見るからにヤバそうなのが キた そんなのは 見なくてもわかる プンプン臭うぜ ピンヒールの か細い 金網を張った あれは 床というべきか 屋根とでもいうべきか 足音からして 宙に響く 長い髪が 歯車の .... 黒猫は廊下に佇んで、
じっとこちらを観ている。

部屋の中にいても落ち着かない
餌をくれてもあまり食べない

探し回る 探し回る
自分の目が開く前から
抱いてくれた母親を

不 ....
隣のビルに向かって叫ぶ

レモン!

酸味を含んだ飛沫が
届くといいと思って

レモン!

屋上で
柵に手をかけて
 
レモン!

箱詰めにしたレモンを
宅急便で送ってお ....
 やさしさが舞い降りる夜には
 てのひらの温度が少しだけ
 高くなるのかもしれないね

 指の透き間から流れて行く光たちは
 零れて終わってしまうのでは無くて
 それぞれの辛い道のりを
 ....
ここに参加してから6カ月以上たちました。

当初「ゲイジツって……」という散文でいろいろ現代詩は気味悪いと書き、芸術を標榜するサイトもゲロがクソを批評しているようだと書いたら、OHさんあたりからも ....
誰にでも越すに越せない川がある

その川を越えようと試みるもよし
はなから越すことなど考えもせずに使い古しの釣竿一本
かの太公望になった気分で日がな一日

立ち枯れの葦原を渡る北風は冷たく ....
+


花が散るころにわたしは女でした。女になってしまい、
鉄鉢の中の百枚の花びらが
蝶のように羽ばたき、遠ざかるのを眺めた


+


花びらのひとひらを虫ピンで留め ....
小春日和の太陽は
一見優しく
地上に温もりを与え
散りゆく草木を
名残惜しむ
その慈しみに触れたと思い
人々は
それぞれの想いを胸に
去りゆく
季節から日常から人から
帰化して ....
{引用=夜の階段を下りて
一階はとっくに海に沈んでいったので
その、密やかな貝を避けながら
水の中につま先をいれる

どこまでも透明な
水晶を重ねて束ねて作った
深海は 魚を飲み込む
 ....
ガード下のひっそり佇む昭和の人


70年代冷戦の仄かな緊張と死


黄泉へ下った冷戦を揺り起こすな
誰も居ない街の

小さな家の壊れて音がでなくなった

ピアノの前に腰掛け

ふうっと大きな息を吐いて

埃まみれな黒のボディを見えるようにしてやった

そして音の出ない鍵盤を必死に ....
ゆうがた 河川敷でキャッチボールをする
おじさんとの日課だった
しばしば深い草むらにボールを見失う
ボールは地球の卵だからな
すぐに地球のふところに帰りたがるのさ
おじさんの口ぐせだった
 ....
心臓と
おなじ大きさの
ぬくもりを
いつも
探しています

手のひらに
余るぬくもりは
あったかすぎて
いろんなことに
鈍くなってしまいます

手のひらに
なんにもないと
いつのまにか
握りこぶしにな ....
立体的な画像に目を奪われ

グルグルと頭では

スプートニクが回っていた

七夕に願いをかけるなら

それはマジックで黒く染まっているでしょう

現実はいつも甘い薫りで

姿を ....
ビルの向こう沈む夕日を見送ってまた来る夜に足を踏み出す

夕暮れに金木犀の匂いたちやさしい{ルビ時間=とき}をしばし楽しむ

つかの間の光の中でかいま見た妖精の翅どこへ消えたの?

かくれ ....
ねぇ、言ってよ。今日も。

そう、私が囁くとあなたも私の耳元で

好きだよ、って囁いてくれる。

レコードをかける時、大事に大事に針を落とすように
私は大事に大事に囁く

{引用=い ....
hearken to the wind of will

曇り空の下にひろがる
見慣れた世界に雨が落ちる頃
君は花のように風に髪を梳いた

言い訳ばかり机の上に
積み上げてつまんない大人 ....
結婚してから
一人で食べるご飯が
美味しくないのです


それはただ食べるだけで
一品だけのおかずみたいに
具のないみそ汁みたいに
ジャムもバターもついていない食パンみたいに
パサパ ....
雨が降る
丘に埋められた木の実の底に
たゆたう森を燃やすために

