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ねむいの?
ときくと
うん
という
目の中に
トロトロの
ねむたいを溜めて
おとうとが
ゆめに
吸われていく
ねころんでしまえばみんな楽なのに歩いてあるいてすこしかなしい
封筒の中はほのかに明るくてあなたが届いたとまちがえる
枯菊を握りつぶしてからだじゅうみずみずしいまでや ....
あおぞらにふれることのなかった雲に
おやすみと声をかける
届いているように見えたのは
錯覚だから
あなたは泣かなくてもいいんだよ
秋は
なにかがたりない
地上の彼処に ....
もとめあうことのできない淋しさはなんてきれいな夕立だろう
ねえ、死にませんかとふいに問いかける硝子のようにうつくしい人
すきまから洩れだした風 ああきみの前世はぼく ....
枯れたので、
私の臭いのダストボックスに捨てる。
ゆうぐれ、抱きしめられ
水槽のみなもとみなそこのはざま
男と女が居る。
慣れた時間に倦みはじめた
指で促していく。
(こえを、すこしだす ....