死にたいとかどうしよう、どうしようもない、だから死にたい。で、死にたい。死にたいと本気で思っているのに生きているから死にたいんだよ。死にたいって一種のばかみたく唱えてるけどそれは本当に死にたいからなん .... あの子が
シャボン玉を抱えて
わたしがみちみちと
はえている歩道に
立っている
唇の薄皮を摘み取って
よいことばを
鈴に詰めてしまった
火曜日の光景です

あの子は
三週間おきの ....
東京はいつまで京で居るのやら



半分に切ったら神が増えていた



朝知らぬ脳が尻尾を撫でている



叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく



 ....
珈琲とアルトサキソフォンの豊穣に液晶の海漕ぎ出でる人

珈琲とピアノの滴海となり夜の彼方に跳ねたトビウオ

女生徒の「わたしバカです」渦まいて沈積してゆく初雪の夜

この宇宙は蜘蛛の巣状の ....
ジャスコで恵みの郷っていう
合成酒買ってきて今飲んでる
1.8リットルで498円で
安いからいいと思って買った
あと最近オナホール買ったよ
ボクのオナペット2ってやつ
ローションも新しく買 ....
空洞の破綻
再開の吟味
感傷の拒絶

豚が空を飛ぶ
狼は下から吠えるだけ
その牙は
爪は
届かない

背中に着けた
大きなプロペラ
豚は何処までも飛んでいく
何処までも
何 ....
繋がれた鎖
巻きついた足
夕暮れの鳴き声
形ある絆

正体の知れぬ
大きな影
近づいてきても
逃げることはできない
叫ぶ事もできない
だからではなく、
ただ単に
従順に受け入れ ....
一番恐ろしいものはなんだ 心が床に叩きつけられる音
一番恐ろしいものはなんだ 心が床に叩きつけられ潰れること
一番おそろしいものはなんだ あかく染まること
あなたは御前は なんのためにいきている
一度きりの水を飲んだ
きみにはもう実家もなく
影も知れない
首を絞めあって さきに死んだほうが勝ち というゲームをやって 恋人を殺しつづける夢をみて 窒息するなら深海がいいとおもった 部屋も 窓の外も煙も おまえの首も 真っ青だった 深海魚の眼球が退化せずに残 .... 悲しい旋律が好きなんだ。希望じゃ救われないんだ。
絶望の淵に立っているのも希望と呼べるだろうか。
流星が沼に落っこちた。後追いはしなかった。

スケートリンクの下で今日も一戦交える。
見 ....
便器の端に、血が ちょっとお
っこちてるのを公衆トイレでみ
つけてやっと 安定したあれは、

うさぎの耳がたやすく剥がれて
くのを もう彼女たちのイヤマ
フから漏れてる音から察知して
、 ....
みえなくなって、また、ちか、っと、みえそうで、まばたき、みえない、ぱち、ちか、ぱち、ぱち、しずか、うるさい、しずか、しずか、だまる、とめる、しずか、しーん、せいじゃく、ちんもく、あれだれもいない、 ....  
 
言葉に無いタクシーがいて
瞬きが出来ずに泣くきみがいて
ゆっくりとした雲が転がっている
 
優しい音のするヒトデがいて
何でもないイソギンチャクがいて
その間をどこまでも白線が ....
ゆたかな歓声のあと 出てくるのは出汁
悪魔でも華の色でもない 千切られた湯

手にした誰かがそれを青といい
自分にみせたから
変えられると思った

透明というまま
すばらしいちからで
 ....
  水から
  あふれた水


  長い
  道をつたって
  きみは
  こぼれてきた


  みずから
  あふれたみず


  朝は
  みじかくていい
 ....
{引用=男は錆びて動けないし
女は感傷で傷だらけ
若者は昔から愛を知らず
皆、高熱で浮かされる}

山なんて削って高原にしてしまおう
それですべてはうまくいく
ここはどこ、わたしはだあれ ....
気がつけば君がいる
ひし形を並べてアーガイル
あなたは隠れテイル
しっぽを巻いて逃げていく

