パッパカパーとラッパを鳴らし
豚が元気に歩いてくる
『僕はトンカツになるんだ』
『美味しく食べてね』
と去っていった

ドンドンドンと太鼓を鳴らし
牛が元気に歩いてくる
『僕はステーキ ....
月を抱き掻き鳴らす夜の床には冷えた体のおまえが眠る 働いて
働いて
帰宅
シャワー

就寝
起きたら
また働いて
円形のものだけを集めるの
手当たり次第
だって終わりがないでしょ
新しいものだって
古いものだって
すべて円形
それで充分
そうして輪っかの上
いるだけで
何も必要ないでしょ

 ....
或るアール、晴れるテイル、あらゆるレール、知るクロール、逃げるガル、変わるソワール、握るベル、通るノクタンブル、閉じるイル、頼るネル、なぞるドール、謀るルーテル、茂るソシアル、壊れるラーゲル、空けるロ ....  メモを取る行為こそ自己採掘につながると妄信する彼女は、だから電話の最中や手持ちぶさたのときなどに思いついた言葉をすべてメモせずにはいられなかった。そして眠る前に、その日のメモ用紙を一通り眺め、自分の .... 鳴りものに そそがれる蜜
削がれる 鉢植えの暗闇

黒い雪崩に つかまる鳥の爪
横切る 銀色ワイヤー

透ける板 はずさないで
みたくないなら みないで
おこがましいとは思わないのか
お前はなにを勘違いしているんだ
お前はなにを勝手に重ねているんだ
お前が心の拠り所とするものは
お前とは全然比較にもならないほど
熾烈な生存競争の中に身を置いて ....
*


ビブラートに揺らぐ空の裂け目を
幻視の鳥が飛ぶ


*


明滅をくりかえすビル群が剥がれ落ちる
 ((NYという記号を描くその一点として わたしが燃やされる))
 ....
日々の生活に伴うさまざまな枷
精神的労苦から逃れるために
うたをよみ酒を飲む
ずっと ずっと ずっと こうして
暮らしてゆきたくなんて無いけど
互いの鎖を共有しようなんて人には言 ....
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
下稲田の辻にくたびれた枝が
あちらと指をさすので見ると
地蔵の首がおちている

拾いあげるとちょうど
赤ん坊の頭くらいの目方で
どこかおもかげもある

枯野には犬とも猫ともつかぬ尾が
 ....
≪テーマ ; ポロシャツはダサいか≫

関東びと 「はい、襟があるとこがダサい」
近畿びと 「襟はパリッとしてませんとな」
東海びと 「釦もだせゃ〜で。駱駝のシャツみてゃ〜で」
九州びと 「 ....
ぼくの話を聞いてほしい。
女の子の話で、
タイガーウッズでもないのに、
なんらかの依存症のはなしだ。


日曜日に、指名料をけちって、
フリーで呼んだ女は、最低だった。
気に入らない女 ....
電話がかかってきて
行ってしまった
幸せになるんだ
といって

コケリンドウの
花をみつけた
ちいさな青
の付け根のあたり
淡く
消えそうなものに
私はいつも憧れる

たくさ ....
  川辺で
  黒い指が
  内臓を洗っている



  夜が
  温かな口をひらいて
  言葉を吸っている



  女たちが
  此処に横たわり
  草のように ....
泣き止んで幼い心ともにあれ
小さな日々に戻れないなら

ゴム長を引っ張り出した夏の午後
君は来る来るあの日の傘で

戯れに一段上げた跳び箱を
君が跳ぶまで帰らせないよ


 ....
破片が
 離れる
  飛び散る
 近づく
離れる
 破片が
  近づく
 離れる
飛ぶ 落ちる
 触れる 消える
破片が   消失する
 破片が   消え去る
破片が   同一 ....
さっき
セックスをしながら
メールをうってて
いきそうに
なったときに
「イク」

送信
して
しまった
ことが
ある人とは


ひらいて
話しを
しても
いー ....
 開かれていない
 扉は
 開けることができる

 予感のうち
 大通りを歩き
 天秤は傾ぐ

 路地か聖性か
 重なる街

 歩行
 ときに白い肉
 指の腹
 青に砂
 ....
胸に彫刻刀をあてて
誰が家紋など彫ろうとするのか

いづれ君は
かどをヤスリで削って
私は誰でしょう、なんて
笑って(泣いて)

