寒雪

普段は感じることもないのに


きみが
はいつくばりながら
痛みに耐えて
立ち上がろうと
人々の冷酷さを映し出す
透き通った青空に向かって
手を伸ばした時
ぼくの心に潜む
奥底で燻ってた
生きることへの情熱が
心臓の姿を借りて
激しく鼓動を打つ
その気持ちは
自分のものだと
寒空に
心をぶつける


自由詩Copyright 寒雪 2011-03-15 10:24:25
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