生まれたよ

好きな人 嫌いな人 どうでもいい人
面白がっている人 わかってい ....
秋晴れの空に向かって窓が開いている。本棚ばかり大きい部屋には姉と妹。
妹は死んだ小説家の本を取り出しては「これは手」「これは肺」「これはくるぶし」と姉に教える。小説家は自らの身体と臓器をそっくり文字 ....
口に出せばそれまでで
確かに確かに残った香り

罪悪感?何ソレ喰える?

人間っておかしなものだね
人間って弱くて脆いね
でもすごくきれいだよね

人がそれを汚いと後ろ指さしても
 ....
白へ白へ旅をする
木目の道の途切れるところ
裸足の足指
つまびくことの
終わりとはじまり


小さな柱がいくつかつづき
見えない川を示している
枯れた花が陽を拾う
 ....
仰向けのまま諦めた体に単なる皮膚が降るとき
左斜め上で俯くランプシェイドから、おまえに
音も無く、水も無く、光が泣いて下さる
ひとりの皮膚がひとつのリズムで
気体以上に形のないものを再確認しよ ....
ちいさな死骸を排水溝へ流す。
おまえは、透きとおる水晶のようにきず
をかかえてそこを流れてゆくのか

哀しみに囚われたひとつの流れを
純粋無垢なひとみがこおりついている
このこのちいさなむ ....
のそりのろりと近づく死

勝てると思うな、人は言う

されどまた

世に必ずなどない、人は言う

前者に思う、尤もだ

後者に思う、尤もだ

のそりのろりと近づく死

不明 ....
 彼女は体を後ろに仰け反らせた。酒が頭に回ったようだった。ぐるっと頭を回す。目の間のお菓子の袋を開けるのに夢中だった。乾き物の袋を。友人の一人がベランダから大声を上げる。冬の冷たい風が部屋に入る。夜は .... 静かで力強く穏やかな景色を前にして
この仮面を脱いで惚けている
間違わないように、崩れ落ちてしまわぬようにと
危ぶまれる時々に
薄い木叢に透かして見える文明の雑音と
止まない川音とのあわいに ....
雨にさえ取り残されたこの灰色の殻の中には
心地よさにも似た悲しみ、
急ぎ足の夕焼けを追いかける時の心が満ちていて
言葉にならない言葉たちの反響がふざけ合っている
外殻を打ちつけるつぶての丸い表 ....
夕焼けの上に乗っかった
深く透きとおった青色の空が悲しく見えたのは
その色の暗示する闇の到来によるものであったか
空が闇に染まっていく瞬間が悲しいように思えたのは
闇が悲しさを喚起するからでは ....
焦げ臭い匂いだけが

この地に残した功績だ

灰は海に流され

やさしい言葉の一つも

言わなかったし

知らなかった

三日後には跡形もなく

車体も車輪も匂いも

 ....
三年半思い詰めた彼女は

涙も出ない顔で幻覚をさまよう

暗がりの中映し出されたライトは

彼女が走るレールを照らす

レールは幾多にも枝分かれし


影が

「デュス デュ ....
哀しみを連れ
鳥が空を行く

鳥の涙は
地を燃やす
罪無き葦の 時間も奪う

遺された悲しみの上

生まれ来る葦が笑えるように


鳥籠の主よ 美しくあれ
川の終わる街、海の始まる街
埋め立て地の煙突は
今はもう消えた海水浴客の嬌声を響かせながら
夏の日にゆらめいている
コーンスターチのむせ返るような匂いは
街の健康的な精神の象徴として
寛容 ....
地上に近い山腹に棲む黒い鳥は

道しるべとなる糞を落とし

小動物に住処を教える

澄んだ源流まではあと3000マイル

骨は武骨で歯は鉈と化す

曇りがかった悪路を不自由そうに飛 ....
対岸の国では草をすり潰し

木の実と茹でて 主食として食す

水を汲みに片道7マイルの道程を歩き

隣国の1/30の金額で

売春が成立する
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