心臓と
おなじ大きさの
ぬくもりを
いつも
探しています

手のひらに
余るぬくもりは
あったかすぎて
いろんなことに
鈍くなってしまいます

手のひらに
なんにもないと
いつのまにか
握りこぶしにな ....
立体的な画像に目を奪われ

グルグルと頭では

スプートニクが回っていた

七夕に願いをかけるなら

それはマジックで黒く染まっているでしょう

現実はいつも甘い薫りで

姿を ....
ビルの向こう沈む夕日を見送ってまた来る夜に足を踏み出す

夕暮れに金木犀の匂いたちやさしい{ルビ時間=とき}をしばし楽しむ

つかの間の光の中でかいま見た妖精の翅どこへ消えたの?

かくれ ....
ねぇ、言ってよ。今日も。

そう、私が囁くとあなたも私の耳元で

好きだよ、って囁いてくれる。

レコードをかける時、大事に大事に針を落とすように
私は大事に大事に囁く

{引用=い ....
hearken to the wind of will

曇り空の下にひろがる
見慣れた世界に雨が落ちる頃
君は花のように風に髪を梳いた

言い訳ばかり机の上に
積み上げてつまんない大人 ....
結婚してから
一人で食べるご飯が
美味しくないのです


それはただ食べるだけで
一品だけのおかずみたいに
具のないみそ汁みたいに
ジャムもバターもついていない食パンみたいに
パサパ ....
雨が降る
丘に埋められた木の実の底に
たゆたう森を燃やすために

ほつれた右目から
麦の穂がゆれる
ぼろぼろの人形をくわえて
金網をくぐる裸の猫に
背中にゆれる麦畑に

ちぎれた腕 ....
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
ぶつかった

君は少しへこんで
すぐ元にもどる
僕は角がつぶれたことを
いつまでも気にしている

君のまあるい心と
僕の角ばった心が
はず ....
 1年ほど前から詩を書き始めた55歳の弁護士です。どうせなら芸術性のある詩が投稿されているようなところで批評された方がよいかなどと傲慢にも思い、あるサイトをのぞきました。そこに投稿されている詩もレスも .... いつか一緒に死海に行こうと
あの人が言うものだから
いつかっていつだろうかと
わたしは鼻をくすぐられる

あまいあまい
ほっとみるくのにおいは
たいようのように
あたたかくて
あつく ....
詩は君にやって来るのか調息し
       静かに過ぎる絵 色彩活写


陽光にミルクカップが語りつつ
         あらゆる会話は朝に静寂


青空に空中神殿描くたび
     ....
寄 る 年 波 に 勝 て ぬ ウ゛ ェ ニ ス の 後 藤


フ リ ス ク 45 粒 分 程 度 の 運


香 る ア イ ス に 魅 せ ら れ 地 球 二 周


金 銀 そ ろ う ニ  ....
街のあらゆる隙間から
浸み出てくる泥に追われて

JR駅構内の暗がりの
打ちっ放しのコンクリート壁に
ひっそりと身を寄せる

壁に走るひびはハイウェイ
ところどころ露出した
砂利 ....
丘を走る老いたランナーの濡れた額
君は見たことがあるか
皺だらけの手に
まとわりつく子どもの手
を払いのけ
上手く駆けられるだろうか
疑問は
ランナーの背後に残されるのだ
最後に拍手
 ....
このように天空の街に風吹いて


光満ち風吹く街のラピュタなり


風強き空と一体地の街は


空の街 地の街 境いこの大空


地の街を吹き抜ける風 空の風


地の街 ....
夢の中で私たちは
幾度もくちづけを交わした
あなたの唇はいつも濡れていて
舌を入れると海の味がした
まるで水中深く落ちてゆく
立ち昇る泡が遠く遠く輪を描いて
はるかな岸辺へと


夢 ....
あなたがそばにいるだけで
まわりが海に変わる
ほんの少しだけ夜のような
ほんの少しだけミステリアスな海
このまま小さな魚になって
あなたのまわりを漂っていたい


あなたは私の梢を揺ら ....
星のひかりは

時間差の攻撃

出会ったことも

時間差の攻撃

待ち合わせ場所は

代えられるけれど

時をとめては

待つことは出来ない

だからここで

きみ ....
昼と夜が厳然と在る

昼がある
青の空は抒情を誘い
雲の流れに永遠を見た
陽光の人影の寂しさに
一人 枯野に立ち尽くし
呟きを書き留めている

夜はやって来て
黒い大地が街の灯で煌 ....
この想い

君に届けよ

恋心

淡いすっぱい

苦い切ない
いつも君の事想っているんだ
短い時間だけれど会話して
僕の瞳を見つめないでくれ
とてもガラにもなくて恥ずかしいから

僕の話しはおもしろいかい
君と会ってる時以外は何時もブルーなんだ
君 ....
お前が汚れていくのなら
俺はお前の石鹸になってやる
お前のためにどんどん身を削ってやる
消えてしまいたいなんて言うな 俺が代わりに消えてやる
お前にとって俺は泡のような存在でもかまわないけど
 ....
ぴよぴよのオカリナと
小さな鵞鳥が走り回っているけど

婚礼のご馳走は
ムルムルのムニエル
大丈夫
心配しなくていいよ

ケーキは
リンデンバウムクーヘン
衣裳には
刺繍の詩集
 ....
君想う

夜空に光る

星屑よ

君に届けと

心神願う
数十年もの間、腐れ縁の切れない幼なじみがいる
だから数十年間、年賀状を出し合っていることになる
干からびたミミズのような字で
「さかたあけおくんへ」と書いた記憶がある
親同士の付き合いも古くか ....
あ、
雨の夕刻は
アスファルト状の黒いノートにおいて
ひとつぶ、ひとつぶ、別々の
無数の濁点だ、





雨滴、
雨滴、
黒く
滲んで
広いひとつの痣として ....
サイドブレーキを引いた後も
まだ帰りたくないって君が言うから
カーステレオの音を最小限にして
くだらない事を夜通し話したね

一昨日食べたドーナツが美味しかったとか
ゼミの友達が ....
林の向こうに星が落ちた
遊びつかれたカラスが
西の方へ飛んで行った
あたりはワイン色になって
夕闇に沈んだ
遠くで一匹犬が鳴いた
町に人影がなくなった
青白い三日月がひとつ
水銀灯の上 ....
あなたに出会いたい



だまって真実だけみつめている あなたに出会いたい

玄関に かたい錠をかけたままの あなたに あいたい

あなたは だれの 姿もみようとはしないで

窓を ....
ちるりるはらら ちるりるはらら
小動物みたいに笑う
雲のように風のように溶けて流れる
そんなみんなの胸の内
涙落つる止め能はず
両の手のうえ細降る硝子の雪
肌に刺さら ....
りゅうのあくびさんのおすすめリスト(2345)
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手のひらに- 小原あき携帯写真+ ...7*09-10-15
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