それでも
叩いた音の響きで
君はすぐに見つかっ ....
生ゴミをドブ川に流して捨てよう
ディーゼルエンジンに軽油を焚き
美しい山々に煤煙を撒き散らそう
美しい村娘たちを集落に閉じ込め
阿片漬けにして七年間強姦しよう
生まれた子供は皆殺して捨てよう ....
素肌にニッケルを重ねて
二十四時間過ごしてみろよ
アレルギー反応を起こして
素肌がかぶれたやつらには
百八人の経産婦がやさしく
ステロイド製剤を塗ってくれる
三畳一間の小部屋のなかで
ジ ....
少年が銃をぶっ放している
ブサイクは恋に夢中だった

少年が銃をぶっ放している
とある二人が永遠の愛を誓っていた

少年が銃をぶっ放している
ニートは親と自分に言い訳を続けている

 ....
美しすぎる貴方を
自分の躰の一部にしてしまおうと
よこしまな私は
咀嚼して貴方を消化した。
仕事が全然ないのだよ
バイトも全然ないのだよ
なによりやる気がないのだよ
だいたい時期も悪いしね
季節は夏で無暗に暑いし
実際景気も悪いわけだし
だから今すこし私は待つよ
どうにかなるま ....
高速道路からみえる
一番目立つ集合住宅
おそらく
ここは
八王子あたり
名前を
つける

マツリハイツ

窓のひとつ
ひとつに
すき 
きらい 

はりつける
頭だけ ....
トイレの白い個室のドアには蛾の羽根についていた模様の一部がついている。トイレットペーパーで蛾をおさえつけ両手でつぶす。蛾はトイレットペーパーで見えないがきっとつぶれている。その跡だろうこの灰色の汚れは .... ゲストで15分枠のところを4分朗読をし
交渉したとおりの交通費をトイレの脇で受け取り
詩は、短ければ短いほどいいと思うのだ
家族の待つ家に帰る気になれず
かといって笑笑で
あの何行目はどうだ ....
新大久保の駅で、
暑さのあまり、ぬるくなったポカリスエットを片手に、
浴衣のデリ嬢を待つあいだ、
父親のことを考えた。


物忘れが激しいために、
再就職した自動車教習所を、
12月で ....
はるなさんのおすすめリスト(1988)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
肉の行方- うずら豆自由詩310-9-17
- 黒田康之短歌210-9-17
忘れるために- tam自由詩410-9-16
circle- 瑠王自由詩4*10-9-15
或るアール- 古月自由詩3+*10-9-15
誕生- 豊島ケイ ...散文(批評 ...3*10-9-15
銀の爪- 砂木自由詩8+*10-9-14
無職- セガール ...自由詩510-9-14
直線_9/11- 夏嶋 真 ...自由詩27*10-9-11
2010/9/11- 鎖骨自由詩410-9-11
まっすぐたてない- tam自由詩2+10-9-10
松を焼く- 古月自由詩310-9-10
ラコステ遊(すさ)び- salco散文(批評 ...8*10-9-9
明日の女- はだいろ自由詩310-9-7
りんどう- 佐野権太自由詩21*10-9-7
川辺で- 草野春心自由詩2*10-9-6
幼心のうた- あまね短歌910-9-5
破片- 佐藤伊織自由詩210-9-5
「イク」- モリマサ ...自由詩2810-9-5
- 水町綜助自由詩6*10-9-2
セロファン- 瑠王自由詩6*10-9-1
超大作- セガール ...自由詩410-9-1
アンテベート- セガール ...自由詩310-8-28
child- tam自由詩310-8-28
薔薇を喰らう。- れもん自由詩310-8-25
改題- セガール ...自由詩210-8-25
148歳- イシダユ ...自由詩2110-8-23
recognition- 榊 慧散文(批評 ...410-8-22
朗読会の後にセックスをする- 馬野ミキ自由詩1210-8-18
新大久保の女- はだいろ自由詩4+10-8-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67