カッコウが火の鳥のまねをしている
帽子みたいに着せかえられれば
よかったのにね
夢中になりすぎて枝から落ちるキツツキの
ものすごい顔
僕に助けを求めて鳴く
カッコウ
わたしが泣き出すと
姉は自分の手のひらにエノキさんを描いて
「もう泣きやみな」と言った
エノキさんは森の木こりだった

中学にあがったとき
両手にマニキュアを塗ってくれた
わたしは水色の ....
屋根裏に集めた傘をさす 息が飛行機雲のようにまぶしい 二匹の蟹が
久しぶりに再開した
かつて親友だった
今すぐ歩み寄り
肩を叩いて抱き合いたいのに
横歩きしかできないから
蟹はどこまでも横歩きしていった
お互いの距離を保ちながら ....
隣で時間が流れている。

テレビは女子バスケットの様子を中継しているが、ここは読書の空間。そして、小説の時間が流れている。
妻は夫の浮気を知りながらもそれを直接は口に出さず、書いた手紙を机に置い ....
(ふるる 街に
リルケが 今宵も
遠く
灯りに (ふるる
砂の十字架
闇のブーケに
光る ) 壊れたリルケが
(ふるる 白い はら
 ....
  最後だから笑った
  夏の日のあなた



  帽子をとって
  強すぎる陽差しと
  埃を纏う風を浴びて
  長い髪をそっと押さえ
  頬をそめて笑った
  誰よりも ....
  真夜中
  あなたは赤い花弁に
  最後の口づけを済ませ
  ぼくの背中に取り付けられた
  古い扉を抜けてゆく



  そこから先が
  本物の冬
  煙草を吸 ....

へこんでいるべきところが
でっぱっていたり
塩と砂糖の配合が
反対だったり
する

逆チョコレート

ホンジュラス
南米
南米で
憎しみをこめて
チョコレートを
棒状に ....
ケースというよりステップ。
蜘蛛の巣は破壊され、
空に放り出される。
手を出すなといってみたところで
そもそも
なんか
おれの
ものじゃ
なかった
ので
てを
だすなと
制止する
いみが

でも
じょうぎの
かしかりとか
してたら
とめな ....
あ    が揺らいでいる
あなたの      ○だ

あ  は     風かも
しれない

あ    が涙流している
あなたの      △だ

あ  は いつだって あ
であるし ....
カンザシの
  椿の花に
   メジロ来る
車のフロントに
5センチくらいのきずがついた
気になる
うんてんしていて
気になる
なおらない
ずっと
けっして
なおらない
これから
ずっと
なおらない
ずっと
きになる
 ....
ねむいの?
ときくと
うん
という
目の中に
トロトロの
ねむたいを溜めて
おとうとが
ゆめに
吸われていく
ねころんでしまえばみんな楽なのに歩いてあるいてすこしかなしい



封筒の中はほのかに明るくてあなたが届いたとまちがえる



枯菊を握りつぶしてからだじゅうみずみずしいまでや ....
ビーフジャーキーを食べた。
ビーフジャーキーを食べた。
ビーフジャーキーを食べた。
美を見し人は死ぬ。
  しがない サラリーマンとか
  しがない 主婦とか
  しがないということは詩が 見つけられるということだ

  ピカリ と
   
  詩が
  
風が吹いたら暖房ひねって


愛犬とコタツでホットチョコレート飲みながら娘の賞状に目を細める














惚れて陥した女を『 ....
ぎゅうどんという
うしはいない

ソーセージという
ぶたもいない

おやこどんという
にわとりの
おやこもいない

わたしという
にんげんも
どこにもいない

 ....
からからの雑巾でも絞ればでる

これは経費削減の真髄をついた言葉だが

愛というものもそんなものかも知れない

ただ大切なことは

雑巾なら絞り手、愛ならば伝え手

つまり行動する ....
             あの豆腐屋の
             角をまがったら
             朝がくる
             豆腐屋の朝は早く
            ....
はなしたいとき
はなせたら
それがことば

はなそうなんて
おもわない
それもことば

そんなふうに
はなせたら

きみとふうふに
なれたのに
しょうふは
おかねでかわれた

そのうみを
ふかいふかいうみを

おかねでかえない
きみをうみが
とおくみている
  寒い日は
  煙草を一本吸うことも
  悲しみに沈むことも
  完璧すぎるほど完璧なのです



  だから、なるべく
  傷を負わないように
  躓いたりしないように
 ....
俯いて揺らめく朝日避けれども天井に星照らす髪留め 夕張に「ファイブ・ペニー」っていう
ライブのできるJAZZ喫茶があったんだ
ログハウスでお洒落な建物

「五つの銅貨」って云う映画の中の
JAZZ BANDの名前と同じ
行ってみたいなぁ
 ....
  彼女は桜色の服を着ていた
  胸はどちらかというと小さく
  前髪は幼く整えられていて
  なにかの花の香りがした



  彼女はただ、
  ある朝、部屋に入ってきた
 ....
まず、母親の妹、俺のおばについての話からはじめようとおもう

よくある話

母親、妹ともに、幼少期より、父親(俺の祖父)より、暴力による虐待を受けていた

おばは持ち前の美しさもあり ....
靴をぬいで
寝転がる
蛍光灯のなか
めいっぱいの電子と
こぼれるストラップ

血管ばかりの
わたしの手
ながめながら

新しい炊飯器で
炊いたお米がたいそうおいしい
笑う母の声 ....
はるなさんのおすすめリスト(1970)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キツツキと- mizunomadoka自由詩2+12-2-20
姉の魔法- mizunomadoka自由詩1012-2-20
すべての傘をさします- 佐藤真夏短歌6*12-2-20
蟹の友情- 小川 葉自由詩5+12-2-19
無題(メモ書き)- 中川達矢自由詩512-2-18
ふるる- アラガイ ...自由詩19*12-2-17
南風- 草野春心自由詩6*12-2-14
冬の扉- 草野春心自由詩7*12-2-13
逆チョコレート- 6自由詩312-2-10
追及- プテラノ ...自由詩112-2-6
俺の○○に手を出すな- 6自由詩412-2-2
- 草野大悟自由詩3*12-2-1
- ペポパン ...俳句12*12-2-1
闘亀伝ブリガンディーネ- 6自由詩212-1-29
おひるね- とろり自由詩612-1-29
Isis- とろり短歌112-1-29
自殺- 榊 慧自由詩212-1-28
ぴかり- るるりら自由詩12*12-1-28
ルパンお前そんな女みてぇな緑色のジャケット着て趣味でも変わっ ...- TAT自由詩112-1-26
動物がいない- 小川 葉自由詩212-1-26
からからの雑巾- 吉岡ペペ ...自由詩3+*12-1-25
豆腐屋で朝をみる- 石田とわ自由詩12*12-1-25
離す- 小川 葉自由詩312-1-24
娼婦- 小川 葉自由詩412-1-24
寒い日- 草野春心自由詩8*12-1-23
電車にて- 早川翼短歌1*12-1-22
ライブでのこと- 板谷みき ...自由詩1*12-1-21
隙間- 草野春心自由詩6*12-1-16
叔母、人と人、人- ガマパッ ...散文(批評 ...512-1-16
MOTHER- 日野自由詩3*12-1-14

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