西陽がなにもいわず
  夕餉どきの部屋にはいってくるのが
  わたしたちはきらいだった



  畏れのため
  わたしたちは歌っていた
  それとも、単なるかなしさのため ....
  rocking in a trance with your hands in mine
  on this wild and cruel windy night
  i wanna  ....
甘すぎる飲みものに
あまり遠くまで泳いで行けそうにない日
という名まえをつける

低体温というひびきに憧れなかった?
いいえ、わたしは
身体のとおいところが
ゆっくりとまわるようなめまい ....
わたしは羊を追う
いや、追われているのはわたし

長針と短針の間に指をはさみ
どれほどの間、気を失っていたのだろう
どれほどの間、夢をみていただろう

子供のままの果実が落ちる
驚いた ....
  旅になど出たくなかった
  わたしは 部屋に鍵をかけた
  カーテンをひいて静かな音楽をきいた
  水をのみながら 岩間を抜けるほそい風のような
  詩の言葉を待とうと思った

 ....
  玉蜀黍よ、わたしは考えていた
  家にのこしてきた洗濯物のことや
  背広にしのばせた セブンスターの空き箱のこと
  やがて都市は赤く染まり
  猿はどこまでも愚かに
  皺が ....
目をひらきさがす肺の場所
つめたくもなく、つまり日も透かさない
ビー玉が
降らせられるだけ
速度がひとしい
先へ先へと
いけません
指遣い巧みなひとに抱かれては男など要らないことを知る   観覧車の見える場所で 夕陽が落ちるのを待ってた
  きみの左手に巻かれた馬鹿みたいな時計、
  その形が何かに似ていると思いながら



  足元に置いたコーヒーの空き缶には
 ....
  蛇口の水を、けさ
  流しっぱなしにしておいたの
  ぼくがいなくても地球は
  わけなく回り続けるの



  寒くてジャケットの
  エリをぴんとたてたの
  尻ポケ ....
  You were sitting on the floor
  (its clean and white color)
   holding the anonymous book to ....
  左手の中で牛が眠っている
  さっきまで右膝のあたりにいたのに
  もう一頭の牛は鎖骨のあたりで草を食み
  けれどもまもなく体を地に横たえるころだろう
  テレビで昔の映画をやっ ....
ひとつの恋愛が始まると
いくつかの虫歯が
できてしまう

歯医者に行くのを
忘れてしまうこともあるけれども
夜中に眠る前に
歯磨きもせずに
お互いの話をすることに
夢中になってしまっ ....
  森のなかで眠る
  ひどくねじくれた女
  爪に溜った懐かしい土
  {ルビ蚯蚓=みみず}があなたの太腿を這う
  けがれているから葉は美しい
  「たべてよ、
   ねえ、た ....
  銀色の時計を巻く
  なにかの口実みたいに
  夏が秋に変わったことに
  驚いたようなふりをし
  やがて 歌、うたい
  ドレミもわからないくせに
  唐変木
  素っ頓 ....
  ハンカチに指で書いた
  とうめいなそのポエムは
  日なたと影のにおいがする
  歯をみせてわらってよ
  はにかんだきみの口元が
  不思議にうごくのも好きだけど
  高い ....
街の中になくした
放り投げるようになくした
あなたの
多面体のブロックパズルの面が、
そろわないからと
子供のようにわめいて
そろわないままの多面体は
街中の賑わいに似た
何色もの色に ....
東京に透明な孤独あるものかされど孤独に色あるものか   銀紙のいたみが残っている
  なにをつつんでいたのだろう
  じょじょに
  曲がりくねり ながら
  朝になって夜になって
  夜になって
  夜になって
  言葉はみじか ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。

彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
1999年、世界はとっくに終わっていた

しらっちゃけた、風景
登下校のとき、スイミングスクールに行くとき
アンゴルモアはそこにいた
スポーツ刈りの、ちょうど角張ったあたり
奴はべったりと ....
白い鳥は
どこに飛ぶ
心の どこに
何を思って


黒い鳥は
何を描いている
遠い故郷に
傷ついて
   かなしさは夜のなかにある。



   体育の時間、ぼくはだれともペアをつくれ
  ずに、みんなが踊るフォークダンスを眺めて
  いた。それは濁った河を渡る水牛を眺めるの
 ....
メタファーを食べてみたいと笑う馬鹿   祭囃子が遠ざかる
  ひとの気も知らないで



  暗い夢をひとつひとつ、
  棚の奥へ押しこめていくように
  きみの顔が笑っていた
  みじかい髪の毛がひとつひとつ、 ....
わたしはまだ生まれていない

さるすべりの上を
からすが何機も飛んでいた
わたしはわたしの屋根を吹き飛ばすものを
そしてそれがやがて生まれくる箱の首を
絞めたのです
そっと
やわらかな ....
スイカ割られたい

スイカ割られたい 赤いスイカ

スイカ割られたい 大きいスイカ

割られない 指が短すぎて
割られない 届きそうで 届かない

スイカ割られたい

スイカ割ら ....
かぶと虫になったわたしが
瓷に頭をつっこんで蜜を吸っている
西日も射さない土間の隅で
瓷の縁に手をついて蜜を吸っている
本当はこんなこと許されていなくて
惨めでたまらないのだけど
もうかぶ ....
空より広い君の存在 鳥が飛んでいる   まずしい日々をおくっている
  ばらの花がいったい、
  どんなところに咲くのかしらない



  雨上がりの
  気温がひくい朝
  きみの手をつよくにぎる
  教えて ....
はるなさんのおすすめリスト(1995)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕餉どき- 草野春心自由詩313-11-2
Love_like_brandy_and_soda- 草野春心自由詩2*13-11-2
ミルクティー- 平井容子自由詩1013-11-1
frontier- 瑠王自由詩313-10-31
- 草野春心自由詩413-10-31
誰が誰かもわからない人だかりのなかで- 草野春心自由詩513-10-31
- カワシロ自由詩313-10-30
指遣い- 佐野まこ短歌413-10-26
観覧車の見える場所- 草野春心自由詩513-10-20
ハニー- 草野春心自由詩313-10-14
September_blooms- 草野春心自由詩1*13-10-12
- 草野春心自由詩313-10-11
虫歯と恋愛の関係- りゅうの ...自由詩11*13-10-11
ねじくれた女- 草野春心自由詩313-10-5
口実ドレミ- 草野春心自由詩213-10-2
はにかみ- 草野春心自由詩713-10-2
東京23色/街の中にいくつも散らばっていく- 水町綜助自由詩913-10-1
_- もっぷ短歌213-9-27
銀紙- 草野春心自由詩713-9-24
月を食む夢をみる鳥- りゅうの ...自由詩11*13-9-21
1999- カリグロ ...自由詩213-9-17
電線- 番田 自由詩313-9-17
かなしさは夜のなかに- 草野春心自由詩20*13-9-13
メタファー- 自転車に ...俳句113-9-13
祭囃子- 草野春心自由詩413-9-12
この美しい場所で- 平井容子自由詩813-9-12
スイカ割られたい- 北大路京 ...自由詩313-9-11
かぶと虫になる- 春日線香自由詩4*13-9-10
空より広い君の存在_鳥が飛んでいる- 北大路京 ...自由詩213-9-7
野ばら- 草野春心自由詩413-9-5

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