誕生会はたぶん二回
お葬式もきっと二回

同じ鏡に納まりながら
君は未来へ
あなたは過 ....
陽光の糖度が上がり口のなかさらに甘くなれさらに甘くなれ



つぼみには蝶の群れただ渦の群れ細い林のざわめきの群れ



一本の指に龍の火かがやいて通路も爪もはばた ....
六月にみた
砂浜にまして白く
海に洗われるたびに
やわらかだった
きみの肌が
よろこびに
ふるえていた
明けがたに敷かれた
シーツの上で

きみの土地
はためいては
朝露にぬれ ....
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします

持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから

知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
蛇口を捻ると淡いピンクの液体が出てきた。段々とそれは赤くなっていく。血液だと思う。まるで女の子の生理みたいだ。蛇口とは水道水などの液体を運ぶ管の出口部分、あるいはその部分の器具のことを .... 今日で世界が終わったら


明日がくるかもしれないね







年が明けたら地球だって

木でいっぱいになって

みんなが幸せになれますように


 ....
妻が突然
海に帰りたいのと言い出した

あの日、裸足で駆け出したのは
お魚くわえた
どらねこを追いかけたわけじゃなかったの

なぜ今になって
しゃべりすぎたことを恥じるようにそんなこと ....
橋桁の影に
打ち寄せる
川の波は
河口への旅を
果たせず
打ち寄せ
打ち上げられた
 時間と
 「もの」の終り
生きていると
死ぬことを忘れてしまう
私たちは
生きているのではなく
死に向かっているのだ

夜明けのように
死は訪れる
目を覚まさないうちに
私たちは死んで
約束されたように ....
やける痛みで何度も寝返りをうち
あなたはわたしの
名を呼んでくれたのだろう

受け容れられないと知ったら
そのあとのことなど考えられない
凍りつく鏡に心を映す
力などなくして

それ ....
 

ねむりの海岸にうちあげられて
ぴくりともうごかない魚のようなおとこ
その手の甲が
ずいぶんとひびわれているのがわたしにはさみしい

 
おとこのかたちに馴染んだシーツを
鉛筆で ....
俯けになってねむる背中に
ナツメグかなにかそっと垂らして
ほねのあいまから
さらさらこぼれ落ちるのを想像する


ほかのなんにもいらないから
プレゼントには土曜日がほしい
 ....
面映ゆい君を抱き雪を頬張る
はるなさんのおすすめリスト(1989)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
目玉焼きと会話- 榊 慧散文(批評 ...2*11-1-24
あの子- ズー自由詩8*11-1-23
ノート(雑冬)- 木立 悟川柳311-1-23
回転木馬- 都志雄短歌511-1-23
メリークリスマス- セガール ...自由詩311-1-22
piggy- Oz自由詩311-1-22
gag- Oz自由詩111-1-21
イミ- 十二支蝶自由詩111-1-20
一月- mizunomadoka短歌211-1-19
溺れ凍える- 魚屋スイ ...自由詩13*11-1-19
Sad_Chord- ゆうと自由詩111-1-19
へこんだリップ- maiko murata自由詩3*11-1-18
ちかぢか電球きれるだろう- ゆうと自由詩1*11-1-17
ルール- たもつ自由詩511-1-16
- 十二支蝶自由詩311-1-7
うつわ- 草野春心自由詩4*11-1-5
熱病- 瑠王自由詩911-1-4
気まぐれな君と繊細なあなた- 瑠王自由詩311-1-4
ひかり_へだたり- 木立 悟短歌311-1-2
_- 石黒自由詩611-1-2
抱負- 月乃助自由詩22*11-1-2
経血と牛乳- ayano自由詩411-1-1
年明けたところで- サワメ自由詩210-12-31
サザエさん- はだいろ自由詩210-12-28
波うちぎわ- フクスケ自由詩110-12-26
夜明けのように- いとう自由詩6*10-12-26
わたしを忘れてくれたあなたへ- 乾 加津 ...自由詩12*10-12-24
そうおもう- せかいの ...自由詩810-12-21
こうおもう- せかいの ...自由詩310-12-21
初雪- トキハ  ...俳句310-12-18

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