ほつれた右目から
麦の穂がゆれる
ぼろぼろの人形をくわえて
金網をくぐる裸の猫に
背中にゆれる麦畑に

ちぎれた腕 ....
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
ぶつかった

君は少しへこんで
すぐ元にもどる
僕は角がつぶれたことを
いつまでも気にしている

君のまあるい心と
僕の角ばった心が
はず ....
 1年ほど前から詩を書き始めた55歳の弁護士です。どうせなら芸術性のある詩が投稿されているようなところで批評された方がよいかなどと傲慢にも思い、あるサイトをのぞきました。そこに投稿されている詩もレスも .... いつか一緒に死海に行こうと
あの人が言うものだから
いつかっていつだろうかと
わたしは鼻をくすぐられる

あまいあまい
ほっとみるくのにおいは
たいようのように
あたたかくて
あつく ....
詩は君にやって来るのか調息し
       静かに過ぎる絵 色彩活写


陽光にミルクカップが語りつつ
         あらゆる会話は朝に静寂


青空に空中神殿描くたび
     ....
寄 る 年 波 に 勝 て ぬ ウ゛ ェ ニ ス の 後 藤


フ リ ス ク 45 粒 分 程 度 の 運


香 る ア イ ス に 魅 せ ら れ 地 球 二 周


金 銀 そ ろ う ニ  ....
街のあらゆる隙間から
浸み出てくる泥に追われて

JR駅構内の暗がりの
打ちっ放しのコンクリート壁に
ひっそりと身を寄せる

壁に走るひびはハイウェイ
ところどころ露出した
砂利 ....
丘を走る老いたランナーの濡れた額
君は見たことがあるか
皺だらけの手に
まとわりつく子どもの手
を払いのけ
上手く駆けられるだろうか
疑問は
ランナーの背後に残されるのだ
最後に拍手
 ....
このように天空の街に風吹いて


光満ち風吹く街のラピュタなり


風強き空と一体地の街は


空の街 地の街 境いこの大空


地の街を吹き抜ける風 空の風


地の街 ....
夢の中で私たちは
幾度もくちづけを交わした
あなたの唇はいつも濡れていて
舌を入れると海の味がした
まるで水中深く落ちてゆく
立ち昇る泡が遠く遠く輪を描いて
はるかな岸辺へと


夢 ....
あなたがそばにいるだけで
まわりが海に変わる
ほんの少しだけ夜のような
ほんの少しだけミステリアスな海
このまま小さな魚になって
あなたのまわりを漂っていたい


あなたは私の梢を揺ら ....
星のひかりは

時間差の攻撃

出会ったことも

時間差の攻撃

待ち合わせ場所は

代えられるけれど

時をとめては

待つことは出来ない

だからここで

きみ ....
りゅうのあくびさんのおすすめリスト(2357)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
師走- 光井 新自由詩210-12-12
入院- ……とあ ...自由詩11*10-10-28
雑事のレモン- 木葉 揺自由詩810-5-22
Milky_Way- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-5-11
現代詩フォーラムに参加しての感想- ……とあ ...散文(批評 ...12*10-1-6
年越しのひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-12-29
連詩「四季」_竹中えん_夏嶋真子- 夏嶋 真 ...自由詩2809-12-26
Луна(ルナ)- ルナ自由詩809-11-24
水槽- もも う ...自由詩42*09-11-6
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時を見つめていたピアノ- こめ自由詩1409-10-16
オーロラ- yo-yo自由詩6*09-10-16
手のひらに- 小原あき携帯写真+ ...7*09-10-15
迎えに行くのは嫌いじゃないよ- こめ自由詩1709-10-14
黄昏遊戯Ⅱ- 未有花短歌10*09-9-28
レコード- くしゃみ自由詩5*09-9-8
hearken_to_the_wind_of_will- 瀬崎 虎 ...自由詩709-9-2
美味しいご飯- 小原あき自由詩5*09-8-27
ロアン- 氷水蒸流自由詩809-7-11
- nonya自由詩11*09-7-4
ゲイジツってなんだ- ……とあ ...散文(批評 ...6+*09-6-25
死海- ことこ自由詩7*09-5-23
詩は君にやって来るのか- アハウ短歌309-4-27
ウ゛ェニスの後藤- kawa川柳609-4-1
- 壮佑自由詩19*09-3-20
老いたランナー- 非在の虹自由詩209-3-1
ラピュタの風- アハウ俳句3*09-2-21
私たちは夢の中で- 石瀬琳々自由詩10*09-2-18
イマジネーション- 未有花自由詩25*09-2-17
星をささえる- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-8

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