【区別】

女と男

障害者と健常者

労働者と経営者

1×ー1とー1×1

老人と若者

貧しい者と富める者




【差別】

男と女

健常者と障害者 ....
鳥の姿の失せた空には
鳥のかたちの欠落がある

影が消え
言葉は失われても
羽ばたいてゆく記憶が
風車をまわす

失われた鳥の形の
風が舞う


私は
声を出せるだろうか
 ....
冬の空星を探して歩く君触れ合う肩にとまどう私

大切な人を静かに想うとき心の奥がほんわか{ルビ温=ぬく}い

抱き合ってキスをするたび加速する恋の温度と二人の距離と

ただ甘く咬みつくよう ....
レンアイの卵


広陵な田園に聳える高枝に レンアイの卵は産み落とされる
おさない心ほど 枝の先にあるものを見つけてしまう
大人たちは  森が隠しているレンアイの卵のことを知ろうともしない
 ....
私は十三年間
薄暗い工場の中で
機械の一部になって働いてきました
小さな子どもを連れて離婚した
若くもない女には3Kの仕事しかなかった
子どもを保育園に預けて働いた

毎日々
ベルトコ ....

うん
なんと
いうかな
そもそもが
ずれているのに
まともになるように
きまじめとかぶきように
すすもうとしているからさ
ぬけだせないままにずるずる
おと ....
かわいい皿と
小さなフォークと
まるいグラスに注がれたソーダ

ひとり暮らしの彼女の部屋には
見慣れぬ物が多すぎて
しばらくキョロキョロ

彼女はせっせと
ガトー・ショコラなるも ....
送電線 辿る旅はここが終点 架からない橋 それぞれの岸


雨雲の真下あたりの高台に 何か書く人 インクが滲む


田は潰れ 地は鎮められ 採る人もないミカンをカラスが散らかして
 ....
雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
そいつは道の真ん中に転がっていた
雨の日だった
合羽を着て自転車を漕いでいたので
私の視界は悪い
遠くから黒い物体が見えた時
壊れた黒い雨傘だと思った
もっと近づくと
黒い長靴に見えた
 ....
寒い日に「寒いね」って当たり前のこと
温かくて柔らかい吐息の色でわかっているよ

降り積もった朝の霜を踏んで
砂利道の上のキャッチボール

口遊んだいつもの歌も
溜め込みすぎて漏れ出した ....
先日
とある公共TVの討論番組を見ていました
テーマは若者、若者世代とオトナ世代の一騎打ち
スタジオに集まってあーだこーだと、進展のない議論

それはいいんだけど

びっくりしたのは学 ....
暗闇の中、老人たちは進んでいく。
右手に白杖と、左手にステンドグラスのランタンを持ちながら列をつくっていた。
夜光虫を引き連れて歩いているような、美しい列の先は遥か彼方だ。
美しさに目がくらんで ....
ビルの谷底では
夜が
空よりも少し
早く訪れるだろう

何冊かの読みかけの本の中から
数ページ角のすり切れた
ものだけを選び出し
それを
開こうかどうかと
迷ううちに
街灯の月が ....
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ....
私の記憶が確かならば
去年の今頃は猫がいました
私の膝の上に私とは正反対の
とても品のある猫がいたのです
気づいた時にはもう既に
あたり前のようにいたのです

私の記憶が確かならば
去 ....
死にたいけどジェットコースターは嫌 その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
  蛇口は しばしば朝だった
  時折それは睡蓮だったし
  無口な背の低い青年だったのだが
  腰から下を火燵にしまいこんで あなたが
  丸っきり正気をなくしているときなどは
  ....
吾輩はコネである
実力はない
コネだけで
人間どこまで通用するか
それが吾輩の生きるテーマである

おまえ、偉そうに
何を言っとんじゃ!

デヘヘ
{引用=過去の寄せ集めですが、明日からのために}


手の振りかた


{引用=賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく

白い手袋を振るみなさん
頑張ってください

 ....
 .... おまえに会いたい

誰よりもまず
おまえに会いたい

おまえのあどけない
頬に触れたい

おまえに触れてしまえば
若い女の誘いの言葉も
金銭目的の悪魔の囁きだと
綺麗サッパリ振り ....
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生

ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ....
生き恥を晒し合って空が青い ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
また新しい朝が来て
見慣れたカーテンの隙間から
初めて出会う光が射す
窓の外は少し寒そうに
木の葉が遊んでいて
足元を這う蟻はせっせと
冬の支度を急いでいるの

この部屋に引っ越してき ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
何でもなかった一日が、
特別な日になってから四年が経った。

 
君の笑顔は夏の向日葵よりも眩しくて、
卑屈だった僕の心を照らしてくれた。

僕の悲しみは悲しみでなくなり、
母なる大地 ....
土に還れない落ち葉は
一枚一枚
くっきりと形をとどめたまま
美しい標本のように
雨の舗道に貼りついて


幾度も
踏みしだかれ
やがて晴れた日の
風に
粉末となって
舞い上がる
りゅうのあくびさんのおすすめリスト(2345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
区別と差別- ichirou自由詩8+*14-3-12
鳥の影- Lucy自由詩26*14-3-7
恋する気持ち_〜Love_in_a_mist〜- 未有花短歌12*14-3-4
レンアイの卵- るるりら自由詩12+*14-3-3
【_私の履歴書_】- 泡沫恋歌自由詩36*14-2-21
詩が乳型なのは私がふざけた女だからです。- nao自由詩4+*14-2-15
ガトー・ショコラ- 千波 一 ...自由詩214-2-14
川の向こうの線路- 深水遊脚短歌5*14-2-11
不死鳥- ただのみ ...自由詩29*14-2-8
【_どこへ_いった?_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-1-29
言葉のカタチ- 中村 く ...自由詩13*14-1-14
あなたたちが作ったシステム- umineko自由詩26*14-1-13
七色硝子の国- 海鷹四季 ...自由詩314-1-13
夜を歩くという事- 塩崎みあ ...自由詩11*14-1-13
_冬静_- 小林螢太自由詩14*14-1-12
鎖骨を狙え- 左屋百色自由詩12+*14-1-5
死にたいけどジェットコースターは嫌- 北大路京 ...自由詩913-12-29
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】- 夏美かを ...自由詩25*13-12-19
朝がくるということ- 草野春心自由詩3*13-12-14
吾輩はコネである- 花形新次自由詩1013-12-12
夕焼けより、夜明けに- AB(な ...自由詩413-12-6
ハングリー・ゴールド- TAT自由詩3*13-12-1
おまえに会いたい- 花形新次自由詩813-11-29
さくら色の息吹- 夏美かを ...自由詩32*13-11-27
生き恥を晒し合って空が青い- 北大路京 ...自由詩1913-11-17
とうめいな容れ物が収集を待っている- そらの珊 ...自由詩2613-11-17
今日は誰かの誕生日- 中村 く ...自由詩5*13-11-12
distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
結婚記念日〜愛する妻へ贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*13-11-9
蝶になる日- Lucy自由詩24+*13-11-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79